興味の赴くままにオーディオ製品を取り上げる「物欲探訪」。今回はS.M.S.Lから発売されている最新のクラスDアンプ「S.M.S.L AO200」です。
S.M.S.L AO200の特徴
- 深みのあるパンチの効いた低音に理想的
- AO200のアンプステージの心臓部には、2つのInfineon社製MA12070クラスDアンプチップを採用
- BT 5.0規格により、10mの距離で高速かつ安定した伝送が可能です
- AO200の回路には高品位な部品を採用
- 最適化された電源段
S.M.S.L AO200の技術仕様
- 入力端子
- 1x バランスステレオXLR
- 1x シングルエンドステレオRCA
- Bluetooth 5.0
- 1x USB-A
- 出力:スピーカー端子、1x サブウーファー (RCA)
- THD+N:>0.003%
- S/N比:110dB
- チャンネルセパレーション:98dB
- 入力感度:280mV
- 入力インピーダンス:47kΩ
- 出力電力
- 2x 150W @ 2Ω
- 2x 90W @ 4Ω
- 2x 50W @ 8Ω
バランス&シングルエンド
あらゆるオーディオシステムと融合し、あらゆるニーズに対応するために、SMSL AO200は2つの入力を備えています。RCAのアンバランス入力とXLRのバランス入力です。各コネクターには金メッキを施し、優れた導電性と耐久性を確保しています。
サブウーファー出力
AO200では、RCAコネクタからの出力により、2.1chオーディオシステムを構築することが可能です。重厚でパンチの効いた低音に最適です。
Infineon MA12070
AO200のアンプステージの心臓部には、InfineonのMA12070クラスDアンプチップを2基搭載しています。これにより、92%という高い効率と低消費電力、そしてもちろん豊かなサウンドを実現しました。これらのチップは、従来のD級アーキテクチャとは全く異なる、新しいMERUSアーキテクチャを採用しています。各ハーフブリッジは、4つのMOSFET(M1-M4)とその間のコンデンサを追加電源レールとして使用し、出力ノードに3レベルの出力信号を生成します。
Bluetooth 5.0
AO200はBluetooth 5.0レシーバーを搭載しており、例えばスマートフォンから直接、離れた場所にある音楽を放送することができます。5.0規格は、10mの距離で高速かつ安定した伝送を実現します。
ハイエンドコンポーネント
AO200の回路には、最高のパフォーマンスを実現するために高品質な部品を使用しています。特に精密で低歪みのNJW1194ボリュームコントローラー、EOP1678 AOP、EROコンデンサーや低ノイズのMELF抵抗などが見受けられます。
最適化された電源ステージ
電源部も負けておりません・瞬時出力300Wのカスタム設計電源モジュールを採用しています。これにより、干渉の影響を効率よく抑えながら、美しいダイナミズムを実現しています。そのために、特にリーク量の少ない大型トランスと、2段階の入力フィルタリングを採用しています。
価格と販売時期
S.M.S.L AO200は¥31,000($279)でamazonやLinsoulなどで販売開始されています。
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