アウトラインレビュー
intime 碧Ti3 Edition2は低域寄りの重厚なサウンドを持っており、少しゆったりしたリスニングイヤホンを求めているなら、悪くないかもしれません。とはいえ、総じて価格帯では平凡な機種です。
DORADO 2020は低域重視のサウンドシグネチャーを持っています。
EarFun Air Pro SVはかなりニュートラルに近くチューニングされており、EarFun Airシリーズの伝統に連なります。EarFun Air Pro 2に比べると、やや中域寄りというか中低域寄りになっており、高域の刺激が抑えられた代わりに、鮮明感ではやや物足りなくなって…
Edifier W820NBはニュートラルを意識したV字型のシグネチャーを持っています。ANCモードをONにすると低域が引き締まり、ややモニター的な音にシフトします。
EKSA AirJoy Plusはゲーミングヘッドセットらしく、左右の定位感を重視した、やや奥行きが強調された中域に音が集まる変形V字型のチューニングになっています。左右の方向感がかなりわかりやすくなるよう左右の耳に定位が多く分散するよう調整されており、FP…
GRADO GS2000eは中域以上でほぼ完璧にニュートラルなサウンドを持っています。低域は量的に物足りなく思うかもしれません。
Edifier X3 TO Uは中域がやや暗いV字型のほぼニュートラルなサウンドシグネチャーで非常にバランス良く調整されています。尖りや刺さりがほとんどなく、快適に聞けるリスニングモデルです。
SHURE SRH940は高域寄りのブライトニュートラルサウンドを持っており、スタジオモニターとしては優秀な性能を持っています。解像度も非常に高く、定位感に優れています。
Behringer HPM1000はホームシアターのような音場感を持ったモニターヘッドホンです。立体的で没入感の高いサウンドを提供しますが、原音忠実的ではないので、ミキシングやレコーディングモニターとしては使いづらいと思います。しかし、リスニングモデルとし…
EKSA AirJoy Proは定位感に優れており、低価格で買える優れたゲーミングヘッドホンです。さらにモニターヘッドホンとしてもかなり優秀であり、聞き心地もよいので長時間音楽を聞いても聞き疲れしにくく、リスニングヘッドセットとしても優秀です。
基本的な構造がほとんど同じせいか、JVC HA-SW01のサウンドバランスはHA-SW02とほとんど変わりません。響棒など部品点数が増えており、それが歪率や解像度などに影響を与えていると思われます。低域がHA-SW02よりも響くようで、コントラスト感の点でHA-SW01…
The House Of Marley Championのサウンドシグネチャーは重低域と中高域以上が強調された重ドンシャリで、コントラスト感が高いサウンドを提供します。
Moondrop Ariaはニュートラルを意識したスタジオチューンのイヤホンです。ただしモニターとして使うには鮮明感やマイクロディテールは悪くないにしても、構築感に欠けるため、音が柔らかく聞こえやすく、どちらかというとリスニング用途に適していますね。
Grado Hempは比較的フラットで中域を重視したサウンドシグネチャーを持っています。
ZERO AUDIO ZIRCO BASSOはその名の通り、深みのある低域を実現しており、重厚感のあるサウンドを聞かせてくれます。
Audiosense T180はバランスの良いウォームニュートラル系のフラットサウンドを実現しています。インピーダンスが高いヘッドホンアンプで鳴らすとさらに音がバランス良くなるため、クリアなモニターイヤホンとして価格を超えた優秀な性能を示します。
JVC HA-SW02はステージングが強調された奥行き感の強い変形W字型ないしV字型のサウンドを持っています。中域で響きが強調され、包まれるような空間演出がされています。高級なリスニングモデルにふさわしい、充実感が高いリッチサウンドです。
MEZE RAI SOLOは中域上部から中高域を強調したV字型のサウンドシグネチャーを持っています。少し艶を感じる印象的な音ですが、中域が少しぼんやりし、ドライでみずみずしさに欠けるところがあります。
Audiosense AQ0はニュートラルを意識しつつ、低域を持ち上げたサウンドシグネチャーになっています。低域重視とはいえ、量感的にはニュートラルラインを意識して調整されており、中域をそれほど邪魔しない水準に留められています。
Sudio E2のサウンドシグネチャーは奥行き感を重視したV字型になっています。デフォルトでは中域で奥行きが広く感じられるものの、透明度が悪く、高域に天井感もあるため、窮屈に聞こえがちで、あまりオーディオマニア受けしなさそうな音です。しかし、空間オ…
デフォルト設定のSHURE AONIC 40は中域重視の明るいサウンドシグネチャーを持っています。
OneOdio A10 2022は低域から中域下部を重視したV字型のサウンドを持っています。
CAMPFIRE AUDIO ANDROMEDA 2020はV字型のサウンドシグネチャーを持っています。ブーム感が強いので、低域が力強く聞こえるのが魅力ですが、中域はドライで少し暗いですね。
TAGO STUDIO T3-03は中域寄りのかまぼこサウンドを持っています。上位機種に当たるT3-01より低域が少なく、全体的に高域寄りになっています。
TASCAM TH-06は低域寄りのパワフルなサウンドを持っているモニターヘッドホンで、DJ向きというのも納得です。クラブの会場の熱気をリアルに再現することに重点が置かれているようですね。
Tripowin x HBB Olinaはかなりニュートラルに近いなだらかなV字型サウンドを持っています。高域はスピーカーのような前方定位感を実現するように調整されており、中域の質感はほぼ完璧に近く、構築感にも優れているため、立体感も確かです。解像度も高く、高…
QCY T17Sのサウンドシグネチャーはかなりニュートラルに近いバランスの良いサウンドを持っており、サウンドバランスは元のQCY T17より改善されています。その意味ではT17の改良版と言えます。しかし、高域で解像度はかなり劣化したために、おそらく多くの人…
Behringer HPX2000は中域中心に聞こえるかまぼこフラットのサウンドを持っているようです。中域は非常にニュートラルなため、ボーカルはきれいに聞こえますが、音場は狭いですね。開放型なのにあまり開放感のないサウンドです。
beyerdynamic Amiron Wirelessは中域を重視したかまぼこフラット系のサウンドになっています。構造的には中低域から中域下部が目立ちやすいのが気になりますね。
CPH7000は中域下部から低域を除いてハーマンターゲットOEにかなり忠実にチューニングされており、ほぼ完璧にモニタースピーカーのサウンドを再現する優れたモニターヘッドホンです。ブライトニュートラルで音楽のディテールをよく再現するため、ミキシングや…