audio-sound @ hatena

audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

MENU

【完全ワイヤレスイヤホン Jabra Elite Active 65t レビュー】世界中の評論家が魅了され、不平をこぼしつつも機能合理性の高さから愛用しているスポーツワイヤレスの王者。音質が演出過剰?そんなの関係ないぜ

Jabra Elite Active 65t

Jabra Elite Active 65t

Jabra Elite Active 65t コッパーブルー 北欧デザイン Alexa対応完全ワイヤレスイヤホン BT5.0 マイク付 防塵防水IP56 2台同時接続 2年保証 【国内正規品】

 

 

装着感?ちょっと微妙
おすすめ度*1

Jabra Elite Active 65t

ASIN

B07DFM1KPB

 この機種の装着感は悪くなく、耳への収まりも悪くはないが、大きさは少しデカめなので、安定感が高いというわけではない。イヤーピースはよく選ぶ必要があることは確か。

遮音性?ノイズキャンセリングもヒアスルーも完備さ!

 遮音性に関しては、付属アプリ「Jabra Sound+」を通じてヒアスルー(周辺音取り込み)機能を利用することが出来る。使用するシーンに合わせて、サウンド環境をカスタマイズできるのは大きな魅力だ。ヘッドセットモード時は音声ノイズキャンセリング(環境音低減)機能も利用可能。私はDAPに繋いでるから全く使ってないがな!

 ※ヒアスルーをONにしているからといって、運転時(自転車含む)使用がOKというわけではありません。一部自治体では条例により運転中のイヤホン使用は禁止されていますし、安全運転目線での倫理的観点からも走行時のイヤホン使用は控えましょう。

 

通信品質?みんな満足してます

 率直に言って、Jabra Elite Active 65tの通信品質は現状トップレベルの安定度を誇っている。私は多数完全ワイヤレスイヤホンを使ってきたが、おそらくピカイチに近い。各種レビューもこの点は賞賛している。対応コーデックはSBC/AAC。

 

関連レビュー

この機種については以下の関連レビューがあります。併せてお楽しみください。

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

 

【1】外観・インターフェース・付属品

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、日本語説明書。

 ケースはコンパクトで持ち運びやすいが、蓋の開閉はやや硬い。慣れないうちは蓋を開けた拍子に取りこぼしてしまうこともあるかも。

 

連続再生時間?最高クラスです

 評論家が唸ったのがこの連続再生時間。スペック上は5時間だが、実測6時間程度もつ。

 

付属アプリ「Jabra Sound+」とかいう神ガジェット

 もう一つこの機種が多くのファンを獲得したポイントが付属アプリ「Jabra Sound+」。イコライザー機能やマイク品質調整機能などを備え、音楽をより楽しめるようにするとともに、スマホでの通話品質を改善する。マイク機能は特にこだわって作られており、4つのマイクが丁寧にスピーチを拾い、周辺音を低減した上で明瞭に音声を伝えてくれる。amazon Alexaとの連携機能も付いている。だが、このイヤホンをDAPにつないで聴く私はファームウェアチェック以外、全く使ってないがな!

 

↓Jabraの「俺はワイヤレスマイクだけは絶対負けねぇ」っていうPR動画。

 

使い切れない豊富な機能!だが使わなくてもいい

 正直ここまで読んだ皆さんは、Jabra Elite Active 65tを私がほとんど使いこなしてないとお思いだろう。私もそう思う。だが、それが重要なんだ。豊富な機能があって、使い切れないんだけど、そんなの使わなくたって、通信品質はよくてバッテリー長持ちで音質もそこそこよくて、装着感もなかなか。なんか妙に使い勝手が良いんだ。最初は私もよくわからなかったんだが、使っているうちにハマる。製品レベルで丁寧に作り込まれている安定感こそが実はこの機種の最大の魅力かも知れない。

KOMODO U10KOMODO U10

 

【2】音質「妙に明るいドンシャリ」

 音質は一言で言うと、高域が妙に明るいドンシャリ。

 正直私はあまり好きではない音。下位機種のElite 65tのほうを先に手に入れて、ずっと使ってたけど、音質はよいとは思わない。海外のレビューを見ても、きれいだけど不自然とか、演出過剰とか言われたい放題の音で、正統派のレビュアーほどBOSE Soundsport FreeSONY WF-1000Xあたりを褒めちぎって、こっちは邪道ってくくりだと思う。この機種か下位機種のElite 65t(この2つは音質は全く同じ)は大抵のオーディオレビューでTOP1、低くてもTOP5に食い込むのが普通って言うくらい、高く評価されてるけど、音質は相対的に評価が低い。

