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【aptX HD対応ワイヤレスイヤホン TaoTronics TT-BH072 レビュー】繊細な音で中高域を煌めかせるワイヤレスイヤホン、aptX HDでリニューアル!イコライザーを搭載しており、工夫次第でハイファイ低域イヤホンに変えられる。おすすめ

TaoTronics TT-BH072

TaoTronics TT-BH072

Bluetooth イヤホン TaoTronics Bluetooth 5.0 ワイヤレス 高音質 IPX5 防水 【SBC/AAC/apt-X HD対応 CVC8.0 EQ調整】 自動ペアリング 13時間連続再生 Siri対応 iPhone/ipad/Android適用 TT-BH072

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は良好」

おすすめ度*1

TaoTronics TT-BH072

ASIN

B07S1Z3LY1

 装着感は良好。イヤーウィングをしっかりはめれば遮音性も悪くなく、軽量で重い感じもない。女性でも使いやすそう。音漏れは少し。

 

 通信コーデックはaptX HDはじめaptX・AAC・SBC対応。遅延や途絶はない。

 

【2】外観・インターフェース・付属品「連続再生時間長め」

 付属品はイヤーピースの替え、充電用USBケーブル、説明書。

 

 連続再生時間は最大13時間。かなり優秀。

 

 防水性能はIPX5。雨の中でも使える。IPX5は水没には対応しないので完全ワイヤレスイヤホンだと雨の中で使うのは不安だが、有線ワイヤレス式なら落とすことはほとんどないので普通は大丈夫。

 

イコライザー機能

 「+」ボタンと「▲」ボタン同時押しでイコライザー機能が使える。イコライザーは「トレブル(高音)」「ノーマル(通常)」「バス(低音)」の3つが用意されている。「トレブル」は高域が強調されるというよりは低域が薄くなる感じで、高域が聞こえやすくなる感じ。「バス」モードは低域が持ち上がり、シンバルの発色あたりが露骨に減り、ギターが少し黒くなるが、ベースにわずかにノイズが出やすくなる。イコライザーの音質変化はそれほど大きく印象を変えないから、ある意味自然な変化を楽しめる。

  1. 「トレブル」:低域薄め、少しザラザラする
  2. 「ノーマル」:通常。バランス良い
  3. 「バス」:低域に少し強調。音に太さが出て、明るさがセーブされる。ややノイズが出る場合もある

 

推奨イヤーピース

 後述するが、このイヤホンは高域方向重視のハイファイ系の音質なため、標準イヤーピースでは低域不足を感じるかも知れない。このイヤホン向きのおすすめイヤピは以下の通り。個人的な印象による低域調整度の高い順。

  1. AZLA SednaEarfit:音場広め。やや音が膨らむがドンという重みが低域に感じられる。
  2. radius Deep mount:全体的に音の締まりが良くなり、スリムな中高域の光沢と重心の低いタイトな低域を味わえる。←イチオシ!
  3. Acoutune AET08:中高域はやや柔らかみが出てマイルド。低域のドンは重い。
  4. final E Black:AET08と傾向は似ているが、よりボーカルに焦点が合い、音に張りがある。
  5. JVC スパイラルドット++:下のスパイラルドットより音の濃さもあり、よりシャキッとしている。低域の重みもだいぶ出る。
  6. JVC スパイラルドット:音場が広く、全体的にすっきりして音像がきれい。低域は重みをそれほど出さない。

 

TaoTronics TT-BH072TaoTronics TT-BH072

【3】音質「中高域が詳細なハイファイサウンド。ただし、標準イヤピでは重低音の下の方はおそらくあまり感じられない」

 音質的にはTT-BH07譲りのシャープなエッジ感を強調するハイファイ感のある中高域が魅力。ただ標準イヤーピースだと傘がドライな感触なせいで密着感が悪いのか、低域は深いところが出ないような感じがあって、重みが出づらい。この機種自体の低域が出ないわけではなく、イヤーピースを替えたら問題なく重低域の重さが表現されたので、不足を感じた場合はイヤーピースの相性があると思われる。しかし、以下はあくまで標準イヤピの使用で音質をレビューする。

 前身のTT-BH07もそうだったが、音の太さはそれほど出さず、全体的に細めな印象を受ける。中域はやや清潔で、中高域のキラキラやツヤツヤのあたりが目立つバランスになっており、音味の全体的な印象はニュートラルからクールに聞こえる。とはいえ、高域で尖りを強調しすぎる酷薄な感じはなく、刺さる場面はない。もしかするとコーデックの違いによるのかも知れないが、TT-BH07よりはもう少し輝きをセーブしてディテールの聞こえがよくなるように調整されている印象だ。シンバルはかなり輝き、粒も細かく、ハイハットでズシャーンと派手な広がりを感じやすい。

 ピアノや弦楽、金管も明るめでシンセも明るい。ドラムのたたき込みは浅く、ボディはそれほど見えないので、やや軽い感じになるので、ロックはかなり明るい感じになる。前身のTT-BH07は欧米系のレビュアーの間で音が軽いと言う声もあって、あまり評価が高いとは言えなかったが、このTT-BH072も標準イヤーピースのままだとやや軽めになる。床面は強調されるのでダンスミュージック向きに聞こえる。

 基本的に音質はドンシャリで、「バス」モードでも結構中高域のキラキラ感が強いかな。

 

[高音]:全体としてシャープなエッジ感があり、煌めきと光沢に満ちている。中域付近の清潔な空間に中高域以上の音がやや派手めに明るく浮かび上がるので、音場は基本的にキラキラしやすい。明るいダンス系サウンドと相性が良い(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、菅野よう子「Power Of the Light」でテスト)

