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【ヘッドホン audio-technica ATH-AD1000X レビュー】開放感のあるすっきりした音場が魅力。音場の広さをとことん体感できる

ヘッドライン

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audio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ハイレゾ音源対応 ATH-AD1000X

 

おすすめ度*1

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ASIN

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 装着感は非常に軽い。ふわっとした柔らかい付け心地。遮音性は低い。音漏れも普通に目立つ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は6.35mm変換アダプタ。

 

【2】音質

 非常に開放的ですっきりのびやかな音質。高域の突き抜け感とのびやかさは言うまでもなく、広めの中域の精彩も細かく丁寧で、低域は弾力的で温かみがある。

 

[高音]:突き抜け感は良く、のびやかさも良好(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:広めで精彩もそこそこあるが、アタック感は若干弱い。抜けは良好。

[低音]:弾力感があって柔らかみのある音。弾ける音は爆発力もある。重みは出にくいので、全体的に軽快な音場に感じる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:広さはしっかりしており、奥行き感もあってとにかく広大。同価格帯の一般的なヘッドホンに比べるとスカスカ感はある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムの弾けは強く、ハイハットも鮮明で軽快(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルはのびやかで突き抜け感良好。

 

【3】官能性

 (K)NoW_NAME「Harvest」はややしっとりとした味わいが出ている。パーカッションに粒感があり、キラキラ感も感じられる。抜けが良すぎて密度が若干淡泊に出るところはあるものの、ボーカルは伸びやかで突き抜け感もあり、温度感も感じられる。ただ声質の味わいはかすかに暗いか。

 Yellowcard「Believe」は全体的に軽快かつやわらか。抜けが良く圧迫感が全くないので、音の輪郭を楽しめるが、少しスカスカした感じはある。全体的に淡泊で個々の音のなめらかな表面感を味わえる。

 藍井エイル「INNOCENCE」はのびやかで抜けが良く、音に滑らかさもあるのでガチャガチャする感じはない。低域は弾力と厚みが見事に両立した音で元気で力強く、爆発力があるので曲全体に推進力を加えている。

 nano.RIPE「雪の精」は楽器音の精彩をかなり味わえ、密度感も比較的しっかり。抜けが良い音で開放感があるが、ややガチャガチャした印象を受けた。ただ低域はタイトな味で音場をしっかりまとめあげているので統一感は失われない。

 

【4】総評

 非常に開放的で広い音場と柔らかくまろやかさもそこそこある音質。全体的に耳当たりが良く、軽い装着感とも相まって家でリラックスして音楽を聴くのには最適。曲によってはややスカスカしがちなところもあるものの、どこまでも抜けていくようなシームレスな音場は他のヘッドホンではなかなか味わえない。

audio-technica ATH-PRO05MK3

 

【5】このヘッドホン向きの曲

 突き抜け感を味わうならこの曲。のびやかで起伏と色彩に富んだボーカルの味わいももちろんだが、ピアノの色合いは優しいながらも精彩があって非常にきれい。

 

 空間への溶け込みが良好なボーカルと楽器音を聞いて欲しい。広い空間表現と相まってどこまでも透き通っていく音場を味わえる。これは中毒的と言って良い。まさにエアーダイナミック!

 

audio-technica エアーダイナミックシリーズ オープン型ヘッドホン ハイレゾ音源対応 ATH-AD1000X

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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