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【ニュース】ダブルDAC&AMPを採用した異色のデジタルオーディオプレーヤー a&futura SE200

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Astell&Kern A&futura SE200

Astell&Kern A&futura SE200

【7月17日発売 発売日以降お届け】 A&futura SE200 Moon Silver [AK-SE200-MS]

 

 

斬新性が魅力のa&futuraシリーズ

 Astell&Kernからa&futuraシリーズの新たな機種が登場しました。その名も「a&futura SE200」。A&futuraシリーズは「圧倒的な性能で新たな音楽体験を可能にするプレミアムHi-Fiクオリティ」を提供するという謳い文句を持ち、a&normaやa&ultimaのような伝統的なAstell&Kernのデジタルオーディオプレーヤーの枠をぶち壊す哲学を持ったラインナップとされています。正直SE100は言うほど常識破りでなかった感じがありましたが、第二世代のSE200は見事に型を破ったa&futuraのコンセプトを遺憾なく感じられる機種として登場するようです。

www.iriver.jp

av.watch.impress.co.jp

news.mynavi.jp

ascii.jp

 

youtu.be

 

www.youtube.com

 

驚異のダブルDAC&AMPという発想

 a&futura SE200の最大のポイントは音質の心臓部であるDAC&AMPを2系統搭載するということです。DACにはESS系のES9068ASをデュアルで搭載、さらに旭化成のAK4499EQもシングル構成で搭載しており、この2つからDACを切り替えて使うことが出来ます。さらに、DACに合わせてそれぞれのアンプ回路が独立で構成されており、いわば1台のデジタルオーディオプレーヤーの中に2つのデジタルオーディオプレーヤーが入っているようなセットアップになっています。

 

www.youtube.com

 

 これまでもアンプ回路部分やDAC&AMPをモジュールユニット化して交換可能なデジタルオーディオプレーヤーは存在しました。しかし、それらの難点は好きな音質を楽しむためにはモジュールユニットを交換しなければいけないという面倒さにあったわけですが、SE200ではそうした交換の煩わしさなく、シームレスにDACとAMPを切り替えて、2種類のハイエンドDACの音質の違いを1台で楽しめるのです。これは面白すぎます。

 

A&futura SE200

 

SE200の技術仕様(再生時間が優秀)

 技術仕様です。正直なところバランス出力は4.4mmに対応して欲しかったですし、PCMのネイティブ出力も768kHzがなく、BluetoothコーデックではAACとLDACが省かれ、しかもBluetoothのVersionは4.2で少し古いのが気になりますが、連続再生時間は公称で14時間とAstell&KernのDAPとしては長めです。

