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オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【ハイレゾ対応イヤホン radius HP-NHR11 レビュー】デザインのかっこよさと厚みのある低域が魅力。価格はこなれているのでコスパ安定

radius Ne HP-NHR11

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20170528075710j:plain

ASIN

B00Y2FX4AM

 外観が近未来的でかっこいい。装着感も良好で、遮音性はそこそこ高いが、音漏れは少しだけ目立つ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え。ケーブルのタッチノイズは少しある。

 

JVC HA-FX99X-B

 

【2】音質

 低域が強めだが、深掘りされる音で中高域を邪魔しにくい。ただ量感と厚みがあって支配的になりやすいので、曲によっては高域を若干阻害するところはある。中域は広く豊かで、とくに弦楽ののびやかさに妙味がある。アタック感はそれほど強くなく、どちらかというと重厚スタンスのゆったりした印象だ。

 

[高音]:やや低域がかぶさるところもある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽に妙味あり。ほどよく広い。

[低音]:膜を張るような深みのあるブーミーな音。躍動はそれほどではないが、生命的で脈動しているかのような印象がある(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:包み込んでくる球状。足場は膜を張る柔らかさがある。空気感も濃厚(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:パーカッションは重厚なドラム優位。どちらかというとゆったり(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:曲によっては低域に埋もれやすいところがある。

 

【3】官能性

 GARNiDELiA「BLAZING」は低域がブーミーで迫力がある。一方で爆発力はそこそこなので量感の割にそれほど疾走感はないかもしれない。音の抜けもやや重たく、ダラッとしてしまうところはある。距離感の関係か、ボーカルはドラムやベースなどに押されがちになるが、全体として密度は高い。

 SPYAIR「INCOMPLETE」はブーミーな低域が強く、ダークな味わいが印象的。ボーカルもドライで辛口に聞こえる。立ち上がりは悪くない印象だが、抜けはやや重たさを感じる。

 つじあやの「さよなら愛してる」は弦楽の表現と低域の厚みが中毒的。ボーカルもほどよいのびやかさと精彩があり、低域に押されない。比較的相性が良さそうに思う。

 SUEMITSU & THE SUEMITH「Soul Accident」はJAZZっぽい曲調がこのイヤホンに合うようだ。管楽は音に厚みがあり、吹きこぼすような軽薄さはなく、低域は重厚。空気感が濃密で堪能できるほどの味わいがある。

 

【4】総評

 重厚な低域が味わい深い。デザインもかっこよく、所有欲を満たしてくれる。ボーカルと低域の距離感が近く、曲によって若干かぶさってしまうところがあるように思うので、そこは好みを分けそうだ。中域の広さとほどよいのびやかさのある高域は価格相応の味わいがある。価格もこなれており、全体として売価の標準以上の性能を感じるうえ、入手が容易なので高値掴みすることがなく、コスパは安定している。

 評判の良いイヤホンなので期待していたが、思ったよりは難しい感じで特徴の捉えづらいイヤホンのように思った。弦楽ののびやかさなどからクラシックなどに向くのかも知れない。ボーカルの元気な感じはそれほどうまくないように思え、ポップスやアニソンにはそれほど向かない印象に思う。

 

 JVC HA-FX99X-B

 

【5】このイヤホン向きの曲

 弦楽にのびやかさと味わいがあり、ゆったりとした広い音場を感じさせながら、重厚な低域が空間を満たす密度を作り出す。深みのある空間表現にも妙味がある。

 

radius Ne HP-NHR11

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【カナル型イヤホン snoriginal EJ-YX-17 レビュー】低価格モデルにしては音像が明確。もっさり気味の低域重視モデル

snoriginal EJ-YX-17

snoriginal インナー イヤホン リモコン付 高音質 【 各 iphone / Xperia / Android / Galaxy / スマートフォン 】 新世代サラウンド規格「 DTS:X 」対応 1.2m ブラック【正規品保証】

 

おすすめ度*1

snoriginal EJ-YX-17

ASIN

B071DM4YQB

 装着感のよい小型のハウジング。遮音性はあまり高くなく、音漏れもやや目立つ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え。細身のケーブルはタッチノイズが少なめ。

snoriginal EJ-YX-17snoriginal EJ-YX-17

 

