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【コラム】DUNU ZEN Proの海外レビューまとめ

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DUNU ZEN Pro

DUNU ZEN Pro

 

 人気ブランドDUNUのフラッグシップイヤホン「DUNU ZEN Pro」の海外レビューをまとめて紹介します。

www.ear-phone-review.com

 

DUNU Zen Proの特徴

  • W型マグネシウム・アルミニウム合金ドームを採用した第2世代ダイナミックドライバー
  • DUNU特許のナノポーラス・アモルファスカーボンコーティング(Nano DLC)
  • DUNU特許のAir Control Impedance System(ACIS)。
  • 1.8Tの強力な磁束を生み出す公差調整済みのプレミアムネオジム磁石
  • 高品質のS316ステンレススチール製イヤーキャビティ
  • 高純度古河OCC銅とネオテックシルバーの4芯ハイブリッドケーブル(特許取得済)
  • 交換可能なターミネーションプラグ

 

DUNU Zen Proの技術仕様

  • インピーダンス:16Ω
  • 感度:112±1dB
  • 周波数応答範囲:5Hz〜40kHz
  • THD+N:<0.2% @ 1kHz

 

DUNU ZEN PRO

 

ECLIPSE、世界最高の技術を1つのダイナミックドライバーに集約

 DUNU Zen Proは、自社開発のECLIPSEドライバーモジュールを搭載しています。ECLIPSEは、DUNUが複数の特許技術を実装したダイナミックドライバーの次世代パラダイムです。このパワフルなダイナミックドライバーは、超高磁束、高度なコーティングを施したメタル/アロイ/ポリマードームなど、フルレンジの周波数特性を目指して設計されています。

 

驚異的なパフォーマンスを実現するパワフルなダイナミックドライバー

 DUNUは、オリジナルのZenに搭載したECLIPSEドライバーを改良しました。DUNU Zen Proは、金属組成を見直した第2世代のW型ドライバードームを搭載しています。ドームはマグネシウムとアルミニウム合金で構成されており、剛性の向上と内部のダンピングの改善により、旧世代のDUNU Zenよりも高音と中音のパフォーマンスが向上しています。

 

DUNU Zen Pro

 

海外レビューの紹介

 ※動画は字幕で翻訳されているものがあります。字幕をONにすることをオススメします。字幕の日本語訳が表示されない場合は動画の右下にある「Youtube」をクリックしてYoutubeの本サイトで再生すると翻訳字幕で見られるようになります。

 DUNUは、まだサプライヤーから大きな注文を受けるほどの規模ではないので、ZEN PROの研究開発費を大量に償却することができず、価格面で不利になることは間違いありません。ZEN PROに搭載されているECLIPS_18ドライバーは、FALCON PROに搭載されているものよりもはるかに複雑な設計になっています。材料科学の専門家である私は、「もっと大量に注文すれば、もっと安くできるのでは」と思い、思わず唸ってしまいました。私は個人的に話すことはできませんが、同じように新しいFiiO FD7と比較されることはすでに知っています。しかし、より安価で、独自のシングルDD実装のためにDUNU ZEN Proも純粋なベリリウム箔の振動板を使用していると思われます。

 

 価格は最大の争点ですが、私はIEMの世界での経験が浅いので、現時点では他のフラッグシップのシングルDDセットの中からZEN PROの直接の競合となるものは持っていません。ですから、このことを念頭に置いて、小規模で運営することのプラス面をお話しします。DUNUは各ドライバーをより詳細に検査することができますし、私がこれまで使ってきたDUNUのセットでは、チャンネルマッチングが素晴らしいの一言に尽きるのです。トップコーティングやマグネットシステムなど、ドライバーの複雑な製造工程については、まだまだお伝えしたいことがたくさんありますが、AudezeとHIFIMAN以外で多くの詳細を快く教えてくれたのは、この会社だけでした。ZEN PROは、多くのユーザーが満足できる製品に仕上がっており、フラッグシップモデルであるLUNAのような "概念実証 "的な印象は受けません。

 

 音色面では、高音の伸びを筆頭にいくつかの課題が残っています。他のレビューを参考にすれば、ZEN PROはZENより確実に進化しているのですが、私はまだ物足りなさを感じています。技術的な性能もまちまちで、ダイナミックドライバーが最も得意とするダイナミクスと解像度は優れていますが、音場感は他のIEMと比較しても物足りないものでした。このレビューを書く前にDUNUといくつかの異なることについて話をしましたが、私のウィッシュリストには64 AudioのTiaに似たチューブレスオープンバランスアーマチュアドライバーと組み合わせたECLIPS_18Eダイナミックドライバーのことが書かれていました。DUNUはハイブリッドやトライブリッドドライバーの実装など、他の製品ラインも持っているので、ECLIPS_18が成熟してより多くの実装が可能になったときに、この会社から次に何が出てくるのか見てみたいと思っているのです。ZEN PROの力強い低音とボーカルが一役買っているのは間違いありませんが、推薦するほどの後押しをしたのは、使い勝手の良いデジタルプラグ付きのケーブルで、旅先では必ずこれを持ち出すことにしています。外出先で音楽やテレビ番組、映画まで聴き続けたいと思わせるセットで、購入したものを楽しみながら使い続けることが、結局は大事なことなのです。

 

長所:

