Edifierは低価格で優れた完全ワイヤレスイヤホンを多数リリースしていることで知られていますが、同時に多くのゲーミングヘッドホンも多くのラインナップを展開するゲーミングオーディオデバイスメーカーでもあります。
Edifier Hecate GX07は独特の近未来的デザインと優れたスペックによって話題になったゲーミング向け完全ワイヤレスイヤホンです。Edifier HECATEは、Edifierの中でもesportゲームに特化したブランドであり、そのHECATEのフラッグシップ製品が「HECATE GX07」です。
Edifier Hecate GX07の特徴
- 38dB深度のノイズキャンセリング: Hecate GX7はハイブリッド・アクティブノイズキャンセリングを搭載しています。4基のMICが耳の内外のノイズを検知し、ムービングコイルユニットが音波を-38dBまで反転させてノイズを打ち消します。
- 卓越した音質:Edifier Acoustics Labで校正された8mmの複合振動板に加え、AACとLHDCのダブル高音質デコード機能を搭載し、フラッグシップの音響構成により極上のサウンドを実現しています。
- H+スペシャルゲームサウンドエフェクト :Edifier Acoustics Labは、レイテンシーを60msという低さに正確に設定し、銃声や足音の効果を最適化することで、ゲーマーの要求に応え、よりスムーズなゲーム体験を提供しています。
- 足音・銃声の増強:最適化アルゴリズムにより、足音の低周波を強調し、より正確な音の位置を作り出します。銃の種類やショットの識別をサポートし、敵とその銃撃の識別が容易になり、プレーヤーがゲームに勝利することができます。
- 長い再生時間と急速充電:GX07のイヤホンと充電ケースは、急速充電技術を採用しています。ANCをオフにすると、合計再生時間は26時間に達します。イヤホンは、わずか15分の急速充電で2時間使用できます。
アクティブノイズキャンセリング深度38dB&アンビエントサウンドモード
Edifier Hecate GX07は-38dBの深度のアクティブノイズキャンセリングを備えています。ほぼ同じスペックのEdifier NB2 ProやEdifier NeoBuds Proでのアクティブノイズキャンセリングがかなり効果的だったことを考えると、Edifier Hecate GX7も十分な効果が期待できそうです。
また周囲の環境音を増幅するアンビエントサウンドモードを備えており、駅のアナウンスや同僚の会話を聞き取りたいときなど、必要な際に活用することができます。
ハイレゾクラス・ワイヤレスコーデックLHDC対応
Edifierは音質にこだわるブランドであることが知られています。Edifier Hecate GX7もゲーミングだけでなく、音楽を鑑賞する音質にもこだわっているようです。Edifier Hecate GX7はハイレゾ相当の品質が保証されているワイヤレスコーデックであるLHDCに対応しています。
付属アプリによるカスタマイズ
詳しくは上のレビュー動画(7:24)を参照してほしいのですが、ANCの強さやタップの反応具合、インジケータの光り具合などを調整できるようです。コントロールのカスタマイズはなさそうですね。
本体でできるコントロールは少なめ
Edifier製品全般に言えることですが、コントロール制御機能は少なめです。レビュー動画(12:24)によると、コントロールは以下のとおりです。
- 右ダブルタップ:曲再生/停止、通話に出る
- 右トリプルタップ:曲送り
- 左ダブルタップ:ANC/アンビエント切替
- 左トリプルタップ:ミュージック/ゲームモード切替
FPSなどシビアなゲームに使うには遅延はわずかに大きいかもしれない
低遅延モードでもFPSはわずかに厳しいかもしれません。こちらのPUBG Mobileでの遅延テスト(11:27)を見ると、若干銃声とのずれが気になりますね。
レビュー記事
まとめ
Edifier Hecate GX07はデザインがかっこよく、機能もかなり豊富でアクティブノイズキャンセリングも搭載しており、かなり魅力的な機種に思えます。ただし、遅延は少し大きいのでFPSなどシビアなゲーミング用途で使うには若干物足りないかもしれません。シビアなゲーミング用途ならBaseus Bowie E8のほうが良さそうですね。
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