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【HiFiGOレビュー】中華イヤホン QoA Mojito:極上の中域、開放的な音場!!

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QOA Mojito

QOA Mojito

 

 

※この記事はHiFiGOから許諾を頂いて翻訳したものです。著作権はHiFiGOにあります。

元記事

hifigo.com

 

QoA Mojito:極上の中域、開放的な音場!!

 中国はオーディオ機器製造ブランドの数においては最大を誇っています。そしてそれにも関わらず今なお、日々いくつかの新しいブランドが勃興し、素晴らしい製品をリリースするのを目にすることができます。今回はQueen of Audioという名前のブランドの製品を手に入れました。通称QOAです。QOAは、世界中で話題となっているIEMの多く取りそろえた豊富な製品群でオーディオファンの間で広く知られているブランドであるKineraの姉妹ブランドです。QOAというブランドは、ソフィーとユーコという姉妹によって始められました。そうです。このブランドは2人の女性によって設立されたということは、つまり、女性によって設立された数少ないIEM製造ブランドの1つかもしれません。

 

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 これまでに、このブランドは2つのIEM、QOA Pink LadyQOA Mojitoをリリースしています。 Pink Ladyは昨年後半に登場し、コスパの良さで世界中の多数のレビュアーから注目を集めました。QOA Mojitoは、ごく最近リリースされたばかりの新しいIEMです。 現在の価格は400ドルで、ミドルレンジ帯のIEMとなっています。 数日前にMoondrop Blessing 2と一緒にQOA Mojitoのユニットを手に入れました。このユニットをここ数日間使用してきましたが、今日はそのレビューを皆さんにご報告致します。

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 レビューを始める前に、MojitoはHiFiGOのこちらのストアページから購入できることをお伝え致します。

 

QoA Mojitoについて

 QOA Mojitoは、マルチドライバーIEMです。 両側に6基のバランスドアーマチュアドライバー構成ユニットがあり、それぞれ4基のKnowles製バランスドアーマチュアドライバーと2基のSonion製バランス度アーマチュアドライバーユニットがあります。 このイヤホンの名前は、私たち全員が知っていると思われるカクテル「モヒート」です。 イヤホンの外観はそのカクテルのインスピレーションが反映されています。 イヤホンそれ自体で輝く外観を持ち、3つの異なる色、アンバーイエロー、オーシャンウェーブブルー、グレープスパークリングワインが利用できます。 私は今回グレープスパークリングワインカラーを試しています。

 

パッケージ

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 QOA Mojitoは、そのブランドデザインが前面に印刷されたシンプルな長方形のボックスに入っていますドライバー構成は、2基のSonion製と4基のKnowles製バランスドアーマチュアドライバーです。 パッケージの裏側には、周波数グラフと技術仕様が書かれています。 箱を開封すると、私はこの美しいIEMを手に入れることができ、そしてその本体は確かに見事な見栄えであるとお伝えします。 ボックス内には、IEM本体、QOAブランドのキャリーケース、イヤホンの色に一致するスリーブ付きの純銅ケーブル、イヤホンの色に一致する3ペアのシリコンイヤーピース、黒色の3ペアのシリコンイヤーピース、そして技術仕様とブランド情報が記載された2つの薄いボール紙のスリーブが入っています。

 

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 パッケージは非常にエレガントかつ非常にシンプルな構成で、必要なすべてのアクセサリがパッケージにバンドルされています。

 

工作精度と装着感

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 QOA Mojitoを一瞥しただけで、それは驚くほど美しく見えます。 イヤピースはステーブルウッドで構成され、上質な樹脂で覆われているため、きらきらと輝いています。 Mojitoのすべての個体は、使用されている木の素材のおかげで、それぞれに異なる質感があり、各イヤホンはユニークで同じものがこの世に2つとありません。同じパッケージに入っているペアでも、それぞれの側でデザインパターンが異なります。フェイスプレートには光沢のある金色でMojitoのロゴが印刷されています。 イヤホンは非常に軽量で人間工学に基づいています。とても快適でしっかりフィットします。長時間音楽を聴いた後でも、まったく疲労感はありません。 私はこのイヤホンをリスニングするたびに6〜7時間も使用しました。ええ、それだけでなく、私は任天堂またはソニーのシステムでゲームをプレイしたり、M11 Proで音楽を聴いたりしながら、長時間のリスニングを何度か行っています。

 

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 そういうわけですから、フィット感に問題はなく、軽量で人間工学に基づいたデザインになっているので、耳のサイズが異なる多くの人に簡単にフィットすると思います。 パッケージに含まれているイヤホンケーブルは非常に良質で、シンプルなパターンで編まれた4本の純銅ワイヤーで構成されています。ケーブルには3.5mmのシングルエンドプラグと0.78mmの2ピンコネクタがあり、IEMの色に一致するシリコーンスリーブカバーが付いています。

 

 このIEMは非常に豊かで見事な外観を持っています。 このイヤホンはよく構築され、ユーザーに非常に快適なフィット感を提供します。

 

音質

 1対のオーディオ信号変換機器に400〜500ドルもの投資しようとすることに不安はつきものです。最終的に、美しいイヤホンのデザインを見て楽しむのはなく、座って音楽を楽しむつもりなので、このイヤホンには素晴らしい音を奏でてもらいたいです。さて、QOA Mojitoは音も非常に優れていて、真空管のようなサウンド表現を備えた中域にフォーカスされたサウンドを持っています。音の出力はリラックスした感じです。 広い音場表現を持つ開放的な印象があります。ボーカルは前向きで、中域が前にあるAタイプのサウンドシグネチャーを持つIEMのように感じます。私は主にボーカルベースの曲、ライブレコーディング、またはアンプラグドセッションのいずれかを最もよく聞く人です。 そしてこのイヤホンは確かに私に素晴らしいボーカルのディテールを提示します。 音の出力は暗く暖かく感じます。 ここでは、音響周波数応答範囲のさまざまな領域について語りましょう。