【2】音質

 音場は低域の鳴りが近く、全体的に前屈みで狭めであり、音質的にはもっさり気味な味わいがあってやや篭もって感じられるところもあるが、抜けは良い。量感は素直に感じやすい。刺さるようなところはなく、安定した聴き心地はある。使い始めた最初はだいぶ濁ったようなギスギスした音の感じもあるが、1日使用した後くらいには滑らかさが増している。ただ突き抜け感は出てこず、高域は天井感が出てしまうだろう。

 

[高音]:演出が少なく自然な味わいだが、天井感がある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域もそこそこ精彩があるが、全体的に音が拡散しがちでもたついて感じられるかも知れない。

[低音]:音像のややはっきりしない太めのブーミーな音。減衰は比較的素直。ドラムはかなり厚みがあってブーミーにバスンバスンと鳴る(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が前面に近く、その後ろ側から中高域が聞こえてくる印象。奥行き感はあまりなく、平面的で薄型液晶テレビのようだ(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位になりやすい。ハイハットには粒感が意外とあって耳をくすぐるが、音が細く味付けという感じが強い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:比較的自然でクセがない。

 

【3】官能性

 Aimer「カタオモイ」はボーカルはしっかりしている。低域の重みも明確に感じられるので、味わいは悪くないが、もっさり気味。音のエッジはほどほどにあって、尖ったりする感じはないのにメリハリはそれなりに感じられ、音像は低価格モデルにしてはよく表現されている印象。

 perfume「チョコレイト・ディスコ(2012 Mix)」くらい密度が強い曲は近すぎて音量が大きいとやや圧迫感が出すぎてしまうかもしれない。デジタル的な低域は音のエッジ感と空気への溶け込みのバランスがよい印象で、このイヤホンと相性が良さそうだ。音像はほどほどはっきりしていて、抜けもよいので音量を調整すると平面的にはなりがちではあるものの、迫力もそこそこ出て楽しい。

 Rie fu「ツキアカリ」は低域が躍動的でボーカルものびやかだが、弦楽がやや奥まっていて精彩も弱く、ピアノの色彩感も弱いため、若干暗め重厚になっている。ボーカルの味わいは悪くない。

 スキマスイッチ「ボクノート」はやはり弦楽の情感とピアノの色彩がやや足りないと思うものの、ボーカルには自然なのびやかさと透明感があって味わえる。やや低域がかぶってくるところがあるものの、全体としてはよくまとまっている。

 

【4】総評

 低価格モデルにしては音像がよく、ほどよく楽しめる。天井感があって突き抜け感はそれほど出ないので、女性ボーカルの曲はやや中毒性が薄いだろうが、密度のある低域を中心に重厚な曲が味わえる。音場は狭いが、その分量感はあって満腹感がある。

 

snoriginal EJ-YX-17

 

【5】このイヤホン向きの曲

 この曲は素直に密度のある低域と自然な伸びやかさのボーカルが楽しめる。楽器の色彩感も強めなのでこのイヤホンでもそれなりの情感が出る。

 

snoriginal インナー イヤホン リモコン付 高音質 【 各 iphone / Xperia / Android / Galaxy / スマートフォン 】 新世代サラウンド規格「 DTS:X 」対応 1.2m ブラック【正規品保証】

 

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【ハイレゾ対応ヘッドホン SONY MDR-1A レビュー】のびやかで突き抜け感のある高域、充実した中域、すべてを優しく深淵から支える低域の三位一体

SONY MDR-1A

ソニー SONY ヘッドホン MDR-1A : ハイレゾ対応 密閉型 折りたたみ式 ケーブル着脱式/バランス接続対応 リモコン・マイク付き/ハンズフリー通話可能 ブラック MDR-1A B

 

おすすめ度*1

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ASIN

B00NW353KE

 ヘッドバンドの当たりは良く、軽めの装着感だ。イヤーマフは柔らかく密着度も高くて心地良いが、蒸れやすいところがある。ケーブルは着脱式。

 遮音性はそこそこ高く、音漏れは少なめ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はキャリングポーチ、マイクリモコン付きの替えケーブル。ケーブルにタッチノイズはない。

SONY MDR-1A

 

