ボーカル
Bang & Olfsen E8 Sportは中域のステージングを強調し、奥行き感のある立体的なサウンドを聴かせるイヤホンです。中域がやや薄く聞こえやすい傾向があり、デジタルな質感になりやすいところがありますが、解像感は高めなのが美点です。
KBEAR NEONは拡散音場ターゲットを意識したサウンドを持っています。1BAのせいか高域/低域ともに拡張性は平凡なうえに、フラットよりはウォームなので、中域に音が集まったかまぼこに聞こえやすく、ダイナミズムに欠けるのが欠点ですが、自然な質感の中域を…
Tribit Flybuds C1は比較的ニュートラルなサウンドを意識した弱ドンシャリサウンドです。低域はTribitらしい重みを重視した調整で、中域は奥行き感があり、中高域でディテールが感じられます。
GRADO GS3000eの音質は完璧なニュートラルに近く、質感と定位に優れています。さらにGS3000eには木製ハウジングが作り出す独特の残響感があり、それによって音楽の響きの情報量が増加し、音源から実際以上に思えるくらいの、より優れた実在感を引き出します…
SONY MDR-M1STは中域充実系の聴き心地の良いサウンドを持っています。ビルドクオリティは優れており、モニターヘッドホンとしての使い勝手にも優れていますが、もし楽曲の構成を分析的に提示してくれるモニターヘッドホンを求めているなら、MDR-M1STはそうい…
OneOdio SuperEQ S1はドラムを強調するサウンド構造になっています。そのため、ドラム好きの人にまずおすすめできます。ボリューム感のあるボーカルが好きな人にも魅力的な機種でしょう。
iBasso IT07の最大の特徴はテスラドライバーによって実現される非常に質の良い低域です。明瞭感が高く、クリアで階層性に優れた深淵に続く階梯によって、iBasso IT07のサウンドは素晴らしい深みのある沈み込みを実現しています。
GRADO RS2eは総体としてかなり自由音場フラットに忠実で、原音忠実性の高いサウンドが期待できます。全体的にステージングが良く、音場が広く開放的に聞こえるのが特徴で、のびやかでエネルギッシュに音楽を楽しむことができます。
TAGO STUDIO T3-01は総体としてかなり自由音場フラットに忠実で、原音忠実性の高いサウンドが期待できます。特徴的なのは中域のステージングで、それほど不自然にならないレベルで奥行きが強調されており、定位が少し広く聞こえるようになっています。
Shuoer EJ07はかなり自由音場フラットに近く、静電型ドライバーにより高域の拡張性も充分なサウンドを聴かせてくれます。しかし、そのサウンドはフラットサウンド独特の張り付いた音ではありません。全体的にステージングを強調するようなサウンドになってお…
Shanling MTW100-BAは中域のステージングを強調し、聞き疲れしにくいサウンドを目指してチューニングされたようです。厚みがあり充実感が高いサウンドで、色づきも良いのが特徴です。爽快感やシャープ感には少し劣るので、人によっては眠たく聞こえるかも知…
BQEYZ Summerはかなりニュートラルに近いバランスの取れたW字型のサウンドを持っています。非常に原音に忠実な低域と中域が最大の魅力で、自然な質感を愛するリスナーにとって、final A3000と並び、この価格帯で最も好ましいパートナーになりうる機種です。
Behringer MO240は中域のステージングが良好で、広々とした開放的な音場にディテール感の高い繊細な音がすっきりと見通せるように聞こえる良質なモニターイヤホンです。クリア感も高く、駆動も容易な上、パッケージクオリティも高いので非常に高いコストパフ…
ULTRASONE Signature DJは自由音場フラットにかなり忠実なバランスの良い音質を持ちながら、重低域を少し分離して強調し、高域でもアグレッシブで炸裂感のあるサウンドを実現しているDJモニターヘッドホンです。スピード感のある音楽にも充分追従できる機敏…