 

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低域/ベース

 私は、DUNU DK-3001 ProやMoondrop Blessing 2などといった他のIEMが奏でる、ダイナミックドライバーの低域にとても慣れ親しんでいます。完全なバランスドアーマチュアドライバー構成を使用するのはこれが初めてです。 このイヤホンの低域は、ダイナミックドライバーが低域部分を処理する他のIEMの低域ほどではありません。 しかし、それは劣っているわけでもなく、パンチの効いた清潔な低域を持っていて、応答は非常に迅速でクリーンです。イーグルスのアルバム「Hell freeze Over」のレコーディング曲から「Hotel California」を聴くと、最初のボンゴパートを聴けば、そこには素早いパンチが見られます。ダフト・パンクの「Lose Yourself to Dance」、良好なサンプ(打ち込み)があります。 ビリー・エリッシュの「Bad Guy」を含めその収録アルバムの曲の全体も素晴らしい重低音のレスポンスを示しています。バランスドアーマチュアドライバーによって処理されているにもかかわらず、全体的に、深い低域を実現しているように感じられ、素晴らしいパンチと音楽への素早い反応を示しています。 このイヤホンでEDMも充分にお楽しみいただけます。

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中域/ボーカル

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 IEMは、中域の領域を前面に保つように調整されているように聞こえます。アコースティックスのディテール感とボーカルは驚くほどに感じられます。私はいつもリラックスしたサウンド出力を好む人です。このペアで得られるのは、心地よい体験です。London Grammarの「Hey now」や、ルイス・キャパルディの「Hold me while you wait」を聴けば、そこには異次元の体験があります。リアーナの「Unfaithful」のピアノは深みに満ちており、「Cold Case Love」の彼女の声を聴けば、本当にこのイヤホンに魅了されます。 サウンド出力は、それが真空管アンプのセットアップから出ているかのように感じられ、ボーカルは厚みがあり豊かな感じになります。このイヤホンで豊かなボーカルを聴くのは異次元の体験です。私は実際、ボーカルベースの曲でこのイヤホンのサウンド表現が好きでした。

 

高域/トレブル

 このIEMは非常にリラックスできるサウンド出力を備えており、高域は非常に滑らかで心地よい感じがします。シンバル、フルート、ヴァイオリンの音はまったくシャープに感じられません。高域をチェックするために、ティナ・グオの楽曲のいくつかを聴きました。「Letter to You」「Ghost of War」「The peace variations」です。そして、そのすべてが非常に心地よく滑らかに聞こえます。 しかし、私にはこのイヤホンには、早い段階での高域のロールオフがあるように感じます。ディテールはかなり良いですが、この価格帯では最高ではなく、私はDUNU DK-3001 Proを使用していますが、DK-3001 Proはほぼ同じ価格で、滑らかな表現と鮮やかなディテールを提供してくれます。しかし、みずみずしい中域を聴くことが出来るこのイヤホンに不満はありません。

 

音場/分離感

 QOA Mojitoは風通しが良く広い音場を持ち、ディテールが高く、中域は前進的です。楽器の分離はかなり良好です。ティナ・グオの「Wonder Woman Main Theme」やオペスの「In Mist She Was Standing」のようなクイックソングでも、さまざまな楽器を容易に識別できます。全体的に抜けの良い表現は本当に好ましいと私は思いました。

 

遮音性

 このイヤホンは外耳道を完全に覆い、素晴らしいフィット感を私に提供します。 完全な外音ノイズ分離があります。 私は普段大音量で音楽を聴くことはしませんが、誰かが私に話しかけて来ても、音楽から引き離されることはありませんでした。そういうわけで、ノイズアイソレーションに関しては、私はこの秀逸なイヤホンが本当に好きです。

 

このイヤホンの駆動について

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 QOA Mojitoのインピーダンスの定格は23Ωで、感度は118dBとなっており、駆動が非常に簡単です。 手持ちのFiio M11 Proでは、自宅にいるときに50/120の音量レベルを超える必要はありませんでした。また、自転車で通勤しているときは、70/120程度で充分です。Fiio M11 proのライン出力を使用し、Aune B1sポータブルアンプに接続した場合は、アンプは低ゲイン設定でボリュームを20〜30%以上に上げる必要はありませんでした。 そういうわけで、このイヤホンをドライブするのはとても簡単です。一度、One Plus 6TとCozoy TAKT C DAC AMPの組み合わせを試してみたことがありますが、約40%の音量で満足でした。

 

総評

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 結論としては、ボーカルベースの曲を聴く場合、QOA Mojitoは中域の豊かなディテール、パンチの効いた速い低域レスポンスのおかげで並外れたパフォーマンスを発揮します。 このイヤホンはかなり良好で、ビルドはよく構築されており、素晴らしいサウンドを奏でますが、しかし高域は少し凹んだ印象を受けます。私はそれが悪いと言っているわけではありませんし、むしろかなり良好ですが、それでも改善の余地はあったでしょう。風通しがよく、広く感じられる音場があります。POP、Acoustic、Live、EDMなどのジャンルについては、このイヤホンはかなり良い音を出します。 リラックスしたサウンド表現のあるQOA Mojitoとの時間を私は楽しみました。

 

 この美しいイヤホンはHiFiGOのこちらのストアページからここで購入できます。

 

QOA Mojito

QOA Mojito

QOA Mojito 2 Sonion BA+4 Knowles 6BA Driver In Ear Earphone IEM

 

  • 元記事の公開日:2020/03/26
  • 著者:Pulkit Chugh

 

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