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【中華イヤホン Moondrop Starfield ファーストインプレッション】ハーマンターゲットカーブが実現した透明感と高さのある開放的な音場表現

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月に一度開催される常識破りの大激安セール

Moondrop Starfield

Moondrop Starfield

MoonDrop Starfield Carbon Nanotube Diaphragm Dynamic Earphone

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「耳への収まりは良好」

ASIN
B083QFMMHJ
スペック・評価
再生周波数帯域 10~36000Hz
インピーダンス 32Ω
感度 122dB
ドライバー

ダイナミック型

 やや大きめのハウジングデザインですが、耳への収まりは良好です。金属製の頑丈な筐体ですが、軽量で遮音性は悪くありません。

 

テスト環境

 今回のファーストインプレッションのテストはFiiO M15を使って行っています。

www.ear-phone-review.com

 

【2】外観・インターフェース・付属品「ビルドクオリティは充分に高級感あり。2pinリケーブル可能」

 付属品はイヤーピースの替え、ピンセット、キャリイングケース、説明書などです。ケーブル端子は2pinです。

 付属品や工作精度についての詳細はHiFiGOのレビューで詳しく触れられているので参考にして下さい。

www.ear-phone-review.com

 

Moondrop StarfieldMoondrop Starfield

Moondrop StarfieldMoondrop Starfield

Moondrop Starfield

 

【3】音質「暖かい低域プレゼンテーションで安定感のある中で、適度に濃厚感を出しつつ見通しの良いサウンドを実現している」

周波数特性イメージ(試験運用中)

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※周波数特性イメージはあくまでレビューの便宜上、個人的に周波数分布のだいたいのイメージを掴むための参考情報で、測定方法も測定されたデータも非常にアバウトで厳密な信頼性や正確性に欠けます*1

 

ファーストインプレッション

 今回は標準イヤピの中で、シリコンのLサイズを使ってファーストインプレッションを確認します。

 

スマホで充分に鳴らせます

 インピーダンスが32Ωとスマホで鳴らすには些か高めですが、感度が高いので充分にスマホで鳴らせます。手持ちのGalaxy A30でテストしましたが、不足感はありませんでした。

 

温かみのある床面と落ち着きがあり、ディテールを重視した高域表現、優れた音場と立体感(savage genius「光の行方」)

光の行方

光の行方

 Starfieldの温かみのある低域は中域に安定感をもたらしており、高域の明るさとの配分もよく考えられているので、ボーカルに自然な実体感を持たせたまま、よくスポットライトを当てて聴かせてくれます。

 savage genius「光の行方」を聴いてみます。アコースティックなサウンドとロック要素が組み合わされている曲です。

 第一印象では解像度は価格帯では良いというほどではなく、普通のように思えます。弦楽は少し派手に思えますが、ハイハットはそれほど派手ではなく、楽器音に輪郭の強調もあまりなく、解像感が意識させられる感じはありません。奥行きは丁寧で、左右の幅も広いように思われますが、低域もタッチが少し柔らかく思え、押し込んでくる感じではありません。エレキギターサウンドなんかは穏和なので緩く、場合によってはややぼんやりして感じられるくらいです。

 

 日本での販売価格がほとんど同じくらいになっているNF Audio NA1と比べると、より音像がくっきりして感じられるのはNA1の方でしょう。全体的に音の輪郭がはっきりしており、手がかりも多く、音場はStarfieldよりやや狭いかもしれませんが、万能なモニター的な雰囲気で上から下までよく聴かせてくれます。

www.ear-phone-review.com

 

 Starfiledの音は中域でより広く、NA1の音がくっきりする感じとは異なり、むしろ空間がすっきり見渡せる印象を受けます。楽器音は空間に広く配置され、ボーカル周りは非常によく整理されています。弦楽やボーカルの伸びとハイハットの粒立ちには強調があり、この曲の立体的な雰囲気をよく出してくれます。とくにハイハットは輝きは強くなく、清潔ながら粒立ちはかなり細かくはっきりと聞こえます。

 高域はかなり伸びますが、しかしシャープに細る感じはあまりありません。低域が充分暖かみとボディを提供していて、音に実体感があり、とげとげしくなりません。ボーカルも子音が露骨に目立たず、息の伸びも自然です。ナチュラルなボーカル表現が好きならきっと気に入るはずです。

 

 この曲を聴いた印象では、ややアコースティック向きな雰囲気に思えます。少なくともエレキギターやドラムはアグレッシブではありません。

 

優雅で見晴らしの良いサウンド(Choucho「Elemental World」)

