- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにQCYから提供されたサンプルに基づいて書かれています。
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こんな人におすすめ
- 安くて長く使える機種がほしい
- 音場の広い音が好き
- バランスの良い音が好き
- カスタマイズ性の高い機種がほしい
QCY T13の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「QCY T13」です。
QCY T13の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:8h/40h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 技適番号:216-210031
- 価格帯:3000円~5000円
パッケージ
QCY T13のパッケージは全体として標準以上で、価格に十分見合っています。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。
- QCY T13本体
- イヤーピース
- 充電用ケーブル
- 説明書
ビルドクオリティ
ビルドクオリティは価格を考えると、良好なレベルです。
白磁のように美しい透明感のあるデザインです。
装着サンプル
耳によく嵌り、装着感は快適です。わりとよく耳に収まる形をしています。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では標準的な接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、 家庭内では安定しています。距離耐性はやや弱く、5mくらい離れると少し途切れがちになります。また遮蔽物を挟むと、接続が途切れてしまいました。
ホワイトノイズはわずかにあるかもしれませんが、おそらくほとんどの人が気になりません。
インターフェース/操作方法
操作インターフェースはタッチ式です。
電源ON | 充電ケースの蓋を開け、イヤホンを取り出す |
電源OFF | 充電ケースにイヤホンを収納する |
ペアリング | イヤホンを電源ONにしたあと、接続先がない場合は自動でペアリングモード 手動でペアリングモードにする場合は、イヤホンをケースに収納し、蓋を開けた状態でケースのペアリングボタンを3秒間長押し |
リセット方法 | ①イヤホンをケースに収納する ②イヤホンを10秒間長押しして、イヤホンのLEDが赤と青で素早く点滅するのを確認する |
曲再生/停止 | 多機能ボタンを2回タップ |
曲送り | 左耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
曲戻し | 右耳側の多機能ボタンを1.5秒長押し |
通話応答 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話終了 | 多機能ボタンを2回タップ |
通話拒否 | 多機能ボタンを1.5秒長押し |
ボイスアシスタント起動 | 左耳側の多機能ボタンを3回タップ |
低遅延モード切替 | 右耳側の多機能ボタンを3回タップ |
アプリ
アプリでは以下の機能が提供されます。
- 音質のカスタマイズ
- コントロールのカスタマイズ
- 追跡機能
- ファームウェアアップデート
- ペアリング解除
- ファクトリーリセット
- デバイス情報の確認
音質
QCY T13はニュートラルを意識しながらもより低域を前面に出す、ゆったりした奥行き感のあるサウンドを実現しています。音楽は雄大さが強調され、スケール感が高まって聞こえるでしょう。鮮明感も高めで、なかなかバランスの良い低域強調系のリスニングサウンドです。
以下のレビューはFiiO M15にaptXでつないでテストしています。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A-
- おすすめ度:A+
- 個人的な好み:A+
低価格機種ですが、全体的に音場をゆったりと、楽器音が少し響いてまろやかに聞こえるように、うまく調整してあり、上品かつ雄大でありながら優美でもある絶妙なラインを攻めているリスニングサウンドです。構築感が足りないので、ソリッドなサウンドが好きな人には向きませんが、かなり多くの人を満足させることができそうです。
万人向きののエントリークラスとして作られたQCY T13にふさわしい音といえ、コンセプトによくマッチしていると言えるでしょう。
音質的な特徴
美点
- 奥行きのある広い音場
- 中域への適切なフォーカス
- 優美
- 雄大
- マイルドでメロウな聴き心地
- 響きが豊か
欠点
- 構築感に欠ける
- やや鈍重に聞こえるサウンド
総評
QCY T13はバランスのよい低域寄りのサウンドを持っています。非常にうまくバランスを維持しながら音場が広く聞こえるように丁寧に強調されており、ディテールをうまく維持し、聞き心地の良い優れたリスニングサウンドを聞かせます。通信品質だけやや心配なものの、スペックも優秀なうえ、付属アプリで音質や操作性のカスタマイズも可能なため、最初に買ってから長く使えるイヤホンです。入門モデルとして非常に優秀ですね。
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