 私もElite 65tのレビューでは音質について、あまり褒めた感じではないし、使い込んでいる今でもなんだかなぁと思う場面は多い。ただ今回この機種をレビューするに当たって、日常使用の頻度を増やして使い込み、あるいはライバル機種と丁寧に聞き比べてきてみると、言われているほど悪くないというか、いいところも結構発見できた。

 たとえばRHA TrueConnectと比べると同じように個々の音にソリッドな感じがあるけれども、色味が落ち着いて安定感のあるTrueConnectに比べて、こちらは高域が妙に明るく、浮ついた印象があって、あまりいい音だとは感じてなかった。ただ仔細に聞き比べてみると、曲によってこのコントラストがよく出て発色良く聴ける場合もあり、演出に過剰感はあるのだが、一概に悪く作用するわけではないことがわかった。

 低域も量感がある感じではなく、一聴ではあまり面白みを感じないが、黒く下地を作る傾向の音で、コントラスト感にかなり貢献している。これが高域の明るさを過剰に感じさせる原因なのだろうが、曲によっては引き締まりが強く感じられて心地よい場面もある。

 全体的に高域がうるさい傾向はあって、シャリシャリしたところはあるが、よくよく聴いてみると金属味は案外なくて透明感があってクリアな感覚を得られる。もちろんうるさいという単純事実だけで不快要因にはなりやすく、プレイリストでいろんな曲を聴いていると、快不快の波が激しく、いちいち曲ごとに音量調節を必要とするようなピーキーさはある。

 率直に言って、あまり落ち着いて聴けないので好きな音じゃないんだが、住めば都というか、この妙な音に今は愛着を感じている自分もいて、愕然としたりする。ここらへんは下手の横好きの性でもあって、いささか邪道と思われることでも身についてくると心地よくなってくるところがある。音質を愛すると言うよりは使い勝手をまず便利に思っているうちに手放せなくなって、結果的に多少嫌いな音質も受け入れてしまう、そんな状態かも知れない。

 

[高音]:シャープネスが強く、尖った感じがある。鮮明な音で清涼感があり、アタック感も出やすい。透明感やや強め(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノは透明度が高く、やや冷たい色彩の音。弦楽は細身でよくしなり、高低や奥行き感の表現に秀でる。楽器には全体としてしっかりしたエッジ感とアタック感が感じられる。

[低音]:比較的太めの振動だが、強くはない。それでも20hzまで振動感はしっかり感じるので、意外と深掘り感や地熱感に貢献する。黒みをしっかり出すので、下地としても充分(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:全体的に近く感じやすいが、曲によって弦楽がよく出る場合があり、そのときは奥行き感を感じる。コントラスト感高め(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムもシンバルもシャープで尖りが強い。衝撃力や疾走感の表現に優れるが、重厚味に乏しい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ブレス音がそこそこ強い。のびやかさは感じやすく、突き抜け感も良好。瑞々しさはほどほど。透明で細い。

 

【3】官能性「表現力はピーキー」

 たとえば私が好きなa・chi-a・chi「STEP」を聴いてみると、ドラムは硬いけど、弾みが良くて躍動感に満ち、シンセ音の透明感はきれいでキラキラしていて、ギターも明るいエッジ感で華やかで楽しい。そう思ってるとボーカルのブレス音がかなり強めに刺さってくるので、音量を調節する必要が出てくる。ピーキーなところのあるこのイヤホンを聴くときは、適正と思うかなり下くらいがいい。そうして音量を落ち着けて聴いてみると、色彩感は高めでコントラストも明瞭、エッジもシャープで解像度高めに聞こえ、かなり満足できる。

 

 鹿乃「プリマステラ」も透明感と見通しが良くって、一聴すると締まりのあるきれいな音なんだけど、音味はクールで調和性に欠けるので好みじゃない。ハイハットもちょっと尖りがきつくてギスギスしているし、ギターもギュンギュンしすぎ。好みじゃないけど、悪くもないかもと思っている自分がいたりもする。

 

