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「物欲探訪」シリーズは普段からamazonを覗いている筆者が、買おうかどうか迷っている機種を紹介するコラムシリーズです。
Scarbirが音質を高く評価するFIIL T1 Pro
今回紹介するのはアクティブノイズキャンセリング搭載完全ワイヤレスイヤホン「FIIL T1 Pro」です。この機種はEarFun Free Proのレビューを書くために情報収集をしているときに見つけました。
紹介しようと思ったのはScarbirのレビューでかなり音質が高く評価されていたためです。
FIILについて
FIILは2015年に設立された中国のオーディオブランドで、本社は北京に構えています。伊藤屋国際が過去に日本の正規代理店業務を行っていたようですが、今も行っているかは不明です。どちらにせよ日本国内ではほとんど商品が出回っていないので、FIILの商品を購入するときは、ほとんどの場合、Aliexpress(aliexpress.com)やamazon.comなどの海外通販サイトから個人輸入する形になるでしょう。
FIIL(フィール)は2015年に設立された中国北京に本社を置くブランドで、音楽を愛し、音質に拘る数多くのミュージシャンのニーズに応えるオーディオ製品の設計と製造を行っています。
FIILのコアチームメンバーには、人気ロックミュージックアーティストの汪峰(Wang Feng)をはじめ、Huawei、Plantronics、Lenovo、BMWなど有名企業の専門家も参加しています。
FIILの目標は適切な価格設定でファッショナブルなデザインの製品を製造すること、そして最も重要なことはあらゆる状況に対応できる優れた音響製品を製造することにより今まで満たされなかった全ての要求に応えられる、そんな製品を目指して日々開発を行っています。
FIIL T1 Proの特徴
コンパクトなデザイン、快適な装着性
EarFun Free Proのレビューでもそのコンパクトなデザインについて述べましたが、共通のデザインを持つFIIL T1 Proも当然のことながら、全く同じコンパクトさを発揮します。
Scarbirによれば、そのデザインはFIIL T1 XやFIIL T1 XSといったほかのFIIL製完全ワイヤレスイヤホンよりもコンパクトです。その装着感はスポーツ用に最適なイヤーウィングによって安定しており、ランニングなどに最適であると述べられています。
付属アプリは基本的に使えないと考えてよいでしょう
EarFun Free Proと異なり、FIIL T1 Proには専用の「FIIL+」アプリが付属します。これによりコントロールをカスタマイズしたり、豊富なイコライザーにアクセスできるようになります。イコライザーは3つの標準EQ、10種類のジャンル別EQ、そしてユーザー自身が作成できるカスタムイコライザーが用意されています。
しかし、2020/12/19時点でFIIL+のグローバル版アプリはT1 Proをサポートしません。したがって中国語専用で提供されているバージョンのアプリを入手する必要がありますが、このアプリはデータを追跡する可能性があることに留意が必要なようです。中国語版アプリの導入方法についての詳しいやり方はScarbirのレビューで解説されています。
アクティブノイズキャンセリングとアンビエントモードを搭載
FIIL T1 ProのANCスペックについて詳しい情報を手に入れることはできませんでしたが、おそらくその品質はEarFun Free Proと大差ないようです。公式には90%カットの情報が与えられており、これはおそらく-25dB相当くらいでしょう。
ScarbirはT1 Proのアクティブノイズキャンセリング性能に全く満足しておらず、少なくとも強力ではないでしょう。それはEarFun Free Proのアクティブノイズキャンセリング性能が価格帯の標準の域を出ていないのと同様であると思われます。
アンビエントモードは効果的とは言えず、音量を中くらいで音楽を聴いているときに有効にしても、周囲の音は聞こえないとScarbirは述べています。またアンビエントモードは音楽の音量を下げたり、停止させることはないようです。つまり、周囲の音を聞きたいときにはアンビエントモードをONにするより、音楽を停止させるか、片耳からイヤホンを外した方が効果的でしょう。
ワイヤレス充電&低遅延ゲームモード
EarFun Free Proと同じく、FIIL T1 Proはワイヤレス充電に対応し、低遅延のゲームモードを搭載しています。しかし、EarFun Free Proと異なり、ゲームモードへの変更はアプリでのみサポートされていることに注意が必要です。つまり、標準では、EarFun Free Proのようにイヤホンをタップすることでゲームモードに移行することはできないため、アプリの導入が必須になります。
すでに述べたようにアプリは中国語限定となるため、この点でEarFun Free Proのほうがより初心者向きで使いやすいでしょう。
Scarbirを納得させたオーディオ品質
FIIL T1 Proのサウンドに対するScarbirの評価は非常に高いです。もちろん、Scarbirが基本的にFIIL製品の音をこれまでも高く評価している点に注意する必要はあるかもしれませんが、それでもそのサウンドが多くの人に魅力的に思える可能性は高いです。
ScarbirはEarFun Free Proもレビューしていますから、音質はEarFun Free Proから類推できます。Scarbirによれば、EarFun Free Proは低域が強化されたFIIL T1 Proです。そしてFIIL T1 Proの低域はEdifier NB2よりは少ないと比較されています。
彼の聴感印象を信じるならば、FIIL T1 Proは低域の少ないEarFun Free Proということができ、その光沢感のあるディテールの強い中高域のキャラクターはおそらくそのまま引き継がれているので、透明感ではかなり優れているかもしれません。Scarbirのいうとおり、それはEarFun Free Proよりバランスの取れた音質を提供してくれることが期待できます。
FIIL T1 ProとEarFun Free Proの比較表
EarFun Free Pro |
FIIL T1 Pro | |
ドライバー径 | 6.1mm | 6.1mm |
連続再生時間 | 7h | 6h |
最大再生時間 | 32h | 30h |
防水性能 | IPX5 | IPX5 |
アクティブノイズキャンセリング | -28dB |
90%低減 (-25dB相当?) |
アンビエント | ○ | ○ |
ワイヤレス充電 | ○ | ○ |
ゲームモード | ○ |
△ (アプリ必須) |
付属アプリ | × | ○ |
FIIL T1 Proの技術仕様
- 連続/最大再生時間:7h/32h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:AAC/SBC
- BT:V5.2
- イヤホン重量:各4.3g
パッケージ内容
- 2 * bluetoothイヤホン
- 1 * 充電ケース
- 1 * usbケーブル
- 1 * ユーザーマニュアル
- 3 * イヤホンカップ (s、m、lサイズ)
- 2 * イヤーパッド
まとめ
FIIL T1 ProはおそらくEarFun Free Proの兄弟機です。そのサウンドはレビューを読む限り、より低域が少なく、よりバランスの取れた音質で、透明感と光沢感に優れていることが予想されます。使い勝手の点ではアプリ前提の設計をされているせいか、単体ではEarFun Free Proより機能的ではなさそうですが、アプリを導入することができれば、その不満は減るでしょう。
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