フルDLC振動板を採用した最新のシングルDD IEM「FiiO FD3」登場

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FiiO FD3 & FD3 Pro: Latest Single DD IEMs with Full-DLC Diaphragm
Single DD IEMs have always been a love for many audio enthusiasts. Over the past few months, we have seen some brilliant single DD IEMs from many different brands including FiiO, DUNU, Shozy, and more. Today, FiiO has launched two new single-DD In-Ear monitors in their famous “FD” series, the brand-new FiiO FD3 and the FD3 Pro...

　シングルDD IEMは、常に多くのオーディオ愛好家に愛されてきました。ここ数ヶ月の間に、FiiO、DUNU、Shozyなど、様々なブランドから素晴らしいシングルDD IEMが登場しています。

　今日、FiiOは、有名な "FD "シリーズの2つの新しいシングルDDインイヤーモニター、真新しいFiiO FD3とFD3 Proを発表しました。FD3シリーズは、フルサイズのDLC振動板を採用したパワフルなパフォーマンスと、セミオープンな音響設計が特徴のインイヤーモニターです。また、音波の拡散性を高めるアコースティック・プリズム・キャビティを採用し、位相を調整することで、キャビティを通過する音波の高音域の出方を正確にコントロールしています。イヤーノズルは、どちらも交換可能なデザインを採用。パッケージには2種類のサウンドノズルが同梱されています。

FiiO FD3

　IEMセットは、FD3とFD3 Proの両モデルで同じで、異なるのは付属のケーブルです。FD3 Proには、リッツ編組構造の8本撚り152芯高純度単結晶銀メッキ銅ケーブルがバンドルされており、終端プラグの交換が可能です。FD3には、4本の120芯高純度銅ケーブルがありますが、こちらには交換可能なプラグはありません。固定式の3.5mm終端プラグを採用しています。

FiiO FD3の特徴

1.5Tの強力な磁束を持つ12mmDLCダイアフラムダイナミックドライバー
6-Series Aluminum-Magnesium Alloy Cavities（アルミニウム・マグネシウム合金製キャビティ）を採用
アコースティック・プリズム・デザイン
エアプレッシャーリリーフ技術（FiiO特許取得済み）
交換可能なイヤーノズル
純度の高いケーブル
FD3 Proケーブルの終端プラグを交換可能
標準MMCXコネクター（MMCXアシストツール同梱）
インピーダンス 32Ω
周波数特性 10Hz〜40kHz
感度：111dB@1mW
重量（1個あたり）：約7g（ケーブルを除く）

FiiO FD3

フルDLC振動板を採用した強力なダイナミックドライバー

　FD3、FD3 Proともに、フルサイズのDLC振動板を採用した12mmの大型ダイナミックドライバーユニットを搭載し、パワフルなサウンドパフォーマンスを実現しています。このドライバーは、1.5Tの強力な磁束により、振動板コイルの高速で滑らかな動きを可能にし、よりクリーンな出力を実現します。DLC（ダイヤモンドライクカーボン）振動板素材は、高解像度の透明感を持つ高品質なサウンド再生で知られています。非常に軽量で、驚異的な強度を持つDLCは、フラッグシップグレードのダイナミックドライバーの素材として最適です。鮮やかなダイナミクスと透明感のある出力を実現します。

FiiOの特許取得済みエアプレッシャーリリーフテクノロジー

　FiiO FD3とFD3 Proは、FiiOの特許技術であるエアプレッシャーリリーフ技術を採用したリアキャビティのセミオープンアコースティックデザインにより、耳の穴とカナル内の空気圧を維持します。これにより、自然な出力を実現し、長時間のリスニングに適した快適なサウンド体験を提供します。

FiiO FD3

アコースティック・プリズム・キャビティデザイン

　FiiOは、メインキャビティにアコースティックプリズムを設計しました。このアコースティックプリズムは、キャビティ内での音波の拡散を促進し、キャビティ内での音波の伝わり方を効果的にコントロールします。FD3とFD3 Proの両方で、ユーザーは卓越したサウンドパフォーマンス以外の何ものでもありません。

交換可能なイヤーノズル

　FiioがIEM「FD5」で採用した交換可能なイヤーノズルのデザインは、コミュニティで好評を博しました。「FD3」と「FD3 Pro」は、それを踏襲し、同様の交換式イヤーノズルデザインを採用しています。低音域を強調するための細径ノズルと、高音域を強調するための太径ノズルの2種類を同梱しています。

FiiO FD3

FD3とFD3 Proの違い

　「FD3」と「FD3 Pro」は、空洞の設計や構造は同じですが、両ペアの唯一の違いは付属のケーブルです。FD3には4芯120芯の高純度単結晶銅ケーブルが付属し、3.5mmの固定式端子プラグが付いています。FiiO FD3 Proには、より重量のある8芯152芯のリッツ構造銀メッキ単結晶銅ケーブルが付属し、終端プラグは交換可能です。パッケージには3.5mm SE、2.5mm Bal、4.4mm Balプラグが同梱されています。

価格と発売時期

　Fiio FD3とFD3 ProはどちらもHiFiGOでご購入いただけます。詳細はこちらでご確認ください。

コメントFiiOが一昨年来非常に優れた製品群を発表し続けていることはオーディオ界隈にいる人であれば誰でも知っています。ビルドクオリティ、パッケージクオリティの両面で、そしてなによりサウンドクオリティにおいて、FiiO製品はIEMの各価格帯で上位の位置を占めています。ここまで堅実で素晴らしい製品を定期的にリリースできるのは驚異的なことです。2021年現在、FiiOがオーディオ界のトップブランドの1つとしての地位をすでに確立したことは間違いないでしょう。
FiiO FD3/Proはどうでしょうか？こちらで公式周波数カーブが公開されています。そのサウンドはやや低域が強い若者向けのチューニングのようですが、よくバランスが取れていることが予想できます。ノズルフィルターの変化の方向性も適切で、1万円台のスタープレーヤーの一つになることは間違いなさそうです。
それにしてもデザインは非常に美しく、素晴らしいように見えます。以前は少しこなれないデザインに思えたFiiOですが、最近はデザインセンスの点でも、一流になってしまいましたね。