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オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

【ワイヤレスイヤホン Tamoo T900 レビュー】とくにアニソン・ロックをボーカルを中心に楽しみたい人には有力な選択肢

Tomco T900

[Bluetooth5.0進化版] 両耳通話可能 自動ペアリング 自動ON/OFF Tamoo 完全ワイヤレス イヤホン 左右分離型 高音質 Bluetooth イヤホン ブルートゥース イヤホン T900 ブラック

 

おすすめ度*1

Tamoo T900

ASIN

B07F3PM7B9

 かなり小型の完全ワイヤレスイヤホン。耳奥までしっかり挿入される形式で装着感は悪くない。音漏れも少なめに思うが、音質的に弾ける音がやや強めに出るので、ドラム系の音が強いロックだけは漏れに注意する必要がありそう。

 aptXには対応しない。通信は比較的安定している印象で音源機器から5m離れても問題ないようだが、3m程度で通信の切り替えがあるのか一瞬途切れる感じがある。普通の使用では遅延や途絶はなく、日常的には問題を感じない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、日本語マニュアル。

Tamoo T900Tamoo T900

 

【2】音質

 音質的には立体的にはかなり頭に近く、完全ワイヤレスモデルの中では骨太で充実感がある。ピアノや弦楽も琴線の鳴りが良い。なによりドラムやシンバルの衝撃力があり、ロックは強い。ただしクラブサウンドの電子的な音はやや強く出過ぎ、音場全体がノイジーにかさかさしやすいため、人によってはかなり好みを分けるところがありそう。全体的にパンチ力にかなり振っている印象。どちらかというとアコースティックな曲に強いか。

 

[高音]:金管などは頭一つ色気が出る。意外と解放感が感じられ、刺さる感じもなく良質に思えるが、高域リズム楽器たとえばシンバルなどと音と混ざりやすいところがある。そのためときどきガチャガチャして感じられ、音場が横に狭く感じさせられるところもある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:奥行き感はあまりない。左右も近く感じられやすい。全体的に密度高め。音色は完全ワイヤレスモデルの中では精彩がしっかりしており、肉太に感じられる。

[低音]:低域はやや深みが感じられづらいところあり。重低感は出ないが、足場は比較的はっきりしているので、それほど不足感はない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に平面的で立体感に乏しい。曲によってかなり音が近く感じられる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:リズム楽器の衝撃度はなかなか元気があり、シャリ感もなくやや重みの感じられるスカッとした音。なかなか悪くない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:近くはっきり聞こえる。のびやかさもつややかさもうまく出ている印象で、アニソン系のコケティッシュな曲も男性ボーカルのロック曲もそつなくいけそうな印象。ボーカル中心に聞くにはよい。

 

【3】官能性

 Chima「urar」は若干キンキンした音が強く出過ぎ、全体的に近めに空間を支配するのでやや好みを分ける。キンキン音が気になりすぎるとボーカルに集中できず楽しめないかも知れない。

 高橋李依「小さな恋の歌」カヴァーはよい。精彩のある弦楽とリズム音がキラキラ感を出し、重すぎずしかしスカっと決めるリズムの刻みが小気味よくまとめている。全体的に楽器が近くボーカルと一体感が強いが、声色に濁る感じがなく綺麗に聞こえてくる。前屈みにしっかり聞かせてくれる。

 水瀬いのり&久保ユリカ「動く、動く」では、ジャギーな音の解像度が悪く濁って出やすく、耳にかなり苦い。ビター味が増した分だけ、ビープな音やボーカルの透明感が引き立っているとも言えるが、多くの人には出足からえぐってくる感じに聞こえやすいので好みを分けそう。衝撃音も強めでメリハリはよくついていて気持ちよいが、これも後半の音が増していく場面ではやや強すぎにも思える。ボーカルと音の一体感が命の曲だけに、ややガチャガチャとまとまりなくなってしまう感じになのは難しいところ。

 河野マリナ「たからもの」はよい。アコースティックな情感のせのせのバラード調な曲をうまく表現する。弦楽の情感は文句なく、ボーカルの伸びやかさもなかなか。リズムも芯がしっかりしながらもほどよい弾けがある。