【2】音質

 全体的に発色が良く、色気のある音質。高域はかなり突き抜け感もあり、清涼でのびやか、中域は広めの空間に楽器の色気をこれでもかと詰め込み、低域は熱気のある音場を作る。いかにもソニーらしい、個々の音に配慮しつつ、全体的にうまくまとめあげている印象だ。女性ボーカルの艶のある表現は巧みというほかない。

 

[高音]:突き抜け感もあり、クリアで伸びやか(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:色気のある音に魅力たっぷり。音場は広く感じられ、空間性にも秀でている

[低音]:熱気を閉じ込めながらしっかりと足場を作る音。振動にはかなりの厚みがあり、ヴォーッと言う幅のある音を鳴らす。減衰は素直(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:篭もった感じがなく、広く開放的な音場で、奥行きも左右もしっかりとある球状空間(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位気味だが、ハイハットにも粒感があり、ドラムの弾みも良いので、疾走感もかなり出ている(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:息遣いと空気感、突き抜け、のびやかさはどれも秀逸。コケティッシュな艶やかさもあって女性ボーカルに妙味あり。

 

【3】官能性

 UVERWorld「CORE PRIDE」は地熱のあるドラムがバスンバスンと厚く重く響く。そうしてできたはっきりとした音場は広く、爆発力に満ちていて、クリアなボーカルがのびやかに飛び回る。弦楽にも精彩があるが、ピアノの色気も鮮やか。肉厚なボーカルはそうした熱気と色彩を推進力に変えて力強く、しなやかにまっすぐ穿ってくる。

 水瀬いのり「Lucky Clover」は立ち上がりと抜けの良い音楽表現。提起は量感と存在感があるが、中高域を邪魔せず、奥の方の音まで精彩を奪われずはっきりと聞こえる。ピアノの色彩感がしっかり出ているため、弦楽とともに細かな味付けを曲に加えて飽きさせず、ややもすると単調になりやすいこの曲を陳腐なものにさせない。

 nano.RIPE「影踏み」はボーカルが伸びやかでクリアに突き抜けていく、その貫通力に中毒性がある。低域も勢いがあり、ハイハットは粒感があって疾走感を演出する。全体的に楽器の立ち上がりが良く、アタック感も出ていて、エッジ感がありキレのある楽器とのびやかなボーカルが一体となってメリハリのある音楽を作っている。

 May'n & 中島愛「ライオン」は発色と立ち上がりのよい表現が、この曲の特徴である、入れ替わり立ち替わり現れて曲に煌めきと推進力を与える多様な楽器音を、密度と勢いのあるものにしている。丁寧に広さも維持されていて、楽器達が演出する十分な音場の中を、のびやかで力強いデュエットが絡み合いながらしっかりと展開していく。ボーカルはみずみずしさと煌めき感を失わず、精彩の強い楽器を身に纏うようにリードしていくが、それはまるで星々が輝く宇宙を流星群が身を焦がしながら穿っていくような熱気と力強さがある。

 (K)NoW_NAME「Knew day」は勢いと熱気のあるドラムに味わいがある。そのドラムのリズム感の上に、立ち上がりと抜けが明瞭でメリハリのある楽器音がまとまりよく展開される。ややもすると表現過剰になりやすく、ガチャガチャしがちな曲であるが、広い空間と適度なキレのよさがそうした豪華な楽器の演出を一貫性のある形にし、それを可能にするだけの十分な空間を丁寧に作り上げている。ボーカルも抜けが良く、のびやかで突き抜け感がある。

 

【4】総評

 付け心地はなかなかに快適で、音楽に集中しやすい。広い音場とそれを満たす精彩のある音楽表現が何よりも魅力で、低域も深さと密度がありながら反動は優しく、中高域を邪魔しない。中高域の音にはメリハリ感があって、高域ののびやかさと突き抜け感もレベルが高く、確かな表現力を感じる。その丁寧な表現力の作り出す音楽はどれも楽しく、ジャンルを選ばない万能さがある。

SONY MDR-1A

 

【5】このヘッドホン向きの曲

 立ち上がりが良く、発色のしっかりした表現力を味わうならこの曲。みずみずしくのびやかで突き抜けていくボーカルが色彩感の強い背景に埋もれず、明瞭にまっすぐ聞こえてくる。

