- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにQCYから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- 中域中心で音楽を楽しみたい
- 高域に敏感
- かっこいいデザインのイヤホンがほしい
- サイバーパンクデザインが好き
QCY G1の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「QCY G1」です。
QCY G1の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:8h/36h
- 防水性能:IPX7
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:216-210066/216-210067
- 価格帯:3000円~5000円
パッケージ
QCY G1のパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
QCY G1のビルドクオリティは価格の標準を満たします。デザインはおしゃれですね。
装着サンプル
耳への収まりもよく、装着感は良好です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと音が途切れ、接続が解除されました。
ホワイトノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す もしくは多機能ボタンを1.5秒長押し |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する もしくは多機能ボタンを長押し |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード |
曲再生 | 多機能ボタンを2回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
曲送り | 右耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
曲戻し | 左耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
通話応答/終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを1.5秒長押し |
音声アシスタント起動 | 左耳側の多機能ボタンを3回タップ |
ゲームモードON/OFF | 右耳側の多機能ボタンを3回タップ |
アプリ
QCY G1はQCYアプリに対応しており、音質とコントロールを自分好みにカスタマイズすることが可能です。さらにヘッドセットの位置情報を追跡し、ヘッドセットから音を鳴らすことで見つけやすくする検索機能はかなり便利です。
QCYアプリで可能なこと
- 音質のカスタマイズ
- コントロールのカスタマイズ
- 追跡機能
- ファームウェアアップデート
- ペアリング解除
- ファクトリーリセット
- デバイス情報の確認
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCでつないでノーマルモードでレビューします。
QCY G1は高域がやや控えめで低域から中域に寄った中域充実系のサウンドシグネチャーを持っています。中域がはっきり聞こえますが、音場が狭く、抜けが悪いので硬質でうるさく聞こえがちなところが好みを分けそうです。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:B-
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:C+
音場が狭めで中域重視で聞こえるEtymotic系のサウンドが好きなら、同様の傾向があるので悪くないと思うかもしれません。ただ、一般的にはレンジ感が不足気味で、音場が狭く聞こえやすいので、QCY T13やT17のほうがおすすめしやすいですね。
音質的な特徴
美点
- 中域への適切なフォーカス
- 硬くはっきりした音
- 透明度の高い中域
- かなり正確な質感
欠点
- 狭い音場
- ダイナミズムに欠ける
- 構築感に欠ける
- 爽快感に欠ける
- 繊細さに欠ける
- 高域の拡張性に欠ける
- 深さに欠ける
- 中域がうるさくなりやすい
総評
QCY G1は中域重視のサウンドを持っています。音場が狭いのが難点ですが、コンパクトなサウンドで音楽やゲームを楽しみたい人には悪くないでしょう。デザインもおしゃれです。ただ通信品質が少し弱めなのが気になります。
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