 

【4】総評

 音質的にはややピーキーなところもあるものの、ロックやポップスをボーカルと楽器の一体性高めに密度良く聞かせてくれるところが好印象。リズムも衝撃力があり、メリハリがしっかりと出る。シャンシャン軽い音にならず、シャリ感もない感じで全体的に肉厚。

 完全ワイヤレスモデルとしては音質的な魅力は感じるものの、実売6000円を越える値段設定はコスパ的にはやや微妙な立ち位置。1万円以上になると有名メーカー製のモデルがあり、このモデルも音質はかなり良好に思うが、利便性やデザインなどで有名メーカー品ほど洗練されておらず、プレミアム感に乏しい。音質の良さや通信性能の安定性などを考えると低価格モデルを頭一つ抜けた感はあり、値段相応以上には思えるが。

Tamoo T900

 

【5】このイヤホン向きの曲

 しっかり元気なリズム音。煌めき感のあるピアノと弦楽。何よりコケティッシュなボーカルを濃くさせすぎず、若干すっきりした感じにうまくまとめている。音楽空間は全体的に近く密度がかなり高いが、音がガチャガチャ混ざらず楽しめる。

 

 このイヤホンはアコースティックな音の精彩がきれいに出るので、こういった曲もなかなかうまい。低価格の完全ワイヤレスモデルでこの曲をシャリっぽくない自然な感じで豊かに聞かせてくれるのはなかなかない。

 

 ボーカルの透明感のある声色がきれいに出る。リズム音やベース音とボーカルの分離が良く出来ていて、混ざらないのでこの曲のキラキラした情感がよく出ている。

 

 弦楽とピアノの精彩とほどよい肉厚感が出て、この曲もなかなかにいい感じ。

 

  クラブサウンド色の強いこの曲になると、リズムとメロディーラインがかなり混じり合う感じとなる。密度感はかなり出て充実度は高いが、ガチャガチャ感がかなりギリギリライン。同じ早見沙織の『dis-』カバーのほうは金管の色気がリズムに濁らされてしまっている感じになってしまうため、やや悪い気がした。このイヤホンでクラブサウンドを聞くと癖が強くなる。好みは分かれそう。

 

[Bluetooth5.0進化版] 両耳通話可能 自動ペアリング 自動ON/OFF Tamoo 完全ワイヤレス イヤホン 左右分離型 高音質 Bluetooth イヤホン ブルートゥース イヤホン T900 ブラック

 

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【aptX対応ワイヤレスヘッドホン Mixcder ms301 レビュー】スタイリッシュなデザインと低域中心の骨太感のある表現力。aptX対応。


Mixcder ms301

Mixcder ms301 aptx低レイテンシワイヤレスbluetoothヘッドフォンbluetooth 4.2航空金属折りたたみ低音bluetoothヘッドセット

 

おすすめ度*1

Mixcder ms301

ASIN

B07C4YJN9Z

 折り畳み型のヘッドホン。若干硬めの付け心地ではあるが、イヤーマフやヘッドバンドのクッションは厚めで当たりはきつくない。ただ少し蒸れやすく思う。

 aptX対応。通信性能はかなり安定しており、音飛び、遅延全くなく、動画鑑賞も問題ない。

 比較的マイク品質もよく感じられ、遅延も少ないので、PCのBluetoothアダプタとの相性次第ではあるものの、ゲーミング用途にも意外と悪くない印象。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は充電用USBケーブル、AUXケーブル、携行ポーチ、説明書。

 

Mixcder ms301Mixcder ms301

 

【2】音質

 音質的には傾向としてはドンシャリという感じだが、比較的フラットに近く、低域がやや厚みを増している印象で、バランス良くまとめられている印象。全般的に音ははっきりと聞こえ、奥行き感もそこそこあり、曲の骨格を感じられる。独特な個性やずば抜けた印象はあまりないが、価格帯を考えると無難に仕上がっている。

 

[高音]:そこそこのびやかで突き抜け感も感じられる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域はほどよく広い。