 

 全体的に音の立ち上がりがよく、かつなめらか。金管に色気があって、遊び心を感じるとても楽しい空間。単調になりやすい曲だが、このヘッドホンで聴くと奥行き感が丁寧に出るので、味わいが断然違う。

 

 弦楽とピアノの色彩、低域の厚み。すべてが濃厚な音場を味わうならこの曲。

 

 全体的に音に色気があり、ボーカルもコケティッシュ。躍動感のあるしっかりとした低域が脈動をしっかりと表現している。

 

 密度が高く、ややボケやすいこの曲も、立ち上がりよくメリハリのある表現でまとめあげる。ボーカルの重なり、立ち替わりも楽しく、色気もたっぷり。背景の音も潰れず細かにしかも一定の広さと定位感を持って表現される。

 

ソニー SONY ヘッドホン MDR-1A : ハイレゾ対応 密閉型 折りたたみ式 ケーブル着脱式/バランス接続対応 リモコン・マイク付き/ハンズフリー通話可能 ブラック MDR-1A B

 

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【ワイヤレスヘッドホン iDeaUSA V203 レビュー】aptX対応。量感たっぷりの低域は深掘り感もあり、胸に響く。

iDeaUSA V203

iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ワイヤレスヘッドホン Apt-X対応/高音質/折り畳み式/密閉型/オーバーヘッド/内蔵マイク/ CVC6.0ノイズ低減/ハンズフリー通話

 

おすすめ度*1

iDeaUSA V203

ASIN

B071L3DRBZ

 厚いイヤーマフはしっかりした質感の合成皮革でもふもふと耳に柔らかい。装着感もかっちり頭に嵌まり、ずれるところはない。ただ長時間使用ではやや耳が痛む。ヘッドバンドは折りたたみできて携行も可能だ。この点、V202よりは使い勝手が良い。低域に量感があるせいか遮音性は思いの外高く、音楽再生中は環境音はほぼ聞こえない。音漏れは若干目立つ。

 aptX対応。通信性能はかなり安定しており、音飛び、遅延全くなく、動画鑑賞も問題ない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は充電用USBケーブル、AUXケーブル、携行ポーチ、説明書。説明書は日本語対応。

 

iDeaUSA V203iDeaUSA V203

 

【2】音質

 音質的にはドンが強いドンシャリ傾向。しかし中高域はかなりクリアで抜けも良く、低域重視とはいえ、中高域にも味わいがある。低域がやや前面に出てくるので、左右の音が若干隠れがちに感じられるところはあるが、空間的にもほどほど広く、奥行き感もそれなりに出ていて、バランスが良い。ボーカルも突き抜け感がうまく出て、のびやかさもあるので、低域に引っ張られてカサカサするという感じはない。

 

[高音]:高域はのびやかで素直に抜ける印象。突き抜け感もある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はほどよく広いが、低域の陰に若干隠れるところもある。

[低音]:かなり厚みのあるぼーっとした音。比較的減衰は素直。深みと厚みがあり、躍動感もそこそこある低域が主体になる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が前面に出てきて厚い床面を作る。高域はやや奥まる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。左右に張り出すハイハットは場合によって低域に隠れやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:突き抜け感とのびやかさがある。息遣いなどはそれほど出ず、単調なところはあるが、素直で自然な印象。

 

【3】官能性

 鈴木このみ「DAYS of DASH」は低域がまず厚く熱量のある音場を作る。この音場はほどよく広さがあり、圧迫感がない。左右の音はやや奥まっており、張り出しは耳に近すぎる感じではなく、ほどよく距離感があるのも音場の広さを感じさせる。アタック感は強くはないようで、音にエッジはそれほど感じられないが、リズム感は良好。何より低域に影響されないボーカルの突き抜け感とのびやかさがうまく出ているので、この曲の魅力をかなり出し尽くしている印象だ。若干のもっさり感だけが気になる程度だろう。