  • 非常に優れた低音域のレスポンス、エネルギッシュできめ細かいサウンド
  • パンチとスラム、優れたダイナミックス
  • 前方の男性ボーカルは、ラップ、ポップス、ファンクに適しています。
  • 中高音域の圧倒的な解像感
  • 極めて効率的な設計
  • EQによるスケールアップが可能
  • 平均的な耳の大きさで非常に快適な装着感
  • Type-CやLightningなど、アナログとステレオの異なるプラグを選択できる革新的なケーブル
  • 優れたチャンネルマッチング
  • 複数のサイズのシリコンとフォームのイヤーチップが付属しています。
  • 機能的なキャリーケース

短所:

  • 高音域のレスポンスが他のチューニングに影響する
  • 楽器が輝くには不十分な音域
  • 狭い音場、中途半端なイメージング
  • もっと低音が出れば、ドライバーの良さが引き立つかもしれない
  • 高価だが、直接の比較対象がない。

 

https://www.techpowerup.com/review/dunu-zen-pro-in-ear-monitors/

 

www.youtube.com

 

 DUNU ZEN Proは、優れた構造と快適性、そして充実したアクセサリーパックを備えています。

 

 原型機のZenのマジックが失われているような気がします。オリジナルのベーススラムが恋しいですし、曲によってはもう少しエネルギー感のある表現が欲しいところです。一方、Zen Proは、絶対的な解像度をターゲットとする市場のトライブリッドやクアッドブリッドには勝てないでしょう。

 

 とはいえ、全体的にチューニングは実によくできており、ハイレベルな価格帯ではより優れた技術的なものを見せるために捨てられがちな、ある種の落ち着きも感じられます。

 

長所:

  • 優れた構造
  • 豊富なアクセサリーパックと、どの価格帯でも最高の純正ケーブルの一つ
  • 低音の質感とスピード感
  • 心地よい中低域のチューニング
  • 前モデルにあったシャウト感を抑えた高音域
  • 高音域の空気感と伸び
  • この価格帯で最高のレイヤリングとマイクロダイナミクス
  • シングルダイナミックドライバーとしては良好な分解能

短所:

  • イヤーチップに敏感な音
  • 光沢のあるシェルは指紋がつきやすい
  • 低音域の鳴りが小さい
  • マクロダイナミクスと低音スラムはOG Zenからダウングレードされています。
  • チューニングが「安全すぎる」と感じることがある。
  • 楽器分離は、マルチドライバやハイブリッドセットアップに劣る

 

https://www.head-fi.org/showcase/dunu-zen-pro.25439/review/28047/

 

www.youtube.com

 

 私がZEN PROを愛していると宣言しても、おそらく驚かないでしょう。Trailliiを除けば、私がこれまで聴いてきた中で最高のオールラウンダーIEMです。どんなジャンルでも演奏でき、技術的な腕前も素晴らしく、信じられないほど魅惑的で感情的、そして魅力的なリスニング体験とブレンドされています。おそらく最も頻繁に手に取るIEMであり、チェックしない日はないでしょう。4.5とすべきか5とすべきか悩みましたが、4.5で済むような欠点を考えようと数分間スクリーンを見ていたら、すぐに答えが出ました。

 

 このような素晴らしい製品を市場に送り出したDUNUにここから祝福を述べたいと思います。

 

長所:

  • 美しいバランスと丁寧なチューニング
  • 技術的な実力と音楽的な魅力 - 素晴らしいハーモニー
  • 広くてリアルなステージ
  • 壮大で高級感のある造り
  • 素晴らしい開梱と付属品
  • 柔軟なモジュラー・ケーブル・システムにより、箱から出してすぐにあらゆる接続に対応可能
  • ジャンルにこだわらないオールラウンダーとしての高い能力

短所:

  • ケーブルが絡まりやすい
  • シェルケースの使い勝手が悪い

 

https://www.head-fi.org/showcase/dunu-zen-pro.25439/review/27827/

 

www.youtube.com

 

 このDunu Zen Proは、IEMの世界におけるベンチマークになると私は考えています。非常にバランスの取れたチューニングと、DDに見られるボディーのある自然な音色、そしてBAやe-statsを使った最も純粋な技術的セットには確かに及ばないものの、ほとんど不満のない技術的完成度を同時に実現することに成功した、たった一つのDDなのです。Dunuは、何年もの間、目立たないところでひっそりと商売をしているブランドの一つだと思います。原型機のZenや他のDunuの音を聴いたことはありませんが、Zen Proのチューニングは、明確なビジョンと多くの経験に裏打ちされた完成度を持っています。もっとDunuのDDマジックを体験したくて、Falcon Proに本気で誘惑されているような気がします。Dunu Zen Proは、私の2021年の事実上最高のIEMです。

 

長所:

  • 類まれなほどバランスの良い音
  • トップからボトムまでの壮大な音色
  • 全体的に筋肉質でパワフルなサウンドシグネチャー
  • 驚くほどパワフルで伸びやかな低音
  • 素晴らしいコヒーレント性
  • DD1枚でFR全体がクラストップレベルの技術力
  • ホログラフィックサウンド
  • 前方に存在感のある、ボディのある中音域
  • 美しい完全なアクセサリーパッケージ
  • 今までで一番好きな純正ケーブルかもしれない

短所:

  • ソースに左右されやすい。ソースによっては、中低音や高音に少しきつい感じがする。
  • 音色が金属的な色合いを帯びているとの報告もあるが、ソースによっては消えるようだ。
  • いくつかのセットと比べると、上部の伸びやディテールに欠ける。

 

https://www.head-fi.org/showcase/dunu-zen-pro.25439/review/27612/

 

 

まとめ

 DUNU ZEN Proはなかなか評判の良いイヤホンです。DUNUのフラッグシップに相応しいと言えるのではないでしょうか。 

 

 

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