[低音]:減衰は素直。厚みがあり太さが感じられる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:低域が前面に出てきて厚い床面を作る。高域はやや奥まる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラム優位。ハイハットはやや低域に隠れるところがある(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:突き抜け感とのびやかさがある。息遣いなどはそれほど出ず、単調なところはあるが、素直で自然な印象。

 

【3】官能性

 今井麻美「朝焼けのスターマイン」は足場の厚みがしっかりしている。ボーカルの透明感もほどよく、高域音の煌めき感もそこそこ感じられる。ベースのエッジ感も悪くない。

 Aimer「茜さす」も重厚感がよく出ていながら、ボーカルや中域の精彩もそれなりに良いところが維持されている。

 山崎あおい「ナンパボーイ」も重厚感とほどよい疾走感が感じられ、それなりに面白く思える。

 

【4】総評

 価格を一度横に置いて、機能性と音質面の感想を言えば、ややかさばるものの、十分持ち運び可能な折り畳み型で、構造的に脆い印象もなく外出での使い勝手はよさそうな点は評価できるし、クセが少なく素直に重厚味を増したバランスの良い味付けは好印象だ。マイクの通話品質も悪くなく、満充電からの実働時間も結構長いため、ゲーム用ワイヤレスヘッドセットとしても使いやすいかもしれない。

 しかしひとたびコスパ面を考慮すると、一万円を越えるこの価格帯では競合にaptXに対応した上で、アクティブノイズキャンセルを備えていたり、音質面でより個性的で面白い特性の感じられるモデルも多く、突き抜けた魅力の少ないこの機種は地味に映りやすい気がする。総合的な使い勝手はよいので、価格相応の魅力はしっかり感じられるのだが、その魅力は寝技的な感じで驚きに乏しく、埋没しがちなところはある。

Mixcder ms301

 

【5】このヘッドホン向きの曲

 中域を潰さない太い厚みのある低域によって落ち着きと重厚感のある曲調に聞こえる。このボーカル独特の浮き上がってくる感じもよく映えて聞こえてくるのでこれは悪くない。

 

 重厚感のある表現があるので、骨太なドラマ性を感じさせるこういう劇伴的な曲にも向く。

 

Mixcder ms301 aptx低レイテンシワイヤレスbluetoothヘッドフォンbluetooth 4.2航空金属折りたたみ低音bluetoothヘッドセット

 

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【ワイヤレスイヤホン SONY WI-C300 レビュー】音質・使い勝手は外出時使用の状況をよく追究してまとめあげられている良機種。ただ価格的な立ち位置的にコスパは中途半端なところあり

SoundPEATS Q34

ソニー SONY ワイヤレスイヤホン WI-C300 : Bluetooth対応 最大8時間連続再生 マイク付き 2018年モデル ブラック WI-C300 B

 

おすすめ度*1

f:id:kanbun:20180320103053j:plain

ASIN

B079TZG4MB

 ハウジングが小型で耳への収まりも良く、装着感は良好なワイヤレスイヤホン。遮音性は標準よりやや高めといった感じで、音漏れについてはややシャリっとした音が漏れやすいかも知れない。

 aptXには対応しない。通信性能的には遅延なく、動画鑑賞にも十分堪える。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、日本語含む多言語マニュアル。ケーブルのタッチノイズはかすかにあるが、まず目立たない。

 

SoundPEATS Q34SoundPEATS Q34

 

【2】音質

 音質的にはやや左右の張り出しが強く意識される、頭を囲み込む音楽空間で、目線やや下に低域の足場、パーカッションも比較的張り出してきてしっかり聞こえるため、曲のメリハリ感や重量感は味わいやすい傾向。一方で高域は上方向への伸びやかさよりは左右に広がって、こちらに向かってのびてくる聞こえ方がする。そのため奥行き感の感覚もあるものの、全体的に音楽の骨格は近めに形成される印象で、周囲の雑音が多い外出時にも音楽の輪郭構造を楽しみやすいイヤホンという印象。

 

