免責事項
- このレビューはShuoerから誠実な品質レビューを読者に伝えるために貸し出されたサンプルに基づいて書かれています。
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こんな人におすすめ
- 自然な質感のサウンドが好き
- ボーカル重視
- 聞き疲れしないイヤホンが好き
- フラットサウンドが好き
Shuoer EJ07の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Shuoer EJ07」です。
Shuoer EJ07の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:20Hz~30kHz
- インピーダンス:15±2Ω
- 感度:103dB/mW
- ケーブルコネクタ:2pin 0.78mm
- 価格帯:50000円~100000円
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
Shuoer EJ07の特徴
Shuoer EJ07は、ShuoerのIEMにおけるフラグシップです。
低域を処理する10mmカスタムチューニングダイナミックドライバー、中域用のデュアルKnowles製バランスドアーマチュアドライバー、そして高域の鮮明なディテールを提供する1基のSonion ESTドライバーを備えています。このイヤホンは比類のない音質を生み出します。低域は速くて深く、自然でリアルなボーカルを持ち、くっきりとしたディテール感のある高域があります。高域は非常に詳細で、早めのロールオフを示していますが、刺さりや耳障りさの兆候はありません。
イヤホンはよく構築されており、透明な内部ハウジングを備えたフェースプレートがきらきらと映えるデザインがあります。透明なハウジングを通して、シェルの内側にきちんと正確にドライバーが配置されているのを確認できます。 6N OCC純単結晶銅ケーブルが付属しています。
- フラッグシップ静電型IEM:Shuoer EJ07はShuoerというブランドの旗艦イヤホンとして開発されました! Shuoer EJ07は一つSonionの高音域への静電気ドライバと二つKnowlesアーマチュアドライバと一つ10mmの カスタマイズダイナミックドライバを搭載します。それだけでなく、このイヤホンが高いパフォーマンス3wayの構造を使います。 Shuoer EJ07から再生されたサウンドがバランスになり、全音域のサウンドがはっきり再現することができます。
- 優れたハイブリッド構成:Sonionの高音域への静電気ドライバがShuoer EJ07に搭載されたので、このイヤホンの高音域の音がパワフルになって、 音が強力な貫通力をもって、女高音を聞いても楽器の音を聞いても強いパワーを持ちます。高音の再現能力に優れ、のびやかさに欠けることがありません。2基のKnowlesアーマチュアドライバがShuoer EJ07には搭載されており、Shuoer EJ07のボーカル領域の解析力が非常に高いのも特徴です。 Knowlesアーマチュアドライバがはっきりボーカル部分の音を再現することができます。まるで演奏者が耳のそばに歌を歌っている感じます。 強い臨場感を持ってきます。それとともに、Shuoer EJ07は一つ10mmのカスタマイズダイナミックドライバを搭載します。 男低音とドラム音を再現する時にもっと深くになってきます。 そして、Shuoer EJ07は専門な3way構造を使って、各音域のサウンドがバランスに流れることができます。
- 優れたチューニング技術:Shuoer EJ07は優れたチューニング技法を使います。Sonionの高音域への静電気ドライバが軽量、低い歪み率な特徴を持ちます。 高音域の音に立派な解析力があります。Knowlesアーマチュアドライバがボーカル部分の音をちゃんと再現することができます。 低音域の音について、10mmのカスタマイズダイナミックドライバが自らの利点を完璧に発揮します。この3種類のドライバが 合理的に組み合わせて、より良い音質体験を持ってきます。
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高品質ケーブル:Shuoer EJ07はtwoピンの6N単結晶銅OCCケーブルを搭載します。このケーブルはナイロン製の表面処理したので、 このケーブルの使用寿命が長めになります。そして、このケーブルが素晴らしい信号伝送力を持ちます。信号が伝送中に ほぼ損失なしになってきます。このリケーブル機能のデザインがイヤホンにDIY可能です。ユーザーが自由に イヤホンとケーブルを組み合わせることができます。
パッケージ
Shuoer EJ07のパッケージの外観は価格を考えると、少し簡素です。
パッケージ内容
付属品に不足はありません。パッケージには以下のものが含まれています。
- イヤホン本体
- 3種類合計8つのシリコンイヤーピース(S/M/L)
- フォームイヤーピース
- クリーニングツール
- 2.5mmバランス接続対応0.78mm 2pinケーブル
- 2.5mm→3.5mmSE変換アダプタ
- 2.5mm→4.4mm変換アダプタ
- キャリイングケース
ビルドクオリティ
Shuoer EJ07のビルドクオリティは精巧です。医療用樹脂が採用されたイヤーシェルは高品質に出来ており、内側から覗ける配線も丁寧に組み上げられています。
デザインに新奇性はなく、むしろ地味でさえありますが、全体的な造型に優れています。
装着サンプル
少し大きめのハウジングですが、カスタムIEMライクのデザインで耳への収まりは良好です。
音質
Shuoer EJ07はかなり自由音場フラットに近く、静電型ドライバーにより高域の拡張性も充分なサウンドを聴かせてくれます。しかし、そのサウンドはフラットサウンド独特の張り付いた音ではありません。全体的にステージングを強調するようなサウンドになっており、奥行き感に優れています。自由音場系の確かな前方定位感が感じられるチューニングになっています。
非常に質感が生々しく自然なボーカルがほぼ最前列に聞こえるように定位が強調されている、中域重視のサウンドです。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:A-
- 個人的な好み:B+
Shuoer EJ07は中域の質感が非常に自然で、かつ全体の原音忠実度が高いイヤホンです。音場は広く、奥行きがあり、音楽は距離感を持って奥に定位するので、聞き疲れ感はありません。
ただ、少し迫力不足に聞こえやすく、ダイナミズムの不足も感じやすい点は欠点ですね。
一方で、没入感を少し抑えた音楽表現は、読書などの趣味や仕事をこなす際のBGMとして音楽を聴くには最適かも知れません。
音質的な特徴
美点
- 広い音場
- 奥行きのある定位
- 自然な質感
- 構築的で確かな輪郭感
- ウォーム
- 中域への適切なフォーカス
- 良好なディテール感
- 聞き疲れしにくいサウンド
欠点
- 没入感に欠ける
- 迫力に欠ける
- ダイナミクスに欠ける
- 少し物足りないクリア感
総評
Shuoer EJ07はフラットにほぼ忠実なサウンドを持っており、全体的な原音充実度の高さと中域の自然な質感が魅力です。音場はやや奥に定位され、余裕が感じられて聴き心地に優れていますが、迫力やダイナミクスに不足を感じやすいところは難点です。全体的なパッケージとビルドのクオリティは高く、価格相応の満足度は充分に与えてくれるでしょう。
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