「射鵰英雄伝」の映像作品最新作がAmazon Prime Videoに登場!!
amazon Prime Videoに「射鵰英雄伝」の最新2017年度版が追加されています。中国武俠小説の最高峰の一つを原作とする、まさに現状の中国が生み出すことができる、最高のエンターテインメント作品の一つであり、見逃すのはもったいない作品です。
武俠小説の金字塔「射鵰英雄伝」
「武俠小説って何ですか?」って言われたら、まあ手っ取り早く言うとカンフー小説なんですが、そうまとめるとブルース・リーとかジャッキー・チェンとか想起されちゃうといけません。ああいうカンフーアクションとは違って、歴史要素が入ることが多いので、日本で言うと「剣客商売」とか「無限の住人-IMMORTAL-」のような剣客モノ時代小説のようなものと考えるとわかりやすいと思います。
とにかく個性的な武術の達人たちが出てきて、義理とか人情とかちょっとした勘違いとか、あるいはもはやただ単に面子のためだけの理由で、喧嘩し出したり、流派どうしの大規模抗争をしたりして、そしてみんななんだかんだ最強を目指してたりする、そんな世界観です。
私が「射鵰英雄伝」の映像化作品で一番好きなのは2003年の李亜鵬版なんですが、とにかくクッソ面白いです。私が一番好きなキャラは洪七公です。まあ大抵みんな好きですよね、この人。「天龍八部」でお馴染み、あの「降龍十八掌」の使い手ですし。
どんな分野であれ、何かを究極的なレベルにまで追い求めることは異常な執着心でしかないので、狂気に近づくことです。私のあまり豊かとは言えない人脈の中にもその道で本当の一流と言える人物は何人かいますが、その誰もが独特の考え方を持っていて、心の中にまで入れないなという印象を抱かせるところがあり、最終的に孤高を感じさせました。そもそも周りを気にしていたら、一流にはなれません。だからこそ一流は誤解されやすいのですな。「射鵰英雄伝」を見ていると、まさにそうした一流の人物の世界みたいなものが垣間見えるかも知れません。
まあ難しいことを考えなくても、素直に面白い作品です。
見どころ
- とにかく個性派揃い
- 義侠心と拳で語る「漢」の世界
- 迫力のワイヤーアクション
- 歴史
- 政治
- 派閥抗争
こんな人におすすめ
- 中国史が好き
- (サイヤ人がやってくる前の)ドラゴンボールが好き
- 剣客系時代劇が好き
- 派閥抗争ネタが好き
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