- 免責事項
- こんな人におすすめ
- EarFun Free 2の概要
- EarFun Free 2の特徴
- パッケージ
- ビルドクオリティ
- 装着サンプル
- 接続品質
- インターフェース/操作方法
- 音質
- 総評
- 【関連記事】
免責事項
- このレビューはEarFunから誠実な品質レビューを読者に伝えるために提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- ロック好き
- 深みのある低域を味わいたい
- 華やかなサウンドが好き
- 通信品質重視
- スマホでゲームをするので低遅延モードがほしい
EarFun Free 2の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「EarFun Free 2」です。
EarFun Free 2の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:7h/30h
- 防水性能:IPX7
- 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
- 技適番号:018-210105
- 価格帯:3000円~5000円
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
EarFun Free 2の特徴
aptX対応・ワイヤレス充電・低遅延モードなど、充実した機能を備えたEarFun Free 2完全ワイヤレスイヤホン
EarFun Free 2はBluetooth 5.2対応のQualcomm新世代チップ「QCC3040」を搭載、「aptX」、「TrueWireless Mirroring」、「cVc8.0ノイズキャンセリング」など先進の技術をサポートしています。
Bluetooth通信は全面的にアップデートが施され、安定した接続でご利用いただけます。
国内最大級オーディオ&ビジュアル機器アワード「VGP 2021 SUMMER」を受賞しました。「VGP2021」では、オーディオビジュアル機器の魅力を熟知した評論家と全国の有力販売店による、プロの厳正なる審査によって、“絶対買い”のプロダクトが選出されます。
- 優れたサウンド:6mm複合振動板採用のダイナミックドライバーを採用しており、透明な高音と豊かな低音を備えた優美なサウンドを提供します。
- TrueWireless Mirroring技術:スマートフォンかパソコンか、iPhoneかAndroidかに関わりなく、左右のイヤホンは送信元に同時接続します。通信が途切れにくくなるうえ、バッテリーが左右一方に偏って減ることはなくなります。
- 60 ms低遅延モード:低遅延モードをオンにすると、遅延を最小60msまで抑えることができます。ゲームや動画視聴をする際に、通常再生より少ない遅延で音声を再生可能で、より没入感のある体験を提供します。
※ただし、通信距離が短くなるため、音楽を聴く場合は、低遅延モードをオフにすることをおすすめします。 - cVc8.0ノイズキャンセリング技術:どこにいてもエコーや騒音を低減することで、とてもクリアな音声品質を提供し、より自然な双方向会話ができます。
- 最大30時間再生可能:充電ケースを使用すれば、最大30時間再生可能です。イヤホンは1回のフル充電で、最大7時間使用できます。便利なワイヤレス充電に対応します。
- IPX7防水・防汗:EarFun独自の「SweatShieldテクノロジー」により、汗や水からの侵食を徹底的に防ぐことができます。ナノコーティング技術を採用した市販の防水イヤホンは、何ヶ月使用して汗に腐食され、防水性能が維持できなくなりがちです。
パッケージ
価格帯では標準か少し上質なパッケージです。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。パッケージには以下のものが含まれています。
- EarFun Free 2本体
- 専用充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- イヤーピース(3サイズ)
- マニュアル
ビルドクオリティ
蓋のぐらつきはありません。ビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着サンプル
装着感も悪くないですね。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることはなく、その後は問題なく音楽は再生され、途切れはありません。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | ケースの蓋を開ける |
電源OFF | イヤホンをケースに収納し、蓋を閉じる |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード |
リセット方法 | ①イヤホンをケースに収納 ②両方のイヤホンをケースに収め、蓋を開けたままケース背面の設定ボタンを8秒長押し ③イヤホンのLEDランプが紫色に点灯したらリセット完了 |
曲再生/停止 | マルチファンクションボタンを2回タップ |
曲送り | 右のマルチファンクションボタンを3回タップ |
曲戻し | 左のマルチファンクションボタンを3回タップ |
音量+ | 右のマルチファンクションボタンを1回タップ |
音量- | 左のマルチファンクションボタンを1回タップ |
通話応答 | マルチファンクションボタンを2回タップ |
通話終了 | マルチファンクションボタンを2回タップ |
通話拒否 | マルチファンクションボタンを2秒長押し |
音声アシスタント機能 | 右のマルチファンクションボタンを2秒長押し |
低遅延モードON/OFF | 左のマルチファンクションボタンを2秒長押し |
音質
EarFun Free 2は重厚な低域と艶やかで派手な中高域を持つV字型のドンシャリサウンドを持っています。重厚さとギラつきの強さを共存させたパワフルでエネルギッシュなサウンドを楽しむことができ、サウンドの全体像は低域の重さと中高域の鮮明度を重視するFreeシリーズの伝統に連なっています。
以下のレビューはFiiO M15にaptX接続でつないでテストしています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A
- おすすめ度:A-
- 個人的な好み:A
EarFun Free 2は間違いなくFreeシリーズに属しています。Freeシリーズ伝統の深みのある低域と艶やかな中高域を重視する傾向を持っており、全体的なバランスを重視しながらもやや分析的なモニターライクに寄せたサウンドが楽しめます。
個人的にはメリハリがあり、構築的で音楽の骨組みがしっかりわかりやすいサウンドなので嫌いではありませんが、少し中高域が目立ちすぎるのが気になります。ときどきうるさいですね。子音もアグレッシブ過ぎる傾向があります。
音質的な特徴
美点
- 深みのある低域
- 艶やかで華やかな中高域
- 構築的
- コントラスト感に優れる
- 分析的
欠点
- とげとげしい子音
- 薄い中域
- 目立ちすぎる中高域
総評
EarFun Free 2は深みのある低域と艶やかな中高域が楽しめるドンシャリサウンドを持つ完全ワイヤレスイヤホンです。深みのあるベースと重厚なドラムキック、キレのあるスネア、エッジの立ったギターを聞かせてくれるので、個人的にはこれで聴くロックは楽しいですね。通信品質も良好で、ワイヤレス充電や低遅延のゲームモードにも対応しており、総合力は高い製品です。
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