Shuoer Singerはかなり自由音場フラットに近く、静電型ドライバーにより高域の拡張性も充分なサウンドを聴かせてくれます。フラットサウンド特有のやや奥行き感の少ない全音域が張り付いて聞こえるようなところはありますが、全体のバランスが非常に良好です…
BLON MINIは比較的優れた工作精度を持つ低価格帯のイヤホンです。比較的明瞭な定位感と艶やかで印象的な中高域を持っており、第一印象は悪くないでしょう。サウンドの底辺は太く、力強いので艶やかなイヤホンにありがちな音が細く聞こえる印象もあまりありま…
SHURE AONIC 4についてのレビューです。音質についての詳しい情報を測定値に基づいてレビューしています。
TaoTronics SoundLiberty S10 Proはやや低域が強めのドンシャリサウンドです。ウォームで優しいサウンドですが、人によって篭もりを感じやすいところと高域が鈍く聞こえやすいところが少し好みを分けそうです。穏和なリスニングイヤホンとしては悪くないでし…
Shuoer Soloistの液体ケブラーシリコーンドライバーが技術的に非常に優れた素材であろうことは、Shuoer Soloistのサウンドを聴けばすぐにわかります。そのサウンドは非常にクリアで、質感的にも自然に近く、高品質です。1万円台でここまでクリアなサウンドが…
UGREEN HiTune T2はわずかに低域寄りのバランスの良い音質のため、比較的万能です。それはウォームで温かみのある音楽を聴かせます。
SoundPEATS Gamer No.1はニュートラルを意識した非常にバランスの良い音質を持っています。レンジ感とディテールは比較的優れており、低域と高域が非常にバランスよく拡張性もかなり優秀に聞こえます。SoundPEATS歴代機種の中でも万能性の高い、屈指の良質な…
Shuoer Conductorは中低域から中高域にかけて、比較的ニュートラルに近いサウンドを提供します。中高域で充分なディテール感を確保しつつ、全体的に自然な質感が重視されており、非常に万能性が高いサウンドです。
Spinfit CP100+はイヤホンの輪郭感を改善し、アタックの存在感も向上させ、全体的に構築感を確かなものにし、サウンドの明瞭感を高めてくれるでしょう。とくに中域の定位がわかりやすくなることが期待できます。
Shuoer Tape Proは低域から中域にかけては比較的フラットでバランスの良いサウンドを持っていますが、高域の拡張性でやや劣る点が気になります。質感的に少し硬く、手掛かり感はしっかりしたサウンドなので、構築感があり、モニターサウンドが好きなら気に入…
Mackie MC-100は中域のボーカル中心に定位確かにしっかりと聴かせるモニターヘッドホンです。音源の心臓部を丁寧に聞かせるのでレコーディングチェック用モニターやリスニング用として比較的優れた性能を持ち、コストパフォーマンスは高いです。
Shuoer EJ09は高精細、高レンジ、高情報量を併せ持つ現代的なモニターサウンドを持っています。Shuoerによる5基の静電型ドライバーの実装とクロスオーバーの処理はかなり丁寧に行われているようで、全体的に歪率を低い水準に抑えており、プロ用モニターとし…
Marantz Pro MPH-1は低域にフォーカスする傾向が強く、静寂性が高く、厚みのある音楽を聞かせてくれるモニターヘッドホンです。それはベーシスト向きのサウンドに思え、ボーカルラインを追っているだけでベースやドラムといった低域音がよく聞こえ、その力関…
ULTRASONE Saphireはスピーカー的な前方定位感のある広い音場の中でボーカルを中心に、音楽を丁寧に聴かせるイヤホンです。 高域は落ち着いていながら静電型ツイーターによってマイクロディテールが引き出され、繊細に聞こえます。長時間聞いても聴き疲れる…
final A3000は非常に質感表現に優れたイヤホンです。その最大の魅力は中域の丁寧な再現にあり、クラシック音楽では明晰な定位をみずみずしい自然な質感とともに味わえます。
KB EAR KS1は中域を中心に音楽を自然な質感で丁寧に聴かせるイヤホンです。ディテール感や音場の拡張性で優れる機種ではないため、一聴した印象は少し地味に思える可能性がありますが、聴きこむと馴染むようなサウンドを奏でてくれます。