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こんな人におすすめ
- 金属的なサウンドが好き
- 繊細なサウンドが好き
- 解像度重視
Xiaomi Redmi Buds 3 Proの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Xiaomi Redmi Buds 3 Pro」です。
Xiaomi Redmi Buds 3 Proの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:6h/35h
- 防水性能:IPX4
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:201-210223
- 価格帯:5000円~10000円
パッケージ
Xiaomi Redmi Buds 3 Proのパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- Xiaomi Redmi Buds 3 Pro本体
- 専用充電ケース
- USB Type-Cケーブル
- イヤーピース
- マニュアル
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格を考えると、標準的か少し良いレベルです。
装着サンプル
装着感は良好です。小さな耳でもしっかり収まります。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと一瞬途切れますが、その後は途切れませんでした。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開ける |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納し、蓋を閉じる |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード |
曲再生/停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
曲送り | 多機能ボタンを3回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを3回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを3回タップ |
ノーマル/ANC/ヒアスルーモード切替 | 多機能ボタンを長押し |
アクティブノイズキャンセリング性能
詳細は有料記事に譲りますが、Xiaomi Redmi Buds 3 ProのANC性能は価格帯では標準より少し優秀です。
音質
Redmi Buds 3 ProはSonarworksターゲットに準拠したスタジオチューニング系ニュートラルサウンドで非常にバランスの良い中域がきれいに聞こえる音を聴かせます。
以下のレビューはFiiO M15にSBCでつないでANCモードにし、標準イヤーチップ Lサイズでテストしています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:A-
- 個人的な好み:B+
私は個人的にSonarworksターゲットを好んでいるので、Redmi Buds 3 Proのサウンドバランスは大変素晴らしく思えるのですが、技術的パフォーマンスで劣るため、最終的にはこれで音楽を聞こうとはあまり思いません。解像度が低く、適正音量以上で歪が出やすいため、音質の全体印象は価格なりか少し物足りないくらいに聞こえてしまいがちです。惜しいですね。
音質的な特徴
美点
- 良質なスタジオチューニング
- みずみずしい中域
- 自然な質感
- 透明度が高い
- マイルドな高域
- 自然な倍音
- 原音忠実度が比較的高い
欠点
- やや薄い低域
- 緩いエッジ感
- 高域の拡張性の不足
- 解像度が物足りない
- 歪みやすい
総評
Xiaomi Redmi Buds 3 Proは良質なスタジオチューニングサウンドを持ち、中域をしっかり聞かせるバランスの良い機種です。サウンドバランスは価格の水準を超えており、ニュートラルサウンドを好み、自然な質感を愛するオーディオマニア向きの音ですが、総合的な解像度は価格の水準に届いていません。中域はきれいに聞こえるものの、鮮明感や低域の存在感は、多くの人にとって少し物足りないでしょう。また音圧感に限界があるため、普段大音量で音楽を聞いている人には向きません。
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