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【HiFiGOレビュー】ポータブルドングルアンプ iBasso DC03 開封&クイックレビュー

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iBasso DC03

iBasso DC03

 

 

※この記事はHiFiGOから許諾を頂いて翻訳したものです。著作権はHiFiGOにあります。

元記事

 

 

ポータブルドングルアンプ iBasso DC03 開封&クイックレビュー

 数か月前、iBassoは、高く評価されているUSB Type-C DAC/AMPの「DC」シリーズの第3弾であるiBasso DC03をリリースしました。非常に有名なDC01およびDC02の後継として、強力なCS43131デュアルDACチップセット、3.5mmヘッドホン出力ポート、高出力電力、およびその他の多くの機能を備えています。紙の上では、DC03は非常に有望なデバイスのように見えますが、しかしそれは実際にDC01DC02の名声を継承するものでしょうか。今回、本日のブログでそれを見つけようと思っています。数日前に自分用のDC03のユニットを手に入れました。今日は、DC03の開封と簡単なレビューをご報告します。価格は$59です。詳細はこちらのストアページをご覧ください。

 

 

iBasso

 iBasso Audioは、オーディオ業界でよく知られているブランドです。ハイレゾデジタルオーディオプレーヤーからハイレゾUSB Type-C DAC/AMPまで幅広い製品を取り揃えています。有名な製品には、iBasso DX220iBasso DX160などの高解像度プレーヤー、iBasso IT00iBasso IT01iBasso IT04などのIEM製品といったものがあります。USB Type-C DAC/AMPに限れば、DC01は市場で最も売れているType-C DAC/AMPの1つです。

 さあ、講釈はここまでです。時間を無駄にする前に、最新のDC03がどれほど優れているかを確認しましょう。

 

iBasso DC03

 

 

iBasso DC03の特徴
  • デュアルCS43131DACチップ
  • 最大32bit/384kHzのPCMデコード
  • DSD256までのネイティブデコード
  • 超低ノイズフロア:<0.9µV
  • 出力電圧:2Vrms(300Ω)、1.61Vrms(32Ω)
  • 出力電力:80mW@32Ω
  • S/N比:127dB
  • USBType-Cインターフェース
  • 3.5mmヘッドホン出力
  • シルバーとブラックの2色でご用意しています

 

 

開梱体験

www.youtube.com

 

 iBassoDC03は非常にエレガントなパッケージで提供されます。曲がりくねった長方形の透明なプラスチックの箱に入っています。ユニット自体は、透明なフロントパネルから直接見ることができます。iBasso AudioとDC03のブランドロゴは、それぞれ上部と下部に印字されています。パッケージ内の最初のウレタンフォーム層に、DC03の本体ユニットが収納されています。この下には、ラップトップやPCでDC03を使用するためのユーザーマニュアルとUSB Type-CをUSB Type-Aへ変換するアダプターがあります。パッケージは非常にシンプルで、箱には必要なものだけが入っています。

 

 

パッケージ内容
  • iBassoDC03 USB Type-C DAC/AMP
  • USB Type-C-USB Type-Aアダプター
  • ユーザーマニュアル

 

 

技術情報

 音声信号をデコードするために、iBasso DC03には2基のCS43131DACチップを搭載したデュアルDACチップセットが搭載されています。CS43131は、CirrusLogicの次世代DAC/AMPチップであり、低電力の高性能DACと高電力のヘッドホンアンプを組み合わせて、高品質のオーディオパフォーマンスを提供します。 消費電力が少ないため、ソースデバイスからの消費電力が少なくなります。iBassoは以前、高く評価されているDX160 Androidミュージックプレーヤーにも同じCirrusLogicのCS43198 DACチップセットを実装しました。

 

 DC03は優れたデコード機能を備えています。最大32bit/384kHzのPCMと最大DSD256のDSDをネイティブにデコードできます。最大80mW@32Ω負荷の出力電力定格を備えています。50〜60Ωまでのインイヤーモニターに適しています。

 

 

