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【コラム】いよいよ日本本格進出する注目ブランド「Baseus」。彼らが他の中国系ブランドと一線を画す理由

ヘッドライン

Baseus

 

 Baseusについて私が興味を持ったのは、彼らの製品である「Baseus Simu S1 Pro」のレビュー依頼を受けたからです。

 そのSimu S1 Proの外観品質などが予想以上に高かったので、かなり驚かされました。それは明らかにSoundPEATSQCYを上回っており、サウンドデザインの仕方を考えても、ルーキーの新興ブランドという感じではなく、成熟した品質を感じました。

www.ear-phone-review.com

 

 そこで私はBaseusに個人的な興味を持ち、ネット上で調べ、担当者にBaseusが何者であり、何を考え、今日本に進出するのかを半ば直撃気味に聴いたので、この記事で紹介したいと思います。

 

新たに日本進出する中国のリーディングブランド「Baseus」

 日本ではあまり有名ではないBaseusですが、ガジェットブランドとしては世界的に有名で、AUKEYやANKER、Mpowなどに匹敵します。

 Baseus自身のコーポレートサイトによれば、2020年8月時点で世界の180カ国以上に商流を持ち、全世界で600店舗以上のリアルストア、400店舗以上の旗艦店を持ち、しかも2022年までには旗艦店を全世界1000店舗規模に拡大する目標を掲げている、メガブランドです。

 

 

技術開発力と品質管理能力の向上に邁進

 Baseusは、イノベーション能力に加えて、技術力と品質力にも力を入れていることを力説しています。様々な分野の優れた技術パートナーを求め、より競争力のある製品を共同開発するとともに、独自の品質管理体制の向上に努めてきました。

 2019年には、35人のプロの品質エンジニアが技術サポートを行う「Baseusラボラトリー」を設立し、Baseusのすべての製品は、市場に出荷される前に、Baseusラボでの検査を経て、さまざまなアプリケーション環境で安定して優れた性能を維持できるように品質管理されます。

 さらに、世界のあらゆる地域で製品を販売できるようにするために、世界のあらゆる国で製品の品質が試験に合格することを保証する目的で、さまざまな国でさまざまな製品の現地認証を受けています。

 

他ブランドとは一線を画す顧客優先主義

 Baseusの企業ポリシーは「Base On Use(実用に基礎を置き)」「Base On User(顧客に寄り添う)」です。中国系ブランドに限らず、この手の顧客第一主義を掲げるブランドは多いですが、彼らの顧客主義は他とは一線を画します。

 

「リアル店舗重視」

 Baseusが他のガジェット系ブランドと決定的に異なる点は、リアル店舗展開を重視してきたことです。ネット通販の成長に合わせて、オンラインマーケティングだけに頼って成長してきた他の中華系ブランドとBaseusは、この点が違います。

 彼らはオンライン以上にオフラインで培われる顧客とのリアルな信頼関係と体験型ショッピングを重視しており、実際、彼らのオフライン戦略は功を奏して、時代に逆行するかのような手法で彼らは顧客の支持を集めています。

 

 Baseusはオンラインショッピングの爆発的な有効性は認めつつも、オンラインマーケティングに依存する弊害も熟知しているようです。

 SNSなどでの集客に頼るオンラインマーケティングへの依存率が高い企業は、顧客を欺くような偽レビューやステルスマーケティングを生み出すかもしれない構造的な脆弱性を持っています。それは顧客に不利益をもたらすかもしれません。

 Baseusはこうしたマーケティング手法と製品の品質とは関係ないことを知っており、こうした手法に頼るライバルブランドの品質の良さも認めていますが、一方で、他社のオンラインマーケティング手法に追随することなく、リアル空間での顧客との信頼関係構築のチャンネルを大切にし、オフラインでの出店戦略を重視してきました。

 

 

 Baseusの旗艦店には顧客をサポートするアドバイザリーサービスも設けられており、Baseusが購入前のユーザーが適切な商品を選択できる環境づくりに配慮していることがわかります。

 

 現状で日本にリアル店舗を展開できるかはコロナの影響などもあり、未知数だそうですが、まずは海外でも評判が高く、コストパフォーマンスに優れた製品を投入し、体験プログラムなども整備することで日本のユーザーの間での知名度と、エクスペリエンスの向上をはかっていきたいと述べていました。

 

 それによって日本の顧客に十分受け入れられれば、積極的な展開ができると考えているようです。彼らは将来的にはユーザー体験を向上させるために、日本でも実店舗が必要になるだろうという見解を示しました。

 

オンライン市場に一石を投じられるか

 受け取ったSimu S1 Proの品質が思ったより良いことに驚き、またネットでリアル店舗を全世界に展開していることを知ってさらに驚いた私は、Baseusの担当者と話し込んで彼らの哲学を知って、ますます驚かされました。

 

 Baseusはオンライン市場の魅力を十分に理解しながら、その裏側にある問題点をも熟知し、憂慮しており、単なる品質向上だけにとどまらない、業界全体を見据えた、顧客が安心して購入できる信頼性と安全性のあるマーケットの構築が大事であるという顧客視点を持っているブランドであることがわかりました。

 驚いたのはBaseusの担当者は自分たちのブランドの製品に自信を持ちつつも、他ブランドの品質の良さも理解しており、決して自分たちの製品が最善であるとか最高であるとかいうことを顧客に強要する気持ちがないことです。

 むしろ彼らは顧客が安全に買い物できる環境整備に意を砕いており、彼らが第一に求めているのは顧客の間での評判というよりは、むしろ顧客の安全と信頼であると言えそうです。評判はあとからついてくるだろうことを、彼らはこれまでのマーケティングで学んだのでしょう。

 Baseusは品質をつねに向上し続ける努力を怠りなく、そして業界のリーダーカンパニーであり続けたいと願いながら、一方で、けっして顧客に何かを無理強いしたりしない、顧客視点を忘れない販売姿勢を貫こうとしている律儀なブランドに見えます。

 

 Baseusのような、異色の中国ブランドが日本にやって来ることは個人的には大変興味深く、頼もしく思え、彼らの日本進出がオンライン市場のあり方に一石を投じることになるのかは目が離せないところです。

 

 

Baseusについて

2011年にCUによって設立されたBaseusは、研究開発、設計、生産、販売を統合したShenzhen Baseus Technology Co., Limitedの家電ブランドです。Baseusは、ブランドスローガンである "Base on user "を簡略化したもので、このスローガンは、ブランドがユーザーの視点で考えることを主張し、製品が高い審美性と実用的な価値を持って設計されていることを表しています。
Baseusは10年の成長を経て、中国の家電業界をリードする企業へと成長しました。Baseusは常にデザインの革新と実用的な美学というデザイン哲学を堅持し、新技術と環境に優しい素材に焦点を当て、製品にファッション要素を取り入れ、Baseusスタイルの製品を生み出してきました。

 

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