[高音]:上方向への開放感よりは左右に広がる伸びやかさ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:奥行き感はそこそこにある。全体としては音が近めに響いてくるところもあるので、密度感も感じられやすい。

[低音]:目線やや下にほどよい厚みのある、若干ウェットな音味の足場を作る(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右の張り出し感があり、頭が囲まれる球状空間を感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:パーカッションも全体的に張り出して近めに感じられる。シンバルはややシャリつく傾向がある。ドラムに重さはそこそこあるが、深みはそれほど感じられない(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:比較的自然で厚みもほどよくあり、バランス感覚よく感じられる。

 

【3】官能性

 May'n & 中島愛「What 'bout my star ? @formo」はパーカッションの粒が細かくシャープでキラキラ明るい雰囲気は満点。ボーカルの透明度もあり、楽器音もまとまりよく、全体として透徹した雰囲気がある。ただしシンバルはややシャリ味が強く、人によってうるさげに思う場合もあるかも知れない。

 水瀬いのり&久保ユリカ「動く、動く」は全体的にシャープで緻密かつ軽快。リズムは重み余地は爆発力と粒の細かさでキレの良い輪郭感を出す。ボーカルは透明度高めでスッキリと綺麗に背景音を透かしながら、気持ちよくまっすぐ響いてきて、胸に沁みる。

 雨宮天「奏」は煌めき感はほどよく、深さと重みのあるベースの情感もよい。ボーカルも透明で息遣いも綺麗に出て、情緒がある。

 彩恵津子「海よりも深く」は全体的に軽快でエッジ感がしっかりしており、スッキリした感じが出ている。ギターのキレも良く、金管も色気があってなかなかにうまい。

 

【4】総評

 全体的に外出時に音楽を楽しむというコンセプトをよく追求している印象がある。価格的には音質水準や仕様の面からやや割高に思うものの、SONYブランドの名に恥じないバランスの良い使い勝手で満足感は高く思う。

 とはいえこれといって飛び抜けてすごいと思うところもなく、これより下位価格帯にも個性的で音質的にも面白いワイヤレスイヤホンがたくさんあることを考えると、押しが弱いのも事実で、わざわざこれに手を出す必要はあまりなくも思える。これより上のクラスにはさらに実力も評判も兼ね備えた実力機があり、それらと比べるとエントリーモデル並みのレベルを抜け出ていないようにも思う。もう一声下の価格帯であれば、印象もだいぶ違って見えるところがあるのだが。

SoundPEATS Q34

 

【5】このイヤホン向きの曲

 若干ウェットで粘りがありながら、キレの良さのあるドラムの重みが心地よい。パーカッションや効果音が張り出してきて、濃厚な音楽空間が包み込んでくる。ボーカルは中央から左右に広くのびていき、空間を色づけする。手を伸ばせば清涼感のある情景に手が届くような充実感がある。

 

 ほどよく重く瞬発力のあるドラムがしっかり曲を引き締める。深掘り感はそれほど強くないものの、ベースの存在感もしっかり。中高域は透明感や煌めき観もあって眩しくきれいに表現されている。

 

  ほどよく重みのあるドラムの足場の上にキラキラ透明感のある空間が展開される。冬の朝のような透き通った音楽空間が左右の定位感も良く包み込んできて、世界観にぐっと引き込んでくる。

 

  圧倒的な勢いと緻密さがぐっと心を飲み込んでくる。ややエッジが強くキンキンしたところもあるが、音の立ち上がりはよく、全体的に細かく作り込まれ展開も早い世界観が丁寧に表現される。

 

 シャープでキレよく軽快なリズム表現は曲調の明るさ、楽しさをよく表現する。アニメ声のボーカルはやや鮮明度高めで場合によってキンキンに感じられるかもしれないほど透明度高め。

 

ソニー SONY ワイヤレスイヤホン WI-C300 : Bluetooth対応 最大8時間連続再生 マイク付き 2018年モデル ブラック WI-C300 B

 

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【モニターヘッドホン audio-technica ATH-M20x レビュー】個々の音のまとまりがよく、空間表現はやや広めで、やや淡泊でスッキリ味の聞きやすい音質。

audio-technica ATH-M20x

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x

 

