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【カナル型イヤホン Panasonic RP-HJX20 レビュー】ドライでブーミー、深めで重い独特の重低音を好きになれるか

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Panasonic RP-HJX20

パナソニック カナル型イヤホン DTS対応 ゴールド RP-HJX20-N

 

おすすめ度*1

Panasonic RP-HJX20

ASIN

B00O1NUQA6

  やや大きめのハウジングは収まりが若干悪いところもあり、イヤーピースを選ぶ必要があるかも知れない。遮音性はそれほど高くなく、音漏れしやすい。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 イヤーピースの替えと携行ケースが付属する。ケーブルのタッチノイズはほとんどない。内部ケーブルが断線しやすいという指摘を方々で見かける。

 

Panasonic RP-HJX20

 

【2】音質

 音質傾向としてはドンシャリ。ただかなり独特のドンシャリで、全体的にドライな傾向が強く、低域が前面を支配して、中高域が遠くから聞こえるような、クセのある表現になる。個人的な意見を言えば、妙に歪んだ感じがあって不自然さが目立ち、あまり好みではない音質なので評価は辛い。おそらくDTS Headphone:Xを前提とした音作りをしているのではないかと思われるので、普通のオーディオ機器での再生は向かないのかも知れない。

 

[高音]:かなりドライ。そして遠い(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:低域に押され、やや篭もっている印象。

[低音]:膜を作る生命的な弾力があり、粘りもある。前面に押し出てくるので圧倒的に支配的。太めで厚い振動。独特な鳴り方で音自体が重力に引っ張られているような感じがあり、下方向に重い。減衰は素直(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に重苦しく、前面に重い低域、中高域はやや奥まって遠くから聞こえる独特の表現。

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。熱気と粘りのあるドラムはなかなか秀逸(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルはカサカサした印象。

 

【3】官能性

 (K)NoW_NAME「Harvest」はボーカルが息苦しめ。低域が支配的で全体的にブンブン振動している。

 ClariS「Orange」は低域に深掘り感がある。ボーカルはやや暗めで妙にエコーが利いている独特の空間表現がある。

 nano.RIPE「星の夜の脈の音の」は独特の深さと重みがある重厚な演出で、やはり振動感が強く,低域が全てを支配している。

 

【4】総評

 個人的にはちょっと肌に合わなかった。高評価のレビューも多いので期待していたが、ドライなサウンド好きな人以外に合いそうにない。あるいはDTS Headphone:Xを利用すれば違うのかも知れない。独特の空間表現も不自然さが目立って、臭みが強すぎる感じであった。

Panasonic RP-HJX20

  

パナソニック カナル型イヤホン DTS対応 ゴールド RP-HJX20-N

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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