audio-sound @ hatena

audio-sound @ hatena

オーディオ機器やゲーミングデバイスのレビュー、そして好きな音楽を徒然なるままに

MENU
Please enable / Bitte aktiviere JavaScript!
Veuillez activer / Por favor activa el Javascript![ ? ]

【完全ワイヤレスイヤホン eoz air レビュー】濃密な中低域。高級感があり、装着感も良いデザイン。通信品質だけはよくない。ケースもデカイ

eoz air

eoz air

【国内正規品】完全ワイヤレス Bluetooth イヤホン eoz air BLACK x SILVER イーオージー・エアー ブラックxシルバー EO-1104

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は良好。通信品質はかなり弱い」

おすすめ度*1

eoz air

ASIN

B07J1VGWZJ

 独特のデザインで耳にしっかり固定される。装着感はかなり良い。遮音性も高めで音漏れは少し。

 

 通信品質は素直に悪い。この機種は店頭試聴でまともに聴けたことがなく、今回格安の中古品を手に入れてようやく音が聞けたくらい、通信品質は良くない。家の中では実用的だろうが、外出時に使用するには安定性に欠け、せっかく装着感が良いのにもったいない。後述するがケースもデカイので携行性は低い。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「ケースデカすぎ」

 付属品はイヤーピースの替え、ネックバンド、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

 イヤホン単体の連続再生時間は5.5時間。

 

 ケースがデカく分厚い。並みの完全ワイヤレスイヤホンケースの2個分くらいあり、持ち歩くのが面倒。

 

eoz aireoz air

 

【3】音質「JAZZ、R&B向きの中低域充実」

 音質的には中低域方向に充実感があり、濃厚な味わいがある。JAZZやR&B、クラシックなどに妙味がある。ほぼ同じ価格帯でガチライバルになりうる機種はCOWON CT5かな。通信品質が安定しないところまで似ている。

www.ear-phone-review.com

 

 ただぶっちゃけCOWON CT5にせよこの機種にせよ、同価格帯にはNUARL NT01AXという上位互換的な機種がいて、中低域でほぼ同等の厚みのある表現力を実現しつつ、高域表現でずば抜けた機種があるから、今となってはいろいろと厳しい。発売時期的にNUARL NT01AXよりほぼ同時かそれより新しいのに、この機種とCOWON CT5は音質スペックともに上回られている観があり、どうしても二番手、三番手となってしまうだろう。この機種に興味を持った場合は、買う前にNUARL NT01AXと店頭で聞き比べてからのほうがよい。

www.ear-phone-review.com

 

[高音]:落ち着いた色合いで中域の濃さを意識した明るすぎない音響(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:ピアノは少しJAZZ味のある、落ち着いたみずみずしさを出す音で、つるっとした表面の光沢と深く沈む厚みを共存させている。中域は全体的に音が太め。

[低音]:100hz~40hzまで素直な減衰。30hzはややおとなしく、20hz以下無音。この低域の感じはNUARL NT01AXに似ている(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:中域付近に音が重質してくる音響で地平線あたりに豊かな密度感が出る(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:下方向に重みがあるが、表面の粘りや弾けもそこそこ感じられる、ズドンズドンあるいはバズンバズン系の音。ハイハットの色味は白味の少ない落ち着いた感じ。若干存在感は薄め(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは少し暗めに聞こえやすく、太めの声色になる。

 

【4】官能性「濃厚感のある中域を味わえる」

久石譲「Summer」

 音響的に中域充実で、ややピアノの存在感が目立つ形で聞こえる。

 結構濃厚で満足感を感じ、NT01AX越えかと思ったが、実際聞き比べてみると、NT01AXの方が音の深み、濃厚感、分離感が感じられ、全体的にディテールが良い。NT01AXはピアノの存在感はもう少しセーブして聴かせ、しかもちょっとおとなしめでより大人びた感じがあり、全体的に説得力を感じるのはNT01AX。ただピアノの音にもうちょっと注目して聴いてみれば「、NT01AXより少し明るめに、ピアノのつややかさを味わわせてくれるので、この音だけで考えればeoz airが良いという選択肢もあるだろう。