おすすめ度*1

audio-technica ATH-M20x

ASIN

B00HVLUR18

 イヤーマフは少し薄めだが、柔らかく耳辺りはそこそこ良い。蒸れやすいかも知れない。バンドの側圧はやや硬く感じる。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は標準ステレオ変換プラグ、説明書。ケーブルのタッチノイズはほぼない。

 

audio-technica ATH-M20xaudio-technica ATH-M20x

 

【2】音質

 音質的には個々の音のまとまりが良く、少し広めの空間に定位感良く聞こえてくる感じで、聞き取りやすいモニターヘッドホンという銘にふさわしいもの。個々の音の鳴り方は自然で、どちらかというと演出の少ない淡泊な感じで、臭みも少ない代わりに外連味に乏しい。全体的にスッキリとした味わい。

 

[高音]:やや天井感がある。のびやかさはそこそこ(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:個々の音のまとまりは良い。全体的に淡泊でスッキリした音。空間の広さはそこそこ感じられるが、音の輪郭もはっきりしていて聞き取りやすいせいか空間的な静寂はあまり感じられず、曲によっては密度高めに感じることも。

[低音]:足場をしっかり作るが、重みや深みには欠け、やや淡泊(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:頭のやや前方に左右広めのパノラマに音を展開する(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:やや淡泊。脇役に徹して味付けに終始する印象(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:近い。自然な伸びやかさあり。開放感は出づらく、カタルシスに欠けるように感じるかも知れない。

 

【3】官能性

 飯島真理「天使の絵の具」ではこの曲の持ち味であると思われるボーカルの上方向への突き抜け感は出づらい。パーカッションにほどほどの量感と精彩があって盛り上げるが、印象としては淡泊。キーボードの音もキラキラ感が出ているが、出過ぎない聞きやすさを重視した感じで耳当たりよいが、味気なくも感じられる。全体的に音をしっかり慣らしつつ、個々の音に色を付けすぎないバランス感覚を感じる。

 Falcom Sound Team jdk「空の軌跡」を聞くと、金管などはまとまりがよいが、それだけに空間的な溶け込みや色気に欠けるような感じもあり、全体的に硬質に思える。突き抜け感や開放感にもやや乏しい。ただ骨格はしっかりしており、この曲の趣向を凝らした構造は丁寧に再現される。

 坂本龍一「Rain」はやや色味が淡泊ながら弦楽とピアノの輪郭感と立ち上がりが良く、展開はきれいに再現される。ただこの曲の面白みの一つである、高低の立体的な味わいには若干欠ける気もする。

 Avril Lavigne「Anything But Ordinary」は個々の音が輪郭感良く聞こえてくる。全体としては優等生過ぎるというか、うまくまとめすぎてしまっている印象もあって、奥行き感や開放感は乏しく感じられる気もするが、一方でこの曲のギターエッジなどの細かな表現からにじみ出てくる熱量感はよく再現され、エネルギッシュに聞こえる。

 

【4】総評

 全体的に個々の音の鳴りを丁寧に聞かせてくれる印象。聞き取りやすさを重視している感じで個々の音の色はそれほど強くなく、全体的にスッキリ味に感じられる。外連味などが少なく淡泊な印象を受けるかも知れないが、生演奏に近い自然な味わいを好む人には低価格で有力な選択肢になる。

audio-technica ATH-M20x

 

【5】このヘッドホン向きの曲 

 個々の音がまとまりよく、そのおかげで音の重なりでムードを出すこの曲にぴったり。ボーカルも近くしっかり聞かせてくれ、個々の音がほどよい密度で頭に直接向かってくる。

 

audio-technica プロフェッショナルモニターヘッドホン ATH-M20x

 

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【ワイヤレスイヤホン OuLe TDR0001 レビュー】若干シャリつく硬めの音質。通信性能は比較的安定しており、入門用には悪くない

>f:id:kanbun:20180311193505j:plain

OuLe Bluetooth イヤホン 完全ワイヤレス イヤホン 片耳 両耳とも対応 左右分離型 高音質 ワンボタン設計 スポーツ 軽量 マイク内蔵 防汗防滴 充電式収納ケース 通話 iPhone Android 対応 ブラック

