- 免責事項
- Tranya T30の概要
- audio-sound スコア
- 長所と短所
- Tranya T30の特徴
- パッケージ(8.0)
- ビルドクオリティ(8.0)
- 装着感(8.5)
- 接続品質
- 音質
- 総評
- 関連記事
免責事項
- このレビューは誠実な品質レビューを読者に伝えるためにTranya から提供されたサンプルに基づいて書かれています。
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Tranya T30の概要
基本スペック
- 連続/最大再生時間:8h/40h
- 防水性能:IPX7
- 対応コーデック:SBC
- 価格帯:3000円~5000円
audio-sound スコア
- パッケージ:8.0/10.0
- ビルドクオリティ:8.010.0
- 装着感:8.5/10.0
- 高域:8.5/10.0
- 中域:8.0/10.0
- 低域:9.5/10.0
- 歪みの少なさ:8.0/10.0
- 通信品質:7.5/10.0
長所と短所
長所
- 悪くない原音忠実度
- 深みのある低域
- 鮮明感が高い
- 楽しいV字型サウンド
- 良好な定位感
- 比較的良好な空気感
短所
- 中域の透明度に欠ける
- ドライに聞こえやすい
- 曲によって歯擦音やピアース感が強くなりやすい
- やや物足りない解像度
Tranya T30の特徴
- 【優れた音質】先進のチップと高強度磁気ドライバーによって低音は力強く、究極の深みと豊かな層でチューニングされ、同時にクリアなボーカルと鮮明な高音も確保しました。T30 bluetoothイヤホンは、開放的なサウンドを実現し、リスニングエリアいっぱいに広がるサウンドステージを最大化します。
- 【クリアな音声通話】周囲の雑音を自動除去し鮮明な通話音声を届ける4つのマイクも搭載しています。通話越しの声も、高音質にすることができますよ。
- 【低遅延ゲームモード】ゲーミングモードをオンにすることで、映像と音声のズレを低減します。また、ゲーム中のアクション音や足音などを強調し、より臨場感のあるサウンドをお楽しみいただけます。
- 【いつでもイヤホンを使用できます】1回の充電で最大8時間、付属の充電ケースで最大32時間充電できます。高速のType-Cを使用すると10分間の充電で2時間再生できます。電量不足の心配もなくなります。
- 【快適な装着感】軽量で洗練されたデザインのT30 イヤフォンは、外耳道に負担をかけることなく、長時間の音楽再生が可能です。 耳の大きさやお好みに合わせて選べる3種類サイズの耳栓(S、M、L)も用意しているので、ジムでエクササイズをしているときでも、イヤフォンは耳にぴったりとフィットします。
パッケージ(8.0)
Tranya T30のパッケージは価格の標準を満たしています。
パッケージ内容
- イヤホン本体
- 専用充電ケース
- イヤーピース
- Type-Cケーブル
- マニュアルや保証書類
ビルドクオリティ(8.0)
Tranya T30のビルドクオリティは価格の標準を満たしています。
装着感(8.5)
装着感は良好です。
接続品質
SBCでCayin N6II/E02と接続してテストしました。価格帯では悪くない接続品質です。
人混みに行ってないのでわかりませんが、家庭内では安定しています。距離耐性は優秀で、5mくらい離れてもシームレスでそのままつながっています。遮蔽物を挟むと通信は途切れがちになります。ただし、途切れ途切れですが曲を聴くことは可能です。
バックグラウンドノイズは少しあるかもしれませんが、ほとんど気になりません。
音質
HATS測定環境
- SAMURA HATS Type3500RHRシステム:HEAD & TORSO、左右S-Typeイヤーモデル(Type4565/4566:IEC60268-7準拠)
- AWA社製Type6162 711イヤーシミュレータ(HATS内蔵)
- マイクプリアンプ:Type4053
- 小野測器 SR-2210 センサアンプ
- 出力オーディオインターフェース①:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
- 出力オーディオインターフェース②:Antelope Audio Amari
- 入力オーディオインターフェース:RME ADI-2 Pro FS R Black Edition
カプラー測定環境
- Type5050 マイクアンプ電源
- Type E610A 711イヤーシミュレータ(カプラータイプ・IEC60318-4準拠)
- オーディオインターフェース:MOTU M2
アナライザソフト
- TypeDSSF3-L
- Room EQ Wizard
周波数特性/THD特性/ラウドネスステータス
測定値は有料記事をご覧ください。
REW周波数特性
オーディオステータス
音質評価値
- 原音忠実度:自由音場補正済み周波数特性に基づく判定値。どれだけフラットスピーカーの音(≒録音音源の再現度)に忠実かを表します。音域ごとに標準偏差から自動で算出、判定されています(低域:20Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~20kHz;全体:63Hz~13kHz)[S+が最も原音忠実]
- 臨場感/深さ/重み/太さ/厚み/明るさ/硬さ/艶やかさ/鋭さ/脆さ/荒さ/繊細さ/存在感:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、各要素が聴感上ニュートラルからどれだけ強調されて聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[Bが最もニュートラルに近く、S+が最も強調度が高く、D-が最も強調が弱い]
- 質感の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、200Hz~2.5kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 定位の正確性:自由音場補正値に80phon時の等ラウドネス曲線逆補正をかけた聴感周波数に基づく判定値。一般的に適正音量時、1.5kHz~8kHzがどれだけ聴感上ニュートラルに聞こえるかの期待度を表します。自動算出、判定されています。[S+が最もニュートラルに近い]
- 歪みの少なさ:THD測定値に基づいて決定されています。[S+が最も評価が高い]
- イメージング:C80測定値に基づいて決定されています。(低域:50Hz~200Hz;中域:200Hz~2.5kHz;高域:2.5kHz~10kHz;全体:50Hz~10kHz)[S+が最も評価が高い]
-
これらの評価値は最終的なスコア算出に影響を与えますが、すべてではありません。
低域の原音忠実度 | S |
臨場感 | A- |
深さ | A- |
重さ | A- |
太さ | B+ |
低域の存在感 | A |
低域のイメージング | C+ |
中域の原音忠実度 | A |
厚さ | B+ |
明るさ | B |
硬さ | B- |
中域の存在感 | B |
中域のイメージング | B |
高域の原音忠実度 | C- |
艶やかさ | B- |
鋭さ | B |
脆さ | B- |
荒さ | D |
繊細さ | C- |
高域の存在感 | B |
高域のイメージング | A+ |
質感 | B+ |
定位 | A+ |
歪みの少なさ | B+ |
イメージング | B |
全体の原音忠実度 | A- |
総評
- おすすめ度:B+
- 個人的な好み:B
Tranyaの主張通り、Tranya T30はドラムはやや強調され、高域で鮮明感も強調されるV字型サウンドを持っています。最初はわりと楽しく聞こえます。適正音量で比較的ニュートラルに寄せていることもあり、第一印象は悪くなかったですね。
しかし、細かく聴いていくと物足りなく思えてきます。定位感は良好ですが、高域の作りが荒っぽく、歯擦音が刺激的に聞こえやすいのと、平凡な解像度などスペック面で価格なりか少し物足りないのが気になります。音像がドライに聞こえやすく、中域の透明度はイマイチです。
個人的にはこれまで聴いた製品で判断する限り、TranyaはEarFun、QCYやEdifierなどに比べると、二番手以下の印象です。
大衆的な楽しいサウンドですし、一昔前の低価格帯よりはるかによい水準にあることは間違いないところですが、音質的にはさらによい機種がたくさんあります。バッテリースペック以外でいまいちおすすめポイントが少ない製品です。
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