[中音]:ピアノや弦楽はかなり上の方向に前屈みに聞こえ、深みは感じられない。中域に豊かさはなく、基本的にはクリーン。かなり中高域の色づきに影響されやすく、透明感がある。ギターは少し明るさが強調されるので、浮かれた感じでアップチューンな曲と相性が良さそうな印象を受ける。さらに中域がスッキリしているせいで音場は広く感じられやすい。

[低音]:標準イヤピは重低音があまり感じられない。重低域を聴きたいならイヤピ交換必須。100hz~40hzまで薄い振動。30hzで沈む。これはTT-BH07と印象がほぼ変わらない。たとえば重低域の音を改善する効果がおそらく一番高いdeep mountを使えば、イコライザーで「バス」にしなくても、ぶっとい振動を聴くことができる。したがって、標準イヤピではドラムの一番下のドンは弱く、浅いところで叩いている印象を受けやすい。ベースも明るい(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:中高域のディテールが非常に目立ち、低域も浅く上向きな感じなので、基本的にはハイファイ感の高い明るい音場を楽しむことになる。全体的に音が若く、クリーン。むしろクリーンすぎてキラキラしすぎる印象さえ受けるほど(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムは鼓面のパリパリした感じが強調され、ボディはあまり感じられないので、表面的な音に聞こえる。軽めのバツンバツン、あるいはバシンバシン。音の響きが浅い分だけスピード感は出やすいし、床面をビシバシ感じさせてくれる。ただイヤピを改善すれば、ドンという重みがこれに加わってもう少しパワフルになる。シンバルはかなり目立ち、白味を加えてきれいに発色するので、存在感がある。全体的に明るく快活(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男声ボーカルかなり明るく、軽薄に聞こえるか中性的に聞こえやすい。女声ボーカルは浮き上がりがよく伸びがきれい。

 

【4】官能性「明るめのサウンドでとにかくキラキラ楽しめる」

坂本龍一「The Last emperor」「M.A.Y IN THE BACKYARD」

 たとえばこの曲を聴くとピアノは上のツヤツヤしたあたり、弦楽は上に行くほど音の聞こえがよくなり、かなり高域で筋を強調する針金のような感じがある。根元はそれほど太くなく、濃厚感がないので、ピアノも弦楽も上のヒステリックな雰囲気を中心に味わう感じになる。このイヤホンでは基本的に音の厚みをあまり感じることができないので、重厚なサントラ曲向きでないような印象を受ける。

 

 しかし一方で同じアルバムの収録曲では「M.A.Y IN THE BACKYARD」のような曲なら、ピアノの走り回る感じやトリッキーな旋律、弦楽のヒステリックで落ち着かない感じがよく出ているので、結構聴き応えがある。

 


1996

 

渕上舞「リベラシオン」

 中高域以上のディテールがかなりきれいに出るので、この曲は鮮明でキラキラ、ツヤツヤの高コントラスト高解像感を得られる。この曲ではとくに高域方向が鮮烈になって、低域なんかは埋もれる印象を受けるから、上の方の一番輝いているあたりを中心に味わえ、いいとこ取りできる。

 


リベラシオン

 

KANA-BOON「まっさら」Galileo Galilei「青い栞」

  基本キラキラ強調系なんで、明るい系の若い感じのロックなんか気持ちよく聴けそう。たとえばこの曲。 こういう明るい感じはアジアンポップスには多くて、韓流系の曲も毛色は若干違うにしても明るい感じが多いから、そこらへんの曲が好きな人には良さそう。清潔感のあるシンバルと浮かれ全開のウキウキギターが楽しい。

 

 同じように明るい感じだと、Galileo Galilei「青い栞」とかね。

 


【メーカー特典あり】 まっさら (初回生産限定盤) (DVD付) (オリジナルステッカー付)

 


青い栞

 

さユり「ミカヅキ」

 このイヤホンでこの曲は高域がかなりアグレッシブになって、ボーカルもややヒステリックになるから、かなりキツい感じにはなるけど、それに見合うだけの透明感のあるカタルシスが味わえて中毒的で、楽しい。この表現の方向性なら、低価格でさユり御用達を狙えるかも知れない。

 


ミカヅキの航海

 

Rasmus Faber「Are you Ready」

 


WHERE WE BELONG

 

【5】総評「低価格イヤホンにおけるハイファイサウンドの本命、堂々の登場」

 標準イヤーピースだとかなり高域に寄っちゃってる感じだけど、イヤーピース替えれば重低音不足は解消される。それでもだいぶ明るめのサウンドだけど、たとえば完全ワイヤレスイヤホンでAVIOT TE-D01dあたりが人気で売れている現状を考えると、同じような傾向のこのイヤホンも歓迎される可能性は高い。実際前機種のTT-BH07はかなりのロングセラーになってるし。TaoTronicsらしく、価格も5000円以内に抑えてきてて、本気で売りにきてることがわかるし、充分魅力は感じられる。ハイファイ感のあるサウンドは、的確に若い世代を狙い撃ちにしている感じがある。

 元々はハイファイ重視な音だけど、「バス」モードにして低域が出るイヤーピースに替えると、結構本格的な重低音が出せる低域イヤホンになるので、プレーヤー側にイコライザーがなくても手軽にいろんな音質が楽しめるという意味では、かなりコスパが良い。こだわれば動画鑑賞にも充分な迫力が出る。

 

TaoTronics TT-BH072

TaoTronics TT-BH072

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。