 

おすすめ度*1

OuLe TDR0001

ASIN

B078KD7RS6

 完全ワイヤレス型。比較的小型だがハウジング部分はそれなりの大きさがあり、手に馴染むデザイン。装着感もしっかりしている印象だ。

 aptXには対応しない。通信はそれなりに安定しており、音飛び・遅延などはほとんど無い。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、マニュアル。

TAROME X2TTAROME X2T

 

【2】音質

 音質的にはやや平面的で奥行き感に乏しいところがあり、どちらかというと左右を意識しやすい。高域音やシンバルがやや刺さりやすいところがあり、シャリシャリした風味でパーカッションはやや軽めに思う。

 

[高音]:シャープ傾向でシャリシャリとした味わい(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:奥行き感はそれほどない。音にエッジ感があり、それなりのクリアな感覚はあるが、シャカシャカした軽い印象を受ける。

[低音]:低域は存在感が薄く、軽い(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:左右のステレオ感はあるが、奥行き感に乏しく、平面的に聞こえる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:シャープでエッジは利いているので、ハイハットなどは鋭く感じられるが、低域は軽く、全体的に疾走感が強い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:傾向としてはシャープ。場合によって息遣いなど少し尖りやすいところがある。

 

【3】官能性

 早見沙織&東山奈央「Hello Alone」はエッジ感があり、キラキラ味もそれなりに良く、若干シャリつく感じはあるがキレよく聞こえる。ボーカルの透明感もそれなりに感じられ、悪くない。

  NIRGILIS「sakura」はややシンバルがうるさげに聞こえるかも知れない。奥行き感もやや乏しい感じなのはしかたない。全体的にやや軽く、篭もった感じも多少ある気がするが、比較的明瞭感はある。

 南壽あさ子「ここだよ」は透明感のあるピアノ音とやや暖色の雰囲気の弦楽がそこそこきれいに出て、印象的に悪くない。またボーカルも温かみのある声色なので、このイヤホンの欠点を感じづらい。

 

【4】総評

 完全ワイヤレスモデルの中では装着感・音質・使い勝手のバランスがよく、価格も入門レベルの標準的な価格で手を出しやすいモデル。同価格帯の分離型ではないワイヤレスモデルに対しては音質面で劣るところは多いが、完全ワイヤレスも出るに限ればコスパが高く、選択肢として悪くない機種に思う。

TAROME X3T

 

【5】このイヤホン向きの曲

 エッジ感のあるギターが感じられ、パーカッションの表現もよく輪郭は出ている印象で、なかなか悪くない。

 

OuLe Bluetooth イヤホン 完全ワイヤレス イヤホン 片耳 両耳とも対応 左右分離型 高音質 ワンボタン設計 スポーツ 軽量 マイク内蔵 防汗防滴 充電式収納ケース 通話 iPhone Android 対応 ブラック

 

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【DJヘッドホン JVC HA-XM30X レビュー】深みと重みはあるが、重量感は強すぎず中高域を邪魔しづらい低域。若干密度が高く、情報量が多い曲ではガチャガチャしやすいところもある

JVC HA-XM30X

JVC HA-XM30X XXシリーズ 密閉型ヘッドホン DJユースモデル ブラック&レッド

 

おすすめ度*1

JVC HA-XM30X

ASIN

B00DRVB0UI

 大きめで耳当たりの良い厚ぼったいイヤーマフの装着感は良いが、やや蒸れやすいかも知れない。バンドはやや締め付けが硬いので、頭の形によってはきつく感じるかも知れない。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品は説明書。ケーブルのタッチノイズはない。

 

JVC HA-XM30X

 

【2】音質

 重低音モデルと銘打ってはいるだけあって、低域にはかなりの深みや重みがある。ただし前面に出る感じの音ではなく、タイトで被さる感じもないため中高域を意外と阻害しない。一方でそれゆえに支配的な低域音を好む人からすると重量感の面では物足りなく思うかも知れない。全体的に音に密度感が感じられ、中高域の精彩もよく、バランス感覚に優れる印象だが、情報量が多めの曲の一部では中低域の密度が強すぎて、高域が圧迫される感じが出てしまうこともある。

