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【完全ワイヤレスイヤホン TaoTronics SOUNDLIBERTY 53 レビュー】低域の厚みとスペックが向上したTT-BH053。おすすめ

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TaoTronics SOUNDLIBERTY 53

TaoTronics SOUNDLIBERTY 53

【進化版 IPX7防水】ワイヤレス イヤホン TaoTronics Bluetooth 5.0 イヤホン 高音質 合計40時間連続再生 超軽量4g 3Dステレオサウンド 自動ペアリング AAC対応 左右分離型 Siri対応 音量調整 充電ケース付き 片耳&両耳とも対応 TaoTronics SoundLiberty 53

 

 

【0】TT-BH053のリニューアルモデル登場

 この機種は以前紹介したTaoTronics TT-BH053のリニューアル機種です。新旧の違いはイヤホンの中身とパッケージングの変更になります。イヤホン本体のデザイン変更はありません。下に比較写真を載せますが、SOUNDLIBERTY 53の方には音質比較テストの便宜上、見分けが付くよう目印の付箋が付いてます。

 

音質はわずかに違う

 それぞれSONY NW-A55につないで聞き比べました。SOUNDLIBERTY 53はTT-BH053に比べて低域が濃く、はっきりしています。高低バランス自体は低域以外はあまりいじってないようですが、低域が濃いせいか、コントラストがよくなっており、高域もちょっと明るめにくっきり聞こえます。

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【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は軽い。通信品質はそこそこ安定」

おすすめ度*1

TaoTronics SOUNDLIBERTY 53

ASIN

B082SY84QM

 いわゆるうどん(AirPods)型のデザイン。耳への収まりは良く、軽量。

 

 対応コーデックはSBC/AAC。通信品質はこの価格帯では標準以上くらいには安定。街中では駅やバス通りなどで途切れが少し出るが、家の中ではあまり遅延・途絶はない。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「ケースは横長だがコンパクト」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、専用充電ケース、説明書。

 

 イヤホン単体での連続再生時間は6時間、ケース込みで最大40時間。防水性能はTT-BH053のIPX5からIPX7に向上している。

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TaoTronics SOUNDLIBERTY 53TaoTronics SOUNDLIBERTY 53

 

【3】音質「フラットで少しウォームに寄せた聴き心地の良い音質。万能系」

 音質的には比較的フラットに近く、低域から高域まですらっと上に上がる。ドンシャリ系とは異なり、中域付近も厚みが出て安定感がある。重低音はやや濃く、黒みを出し、中低域も少し厚みがあるが、中域になめらかにつながっている。音場はほどほど広く、音圧も適切で音の輪郭もそこそこよい。ある意味バランス良すぎる感じで中域付近でそれほど躍動感がなく、高域も少しおとなしく、曲によっては中域より下がるので、抜けはほどほどで空気感の広がりも多くはないと感じるかも。また曲によってかまぼこに聞こえることもあり、わずかに音楽性に乏しい印象を受けるが、変なクセがないので万能に近い。


美点
  1. フラットで目立ったクセがない万人向き系のサウンド
  2. 価格帯では解像度が高い方
  3. 音場もほどよく広く、輪郭もほどよく描かれ、音圧も強すぎない
  4. 低域に適切な濃さがあり、コントラスト感がある
欠点
  1. フラットな音質特有の、中域でやや音が間延びする感じがある
  2. 高域は中域より少し奥まって感じられ、ややおとなしく聞こえるかも知れない

 

[高音]:高域は少しおとなしめで中域に比べて奥から聞こえてくるバランスだが、発色は悪くなく、明るさや抜けは充分(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:若干輪郭を強調して硬く感じさせるところもあり、若干パリっとした感じがあるが、全体的に見れば柔らかめのサウンドで聴き心地は優しい。

