QOAのシングルダイナミックドライバーイヤホン「QOA Affinity」の海外レビューをまとめて紹介します。
QoA Affinityの特徴
- 片側10mmの大型ダイナミックドライバーを搭載
- チタンコートされたPENダイアフラム
- D.L.R.C(Dual Layered Resonance Control)を採用
- ステンレス製HF音響管の採用
- 高精度DLP 3Dプリントイヤーキャビティ
- UV樹脂イヤーキャビティ素材
- スムーズで透明感のあるサウンドチューニング
- 高純度の銀メッキ銅ケーブル
QoA Affinityの技術仕様
- ドライバーサイズ:10mm
- インピーダンス:22Ω
- 感度:99dB
- アダプタ:2pin 0.78mm
- 終端プラグ:3.5mm
独自のD.L.R.C.システムとステンレス製HF音響管
QOAは、Affinityイヤーシェルの音響構造を、ステンレス製のHF音響管をイヤーノズルに使用して設計しました。D.L.R.C(Dual Layered Resonance Control)システムと呼ばれるこのシステムでは、ドライバーユニットからの音信号が、このステンレス製の音響管を介してイヤーノズルに直接送られます。D.L.R.C.システムにより、音全体がより自然な形になり、歪みも少なくなります。
海外レビューの紹介
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QOA Affinityは、全体的な音の特徴に関しては、少しがっかりさせられます。$99のIEMとしては、深みと低音に優れていますが、私にとってはそこが限界です。デザインと使い心地は申し分ないのですが、音質が悪く、特に高音域が厳しいです。Queen of Audioは、これよりも手頃な価格のIEM、Vesperを提供しています。全体的に良い資質を持っていますが、Queen of Audioの標準には達していません。
長所:
- 深みのあるイメージング
- 高級感のあるデザイン
- 重低域が良い
- 豊富な付属イヤーチップ
- 価格
短所:
- 弱い中音域
- 高音域がきつい
- 狭窄した音場
Affinityは少し残念と言わざるを得ません。KineraとQoAのラインナップをほぼ全部試した者として、その実力は十分承知しています。QoAの技術が新しいものであることを考えると、今回はこのままにしておきます。中域上部をトーンダウンし、ローエンドをブーストしたAffinityは、素晴らしいIEMになり得たと思います。ドライバーの品質とDual Layered Resonanceコントロール技術は興味深く、能力がありそうですが、チューニングがそれを妨げています。ニュートラルなサウンドと薄めの中域が好きな方にはAffinityをお勧めしますが、よりバランスのとれたサウンドのIEMをお探しの方にはAdonisやVesperの方がいいかもしれませんね。
https://earphonaticsaudior.wixsite.com/reviews/post/qoa-affinity
まとめ
QOA Affinityのレビューは多くありません。そして、数少ないレビューを見てもあまり出来が良いように感じられませんね。同じ価格帯ならVesperのほうが良いかもしれません。あまり売れていない気がします。
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