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【ワイヤレスイヤホン Hiyoo W8 レビュー】妙にブヨブヨした独特のブーミーな低域が好き嫌いを分けそう。ボーカルフォーカスをよく実現している音響設計は好意的に捉えられる。

Hiyoo W8

Hiyoo W8

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【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は悪くない。2台までマルチポイント対応」

おすすめ度*1

Hiyoo W8

ASIN

B07VR7ZBBQ

スペック・評価
 連続再生時間/最大再生時間 20h/-
 Bluetoothバージョン 5.0
 対応ワイヤレスコーデック SBC
 防水性能

IPX7

 音質傾向

ブーミーな低域、ボーカルフォーカスが良い、中域充実、音が太め

 ネックバンド式。ハウジングは小型で耳に良く収まり、装着感は悪くない。遮音性そこそこ。

 

 対応コーデックはSBCのみ。2台までのマルチポイントに対応し、切り替えながら使用可能。通信品質はそこそこ安定している。マルチポイント使用時はやや途切れを感じる。なおONKYO GRANBEATとは相性が最悪で、高域が露骨にカットされ、篭もった感じになり、遅延も酷くなる。

 

テスト環境

 今回のテストは既述のとおりGRANBEATが役に立たないので、Hiby R6 Pro単独で行っている。

www.ear-phone-review.com

 

【2】外観・インターフェース・付属品「連続再生時間はなかなか良い」

 付属品はイヤーピースの替え、充電ケーブル(Micro-B)、説明書。

 

 この機種の特徴としては操作インターフェースが左側にある。普通右にあるのが一般的なのでその点は斬新。

 

Hiyoo W8Hiyoo W8

 

【3】音質「独特の手応えの柔らかいブーミーな低域表現が好みを分ける。ローファイ志向」

 最近はあまり見ないブーミーさを重視した低域を持つ。しかし、その低域は、おそらく中域以上を支配しすぎないように適度に音圧を抑え、色味も抑制的な調整が加えられており、厚みの割に色味を強く色づける感じがなく、手応えも柔らかで、ブヨブヨというかポコポコというか、目立ちすぎない調整が加えている。

 個人的にはロックではちょっと黒みが足りなく、バスドラがだいぶボンボンした柔らかすぎる感じで出るのが、素直に好みではない。一方でEDMを聞いてみると、低域の広がりがほどよく、ウーファー感があるのに、色味は抑えめで中高域以上にあまり影響がないため、かなり良質に聞こえる。結構な量感がある割に音場をウォームにする感じがないのは素直な美点。締まりは全くないので、タイト系の音が好きな人には微妙なんじゃないかな。スピード感は案外悪くないけど。

 中域はボーカルフォーカスがしっかりしていて、ボーカル以上の音は抑制的。ボーカル周りの色味はやや濃いめで、薄めの低域より相対的にはっきり聞こえてくるので、バランスは取られている。音の輪郭はゆるめで全体として調和的な音場表現を持っているかな。低域はブーミーだし音が太いので、密度感重視で風通しは良くない気がするけど、圧迫感はあまりない。全体像としてはちょっと低域が太く鳴るヘッドホン的な音響を目指している雰囲気がある。そういう意味では面白い。

 人によっては露骨に篭もっているとかボーッとしているとか、ヴェ-ルが2枚も3枚もかかってるとか言いそうな機種なんで、ハイファイ至上主義的な傾向のある今の時流には乗れなそうな音だけど。個人的にはジャンルを選べば、むしろ好き。


美点
  1. ブーミーなのに色味に対しては比較的中立な低域
  2. ボーカルフォーカスは丁寧で、色味も充分に濃い
  3. 音が太く、充実感があり、マイルド
  4. ヘッドホンで聞いているかのような鳴らし方
欠点
  1. 高域は閉じていて、素直に暗い
  2. メリハリは緩く、奥行き感に欠ける
  3. 曲のジャンルや好みによってはただただブーミーなだけになる、はっきりしないのに存在感だけはある、現実感のない低域が不快になりやすい

 

[高音]:ぶっちゃけると高域はほとんどない。ロールオフは早く、高さを強調する感じがなく、明るさや清潔感に強調はない。中域の濃さをひたすら意識している(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はど直球で真ん中あたりを強調しており、ほとんど単純にボーカルフォーカスされている。中域と高域だけ見れば、完全なるかまぼこ。ボーカルは濃いが、周りの楽器音はそれより薄味で、ボーカルライン以外のメロディーは抑揚もあまりなく、もっさりしている。ボーカルフォーカスが強いのでポップスが楽しめるかと思いきや、聴いても案外つまらない。むしろ普段ドンシャリで聞いていることが多い、EDMのほうが個人的には楽しい。

