- 免責事項
- Lypertek Leviの概要
- audio-sound スコア
- 長所と短所
- Lypertek Leviの特徴
- パッケージ(8.0)
- ビルドクオリティ(8.5)
- 装着感(8.5)
- 接続品質
- 音質
- 総評
- 関連記事
免責事項
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Lypertek Leviの概要
基本スペック
- 連続/最大再生時間:8h/48h
- 防水性能:IPX5
- 対応コーデック:AAC/SBC
- 価格帯:3000円~5000円
audio-sound スコア
- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.5/10.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:8.5/10.0
- 中域:8.5/10.0
- 低域:9.0/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
- 通信品質:7.0/10.0
長所と短所
長所
- 悪くない原音忠実度
- サラウンドのような左右に拡散した音場
- サウンドバランスが良い
- 良好な鮮明感
短所
- 位相が逆相(不良品の可能性あり)
- 低域の深みに欠ける
- 高域の拡張性で物足りない
- 左右差
- よくない通信品質
Lypertek Leviの特徴
- 6mmドライバー+独自のサウンドチューニングにより、価格を超えた高音質設計
- 充電ケースを開ければ、最後に接続したデバイスと自動ペアリング
- 便利な外音取り込み機能を搭載
- ⾼い通話品質を可能にする「Qualcomm cVc 8.0ノイズキャンセリング機能」
- イヤホン単体で約8時間、充電ケース約40時間のロングバッテリー設計
- 人間工学に基づき、快適にフィットするハウジングデザイン
- スポーツ時も安心、IPX5 防水機能
- 充電用コネクタにUSB Type-Cを採用し、高速充電にも対応
- 充電ケースは指紋がつきにくいテクスチャー仕上げ
パッケージ(8.0)
Lypertek Leviのパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ(8.5)
Lypertek Leviのビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感(8.5)
装着感は良好です。
接続品質
AACでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯ではやや物足りない接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと通信は途切れて聞こえませんでした。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
REW周波数特性
オーディオステータス
音質評価値
- 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 歪みの少なさ:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
-
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域の原音忠実度 | S |
臨場感 | B |
深さ | B+ |
重さ | A- |
太さ | A- |
低域の存在感 | A- |
低域のイメージング | B- |
中域の原音忠実度 | A+ |
厚さ | B+ |
明るさ | B |
硬さ | B |
中域の存在感 | B |
中域のイメージング | A- |
高域の原音忠実度 | D |
艶やかさ | B |
鋭さ | B |
脆さ | B- |
荒さ | D- |
繊細さ | D+ |
高域の存在感 | B- |
高域のイメージング | A+ |
質感 | A- |
定位 | A+ |
歪みの少なさ | B+ |
イメージング | B+ |
全体の原音忠実度 | A- |
総評
- おすすめ度:B
- 個人的な好み:B-
Lypertek Leviはハーマンターゲットカーブに基づいたバランスの良いサウンドを提供するイヤホンです。各音域のバランスは比較的よく取れており、解像度や歪率も価格を考えるとかなり良好な水準です。
しかし、過渡応答を測定しているときに気づきましたが、私の個体は左右の位相が逆相でした。
これが不具合品か本来の調整かは最終的にはよくわかりませんが、普通イヤホンを逆相で作ることはないので、不良品の可能性が高いような気がします。下の動画では逆相の音楽がどう聞こえるかもわかります。左右に音像が拡散したような音場になり、サラウンド感が出ますが、定位感はわかりづらくなるのが体感できるのではないかと思います。
正相か逆相かは以下の動画でチェックできます。Leviを買った場合は確認した方がいいかもしれませんね。
というわけで、逆相がもし正常仕様だった場合、面白い音になり、サラウンドのような包まれ感があって楽しいですが、定位感がわかりづらいため、おすすめしづらいです。
不良品だった場合は、クオリティコントロールに疑問があるのでやっぱりおすすめできないですね。
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