 

[高音]:楽器が多い情報量高めの曲では奥まり篭もって感じられることもある。逆にボーカル中心の曲やクラシックなどのバランス感覚の良い曲では、充実した高域が感じられる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:全体的に密度高め。場合によってガチャガチャしやすい。色づきはそこそこよく、煌めき感もある。ピアノの精彩や弦楽の色づきも悪くない。

[低音]:比較的タイトで深みと重みが感じられる音。前面に出てくる支配的な感じでなく、ほどよい分離感がある。重量感はあまりない(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:エッジ感はそこそこある。音は全体的に近く、密度高めでやや混ざりやすい。頭を囲むやや狭めの半円形を感じる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:シンバルの音は細かく、精彩もある。重みと深みもあるドラムはよく弾み、重たくしすぎず快活な感じも出る(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:透明感はそれなりによく出る。のびやかさも悪くないが、中域の密度を強く感じるせいか上方向の開放感はそれほどでもない。

 

【3】官能性

 May'n & 中島愛 & 坂本真綾「娘々サービスメドレー」はかなり密度高めで全体的に近く、若干ガチャガチャする。曲の転換の切り替えは良く、エッジ感があってキレていて多彩な味わいはうまく出る印象。ただ高域音は圧迫されている感じがある。

 水瀬いのり & 久保ユリカ「動く、動く」は低域ビートがやや耳に近く、若干重たげな印象に聞こえる。ボーカルは埋もれず、一貫性がある。奥行き感はやや弱く、全体的に近く大味に聞こえる。

 UVERWorld「CORE PRIDE」はビートの刻みが近く、重く圧倒的。パンチも利いていて気持ちよい。ボーカルも近く、楽器に埋もれない。

 山崎あおい「夏海」はドラムが重くタイトな足音を刻む。ギターも側面から彩りを演出し、鮮やかな夏の空気を感じさせる。ボーカルが楽器に埋もれる感じもなく、迫力はなかなかにある。ただ若干背景の音がぼやけて感じられるかもしれない。

 

【4】総評

 タイトで良質な低域はなかなかに魅力的で、中高域の精彩もなかなかで充実した密度の高い音楽空間は楽しい。ただし前面に出てくるような支配的な低域好きからすると量感的に乏しく感じられるかも知れない。装着感は悪くなく、使い勝手の面でも価格標準以上の魅力はある。低域モデルと銘打っているものの、意外と万能な器用さを感じる。

JVC HA-XM30X

 

【5】このヘッドホン向きの曲

 ピアノの煌めき感は良好。弦楽の情感もあり、ボーカルの透明感もよく出ている。これくらいの曲だと密度感の高さが逆に曲の味わいを引き立たせ、充実感がある。全体的に近めで抱擁してくる音楽空間が展開される。

 

 低域リズムが足場をしっかり形成する。その上にボーカルと高域音がキラキラと星空のように浮かび上がる。なかなかに聴き応えがある。

 

 やや深めの低域がタイトな足場を作る。ボーカルの伸びやかさも良く、突き抜けも良い。側面の弦楽が若干近すぎる気もするが、色気のある音でうるさい感じはあまりない。

 

JVC HA-XM30X XXシリーズ 密閉型ヘッドホン DJユースモデル ブラック&レッド

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

【ハイレゾ対応イヤホン amadana PE-817HR レビュー】緻密でクリア、瞬発力もある小気味よいサウンドを広めの空間表現に散りばめる秀逸モデル。コスパは良好

amadana PE-817HR

アマダナ 【ハイレゾ音源対応】[マイク付]カナル型イヤホン PE-817HR-BR 【ビックカメラグループオリジナル】

 

おすすめ度*1

amadana PE-817HR

ASIN

B0762Q4S7S

 耳に収まりの良い小型のハウジングで装着感は上々。遮音性はそこそこ高く、音漏れも少なめ。

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え。タッチノイズは若干あるので、衣擦れなどで雑音が入るかも知れない。

