- このレビューはIKKO Audioから誠実な品質レビューを読者に伝えるために提供されたサンプルに基づいて書かれています。
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こんな人におすすめ
- スピード感があるサウンドが好き
- 明るくキラキラした音が好き
- 歯擦音が気にならない
IKKO OH1Sの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「IKKO OH1S」です。
IKKO OH1Sの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:20Hz~40kHz
- インピーダンス:32Ω
- 感度:109dB/mW
- ケーブルコネクタ:MMCX
- 価格帯:20000円~30000円
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
アーティスティックな独自の高品質デザインで他を凌駕するIKKO
IKKOは数ある中華イヤホンブランドの中でも優れた金属加工技術で知られており、マテリアルの有機的な質感とアーティファクトのような現代工学的なデザインの融合をうまく実現しています。そうした先進的なデザインの製品をアーティスティックなパッケージで包み込む、独自の製品群はオーディオファンの注目を集めてきました。
パッケージ
IKKOは素晴らしいパッケージで知られていますが、OH1Sも例外ではなく、非常にきれいに梱包されており、満足感が感じられます。
パッケージ内容
付属品はかなり揃っています。
- イヤホン本体
- キャリイングケース
- イヤーピース(フォーム含む)
- 取扱説明書
ビルドクオリティ
外観のビルドクオリティは価格を考えると優れたレベルです。
装着サンプル
耳への収まりは比較的良好です。装着感は良いでしょう。
音質
今回は標準イヤーチップのLサイズを使い、FiiO M15で駆動してレビューします。
全体の原音忠実度が高く、聴感上のニュートラルに近いサウンドなので、モニター的と言えるサウンドですが、高域が強調されすぎており、歯擦音や刺さりがきついという固有の欠点があります。高域の聴覚が減衰している人には素晴らしいイヤホンに思えるかもしれませんが、普通の人には曲によって耳を殺されるように感じるほど刺激が強すぎるイヤホンです。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:S-
- おすすめ度:B
- 個人的な好み:B+
高域が聞こえづらいと普段思っている人にはかなり良い機種です。それは繊細で明るいブライトサウンドを提供してくれますし、中域の質感は自然です。スピード感があり、荒々しいサウンドが好きなら悪くありませんね。
一般の人にはきつすぎる音でしょう。とくに歯擦音は強すぎです。モニターイヤホンとしては使い道がありそうですが、刺激が強く聴き疲れやすい音なので、長時間のリスニングには向きません。
もちろん、高域の刺激に敏感な人には全くおすすめできません。
音質的な特徴
美点
- 繊細で詳細
- 明るい
- 輝度が高くきらびやかな音
- 比較的自然な質感
- ディテール感
欠点
- 歯擦音が強すぎる
- シャウティ
- 充実感に欠ける
- 細い音
- 没入感に欠ける
総評
IKKO OH1Sはブライト系モニターイヤホンと言える音で、多くの楽曲を原音忠実性が高く、詳細に聞かせます。しかし、歯擦音が強すぎ、荒々しく聞こえすぎる傾向があり、録音音源の品質に寛容ではありません。低域は薄っぺらく、聴き疲れしやすい傾向があり、人を選ぶイヤホンです。
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