興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。今回の製品はNokiaのエントリーコンパクトモデル完全ワイヤレスイヤホン「Nokia TWS-411」です。価格は約3,800円になります。
Nokia TWS-411の特徴
- とにかく手軽でコンパクト
- シンプルで迷わない使い勝手
- コンパクトなのに10mm大口径ドライバーの迫力サウンド
- イヤホン単体で9時間、22時間のバッテリー駆動が可能
- ゲーマー向けに超低遅延を実現
- ワイヤレス充電も可能(オプション)
ワイヤレス充電対応モデルもある
Nokia TWS-411には派生型のNokia TWS-411Wがあり、そちらはケースがワイヤレス充電に対応しているようです。
手軽な使い勝手、すぐに接続
Nokia TWS-411はオートペアリングにより、充電ケースから出すだけで自動的にペアリングモードに移行します。お使いのデバイスのBluetooth設定画面で「Nokia TWS-411」を選ぶだけですぐに接続が完了します。
小型・低価格にも関わらず、パワフルな大口径ドライバー搭載
Nokia TWS-411は小型で5000円以下という価格ながら、パワフルな10mm大口径ドライバーを搭載しています。一般的な完全ワイヤレスイヤホンは6mm口径が多いので、これは比較的珍しいと言えます。
大口径ドライバーは低域再生能力で優れていると言われています。
低遅延を実現するゲーミングモード搭載
Nokia TWS-411はスマホでゲームを楽しむ人にも没入感の高いゲーム内効果音を提供できるよう低遅延のゲーミングモードを搭載しています。
連続9時間、最大22時間の超ロングバッテリー
完全ワイヤレスイヤホンの課題の一つはバッテリー駆動であるために音楽の再生時間に限界があることです。それでも最近の完全ワイヤレスイヤホンは再生時間が伸びているので、通勤通学では十分な時間音楽を聞けます。ただ、飛行機を使った旅行、長距離サイクリングなど長時間の移動をカバーするには物足りません。
しかし、Nokia TWS-411はイヤホン単体で9時間のバッテリー駆動を約束し、完全ワイヤレスイヤホンにつきものの時間的なしがらみから、リスナーをかなり自由にしてくれます。
安定した接続を実現するデュアル・チャンネル転送
Nokia TWS-411は両耳のイヤホンに同時にワイヤレス・オーディオ通信を行う、「デュアル・チャンネル転送」方式を採用しています。これにより、「マスター・スレーブ転送」(片方のイヤホンが通信を受け取り、もう片方に分配する)方式より通信の安定性が高まっています。
コントロール
Nokia TWS-411はイヤホン側でのボリュームコントロールはサポートされていないようですが、ほぼほぼ必要なコントロールは揃っているようですね。
技術仕様
表にありませんが、対応コーデックはAAC/SBCです。
まとめ
かつて携帯電話の世界的メーカーだったNokiaは、現在は通信機器メーカーとして変貌を遂げています。そのNokiaは完全ワイヤレスイヤホンでもかなり製品を展開いていますが、Nokia TWS-411はそのエントリークラスイヤホンです。
Nokiaはフィンランドの企業なので、一応北欧系ブランドとして扱って良いと思われますが、エントリー価格の製品でありながら、再生時間やワイヤレス充電など機能性を重視しているところは北欧系ブランドらしさが出ていますね。
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