Victure Bluetooth4.1 MP3プレーヤー 光るタッチボタン FMラジオ HIFI高音質 16GB内蔵容量 128GB拡張可能 歩数計合金制 録音 M7X
- ポッドキャスト
- 【1】連続再生時間は長め
- 【2】外観/操作性「直感的なインターフェース」
- 【3】機能
- 【4】実際の対応ファイル形式は公式アナウンスより多い
- 【5】音質「有線でもそこそこ聴ける。ワイヤレスは標準以上」
- 【6】総評「M5Xよりミュージックプレーヤーとして洗練されている」
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ポッドキャスト
今回紹介するミュージックプレーヤーはVicture M7Xです。
以前紹介したM5Xよりは上位のモデルになり、内蔵メモリ容量など細かいスペックに変更が加えられたほか、M5Xに比べると機能が絞り込まれており、音楽再生プレーヤーとしての性格が強くなっています。
【1】連続再生時間は長め
連続再生時間のスペックはマニュアルや商品ページに書いてないので詳細は不明だが、バッテリー容量は360mAh。M5Xのバッテリー容量が460mAhだったので、ざっとM5Xの80%くらいということになります。そうするとM5Xの連続再生時間スペックから計算して、おそらくBluetoothで連続12時間、有線イヤホンでの連続再生時間36時間というくらいのスペックではないかと思われます。ワイヤレスで10時間程度持つならほぼ1日持つでしょう。
【2】外観/操作性「直感的なインターフェース」
液晶の解像度はM5Xと同じ程度で高くはなく、アルバムジャケットはそれなりにわかりますが、細かいディテールまでわかるレベルではありません。
液晶はタッチ対応ではなく、操作は全て物理インターフェースで行います。この物理インターフェースは電源ボタン以外は全てタッチパネル式になっており、反応速度はわずかに時差がありますが、それなりにレスポンスが良いです。
曲選択などでいらだつことはなく、比較的スムーズに操作できます。
しかし、M5Xの時と同じでBluetooth接続機器を選ぶときだけは機器情報の呼び出しに時間がかかるのか、レスポンスが悪いです。複数機器を登録している場合、つい違う機器を選び間違う可能性があります。個人的にはこのとき以外インターフェースレスポンスの不満はありません。
ライバルとなるAGPTek M30なんかはBluetoothのインターフェースでもたつく場面がないのでこの点やや不利かもしれませんが、M30はBluetooth接続の品質がよくないという欠点があります。こちらはBluetooth接続の品質は良いのに肝心のインターフェースがもたつき、M30は逆にインターフェースもたつかないけど接続品質は悪いという、「中華製品あるある」な中途半端さがなんとも言えません。
【3】機能
いくつかこの機器にはいくつか便利な機能が付いています。
- ボイスレコーダー機能
- FMラジオ機能
- 歩数計機能
- 画像ファイル表示機能、電子ブック閲覧機能など
一番興味深いのは1で、ボイスレコーダーとして使えます。M5Xと同様、指向性は悪く、屋外で使用しても風切り音がひどくて相当大声で話さないと聞こえない程度の録音性能ですが、室内ではそれなりに実用性があり、学生なら教室前列に座れば講義の録音くらいはできます。ただし標準容量は少ないのでボイレコ機能を使うなら、最低32GBくらいのSDCardは増設しましょう。不満点としては、録音に使うマイクは本体マイクしか使えません。高性能なマイク機能を備えたワイヤレスヘッドセットで録音できたりすると最高でしたが、基本的におまけなのでそこまで高性能を求めてはいけません。ボイレコ機能はスマホ用アプリとしても提供されており、決定的によいというわけではないですが、この機種はスマホよりコンパクトなのが利点になります。
その他の機能は個人的には実用性が低いと判断しており、興味も薄いのでこのレビューでは割愛します。amazonのカスタマーレビューなりを参照してください。
【4】実際の対応ファイル形式は公式アナウンスより多い
このプレーヤーを使う上で注意すべき最大のポイントはサポートするファイルフォーマットが少ないところ。公式で対応がアナウンスされているのは、MP3 / WAV / APE / FLAC / WMA(DRMなし)。FLACとAPEの対応は16bit44100hzまでらしく、ハイレゾ音源のファイルは再生出来ませんでした。ハイレゾ音質で再生出来なくてもハイレゾのFLACファイル自体再生可能というパターンのプレーヤーはよく存在しますが、このプレーヤーはハイレゾ音源は完全に再生不可なので、そのまま再生出来ず、適宜変換する必要があります。
一方で、対応フォーマットにないオーディオファイルも一部動作するようです。私が実際に再生を確認できたのはAACとm4aファイル。AACが使えることは大きく、Apple系のiPod / iPhone / itunesを使う人もそのまま移行できます。m4aはSONYのmoraがこの形式でダウンロード販売していますが、それもそのまま使えます。この点で迷っていた人がいましたら、全て試したわけではありませんが、数曲試した感じでは100%動作したということをお伝えします。ただ公式でサポートされていない点には留意して、あくまで参考情報、できるかは自己責任と割り切ってください。
なお、これらの公式サポート外のオーディオファイルは有線接続で聴けても、ワイヤレス接続ではm4aとAACのファイルは聴けない可能性が高いです。私がテストした範囲では、ワイヤレスにした途端にm4aとAACのファイルはスキップされました。
動画はおそらくavi形式の動画ファイルにしか対応していません。手持ちのmp4とmkvの動画を突っ込んでみましたがファイルリストに表示されもしませんでした。
【5】音質「有線でもそこそこ聴ける。ワイヤレスは標準以上」
音質はM5Xは結構音の輪郭粗いなって印象があったんですけど、この機種はだいぶ改善されているようです。AGPTeK系の音に比べると音圧低いかなって印象を受けますので、まだ有線はAGPTeK系のミュージックプレーヤーが優れている気がしますが、遜色はあまり感じません。
ただAGPTek M30あたりはぎりぎりSENNHEISER HD599を鳴らせている感じがありましたが、こちらはもうちょっと弱々しく、聴けなくはないですが、ドライブは緩い感じが目立ちます。Ω値が高い高級イヤホンやヘッドホンは露骨に持て余すかな。
ワイヤレス接続の音質は相変わらず優秀で、高級機種との音質差をあまり感じません。通信品質も比較的安定しているので、やはりVicture系はワイヤレス接続の品質の良さが美点かな。
【6】総評「M5Xよりミュージックプレーヤーとして洗練されている」
メモリー容量が多く5000円くらいのポータブルミュージックプレーヤーとしてはそれなりに魅力の高い機種です。下位機種のM5Xは多機能でしたが、少しミュージックプレイヤーとして純粋に見ると物足りない感じもあったのに対し、こちらは素直にミュージックプレイヤーとしてブラッシュアップされています。高級感も増していて、コスパは悪くない印象です。
Victure Bluetooth4.1 MP3プレーヤー 光るタッチボタン FMラジオ HIFI高音質 16GB内蔵容量 128GB拡張可能 歩数計合金制 録音 M7X
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