[低音]:100hz~40hzまで厚みのあるかなり太い振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。厚み重視のブーミーな音だが、色味は薄く、音圧も抑えめ。そのため、存在感の割に中域以上を暖めない。ブーミーだがゆったりした感じではなく、単純に膜を張っている感覚があり、スピード感は速いほうでもないが悪くない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:かまぼこっぽい中域を厚みのあるブーミーな低域が支えている、少し下ぶくれな音空間を持っている。中域以上では奥行き感は抑制的で平面的な音に感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは一言で言うと柔らかブーミー系。タムはゆるめでもっさりしており、バスドラムはキックがボンボンしている。ボスンボスンといった感じ。個人的にはもっと黒みと重みがないとロックを感じない。ハイハットもゆるい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男声ボーカルはほどよく温かめで生々しく、女声ボーカルもふくとか系。ボーカルはどちらも充分に濃く、フォーカスは良い。

 

【4】官能性「こういう音でEDMを聴くのは好き」

Snail's House「Cinnamon」

【Hiby R6 Proで鑑賞】ブーミーで量感が非常に良いのに、音圧は濃さは控えめで、透明感のある低域が素直に心地よい。フロアを強調する感じでもないので、感覚的にはちょっと非現実的にも思える。中域も音が太くて充実感があるが、圧迫感なく聴けるマイルドサウンドになっている。不思議とずっと聴いていられる魅力がある。個人的にはすっごく好きだけど、これは好き嫌いありそうで、おすすめとも言いづらい。機会があれば聴いてみてほしいことは確か。

 


Love Magic

 

Matt Bianco「Sunshine Day」

【Hiby R6 Proで鑑賞】ラテンダンス曲。このイヤホンで聴くと床面のリズムが面白く、ウーファー感がかなり感じられるのに色味はかなり透明というね。そのおかげで中域以上がかなり開けているんだけど、その中域以上は基本的にかまぼこだから、音も厚みがあって熱気が感じられる。自然なウォーム感があり、低域は支配的でも濃くもないのに床面をきれいに感じさせてくれるのがやはり秀逸。

 


WORLD GO ROUND

 

Rasmus Faber「雨 feat. 中島愛」

【Hiby R6 Proで鑑賞】この曲でもブーミーなのに透明な低域が妙に新鮮で、個人的には惹きつけられる。中域以上は少し厚みを出して濃厚に聴かせてくるが、低域の透明感のせいか、太い音なのに圧迫感はほとんどない。ボーカルは厚みがあって、吐息重視のセクシーさを押しだした声色になっており、これもまたなかなか好み。中島愛はアイドルっぽい声のはずなのに、アイドルっぽさがあまりなく、成熟した情緒を感じさせてくれる。

 


ウィ・ラフ・ウィ・ダンス・ウィ・クライ 【CD+DVD】【初回限定】

 

ナナヲアカリ「オトナのピーターパン」

【Hiby R6 Proで鑑賞】この曲大好きなんだけど、このイヤホンで聴くと透明な低域のブーミーさが心地よくて、妙にボーカルフォーカスしてかまぼこっぽい中域の、気怠い感じが意外にマッチしているっていうね。普段もっとはっきりさせた感じで聴いてたけど、この透明でだるい感じ、これはいいなぁ。おすすめしないけど、個人的にはすごく楽しい。まあこういう曲を気怠く聴くのが好きってあたりに、自分がいかにコミュ障で根暗かってことを知るっていうね。笑える。

 


しあわせシンドローム(初回生産限定盤)(DVD付)(特典なし)

 

【5】総評「通信に相性問題もあるみたいだし、おすすめはしません。個人的には気に入ったけど、おすすめしません。おすすめしませんよー、これは!」

 傾向としては明らかにローファイな音なんで、流行には逆行してるかな。まあ迂闊に「この音イイよね」なんて言ったら馬鹿にされそうなくらい、感心しないボロクソな音です。しかし、個人的にはハマったね。通信安定性もつなげる相手によっては優れているとは言えないし、万能系の音じゃなくて、明らかにマニアっぽい音なんで、とてもおすすめできません。でも、これ面白いなぁ。そして、この音が好きな人は絶対いるね。この変な音が好きな人と語り合ってみたいね。これで何聴いてんの?みたいなね。

 個人的には楽しいけど、音の評価は低いんで、「おすすめ度」は低めです。

 

Hiyoo W8

Hiyoo W8

【令和進化版 最大20時間連続再生】Bluetooth イヤホン スポーツ ワイヤレス イヤホン IPX7防水 マグネット搭載 Hi-Fi高音質 最新bluetooth 5.0+EDR搭載 AAC対応 CVC8.0ノイズキャンセリング ブルートゥース イヤホン マイク付き ハンズフリー通話 自動ペアリング 音量調節 二台接続可能 Siri対応 PSE&技適認証済 iPhone/ipad/Android対応

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。