 

amadana PE-817HRamadana PE-817HR

 

【2】音質

 低域から高域までバランス良く、クリアで緻密な味わいができるのが魅力。どの音域の音もまとまりよく、鮮明度が高く、しかも定位感もよいので空間的には広く開放感も感じられる。全体として明るく若干硬質ではあるものの、温度感も感じられて温もりもある、快活な雰囲気に曲が聞こえる。

 

[高音]:透明感がかなり出ているが、キンキンしない温度感のある耳当たりの良い音。のびやかさもよく出て開放感を演出する(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:かなり広く感じられる。ピアノの透徹しながらも冷たくなりすぎないバランス感覚のある表現、弦楽の色気とのびやかさのバランスも良い。

[低音]:タイトでまとまりよく、重み深みもそこそこ感じられる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に広く、個々の音は定位感もクリア。水族館で大水槽で様々な魚を眺めているかのように、個々の音の個性が位置感も丁寧に感じられ、見渡せる(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:シンバルはややおとなしめだが、粒が細かい。やや柔らかく優しめだがタイトさと重みのあるドラムがやや優位。どちらかというとクリアな弦楽やピアノがリードしやすく、パーカッションは味付けに回っている印象(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:温度感のある透明さの若干強い声色で、自然に近い。のびやかさがきれいに出るのでアニメ声の女性ボーカルにも向く。

 

【3】官能性

 山崎あおい「君のいない夏なんて嫌いだ」はまずピアノとボーカルの透明感がきれいでまばゆい。弦楽も若干キラキラとした色合いの情感が良く乗っている。音の立ち上がりも良く全体としてまとまりと展開がよく、アクリル細工のような透明感と見晴らしの良い味わいになっている。

 やなぎなぎ「ビードロ模様」はまずビートが深くタイトかつ柔らかく、リードしていく。ボーカルの温もりと透明感のバランスも良く独特の甘酸っぱさが思う存分味わえる。

 スキマスイッチ「ボクノート」はクリアなピアノと鮮明に定位感良く表現される細かなパーカッション表現が緻密でありながら、静けさの感じられる音楽空間を丁寧に作り出す。ボーカルは厚み、温度感、透明さのバランスが良く、裏声の混じるやや複雑な声味もよく出る。

 Trysail「コバルト」は全体的に精緻。個々の音の立ち上がりも良く、元気で快活な展開が眩しいほど明るい。ボーカルは透明でキラキラ感もあるが、キンキンせずに自然な温度感もよく維持されており、息遣いも自然。パーカッションの弾けもよく、爽快感にも満ちている。

 

【4】総評

 5000円台から購入可能なハイレゾ対応イヤホン。音質的にも透明感のある鮮明で開放的な表現はなかなかにレベルが高く、コスパはかなり良好。装着感も良く、遮音性も高めで没入感もあり、使い勝手の面でもほとんど文句がない。欠点らしい欠点がなく、全体的にこの価格帯では標準以上のレベルでまとめられているので、買って不満に思うことは少ないだろう。

amadana PE-817HR

 

【5】このイヤホン向きの曲

 ボーカルの声色は自然な透明感があり、弦楽の色合いも良い。奥行き感も良好に出る。パーカッションの立ち上がりも良いので小気味よいリズム感がうまく出る。サビでのボーカルの伸びやかさも良好。全体的にスッキリ鮮やかでラムネのような爽快感の中に透明な甘みを感じさせる味わい。

 

 クリア感があり、全体的に鮮明。パーカッションは衝撃もクリアで弾みも良く、タイトにまとまりがよい形でありながら、爆発力もある。左右と奥行きの広さも明瞭で、開放的。中盤のデジタル表現もくっきりクリアでシームレスななめらかさもあり、印象にしっかり残って曲全体のアクセントとして申し分ない。

 

アマダナ 【ハイレゾ音源対応】[マイク付]カナル型イヤホン PE-817HR-BR 【ビックカメラグループオリジナル】

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。