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【中華イヤホンケーブル Tripowin Altea レビュー】青紫色のおしゃれなケーブル。基本的に音質変化を期待して買うものではないが、中域から高域にサウンドをフォーカスする可能性がある

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Tripowin Altea

Tripowin Altea

 

 Tripowinのイヤホンケーブル「Tripowin Altea」をレビューします。6N単結晶銅ケーブルだそうです。

 

開封動画

 パッケージは比較的シンプルです。

 

www.youtube.com

 

ビルドクオリティ

 ビルドクオリティは価格の割にはいいですね。

 

Tripowin Altea

 

音質

 今回はマルチバランスドアーマチュアドライバーモデルで、比較的ケーブル抵抗値の変化に敏感なことが予想されるCAYIN YB04につないでテストしました。ストックケーブルとの品質の違いを確認します。測定に用いたオーディオインターフェースはRME ADI-2 Pro FS R Black Editionです。

 

CAYIN YB04

 

周波数特性

 高域に少し差がありますが、おそらく装着感の違い程度の誤差レベルです。

 

Tripowin Altea

 

THD

 AlteaはYB04のストックケーブルに比べてわずかに低域でTHDが大きくなる傾向があるようですが、概ね同等品質を実現していると言えるでしょう。

 

Tripowin Altea

 

 

時間周波数領域

 リケーブルによる音質変化があるとすれば、最大のポイントは時間周波数応答ではないかと最近考えています。ただし、まだ仮説段階です。とはいえ、Alteaがこの時間周波数応答関連の測定値で独特の癖があるのはいまのところ事実だと思われます。

 以下はAlteaとYB04のストックケーブルのC80を比較したものですが、AlteaはYB04のストックケーブルに比べて全体的に低域方向の明瞭性(≒解像度)が落ちており、中域上部より上では逆に、相対的に優れていることがわかります。

 この結果としてYB04の場合、ストックケーブルからAlteaに変更すると、中域以上に対するフォーカス感が増し(厳密に言えば低域がぼんやりして聞こえにくくなり)、全体の中で中域がよりはっきりして聞こえる可能性があります。

 

 聴感上もたしかに中域がよりくっきりして聞こえる感じがしますが、プラセボの可能性もあります。

 

Tripowin Altea

 

まとめ

 Tripowin Alteaは高級なIEMであるCayin YB04のストックケーブルと比べても遜色がない品質で非常に良質と言えます。また時間周波数応答領域での測定値を確認すると、多くのケーブルと比べて、より中域から高域にフォーカスさせて音楽を聞かせる可能性があることがわかります。

 

 

Tripowin Altea

Tripowin Altea

¥4,280程度

 
 
 
 

 

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