- 免責事項
- こんな人におすすめ
- UGREEN HiTune T2の概要
- UGREEN HiTune T2の特徴
- パッケージ
- ビルドクオリティ
- 装着感
- 接続品質
- インターフェース/操作方法
- 音質
- 総評
- 【関連記事】
免責事項
- このレビューはUGREENから誠実な品質レビューを読者に伝えるために提供されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- 圧迫感の少ないインナーイヤー型が好き
- AirPodsがほしいけど、ちょっと高い
- ウォームで聴き心地の良いサウンドが好き
- 低遅延のゲーミングモードが欲しい
UGREEN HiTune T2の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「UGREEN HiTune T2」です。
Samsung Galaxy Buds Proの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:5h/20h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:210-154070
- 価格帯:3000円~5000円
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
UGREEN HiTune T2の特徴
- 超低遅延:高度なグリーンラジオテクノロジーとデュアルトランスミッションを使用して、UGREEN HiTuneT2イヤフォンはゲームモードで60ミリ秒という非常に低い遅延を実現します。 14.2mmダイナミックドライバーは、本物の没入型音楽を提供し、ゲームをプレイしたりビデオを見たりするときに、より興奮し、より深い3Dサウンドスケープをもたらします
- 4マイク搭載&ENC環境ノイズ低減:各イヤフォンにマイクが2つあり、よりクリアな通話効果が期待できます。ENCノイズキャンセリング機能により環境音と声を抑え、会話の声だけ増幅することができます。さらに DSP(デジタル信号処理)技術と組み合わせ、環境ノイズを90%ほど大幅に削減できます。雑音が多い場所でも、対面会話のような通話を楽しむことができます。
- 最大20時間音楽再生&ワイヤレス充電:HiTune T2 Bluetooth 5.0イヤフォンはUSB-C高速充電に対応し、僅か1.5時間で充電が完了します。15分間充電するだけで最大1時間音楽再生できます。イヤフォン内部に 60mAh大容量バッテリーが付き、1回の充電で最大5時間使えます。 また、充電ケースを使用することで最大20時間音楽再生できます。
- タッチ操作&瞬時ペアリング:スマートホールスイッチを装備し、充電ケースを開けるとHiTuneT2の電源がオンになり、自動的にペアリングモードにはいります。一度ペアリングできたら次回からは自動的に接続されます。 SiriとGoogleアシスタントで動作し、L / Rイヤフォンは両方とも、EQ設定、再生/一時停止、曲の切り替え、通話への応答/終話/着信拒否などのタッチコントロール機能をサポートします。
- 人間工学&快適な着用感:UGREEN HiTune T2イヤホンは人間工学に基づいた形状で、 耳に入れる30°に傾斜型デザインを採用し、耳の構造にフィットするため快適に装着できます。また、XS/S / M / Lのイヤーチップが付属しており、自分に適切なサイズを選べます。さらに、IPX5防水機能を備え、雨による水滴や運動時の汗、手洗いの際にかかる水しぶきを受けても安心して使用可能です。ジョギング、ヨガ、旅行、ZoomミーティングやFaceTimeなどに最適です。
パッケージ
パッケージは機能的で少しおしゃれです。フラストレーションフリーなデザインで内容物が取り出しやすい構造になっています。少しAirPodsを意識したパッケージです。
マニュアルはカラー印刷されています。HiTuneほど豪華なマニュアルではありませんが、この価格帯は良好な品質です。
パッケージ内容
- UGREEN HiTune T2本体
- 専用充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- マニュアル
ビルドクオリティ
AirPodsライクな質感で、ビルドクオリティは価格にしては良好です。
装着感
ハウジング部分は少し大きいので耳に収めるのが難しい人もいるかもしれません。わりと圧迫感を感じるところまで捻り込まないと装着感が安定しません。
装着感が悪いと低域が抜けやすいですし、脱落もしやすいので、丁寧に耳に収める必要があります。
私の場合、いつもの軽く捻り込むような感じで普通に装着したところ、測定値よりも聴感上の低域の量に不足を覚えました。
そこで改善方法をいろいろ試したところ、耳輪を引っ張りながら、耳穴に捻り込むように固定すると比較的良好な低域量感が得られたので、この方法が良いかもしれません。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも通信が途切れることなく、安定して音楽が聞こえました。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開ける |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納し蓋を閉じる |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、3分以上接続先がない場合は自動でペアリングモードになる |
リセット方法 | イヤホンを両方ともケースに収納し、ケースのリセットボタンを10秒長押し |
曲再生/停止 | マルチファンクションボタンを1回タップ |
曲送り | 右側のマルチファンクションボタンを3回タップ |
曲戻し | 左側のマルチファンクションボタンを3回タップ |
音量+ | 右側のマルチファンクションボタンを2回タップ |
音量- | 左側のマルチファンクションボタンを2回タップ |
通話応答 | 着信時に左右どちらかのマルチファンクションボタンを1回タップ |
通話終了 | 着信時に左右どちらかのマルチファンクションボタンを1回タップ |
着信拒否 | 着信時に左右どちらかのマルチファンクションボタンを長押し |
音質
Hitune T2はややウォーム傾向のニュートラルを意識した弱ドンシャリサウンドを持っています。特性の形の上ではドンシャリとは言ってますが、実際には聴感上、高域より中域下部が強くなりやすく、低域も中域より露骨に強くありません。結果として中域へのフォーカス感は良いので、印象的にはほぼニュートラルかかまぼこに思う人が多いと思われます。
とくに低域は装着感の影響を受けやすいので、装着感でやや安定しないこの機種の場合、なおさらかまぼこに聞こえやすいでしょう。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:B
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:B+
音質面で言えば、UGREEN HiTune T2は装着感の影響が大きすぎるという点が最大のマイナスポイントかも知れません。
とはいえ、わずかに低域寄りのバランスの良い音質のため、多少の装着感の変化でも破綻する感じはなく、比較的万能です。そして装着感が多少浅く、低域が出ない方がむしろ全体のバランスは優れているかも知れません。
装着感によって印象が変わりやすいというところは個人的に面白い点でもありますが、それだけに評価はしづらいところがあります。
音質的な特徴
美点
- バランスが良い
- ウォームで聴き心地が良い
- ボーカルが聞き取りやすい
- 比較的自然な質感
- マイルド
欠点
- 安定しない装着感による低域変化の大きさ
- 高域の拡張性に欠ける
- 華やかさに欠ける
総評
UGREEN HiTune T2は適度なディテール感とウォームで聴き心地がよいマイルドさを兼ね備えたサウンドを持つ完全ワイヤレスイヤホンです。装着感がやや安定しづらく、低域は装着次第でだいぶ量感が変化するという欠点があり、また低遅延を実現するゲームモードを搭載していますが、ゲームモード時の音質は非常に悪化するのが難点です。ワイヤレス充電に対応しているのは便利です。
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