ビルドクオリティ

 iBasso DC03は、非常に優れたビルド品質を備えたシンプルな外観を持つデバイスです。以前のモデルDC01とDC02はシルバーカラーでのみ入手可能でしたが、新しいDC03はかなり見栄えの良いブラックカラーでも入手可能です。チップセットを内部に収納する金属製の本体と、両端に印象的な金色のパネルがあります。本体にはiBassoDC03と32bit/384kHz、DSD256xが上部に印刷されています。DC03の一方の端には3.5mmヘッドホン出力ポートがあり、もう一方の端にはType-Cコネクタを備えた高品質の銀メッキケーブルがあります。

 

iBasso DC03

 

 iBasso DC03の全体的なビルド品質は非常に優れています。それは、ユニボディデザインで、きちんと加工されたデバイスのように思われます。

 

 

音質

 iBasso DC03は、低域と高域の両端に伸びる拡張機能を備えた非常に自然な出力を生成します。それは非常に鮮明で、より大きな音量レベルでも聞きづらさや歪みを示しません。そのサウンド出力にはバックグラウンドノイズの兆候はなく、真っ暗な背景からマイクロディテールが浮かび上がります。Moondrop Blessing 2、Kinera Nanna、iBasso IT00などのIEM、およびSennheiser HD6XXヘッドホンを使ってDC03を試しました。それらのIEMは、両端で適切に拡張されて適切に駆動されました。HD6xxは、ソースデバイスでわずか50〜60%の音量レベルで十分に大きな出力を出してくれますが、より強力なデスクトップアンプと比較すると、拡張性とステージングが不足しています。Kinera Nannaは、インピーダンス定格が64Ωの非常に要求の厳しいIEMですが、適切に駆動され、問題なく驚くほどディテールのある出力を生成します。

 

iBasso DC03

 

低域

 iBasso DC03は、深い拡張機能と強力な重低域の鳴動(ランブル)を備えた印象的なローエンドを備えています。重低域のランブルは非常に締まりが良く、満足のいくものです。ローエンドは非常にタイトでパンチがあり、パワフルな中低域スラムが音楽を引き立てます。低音は本当にうまく制御されており、私の音楽に濁りの兆候は見られません。EDMやヒップホップのようなジャンルを聴けば、力強くパンチの効いたローエンドのおかげで非常に直感的です。

 

中域

 iBasso DC03は、スムーズで音楽的な中域周波数を生成します。中域の周波数は前向きでも凹んでもいません。低域と高域の間でかなりバランスが取れているように聞こえます。男性と女性の両方のボーカルは、自然な音色で非常に鮮明で豊かに聞こえます。アコースティックギターやピアノなどの楽器は、開放感と奥行き感があります。 DC03をソースに接続してボーカルやライブパフォーマンスを聴くことは、本当に心地よい至福のひとときをもたらします。

 

高域

 DC03の高音部はかなりリッチで、滑らかで透明感があり、伸びが良いです。ディテールの再現度は、私がテストしたIEMではかなりしっかりしています。テストしたIEMはどれも、刺さりや尖りの兆候をまったく示しませんでした。高音上部は非常に自然で、暖かすぎず、明るすぎず、適切な量のディテールを生成し、過酷さを感じさせることなく適切に制御されます。チェーン内のDC03で機敏なメタルトラックを聴けば、純粋な至福のひとときです。

 

音色、音場、およびイメージング

 DC03は、周波数範囲全体で非常に自然な調性を持ち、楽器、ボーカルはすべて自然な調性と音色を持っています。出力にはまったく色付きが聞こえません。DC03は、接続されたIEMに提供する優れたクリーンパワーを備えており、非常に優れたイメージング機能を備えた非常にクリーンでワイドな音場を生成します。

 

 

総評

iBasso DC03


 USB Type-C DAC/AMPであるiBasso「DC」シリーズは、市場で最も優れたサウンドのデバイスの一部です。DC03は、その自然でディテールのあるサウンド出力でその名に恥じません。要求の厳しいヘッドホンには最適ではないかもしれませんが、IEMやイヤホンの場合は、クリーンでリッチな出力を持つ優れたオプションです。iBasso DC03の価格はわずか$59とかなり魅力的です。スマートフォンやPCの音質を向上させたい場合は、黙って手に入れてしまいましょう。

 

iBasso DC03

iBasso DC03

iBasso DC03 type-c To 3.5mm Portable Headphone Amplifier AMP

 

 

 

  • 元記事の公開日:2020/11/17
  • 著者:HiFiGO

 

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