興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。今回取り上げる製品はウッドパネルが美しいguiderayのハイブリッド型中華イヤホン「guideray GR-T20」です。
guiderayは鳴かず飛ばずのブランドで、現在V5というのがフラッグシップイヤホンのようですが、ほとんど評判を聞きませんね。
guideray GR-T20の特徴
- デザインチームによる専用デザイン――独自の音質調整技術
- 1DD+2BA 3wayクロスオーバーによるハイファイサウンド
- 天然木でユニットごとにオリジナリティがあるウッドフェイスパネル
- オーディオマニアグレードの8芯編組ケーブル
- 豪華なパッケージ
guideray GR-T20の技術仕様
- 周波数特性:20Hz~20kHz
- インピーダンス:19Ω
- 感度:100dB
- ケーブルコネクタ:0.78mm 2pin
デザインチームによる専用デザイン――独自の音質調整技術
guiderayは、イヤホン業界で前進するために、長期間にわたって研究を重ね、イヤホンの分野で有名になるために努力してきました。GR-T20は、プロフェッショナルな技術で音楽の響きをお届けします。
オリジナルウッドパネル
guideray GR-T20は樹脂シェルのフェイスパネルに天然木を使っており、ユニットごとに異なるオリジナリティを持っています。つまり、ユーザーが手に入れるユニットはその人だけのためのデザインです。
3wayクロスオーバー
guideray GR-T20は1基のダイナミックドライバーと2基のバランスドアーマチュアドライバーを搭載し、3wayクロスオーバー構造を採用して各音域に最適化されたサウンドを提供することができます。
8芯編組ケーブル
GR-T20はケーブルもイヤホンにふさわしい品質のものを厳選しました。頑丈かつ柔軟、高解像度で豊かなディテールとバランスの取れたトーンを生み出す8芯銀メッキ銅ケーブルが使われています。
豪華なパッケージ
GR-T20は廉価でありながら、顧客に満足感を与えるパッケージを提供します。美しいレザー調のキャリイングケースとシンプルでエレガントな美観を持つ外箱をご堪能下さい。
海外レビューの紹介
guideray GR-T20は、$80という販売価格を考えると、特に優れたヘッドセットです。とても音楽的で楽しく、低音と中音が素晴らしい出来栄えです。完璧にするには高音にさらなる伸びやかさが足りないだけですね。例えばKZを普段聞いているような人には素晴らしいアップグレードになり、その雰囲気と音色に感動することでしょう。とてもおすすめです。
長所:
- 素晴らしいトーンバランス
- 音色が良い
- 暖かで楽しいシグネチャー
短所:
- もう少しディテールがあってもいい
- 高音にもっと伸びが欲しい
https://www.head-fi.org/showcase/guideray-gr-t20.24566/review/24169/
GUIDRAY GR-T20は、特にスマホやMP3プレーヤーで音楽を聴き、末端の安い価格のIEMと決別し、ハイブリッドの世界に一歩を踏み出そうとする場合、アップデートとなり得る成功したIEMです。音楽的で、バランスの取れたチューニングを持ち、何よりも快適さで納得させられます。革新的なIEMではありませんが、良い値段で手に入るのであれば、お勧めできます。さらに、GR-T20は分析的な要求をしない安全なオールラウンダーでありながら、特に低音、そして選曲によっては中音に繊細さを持っています。
まとめ
ほぼ無名のハイブリッド中華イヤホンguideray GR-T20はデザインが美しく、ドライバー構成やパッケージから考えると価格もお得そうですが、一部のレビュアーの好意的な評価以外は評判がほぼ皆無です。出来が悪いわけではなさそうなので、珍しい中華イヤホンを求めている人は手を出してみるのもいいかもしれません。
【関連記事】