 


菊次郎の夏(サントラ)

 

Ne-Yo「So Sick」

 R&B向きの音響なので、この曲なんか説得力がある。中域付近に音がしっかりまとまって充実しており、濃厚。

 ちなみにNT01AXと聞き比べると、NT01AXのほうはもうちょっと中域と低域の分離観がよく、この曲だと低域のドンが中域から少し距離を取ってしっかり独立している。それに比べると、eoz airのほうはそのドンから中域まで音場に分断された感じがなく、一体的でより濃密。

 


Ne-Yo:ザ・コレクション

 

菅野よう子「YAMA」

 低域弦楽の深掘り観が良好で気持ちよい。アコースティックギターも発色が良いが、ギラつかない落ち着いた濃い色味で浮かれた感じがなく、大人びて濃厚。

 「おーすげぇ」って感心したけど、NT01AXと聞き比べると、低域弦楽はほぼ同等互角(低域に関しては比較的そっくりってことは「音質」でも指摘した)だけど、アコースティックギターはNT01AXのほうが刻みが細かく、広い感じで聞こえてくるので、ここらへんで好みが分かれそう。上の曲での聞き比べも総合すると、濃密さ一体感ではeoz airが勝るって評価が妥当かな。より音に分離感がほしいならNT01AX。

 


YAMA

 

Matt Bianco「Say The Words」

 しっとりとしたこの曲の濃厚な音場をしっかり感じさせてくれる。音に太さと濃さがあり、風味が空間に満ちる空気感のある充実感を味わわせてくれ、楽器もやや近めに頭を包んでくる。

 ちなみにNT01AXはギターとシンバルの色味がもう少し明るく、コントラスト感で勝る。

 


マッツ・ムード

 

鈴木雅之「ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花」

 もともとちょっともっさりしたところを感じやすい安定感のある曲だが、重厚感と充実感をしっかり出してくれるこのイヤホンでは、そこらへんの安定感を素直に感じさせてくれる。音の厚みはしっかりしているが、逆に躍動感に乏しく面白味に欠けるという人もいるかも知れない。

 高域方向に明るいNT01AXと聞き比べるとその差は歴然で、NT01AXは中低域でほぼ同等の重厚感を出しながら、同時に金管やシンバルが明るく元気に聞こえてくるし、ピアノの光沢感ももうちょっと明るいから、メリハリ感と活きの良さを感じる。好みはあるけど、eoz airはちょっと暗すぎるかな。

 


ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花 (期間生産限定アニメ盤)

 

佐々木恵利「ふゆびより」

 この曲は中域厚めで、透明感よりはほっこり感の強い表現になる。ボーカルは厚みがあって温度感のある生命的な味わい。弦楽の深掘り感も良く、ウォームで暖かな感じ。

 NT01AXは少しボーカルがさわやかで、上で清潔感を出すのでもう少し元気で、空間に澄んだ感じもあり、アコースティックギターも色味がはっきり聞こえて分離感良く、そのせいか冬の空気の透明感が感じられる表現になっている。

 


ふゆびより

 

【5】総評「NT01AXとガチバトルするのは厳しい」

 通信品質やバッテリー性能などあらゆる面で、1万円台後半はNUARL NT01AXとかいう神イヤホンが鎮座しているので、ぶっちゃけ音質やスペック的によほど個性がないと差別化されず、飲まれます。この価格帯で商品を出すのは現状鬼門。この機種の場合、多少音質に濃厚味で勝るところがあり、装着感やデザインで差別化できる可能性がありますが、バッテリー性能と、とくに通信品質で大きく劣るのでなかなかまともな勝負ができません。この価格帯以上で戦うなら、通信品質だけはまともにしておかないとダメでしょ。

 これ買うなら「音質似てるCOWON CT5のほうがまだ……」って感想になりやすいです。

 

eoz air

eoz air

【国内正規品】完全ワイヤレス Bluetooth イヤホン eoz air BLACK x SILVER イーオージー・エアー ブラックxシルバー EO-1104

【関連記事】

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com

www.ear-phone-review.com


*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。