[低音]:100hz~40hzまでやや緩い感じのブルルルゥッとした鈍い振動。30hzでほぼ無音に近いわずかな振動、20hz以下はほぼ無音。床面はあまり強調しないボンボンした感じのウォームなベースを作る(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:ゆるやかに中域に密度があるような音場。個々の音は輪郭を少しだけ強調する感じがあるので、分離感は感じられ、そこらへんに解像度を感じる人には価格帯では悪くない感じ(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:タムは結構パリパリ明るさを感じ、バスドラも少し黒く重く、明るめのパシンパシンないしパッツンパッツン系。TT-BH053からパーカッションは印象が少し変わり、ハイハットもシャープネスが増して刻みが良くなり、やや明るいキャラクターを感じる(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルは男女ともに比較的自然。低域の被さりは少なく、中高域付近は若干見通しが良いので、ボーカルの分離感は悪くない印象。

 

【4】官能性「やや明るい、見通し感の良いフラットサウンド」

CHiCO with HoneyWorks「乙女どもよ」

 明るめの曲だが、ちょっとボーカルがふっくらするくらいには中域に厚みを感じる。ボーカルのサ行なんかはセーブされて息感の上方向の尖りみたいなのは抑えられているから、明るめだけど聞き心地は意外とマイルドで安定して聴けるはず。低域が濃いせいか地に足付いたメリハリ感もあって、見通し感も良く、この曲はかなり満足できる。いいね。

 


【メーカー特典あり】 乙女どもよ。(期間生産限定アニメ盤) (オリジナル・ポストカード(応援店ver.)付)

 

mol-74「エイプリル」

 結構中高域でパリパリして見通しが良いながら、ピアノにはちょっと厚みがあって深みも感じさせるので充実感もある。どちらかといえば中高域のシンバルをかなり刻みよく出すこととボーカルを前面に感じさせることに一番力が入っている感じだが、高域でほどほどの抜けの良さ、低域でほどよい厚みと濃さがあって、組み立てはしっかりしている。どちらにせよシンバルは尖りはあまりないのに、シャンシャン刻みがきれいで感心した。

 


mol-74

 

TVアニメ「ダンベル何キロ持てる?」OP主題歌「お願いマッスル」

 この曲聞くのに結構いい。中域に適度な厚みがせいか、女声ボーカルは少し甘味があるし、マッスル感のある力強い太さがあるけど、明るさも適切で暗い感じはない。あと男声ボーカルの方も薄くならずに女声ボーカルの力関係はほぼ同等だから、掛け合いも楽しい。音場表現も音に厚みがあって適度な密度を感じさせつつ、ボーカル周りはちゃんとすっきりしていて、シンバルは少し奥からだけど、明るめによく聞こえるし、タムやスネアが元気にボーカルを支える。

 


TVアニメ「ダンベル何キロ持てる?」OPテーマ「お願いマッスル」/EDテーマ「マッチョアネーム?」

 

Porter Robinson & Madeon「Shelter」

  この曲は高域方向に強調があるので、逆に少し奥まって表現するくらいのこのイヤホンだとバランス良く感じられるところがある。中高域の透明感は結構きれいに出してくれつつ、中域や低域ではほどよく厚みを感じさせてくれて、マイルドな着地点となる地面が用意されている。低域の色味もちゃんと濃く、コントラストは高めでメリハリが感じられる。

 


シェルター

 

 

【5】総評「音質的に改善が見られ、メリハリはよくなった」

 TT-BH053から着実に進化している。音質的にはメリハリが増し、音楽性は向上し、より万能に楽しめる機種になった。色味的には明るめではあると思うが、低域でも濃い色味があり、中域で一定の厚みもあるので、JAZZでも少しパリパリした感じではあるが、そこそこ風味が出る。ジャンル的にはダンスや明るめのポップス、ロック系と相性良さそうだが、個人的にはもうちょっと万能に楽しめそうで、好みによるだろうが、これに囚われないジャンルの広さを感じる。

 

TaoTronics SOUNDLIBERTY 53

TaoTronics SOUNDLIBERTY 53

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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