Elemental World

Elemental World

 音場が広く、中域で奥行きと幅があり、この曲でよくボーカルフォーカスされて聞こえます。本来結構中高域で手がかりの多い曲ですが、このイヤホンは艶を適度に抑え、音像を自然な雰囲気で聴かせます。くっきり感が高いわけではありませんが、定位はしっかりしており、音場も広いので音が良く分離されて聞こえます。見通しが良いというよりは見晴らせるほどの開放感があります。

 ボーカルも自然で、艶やかさを適度に出しながらもべたつかず、すっきりしたまま伸びていく非常に清潔な雰囲気があります。個人的にはChouchoのボーカルを清潔な雰囲気でのびやかに聴くのが好みなので、この味付けは良いと思います。ピアノ音もクリアに光沢を出しますが、やや浮き上がり気味の音にも関わらず、自然に低域につながっていて、沈み込みが感じられます。

 弦楽や楽器音は立ち上がり良く伸びていきますが、倍音を強調しすぎない自然な質感を維持して筋立ちすぎない優雅な音に聞こえます。

 中域に充分な暖かみと甘味を感じますが、高域はあまり閉じていません。またアタックはあまり強調されず、全体的に穏和です。

 

ハリのある透明度の高い音(てこぴかり「ふたり少女」)

ふたり少女

ふたり少女

 このイヤホンは高域のディテール感がよく、自然な艶を持っており、臭みがありません。低域に充分な温かみがあり、低域弦楽に充分な躍動感がありますが、高域にむかっては音が伸びやかで、中域に滞留感がありません。開放的な音場のおかげで音がよく突き抜け、左右も広くて音場の見晴らしは良く思えます。

 ボーカルは自然な雰囲気がありつつ、甘くなりすぎないので息遣いなどのマイクロディテールはちゃんと強調されて聞こえます。この曲の爽やかで透明感のあるボーカル表現をかなり素敵に表現してくれます。

 しかし、今回注目したいのはアコースティックギターや弦楽、ピアノです。どの音も実体感がしっかりありながら、濃厚さを出しすぎず、光沢を出しすぎず、自然な透明感を持っています。一方で、音にハリがしっかりと感じられるようになっており、そのため、色味が透明であるにも関わらず、音の粒立ちはしっかりと聞こえます。

 

明るくスピード感もある(チーム"ハナヤマタ"「花ハ踊レヤいろはにほ」)

花ハ踊レヤいろはにほ

花ハ踊レヤいろはにほ

 この曲の場合、ボーカルの子音は少し目立ちますが、抜けが良いので尖る感じはありません。一般にこのイヤホンの明るいボーカル表現はこの価格ではレベルが高い繊細さを持っていると思われますが、それはもう充分に述べたと思われるので、ここでは割愛します。

 この曲で確認したいのはリズム感です。ドラムキックのアタックがしっかりしているので遅れはなく、スピード感は正確です。低域は温かみがありながらも見通しが良く、バスドラキックやベース音もしっかり聞こえます。キックとベースは衝突しやすい音ですが、Starfieldはよく描き分けており、結果としてリズムに混濁感がありません。

 

【4】概括

 音場表現の広さと開放感、そして高域で透明感を維持しつつ、高いディテール感を実現しているのが特徴です。広く、突き抜ける高さを持った定位に優れたイヤホンを探しているなら、この価格帯では充分に満足できる品質を提供してくれるでしょう。輪郭や濃さを強調するようなくっきり系ではなく、自然な雰囲気で透明感のあるはっきり系の音なので、万人向きです。ボーカルフォーカスは良好です。中域ではエレキギターはやや後退的なので、ロックは好みを分けるかも知れません。

 

Moondrop Starfield

Moondrop Starfield

MoonDrop Starfield Carbon Nanotube Diaphragm Dynamic Earphone

 

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*1:音量による変化、各イヤホンの特性を考慮した補正などを行っておらず、測定環境もスマホマイクで集音しているので非常にアバウトで厳密ではありません。レビュー執筆の参考に使っていたものの、これまでは公表してきませんでしたが、これまでサンプルを取って聴感上の印象と照合してきた感じ、それなりに参考にはなりそうなので、試験的に公開していきたいと思います。いずれ勉強を深めて信頼性を高めていきたいとは思いますが、本ブログは周波数特性の測定をメインとしていませんので、期待しないで下さい。私自身も聴感上の音像印象の解釈の補助として利用しているだけで、この周波数特性イメージを全面的に信頼し、依拠しているわけではありません。

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