 petit milady「azurite」はやや低域ドラムが前面に出てくるので、ボーカルは若干奥まる。低域ドラムが厚い雲だとすれば、下からボーカルを見上げる感じになるだろうか。ボーカルはみずみずしさもそこそこ維持されていて、のびやかさと突き抜け感はそれなりに出る。飛行機雲を描くような効果音も爆発力があり、推進力を感じる。ボーカルに透明感と清涼感が少し足りなく思えるところだけが気になるかも知れない。クラブサウンド風のキラキラした華やかな感じではなく、どちらかといえば力強い正統派ロックサウンドの味わいが強い。

 perfume「SEVENTH HEAVEN」は密度感の高めの曲だが、このヘッドホンで聞くと音圧と量感がよく出るので、その密度に迫力が加わる。深みまでしっかり潜る低音は床面に躍動感を出しており、味わいがある。ボーカルはやはり若干透明感に欠ける印象ではあるが、反面肉厚さがあって歯ごたえが感じられ元気。ピアノの精彩もかなりクリアで、しかも焼け付くほどキラキラしないので耳にうるさくない。全体として重厚な方向性によくまとめられている印象だ。音の抜けも良いので密度のある音が抜けた後には爽快感もある。

 池田綾子「ふたつの街で」は左右の張り出しも良く、密度感のある音場にのびやかで力強いボーカルがきれいに歌う。楽器音の発色も良く、煌めき感もほどよく出るほか、低域が重厚ながら温かみのある音を奏でて音場の温度を維持している。サビでのボーカルの突き抜けとそれをふっくらと包み込む楽器音の色づきが充実したものを感じさせる。金属的な音では粒をうまくまとめきれないのか、ややキンキンするところはある。

 

【4】総評

 躍動感と深みがあって厚みもある元気な低域が一番の魅力。中高域もそれに負けず精彩があり、のびやかさや突き抜け感がある。メリハリは若干もっさりしやすいところがあるが、リズムはしっかりしている。ボーカルも若干一本調子なところがあるのを除けば、高域まで色合いを失わず、突き抜け感もあって女性ボーカルも存分に味わえる。aptX対応で通信面での不安もなく、折りたたみ可能、付け心地よし、遮音性良好と死角は少ない。

 コスパで言えば、価格相応の実力は十分に感じられる。空間性のよい低域はゲーミング用途としても悪くないと思われ、動画鑑賞用としても迫力ある映像が楽しめる。使い勝手の良さを考えるとかなりお得だ。

iDeaUSA V203

 

【5】このヘッドホン向きの曲

 このヘッドホンで聴くと、低域に音圧があり、重厚で大味に聞こえる。ボーカルは力強くのびやか。

 

 この曲でもやはり重厚な低域が支える元気でのびやかなボーカルが味わえる。

 

iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ワイヤレスヘッドホン Apt-X対応/高音質/折り畳み式/密閉型/オーバーヘッド/内蔵マイク/ CVC6.0ノイズ低減/ハンズフリー通話

 

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【ワイヤレスイヤホン OneOdio Y37 レビュー】音質は充実した低域に精彩があり、音場も広くなかなか良好。ただしaptX対応を謳っているが、実際は対応していない

Bluetooth 4.1 イヤホン apt-X、AAC両対応の高音質ワイヤレスイヤホン IPX4防汗防滴 強磁力マグネット搭載 マイク内蔵式 ランニング用 スポーツ イヤホン【メーカー1年保証】 (Gun Metal)

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20170524051216j:plain

ASIN

B06XXBZ2D5

 ガンメタリックの色合い、やや寸胴で弾丸のようなハウジングがカッコイイ。装着感は軽く、イヤーウィングの当たりも自然なので、耳にしっかり収まる。遮音性はそこそこ。音漏れはやや目立つ。

 aptX対応を謳っているが、aptXには対応しない。対応した複数機器で試したので間違いない。テストした範囲では遅延はなく、音飛びもなかったので通信安定性は安定しており、動画鑑賞にも使用できるだろう。

(※記事掲載後メーカーから連絡があり、この次のロットからaptXに対応する予定という。音質的には素養を感じるので、aptX対応すれば鬼に金棒だろう。 2017/5/24追記)

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、携行ポーチ、説明書。ケーブルには若干のタッチノイズ有り。

 

