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こんな人におすすめ
- バランスの良いサウンドが好き
- 自然な質感のサウンドが好き
- 強力なANCの機種を低価格でほしい
- スタジオチューニングが好き
- コストパフォーマンス重視
- コンパクトなイヤホンがほしい
- 専用アプリ重視
- 高域に敏感
- 包まれ感重視
EarFun Air Pro SVの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「EarFun Air Pro SV」です。
EarFun Air Pro SVの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:6h/24h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:018-220051
- 価格帯:5000円~10000円
パッケージ
EarFun Air Pro SVのパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ
EarFun Air Pro SVのビルドクオリティは価格に十分見合っています。
意外と大きめのイヤーピースが使えます。Spinfit CP100のLサイズは装着・収納ができました。
装着感
装着感は良好ですが、少し安定しません。有料記事で簡潔に解説しましたが、装着感次第で低域が少し変わって聞こえる可能性があります。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では優秀な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟んでも音が途切れず、その後も一貫して音楽を聴くことが出来ました。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開ける |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納し、蓋を閉める |
ペアリング | 両方のイヤホンの多機能ボタンを同時に3秒長押し |
曲再生 | 多機能ボタンを2回タップ |
再生停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
曲送り | 右耳側の多機能ボタンを3回タップ |
音量+ | 右耳側の多機能ボタンを1回タップ |
音量- | 左耳側の多機能ボタンを1回タップ |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを2秒長押し |
音声アシスタントの起動 | 右耳側の多機能ボタンを2秒長押し |
低遅延モードON/OFF | 左耳側の多機能ボタンを3回タップ |
ANCモード/トランスペアレントモード切替 | 左耳側の多機能ボタンを2秒長押し |
アクティブノイズキャンセリング性能
詳細は有料記事に譲りますが、EarFun Air Pro SVのANC性能は価格帯ではかなり優秀なレベルです。全体的にバランス良くノイズカットしてくれます。性能としては概ねEarFun Air Pro 2と同等です。
音質
今回は標準イヤーピース Lサイズを使い、FiiO M15とSBCでつないで、ANCをOFFにしてレビューします。
EarFun Air Pro SVはかなりニュートラルに近くチューニングされており、EarFun Airシリーズの伝統に連なります。EarFun Air Pro 2に比べると、やや中域寄りというか中低域寄りになっており、高域の刺激が抑えられた代わりに、鮮明感ではやや物足りなくなっています。率直に言って、私はAir Pro 2のほうが好きですね。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A
- おすすめ度:A-
- 個人的な好み:B+
EarFun Air Pro SVはニュートラルなサウンドバランスと悪くないオーディオスペックを持っており、価格帯では悪くない選択肢ですが、EarFun Air Pro 2と比べると、少し物足りませんね。
音質的な特徴
美点
- ほぼ完璧なスタジオチューニングニュートラルサウンド
- 深みのある低域
- 自然な質感
- 一貫性のある音像
- 響きが豊かで包まれ感がある
- マイルドな高域
欠点
- ベースヘッドはもう少し低域に量感を求める可能性
- マイクロディテールに欠ける
- 総じて劣化Air Pro 2
総評
EarFun Air Pro SVはEarFun Airシリーズの伝統を継承したニュートラルサウンドを持っています。アプリに初めて対応しましたが、アプリ自体の完成度は高くありません。音質や機能面ではほとんどAir Pro 2と変わらないか少し劣化しており、どちらかといえばAir Pro 2のほうがおすすめ度が高いです。
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