免責事項
- このレビューはShuoerから誠実な品質レビューを読者に伝えるために貸し出されたサンプルに基づいて書かれています。
- これを掲載することによる原稿料のような報酬または対価は一切受け取っておらず、個人的な試験での測定データや個人的見解に基づいて誠実に評価したものです。
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こんな人におすすめ
- 明瞭なサウンドが好き
- 音離れの良いサウンドが好き
- ボーカル重視
- ウォームなサウンドが好き
- ディテールサウンド重視
Shuoer Singerの概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「Shuoer Singer」です。
Shuoer Singerの完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 周波数特性:20Hz~30kHz
- インピーダンス:32Ω
- 感度:103dB/mW
- ケーブルコネクタ:2pin 0.78mm
- 価格帯:5000円~10000円
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
Shuoer Singerの特徴
Shuoer Singerは8mmダイナミックドライバーと静電気ドライバーが搭載されたハイブリッド型イヤホンです。 デュアルドライバーが精心的にチューニングされたので、立派な音質表現を持っています。20㎐から30000㎐まで の周波数反応範囲は色々なサウンドが聞こえできることを保障します。Shuoer Singerからの音は美しいで、 中高音域の音が強い貫通力をもって、ボーカル部分の音が豊かになって、低音域の音が明らかになります。
- 特別なデザイン:Shuoer Singerは特別なデザインアイディアで設計されたのです。Shuoer Singerは異なるイヤホンスタイルを創造します。 イヤホンの基本的な要素と時代のファッションナル要素が組み合わせます。このデザインのひらめきは当代工業設計と 装飾芸術からです。20世紀のモダンスタイルの作品が生まれたかのようです。Shuoer Singerには技術と芸術が組み合わされています。
- 快適な装着感:Shuoer Singerは快適と軽量の設計を採用します。Shuoer Singerはより良い密閉性を持って、カナル型の設計が耳に非常に フィットします。より良い装着感を持ってきます。それとともに、Shuoer Singerのケーブルが断線にくいし、外観の設計を 注意されたので、視覚と触れる感覚によってShuoer Singerの良い品質を感じることができます。
- 高品質ケーブル:Shuoer Singerは高純度の単結晶銅ケーブルを搭載します。128コア4芯の高純度単結晶銅ケーブルが素晴らしい音声伝導性を持ちます。 それと、このケーブルの外には特別な材料を入れたので、断線にくいです。使用寿命が長めになります。 そして、便利なイヤホン収納ケースもあります。レザーのイヤホン収納ケースは触れる感が良いです。外出中にイヤホンを持ってきます。 どこでもHiFi音楽を楽しむことができます。
パッケージ
Shuoer Singerのパッケージの外観は価格を考えると豪華ではありませんが、標準を満たしています。
パッケージ内容
付属品は価格を考えると豪華です。パッケージには以下のものが含まれています。
- イヤホン本体
- 2種類合計6つのシリコンイヤーピース(S/M/L)
- フォームイヤーピース
- 2.5mm→3.5mm変換アダプタ
- キャリイングポーチ
- マニュアル
ビルドクオリティ
Shuoer Singerのビルドクオリティは比較的良好ですが、ノズルフィルター交換部分のネジの工作精度は少し甘いようです。
一日に数回フィルターノズルが取れることがあり、少し不安を覚えました。個体差があるとは思いますが、非常に気になります。フィルター自体の効果が高ければ、まだ良いですが、後述するようにその効果は限定的なので、なくてもよかったですね。
レトロな円筒形デザインはとても趣があり、個人的には好きです。
ケーブルの極性がわかりづらいかも知れません。ケーブル側のコネクタにある「●」を「+」に合わせると正しい極性になります。
装着サンプル
小型なので装着感は良好です。
音質
Shuoer Singerはかなり自由音場フラットに近く、静電型ドライバーにより高域の拡張性も充分なサウンドを聴かせてくれます。フラットサウンド特有のやや奥行き感の少ない全音域が張り付いて聞こえるようなところはありますが、全体のバランスが非常に良好です。また自由音場フラット特有の音像の明晰感があり、各音像のまとまりが良く、定位が明確な、いわゆる「音離れの良い」サウンドになっています。
低域ノズルフィルターに交換すると高域が減衰します。
音質についての詳しいレビュー内容はこちらを参照して下さい。
音質総評
- 原音忠実度:A+
- おすすめ度:A+
- 個人的な好み:A+
Shuoer Singerはあまり人気がないイヤホンのようで、海外のレビューでも「悪いチューニングだ」と直截的に否定的な評価を下す声もあります。
私はそのレビューが間違っているとは思いません。なぜなら、そのレビューはSingerのコンパクトな音場を批判しており、それは私自身のレビューで私が問題点として指摘したとおりの意見です。そしてこのレビューは実際のところ、Singerの優れたディテール感を的確に捉えており、窮屈な中域と少し輪郭の硬い中高域、やや高さに欠ける高域の構造から生まれる聞き疲れやすいサウンドを見事に指摘しています。
ただ、私はSingerは実際にはそれほどひどいチューニングではなく、ただほんの少し足りないだけだったというふうに修正します。そして、同価格帯の多くのイヤホンより実際には優れているサウンドであるように私には思われるので、欠点は認めつつも否定的な評価を下すことはしません。
事実、高域の拡張性はこの価格帯ではかなり優れています。それは「悪いイヤホン」ではなく、「惜しいイヤホン」であり、しかも音質の完成度は価格を考えると優れています。したがって、私はとくに抵抗なくこのイヤホンをおすすめできます。
音質的な特徴
美点
- 明瞭な定位
- 艶やか
- 構築的で確かな輪郭感
- ウォーム
- 中域への適切なフォーカス
- 自然で豊かなボーカル
- 良好なディテール感
- 拡張性のある高域
欠点
- 甲高く聞こえやすい音
- 広くない音場
- 親密すぎる定位
- 音の高さの不足
総評
Shuoer Singerはこの価格帯で買えるイヤホンの中では音質的な完成度が高く、フラットで万人向きのサウンドになっています。ノズルフィルターは緩みやすく、工作精度はもう少し足りない気がしますが、この価格で2.5mmバランスと3.5mmシングルエンドに両対応していることも含め、全体的なパッケージクオリティは高い水準にあります。音場は少し狭いですが、定位の明瞭性は高く、その名の通り、ボーカルフォーカスが良好な点が魅力です。
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