【2】音質

 音質的にはドンシャリ。残念ながらaptXには対応しないが、それでも音質的には全体的にかなりクリアで低域に厚みがあり、音場もかなり広く感じられる。サ行が刺さりやすい、キラキラしすぎるなどの臭みがほとんどなく、味付け的にはかなり万人向け。高域はややボソボソ乾いた感じがあり、ボーカルの声質もやや単調に思えるが、ほどほどの突き抜け感やのびやかさは感じられる。

 

[高音]:高域にはほどほどの突き抜け感があり、高さはかなりしっかり(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域は抜けが良く、すっきりとしていて爽快な味わい。
[低音]:低域は厚みと深みが感じられ、熱量もある。ドラムはバツンバツンといった感じで爆発力と熱量がある。振動はヴォーンといった重たさがある。100hz以降の減衰は素直。(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右が張り出し、高域はそこそこの高さがある。三角形(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:メリハリがあり、ハイハットも左右によく聞こえるので、疾走感はうまく出る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:ボーカルはなめらかさもあり、ほどよい突き抜け感もある。息遣いなどはそれほど鮮明でなく、やや肉厚で単調なところもあるがのびやか。


【3】官能性

 ClariS「Time」はメリハリが利いており、中毒性がかなりしっかり出ている。左右の音が耳を心地よく刺激し、ボーカルはのびやかさと突き抜け感もほどよくある。音場も広く感じられるので圧迫感が全くない。

 戸松遥「ユメセカイ」はボーカルがややボソッとしてしまうが、それでも中域では充実したのびやかさと潤いがある。弦楽などの情感はやや奥まって潰れてしまっているようにも思うが、全体的にはクリアな印象で、音場も広めで味わいがある。

 さユり「アノニマス」は左右に張り出す音がかなり多彩に耳をくすぐってきて面白い。奥行き感もある空間の中でやや前屈みに聞こえてくるボーカルはのびやかで一貫性がある。楽器とボーカルにほどよい距離感があって、即かず離れず。ガチャガチャしない程度に分離されているが、スカスカするほど離れてはいない。

 中島愛「蒼のエーテル」はのびやかでみずみずしいボーカルと広い空間が感じられる。中盤以降に楽器が加わってくるあたりは空間の色づきが増していく模様が中毒的なほど鮮明で、このイヤホンの魅力を味わえる。

 

【4】総評

  しっかりした低域とメリハリのあるサウンド、情感のある弦楽、ほどよく透明でのびやかなボーカル、広い音場と全体的にうまくまとまっている印象。ロックミュージックからクラブサウンド、バラードまで比較的万能に味わえる印象だ。通信性能も安定しており、音飛びや遅延もなく、使い勝手は良い。音は若干漏れが目立つので、通勤用などに使うには注意が必要かも知れないが、装着感も良く、日常使用にも魅力的な製品。aptXには対応していないが、高い通信安定性と音質の良さを考えると、それはあまり欠点ではないだろう。aptX対応機種の中には、aptX以外で接続すると音質が極端に悪化するという機種も稀にあり、むしろ非対応でここまでレベルが高いのは汎用性において優れていることを評価すべきとも思う。個人的にはかなりおすすめだ。

 

【5】このイヤホン向きの曲

 しっかりした密度感のある低域と広い音場表現がこの曲の緻密な空間表現を丁寧に表現する。パーカッションをはじめ音にメリハリがあるので疾走感もうまく出ている。

 

 左右に張り出してくる音が楽しげに耳をくすぐる。ボーカルは清涼感もあり、のびやかでもある。情報量がちょうどよいのか、非常に相性が良く思う。

 

Bluetooth 4.1 イヤホン apt-X、AAC両対応の高音質ワイヤレスイヤホン IPX4防汗防滴 強磁力マグネット搭載 マイク内蔵式 ランニング用 スポーツ イヤホン【メーカー1年保証】 (Gun Metal)

 

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【ハイレゾ対応イヤホン JVC SOLIDEGE(HA-FD7) レビュー】ソリッドでドライなキレのよい独特のサウンドが中毒的。塩味のあるサラダ味

JVC カナル型イヤホン N_W SOLIDEGE ハイレゾ対応 グレー HA-FD7-H

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20170523214437j:plain

ASIN

B01N2I7F5D

 小型のドラムハウジングで軽量な付け心地が魅力。耳への収まりが良いので、遮音性は思ったより高めだ。音漏れについてはそれほど大きくはないとは思うが、ややシャリシャリとした感じが強く、不快音として聞こえやすいので、思いのほか目立つかもしれない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、携行ケース。ケーブルのタッチノイズは少しある。