 サイズ的にはほぼFiiO M15と変わらず、重量は少し軽い程度に収まっており、ポータビリティは優秀であると思われます。

A&futura SE200
カラー Moon Silver
記録媒体 内蔵容量 256GB (NANDフラッシュ) *システム領域含む
拡張スロット microSDカードスロット×1 (SDHC/XC 最大1TB対応 )
音楽再生 本体収録可能数 約1,560曲 (FLAC/192kHz/24bit)
約9,880曲 (FLAC/44.1kHz/16bit)
連続再生 ESS:約14時間(FLAC/44.1kHz/16bit)
AKM:約10時間(FLAC/44.1kHz/16bit) 
ファイル形式 WAV, FLAC, MP3, WMA, OGG, APE, AAC, ALAC, AIFF, DFF, DSF, MQA
サンプリングレート 8kHz ~ 384kHz ※ネイティブ
DSD64(2.8MHz/1bit) ~ DSD256(11.2MHz/1bit) ※ネイティブ
量子化ビット数 8bit ~ 32bit ※ネイティブ
ビットレート FLAC:0~8, APE:Fast~High, MP3/WMA:最大320Kbps, OGG:Up to Q10, AAC:最大320Kbps
フォルダ管理
タグ情報 ID3 V1 Tag, ID3 V2 2.0, ID3 V2 3.0
データベース管理 楽曲、アルバム、アーティスト(orアルバムアーティスト)、ジャンル、
プレイリスト、フォルダ、MQS、CD
レジューム機能
アルバムアート
歌詞表示
プレイリスト機能
再生方法 通常再生、シャッフル
リピートモード リピート、1曲リピート
イコライザー機能 ユーザーEQ(20Band:30Hz~18kHz/Gain:±5.0/Q値:0.1~4.0)
ギャップレス再生
オーディオ D/Aコンバーター ESS ES9068AS ×2(Dual DAC)
AKM AK4499EQ ×1(Single DAC)
入力端子 USB Type-C (USB 3.0) 端子(充電・データ転送・USB DAC)
出力端子 イヤホン(アンバランス)出力×2、バランス出力(2.5mm/4極)×2
USB AUDIO出力
USB AUDIO出力 PCM:最大384kHz/32bit、DSD(Dop): 最大DSD256
USB-DAC機能
AK Connect機能(DLNA)
Open APP Service機能
V-Link機能
アウトプットレベル ESS:2.0 Vrms アンバランス / 4.0 Vrms バランス (負荷無し)
AKM:3.0 Vrms アンバランス / 6.0 Vrms バランス (負荷無し)
出力インピーダンス ESS:1Ω アンバランス / 1.6Ω バランス
AKM:0.7Ω アンバランス / 1.3Ω バランス
周波数特性 [ESS]
±0.023dB アンバランス / ±0.015dB バランス (20Hz~20kHz)
±0.065dBアンバランス / ±0.10dBバランス (20Hz~70kHz)
[AKM]
±0.015dBアンバランス / ±0.010dBバランス (20Hz~20kHz)
±0.050dB アンバランス / ±0.030dBバランス (20Hz~70kHz)
S/N比 ESS:121dB アンバランス / 123dB バランス (@1kHz)
AKM:124dB アンバランス / 125dB バランス (@1kHz)
クロストーク ESS:-138dB アンバランス / -144dB バランス (@1kHz)
AKM:-138dB アンバランス / -144dB バランス (@1kHz)
THD+N ESS:0.0006% アンバランス / 0.0006% バランス (@1kHz)
AKM:0.0003% アンバランス / 0.0004% バランス (@1kHz)
IMD ESS:0.0003% アンバランス / 0.0003% バランス (800Hz:10kHz (4:1))
AKM:0.0003% アンバランス / 0.0003% バランス (800Hz:10kHz (4:1))
クロックジッター 25ps (Typ)
リファレンス
クロックジッター
200 Femto Seconds
操作 物理キー 電源(画面オン/オフ), 曲戻し, 再生/停止, 曲送り, ダイヤルボリューム
ロック機能 画面オフ時ダイヤルボリュームロック(画面上部から引き出す通知バーより設定可能)
ボリューム調節 151ステップ
Wi-Fi 規格 IEEE 802.11 b/g/n(2.4GHz)
Bluetooth バージョン 4.2
プロファイル A2DP, AVRCP
対応コーデック SBC, aptX™, aptX™ HD
対 応 O S Windows 10 (32/64bit), Mac OS X 10.7以上
CPU Octa-Core
電  源 バッテリー 内蔵リチウムポリマーバッテリー (3,700mAh / 3.8V)
オートオフ機能 オートパワーオフ(無操作時), 画面オフ(無操作時), スリープタイマー
充電方法 充電のみ(電源オフ時), 充電&再生&データ転送
充電時間 約3時間 (5V/2A) / 約2.5時間 (9V/1.67A)
USB 形状 USB Type-C (USB 3.0)
接続方式 MTP (メディアデバイス) 方式
画面 ディスプレイ 5型TFTカラーLCD (静電容量式タッチスクリーン)
解像度 HD (720 x 1280 ドット)
サイズ(W×H×D) 約76.9× 約132.2× 約15.8 (mm)
重  量 約274g
付属品 USB Type-Cケーブル, 保護シート(画面/背面)x各2, microSDカードスロットカバー, クイックスタートガイド/保証書(本体1年/付属品90日)

 

Astell&Kernが面白くなってきた

 個人的にはa&norma SR25も興味深く、Bluetoothに関してはSR15同様に相性問題などが出やすいというような話を聞きますが、完成度は確実に上がっていて、「今年のAstell&Kernはわりと面白いかも」と思っていたところです。

www.ear-phone-review.com

 

 その矢先にこの「a&futura SE200」の発表です。中華製DAPが天下を取りつつあるなか、Astell&Kernは保守的な印象を持っていたのですが、徐々に変わりつつあるようで、面白い限りです。今後の動向には期待せざるを得ません。

 

Astell&Kern A&futura SE200

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