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【ハイレゾ対応ヘッドホン 1more H1707 レビュー】清潔感のある高域とかなり持ち上げられる低音。ドンシャリの王道を行く。コスパは良い

ヘッドライン

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1more H1707

1MORE トリプルドライバー オーバーイヤー ヘッドホン Hi-Res イヤホン 密閉型 折り畳み式 ゲーム用イヤホン 高音質 ステレオ Hi-Fiサウンド ヘッドセット 着用しやすい TV/Computer/Tablet/iPhone/Androidなどに対応 H1707 (ゴールド)

 

おすすめ度*1

1more H1707

ASIN

B01N2VJRY0

 ゴツイ見た目の割りに意外と軽量なヘッドホン。装着感はかなりきつめで側圧が強いので注意。

 オープン型っぽい外観だが実際は密閉型。遮音性はそこそこ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はOFCケーブル、オーディオ変換アダプタ、キャリングケース、説明書。

 

1more H17071more H1707

 

【2】音質

 3ドライバー搭載のモデルで、音質的には清潔感のある高域とかなり目立つ低域音が特徴。低域音は前面にでやすく思うが、ブーミーにのしかかってくる感じではなく、比較的タイトさのある音で、個人的には好み。低域は出始めにはやや音が荒れた感じでブーミーな印象があったが、しばらくバーンインすると落ち着く。かなり深みのある部分で振動感も感じられるので、ウーファー感も味わわせてくれる。高域は煌めき感はそれほど強くなく、色彩は若干落ち着いている。中域はやや奥まる傾向を感じる。総じて王道的なドンシャリという表現が落ち着く。

 海外のレビューでは価格の近いaudio-technica ATH-M50xとよく比較されるが、ATH-M50xよりウォームで鮮烈さに欠ける音というのが一般的な下馬評である。

 

[高音]:清潔感のある音で素直に突き抜ける。シャリ感は若干出る(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はやや奥まるように感じるが、ピアノの音色や、太めに出る、温もり感のある弦楽の精彩はよく、色彩感には秀でている印象。

[低音]:低域はかなり前面に出るが、タイトで中高域を邪魔しない。さらに重低音にはかなり明確なウーファー感がある。躍動感には少し欠けるのでもっさりしやすい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:重低音のウーファーが響く低域の深淵から、突き抜ける高い高域まで比較的広く、奥行き感もある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:地鳴り感と重厚感は出て、全体的に重いドラム音。シンバルはややおとなしく思える。全体的に重厚味が出やすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルの分離は悪くない。高域の清潔感も楽しみやすい。

 

【3】官能性

 Aimer「六等星の夜」は重厚感が出て個人的によい印象。ピアノのトーンも落ち着いた厚みを感じさせる。やや暖かく、そしてドライに感じられるボーカルは高域で、すっと突き抜けて消えて、余韻を感じさせる。

 ONE OK ROCK「thousand miles」は若干シャリシャリするところもあるが、高域の清潔感と弦楽の温かな色彩感、ピアノのほどよい厚みのある旋律は悪くない。この曲は重低音というような重たい音がないので、その分、意外と素性の良いこのヘッドホンの中高域を楽しみやすい。

 高田梢枝「メダカが見た虹」のような曲もよい。ベースに重厚な温もり感があり、耳当たりの良いまろやかな暖色の楽器音と清潔に空間へ伸びるボーカルもこの曲に合う。

 

【4】総評

 最近すごく安くなっているこのヘッドホン。コスパ的にお得感がハンパない。元々2万円台半ばくらいでもかなりのコスパと国内外で言われてたが、現在は1万円台ないし1万円ちょうどくらいでも場合によって入手可能ということで、実際気になっていたこの機種を激安で手に入れた。装着感は側圧強すぎて、正直よくなく、明らかなマイナスポイントだが、音質は2万円クラスとしてもかなり個性的かつ実力派で、1万円台で手に入るなら超お得。海外のamazonでは売り切れも出始めており、品薄になりつつある。気になっていた人は、ほぼ底値圏にある今が入手のチャンスといえる。

1more H1707

 

【5】このヘッドホン向きの曲 

 中域の温かみのあるギター音と重厚な低音ドラムとベースがこの曲には合う。ややもっさりした感じではあるが、ボーカルは高域で浮かび上がるように声量に聞こえるので、中毒性はなかなかに高い。(nano.RIPE「月花」)

 

 重厚感のある低域と、やや太めのウォームな中域表現はこの曲も迫力のある形で聴かせてくれる。

 

 厚みのある弦楽表現や精彩のあるピアノ音はアコースティックな曲で真価を発揮しやすい。この曲も個人的に満足度が高かった。(大貫妙子「金色の翼」)

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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