 

JVC HA-FX99X-BJVC HA-FX99X-B

 

【2】音質

 独特のソリッド感の強い音質は好みを分けるだろう。音の表面を若干粗挽きにしたような、音の肌触りを感じる鳴り方をする。粒があるという表現に合うような音で、ツルツルな音でなく、サラサラな音というとわかりやすいだろうか。たとえばギター音にはエッジが感じられ、キレが明確になる。面白いのはピアノ音などにつややかさがあることで、ヴァイオリンの高域なども引っかかり無く、ザラッとせず、きれいにのびやかに出る。ここにギャップ感があり、全体的にはドライ傾向が強い中に、鮮明で清涼感のあるピアノや高域楽器が鳴ることで、まるで雲間から暗い地上に光が指すように、そこだけよりクリアにはっきりと印象づけられる。これを不自然で歪んでいる表現だと感じるか、新たな形のコラボレーションと感じるかで評価は大きく分かれるだろう。万人向きな音質ではないことは確かだ。

 

[高音]:のびやかさはあるが、突き抜け感はやや薄いか(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:弦楽は粒感があり塩味が強いが、高域などではのびやかでみずみずしく感じられる。ピアノは背景になりやすく、ややおとなしめに思うが、色彩は綺麗。

[低音]:低域は深みが出て、中高域には被らない。振動はボーッとした厚みのある振動。減衰は概ね素直だが、50hz以下の沈みがやや大きい。ドラムはバツンバツンという爆発力のある音(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:広めで球状(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムに爆発力があり、ハイハットの粒感も強く、シャキシャキとした歯ごたえが感じられ、疾走感は出やすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ソリッドな楽器音に負けず、かなりのびやかでみずみずしい。

 

【3】官能性

 May'n & 中島愛「ライオン」は音がソリッドでシャキシャキサラサラしている。サラダ味な感じで、全体的に塩味が利いている印象。メリハリがしっかり出るので、展開の早いこの曲との相性は良く、また多彩な楽器音がこのイヤホンの特徴をよく引き出すので、独特の中毒性がある。

 Uru「フリージア」は弦楽にややのこぎりのようなエッジ感があるが、それがドライさを感じさせながらも刺激的なものになっている。一方でボーカルにみずみずしさがあり、のびやかさもしっかりしている。キレのある塩味の強い味付けはボーカルのみずみずしさを引き立てている。

 Perfume「Magic of Love(Album mix)」はドライでメリハリのある音が中毒的。キレがあり、アタック感があるので、展開の楽しさと迫力を楽しめる。

 UVERWorld「CORE PRIDE」はアタック感とソリッド感がうまく出ていてメリハリがしっかりしていて、ドライで攻撃的な音楽になっている。ドラムの爆発力は良好。弦楽はギラギラした味わいで聴き応えがある。

 

【4】総評

 独特の表現が気に入ったのなら、コスパは無限大。一方で、ソリッドな音色が不快なザラザラ感に聞こえてしまう場合は、肌に合わないだろう。個人的にはクラブサウンドやロックミュージックに独特のキレのある味わいがあり、しかもドライでありながら、のびやかな音にはつややかさも感じられるという快感はちょっとほかのイヤホンでは味わえない。万人向けではないので、あまりおすすめできないが、個人的にはこういう形で攻める姿勢を忘れないJVCに感服した。冒険的すぎて、しかも面白い。

 

 JVC HA-FX99X-B

 

【5】このイヤホン向きの曲

 メリハリ良し。ドライで勢いのある表現と艶のあるのびやかな表現が同居したこのイヤホンを楽しむならこの曲が最適だろう。

 

 弦楽の存在感が強めでピアノの色彩感はやや抑えめに思うが、パーカッションに特に感じられる、ソリッドでドライな味わいを楽しむならこの曲も良い。

 

