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【ニュース】BOSEの新作完全ワイヤレスイヤホン BOSE Earbuds 500とBOSE Noise Cancelling Earbuds 700についての非公式リーク情報。発売時期、価格について

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完全ワイヤレスイヤホン市場におけるBOSEの成功

 完全ワイヤレスイヤホンとしてはあまりにも不格好でデカすぎるデザインでありながらも、BOSEの初完全ワイヤレスイヤホン(TWS)であるSoundSport Free Wirelessは充分な商業的成功を収めました。まだ世間で「完全ワイヤレスイヤホンの音質は悪いし、音飛びが酷くて使えない」という認識が一般的だった時代に、SoundSport Free Wirelessは完全ワイヤレスイヤホンが音質の面で決して既存製品に劣らないという証明をしました。BOSE SoundSport Free Wirelessは2018年の末にSENNHEISER MOMENTUM True Wirelessが登場するまでは多くのレビュアーが音質的に完全ワイヤレスイヤホンの最高峰だと評していましたし、実際トップセールス製品であり続けました。

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アクティブノイズキャンセリング時代に突入した完全ワイヤレスイヤホン業界

 しかし時代は2020年になりました。2019年にSONY WF-1000XM3Apple AirPods Proが登場してから完全ワイヤレスイヤホン市場は新たなステージに突入しています。この時代の完全ワイヤレスイヤホン市場の最大のキーワードが「アクティブノイズキャンセリング」であることに異論がある人はいないでしょう。これら2機種は2019年を通して市場の勝利者となり、今もなお売れ続けています。

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 そして競合他社も次々とアクティブノイズキャンセリングを搭載した完全ワイヤレスイヤホンを発売しており、2万円クラスの価格帯ではアクティブノイズキャンセリングのあるなしが明暗を分けるほどになっています。こうした風潮は、最近発売されたRHA TrueConnect 2に対する失望を見ても明らかでしょう。おそらく多くの消費者はRHA TrueConnect 2を買うよりは少しお金を出してSONY WF-1000XM3が欲しいと思うはずです。TrueConnect 2と対照的に、SENNHEISER MOMENTUM True WIreless 2がアクティブノイズキャンセリングに対応して登場し、人気を博していることを見れば、ますます消費者マインドのトレンドは明らかでしょう。

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BOSEの奇妙な沈黙

 初期の完全ワイヤレスイヤホン市場におけるBOSEの成功と、アクティブノイズキャンセリング重視の現在の完全ワイヤレスイヤホン市場の趨勢を踏まえたとき、BOSEが新作を出さないのは奇妙でしかありません。

 BOSEはまさにアクティブノイズキャンセリング技術において業界をリードしてきたメーカーであり、その技術的蓄積は確かと見られているだけでなく、これまで見てきたように2018年の前半までは完全ワイヤレスイヤホン市場において勝利者と見なされてきたメーカーでした。そしてBOSEは2019年中か2020年の早い段階で新作完全ワイヤレスイヤホンを投入する予定であることを繰り返し述べてきていたのです。

 

同時に発表された新ワイヤレスヘッドホン「Noise Cancelling Headphones 700」を第1弾とし、「Bose Earbuds 500」「Noise Cancelling Earbuds 700」と合わせ、“ボーズの革新的なヘッドホン3モデル”として新たにラインナップされる予定だ。

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 しかし、そのBOSEは今、沈黙しています。

 

What HiFiが「BOSE Earbuds 500」「BOSE Noise Cancelling Earbuds 700」に関する非公式リーク情報を掲載

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、そんなBOSEの現状について、つい先日「What HiFi?」がBOSEの新作完全ワイヤレスイヤホンの非公式リーク情報を掲載したので紹介します。

www.whathifi.com

 

 記事によると、まずBOSE Earbuds 500は、元々は昨年のクリスマスにリリースされる予定でしたが、コロナウイルスのパンデミックと製品開発プロセスが長くなったために延期されました。

 「What HiFi?」はBose Earbuds 500は2020年後半のリリースが予定されており、おそらくブラックフライデーかクリスマス商戦に合わせて投入されるという見方を示しています。BOSE Noise Cancelling Earbuds 700もおそらく同時期を目処に市場に投入されると考えているようです。

 価格はBose Earbuds 500が既存のSoundSport Free Wirelessの置き換えで$200(日本円で2万円前半くらいか)を維持する一方、BOSE Noise Cancelling Earbuds 700はAirPods Proの価格との兼ね合いで登場するだろうと考えています。

 個人的にはBOSE Noise Cancelling Earbuds 700の価格はおそらく$300を超えることはなく、高くて$250あたりになると思います。私の観点では、BOSEにとっての競合はAppleというよりはSONYなので、SONY WF-1000XM3を意識して2万円台前半に収めてくるだろうと思うからです。

 

 さてしかし、2019年までと大きく異なり、すでに市場には多くのアクティブノイズキャンセリング対応の完全ワイヤレスイヤホンが溢れつつあります。パンデミックの影響でオーディオ市場自体が縮小する傾向にある中、BOSEの新作完全ワイヤレスイヤホンがどこまでの完成度で出てくるにせよ、SoundSport Free Wirelessほどのトップセールス製品になれるかは、かなり未知数です。

www.ear-phone-review.com

 

曲がり角にいるBOSE

 コロナウィルスの蔓延に伴って、オーディオブランドは多く方向転換を余儀なくされていますが、BOSEも例外ではありません。個人的にはこれからのオーディオ販売はオンラインが主流になっていくと思われますが、BOSEもいち早く既存直営の実店舗を縮小する方向に舵取りし、日本では完全に直営店が閉鎖されてなくなることになっています。

 製品投入時期の遅れは、こうした経営判断の見直しに巻き込まれて遅れている可能性もありますね。

 

ニューヨーク(CNN Business) 米音響機器大手BOSEは17日までに、オンライン通販への軸足の移行を理由に、世界の直営小売店119店を閉鎖する方針を明らかにした。

BOSEによると、閉鎖されるのは北米や欧州、日本、オーストラリアの店舗。中国やアラブ首長国連邦(UAE)、インド、一部のアジア諸国にある約130店については営業を続ける。

BOSEは閉店の理由について、顧客はオンラインで製品を購入していることから、実店舗は必要ないと説明した。

www.cnn.co.jp

 

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