 同じように普段もうちょっとウォームな音色で楽しんでいる曲に、水瀬いのりの「茜色ノスタルジア」って曲がある。これもなんか好みな感じでは聴かせないだろうなぁって思って聴いてみると、こっちは案外よい。色味は明らかにクールで、ボーカルも細めのしなやかな音で、ハイハットもシャリシャリ、弦楽もややヒステリックに伸びるところがあって、ギスギスした感じもあり、癖がある感じなんだけど、クリアで見通しの良い感じが妙に中毒的で、こっちは悪くないかもどころか、楽しいくらいに錯覚する。

 関係ないけど、この曲の収録されているシングル「TRUST IN ETERNITY」のジャケット、いのりんの背負っている翼が個人的に妙にグロく見える。多くの人はたぶんそんな違和感感じてないと思うので、なんだろ、精神的な病気かもしれない。

 

 個人的には米津玄師の曲はこのイヤホンでよく聴いている。結構緻密な音を見通しよく出してくれて、良い感じだけど、低域は薄めの音で迫力は足りない感じ。あとサビでシャリシャリするから、結局このイヤホンの音あんまり好きじゃないんじゃないかと思いつつ、よく聴いている。変だな。緻密感がきれいに出ることは確かなので、そこらへんが心地よいのかな。全体的にはあまり心地よくないけど。

 

 次にラスマス・フェイバーの曲の中でもお気に入りの一つ「Indian Summer」を聴いてみる。このイヤホンだとシンセにかなりの透明感があって、デジタルドラムにシャープなエッジ感もあり、非常にキレが良くて解像度感も妙に高くて聴き応えがあるんだけど、サビではシャカシャカうるさいくらいになってしまって途端に興ざめさせられる。うーん、こういうところはピーキー。

 

 ハルカトミユキ「17才」って曲もかなり好きでおそらく今期アニソンでのお気に入り上位。この曲でもこのイヤホンは出だしは透明で清涼感のある空間を丁寧に演出してくれて、おおっと思わせる感じがあるんだけど、サビの部分で密度感が変わる箇所では、全体的に針金みたいな細さの音で空間を埋めて密度感を出そうとする変な演出感があって、素直に喜べない。ボーカルもよく聞くと息感がはねてて少し尖りがち。

 

 でもこのイヤホンで聴く、花澤香菜「ざらざら」はいいんだよなぁ。若干息感が出過ぎるところはまだ残っているんだけど、楽器音がもう少しウォームなのとボーカルの甘味が強いところが良いのかな。曲調がうまくこのイヤホンの尖るところを丸め込んで、このイヤホンはコントラストを強調して色彩感を出すから、その案配がよいのか、個人的には満足度が高く、やっぱいいイヤホンだなって思う。

 

 別方向でよいと思うのは、ねごと「アシンメトリ」で、こちらはやっぱりコントラスト感がいいのが一番大きいかな。音が全体的に引き締まっていて、そこらへんのイヤホンに比べると説得力が断然違う。高い解像度感で素直に幸せになれる。

 

【4】総評「よくわからんうちに好きになってる。これは恋か?(錯乱)」

 音質はあまり高く評価していないけど、使い勝手は文句なくよいところがあって、使っているうちに耳の方がこのイヤホンに合ってくる、そんなところのある妙なイヤホン。各所で絶賛されている使い勝手の良さは本物で、まあ迷ったらこれ買っておけばまず不安はないでしょって機種ではある。音だけは癖があるから覚悟してね。そんな感じ。

 なんかおすすめなのかどうなのかはっきりしない言い方になってしまうんだけど、評判が良いことは確かだし、私みたいな、とてもその機能すべてを使い切っているとは言えない身でも、機能性は抜群と思わせるところがあるので、よい機種であることは間違いない。私もどこがいいんだかよくわからんうちに、結局気に入っている。ほんとコイツ、なんなんだろね。やっぱ使い勝手が大事だっていうありきたりな結論になるのかなぁ。

KOMODO U10

 

【5】このイヤホン向きの曲

  結局私がこのイヤホンに愛着を感じる一番の理由って、この曲を爽快感のあるキラキラサウンドで気持ちよく聴かせてくれるからだと思う。いろいろ音質には不満はあるけど、それだけで概ね許せる。

 

Jabra Elite Active 65t コッパーブルー 北欧デザイン Alexa対応完全ワイヤレスイヤホン BT5.0 マイク付 防塵防水IP56 2台同時接続 2年保証 【国内正規品】

 

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。