JVC カナル型イヤホン N_W SOLIDEGE ハイレゾ対応 グレー HA-FD7-H

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ワイヤレスヘッドホン iDeaUSA V202 レビュー】分厚いブーミーな低域にほどよく艶やかさのある中高域

iDeaUSA V202

iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ワイヤレスヘッドホン/高音質/小型/Apt-X搭載/オンイヤー/軽量設計/マイク内蔵/ハンズフリー通話

 

おすすめ度*1

iDeaUSA V202

ASIN

B06XRVB21P

 以前レビューした「V202」と型番は被っているが、マイナーチェンジというわけでもないようで、型番置き換えだが完全な別製品といった感じだ。ヘッドバンドの締め付けは少し強めではあるものの、イヤーマフは小さめだがかなり柔らかく、感触は優しい。ただ遮音性はほとんど無く、音漏れもやや目立つ。

 aptX対応。通信性能はかなり安定しており、音飛び、遅延全くなく、動画鑑賞も問題ない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は充電用USBケーブル、AUXケーブル、携行ポーチ、説明書。説明書は日本語対応。

 

iDeaUSA V202iDeaUSA V202

 

【2】音質

 ドンシャリ傾向。小柄な外観に似合わず、パワフルで厚みと熱量のある低域と抜けの良い中高域を鳴らす。中高域ではピアノの音に鮮明さがあり、潤い感もしっかり出る。小さいながら定位感も悪くなく、音場は思ったより広い。ボーカルもややドライには思うものの、肉厚で抜けも良く高さも出る。

 

[高音]:高域はのびやかで素直に抜ける印象(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はほどよく広く、ピアノに精彩感がある。弦楽もほどよく厚みがある。

[低音]:かなり厚みのあるぼーっとした音。比較的減衰は素直。ドラムはやや反発感に乏しく、若干沈み込む傾向がある(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右もそこそこ広く、高さもそれなりに出るドーム状な印象(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはやや重たげになる。ハイハットは少し元気がなく、疾走感はそれほど出ない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ややドライ傾向に思うが、のびやかさと肉厚さはしっかりしている。

 

【3】官能性

 Supercell「My Dearest」はピアノと弦楽に色彩もあり、低域の地鳴りが広く厚く、しかし強くなりすぎない。情報量の関係かややぼーっとした感じはあるものの、ボーカルもみずみずしくのびやか。

 FLOW「COLORS」は音に鮮明さもあり、ボーカルののびやかさ、力強さも悪くない。やはり音の密度が高いせいかあるいは低域がやや柔らかいところがあるせいか、ぼーっとするところもあるものの、楽器音に精彩がある。

 Choucho「earthlit」はややブーミーな低域の振動が音場を作り、色彩感のある弦楽と涼風のようなボーカルが情景を描く。ボーカルには自然な味わいがあって、抜けも良い。

 ねごと「サイダーの海」は重みと弾みのよいドラムが足場を作り、濃密な空間を支える。ボーカルと楽器音の奔流は密度も高いが、定位感はしっかりしていて音に潰れる感じはない。ピアノに精彩があって色彩感もある。

 Aimer「六等星の夜」は厚みのある低域、爆発力のあるドラム、力強くのびるボーカル、情感と密度を加える弦楽がきれいに響いてくる。プラネタリウムのように星空が頭を囲い込んでいる。

 

【4】総評

 低域は量感があって、厚く音場を作る。中域の発色もよく、クラブミュージックも楽しい。一方でブーミーな低域が利きすぎてぼーっとするところもあり、やや聞き疲れしやすいかも知れない。

 外観はおしゃれでaptXにも対応し、やや圧迫感があるものの、付け心地は悪くない。軽量だが折りたたみできないので、持ち運びにはかさばるところがある。コスパ的には価格帯標準以上の性能はあり、低域モデルが好みでクラブミュージックやR&Bを楽しむにはなかなかによい選択肢に思う。

 

 iDeaUSA V202

 

【5】このヘッドホン向きの曲

 ボーカルの力強い伸び、低域の弾み、ピアノの色彩がうまく出ている。

 

 量感のある低域が作る足場の上に展開される密度のある音楽が楽しい。

 

iDeaUSA Bluetoothヘッドホン ワイヤレスヘッドホン/高音質/小型/Apt-X搭載/オンイヤー/軽量設計/マイク内蔵/ハンズフリー通話

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。