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【特集】デジタルオーディオプレーヤー最新おすすめ機種紹介「エントリークラス編1」[SONY NW-A55/Pioneer XDP-20/Activio CT10/iBasso DX120/COWON PLENUE V/Hiby R3]

Hiby R3

Hiby R3

 

 

【1】小型化・薄型軽量化・ワイヤレス化するエントリークラスDAP

 今回の特集はデジタルオーディオプレーヤーを扱います。この記事では私が個人的観点で選んだおすすめ機種を紹介しますが、しかし、その前にどういう選好で私が今回の特集記事のDAPを選んだかを説明することは有益であるように思われますので、しばし説明させていただきたく思います。

 

次記事

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エントリークラスDAPってどのくらいの製品のこと?

 DAPのエントリークラスはどの製品を指すのかというのは難しいですが、価格帯としては5万円以内くらいを目安に選びました。また条件としてハイレゾファイル再生能力があるという点を最低ラインとしています(したがってApple iPod touchは選外となります)。

 

エントリークラスDAP製品の特徴

 最近のエントリークラスDAPの特徴は以下のようになっています。

  1. 携行性が重視され、小型・軽量モデルが増えた。
  2. ワイヤレスオーディオ機能が重視されている。
  3. バランス接続機能は省かれていることが多い。

 

【2】おすすめのエントリークラスDAP

 そういうわけで、今回はエントリークラスのDAPの中から、とくにおすすめする機種を選り抜きました。

 

SONY NW-A55

SONY NW-A55

SONY NW-A55
  • 高音 6/10
  • 中音 5/10
  • 低音 6/10
  • 音場 5/10
  • 情報量 5/10
  • 音の傾向 はっきり系
  • アプリ対応力 1/10
  • 通信対応力 7/10
  • 対応コーデック SBC / aptX / aptX HD / LDAC
  • 拡張性 16GB (+128GB)
  • DAC 独自
  • ハイレゾ 384khz/32bit DSD256
  • バランス接続 なし
  • 実売価格 2万円前後
おすすめポイント&解説

 エントリークラスDAPの定番機種。電池持ちが非常に良く、ワイヤレスオーディオコーデックも充実していて、Apple iPod touchとともにエントリークラスのデファクトスタンダードとなっている機種。iPod touchと違い、ハイレゾ品質の高音質ファイルに対応している。

 音質はドンシャリ系ではっきりコントラストをつけて音を聴かせるタイプ。輪郭も良く、低価格の割にはっきりと音楽をクリアに感じさせてくれるところがあり、スピード感もある。とくに下位モデルのNW-S313と聞き比べると表現力に圧倒的差を感じる。

 インターフェースは独自だが、反応は良く操作性も機敏。問題はスマホアプリに対応しておらず、自社のHeadphones Connectでさえ使えないところ。しかし完全ワイヤレスイヤホン相手に携帯して使うなら現状最強クラスのコスパを誇る。

 SONY独自デザインのOSとUIで、転送ケーブルまで独自規格でアプリ対応含め全てが前時代的なのが欠点。

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Pioneer XDP-20

Pioneer XDP-20

Pioneer XDP-20
  • 高音 6/10
  • 中音 5/10
  • 低音 6/10
  • 音場 6/10
  • 情報量 6/10
  • 音の傾向 はっきり系
  • アプリ対応力 1/10
  • 通信対応力 7/10
  • 対応コーデック SBC / aptX / aptX HD
  • 拡張性 16GB (+512GB)
  • DAC ES9018C2M×2
  • ハイレゾ 384khz/24bit DSD256
  • バランス接続 2.5mm
  • 実売価格 3万円前後
おすすめポイント&解説

 ONKYO/Pioneer系のエントリークラスDAP。価格設定はかなり安めながら、音質面でバランス接続に対応、ミドルレンジDAP並みのDACを搭載とスペック面で豪華なのが特徴。ただし電池持ちはあまり良い方ではなく、エントリークラスとしては筐体も大きめ。

 音質はNW-A55とほぼ同等でドンシャリ的な傾向も似ているが、バランス接続でよりパワフルなサウンドが期待できる。そういう意味で、NW-A55キラー的な立ち位置ではあるが、UIが古くさく、上位機種と違って豊富なイコライザー機能もなく、Androidカスタムの独自OSなため、アプリ対応能力もない。

 低価格であくまで有線の音質(とくにバランス接続)にこだわるなら有力候補。

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Activio CT10

Activio CT10

Activio CT10
  • 高音 6/10
  • 中音 6/10
  • 低音 6/10
  • 音場 6/10
  • 情報量 6/10
  • 音の傾向 すっきり系
  • アプリ対応力 7/10
  • 通信対応力 8/10
  • 対応コーデック SBC / aptX / aptX HD
  • 拡張性 16GB (+384GB)
  • DAC CS4398
  • ハイレゾ 192khz/24bit DSD256
  • バランス接続 なし
  • 実売価格 3万円前後
おすすめポイント&解説

 韓国アイリバー系のActivioから出たエントリークラスDAP。実質的にAstell&Kern系のエントリークラスと考えていい。TIDALなどのサブスク音源、自社の音源ダウンロードサイトgrooversとの連携を企図した新時代オーディオプレーヤーとして売り出したかった気配があるが、そのgrooversが発売後1年くらいでなくなってしまった。

 音質はAK70からSR15の系譜に属するAstell&Kern系のローエンドモデルの音質を継承しており、なめらかな質感と色づけの少ないすっきりした音。

 丸みを帯びて曲線を描く筐体の質感は良く、操作性も抜群で、個人的にエントリークラスDAPの中でお気に入りの機種だが、好みを抜きにして、冷静に全体を眺めると、ぶっちゃけあらゆる意味で中途半端。

 そもそも少しお金を積めばAK70 MKⅡに手が届く上、バランス接続に対応しない、電池持ちが良くないなど意外と微妙。性能的にはAK70相当でAK70 MKⅡのさらに一世代前と同等クラスとなるが、スペック的にはAK70に劣る。

 そういうわけでこの機種の良いところは、その独特のインターフェースの使いやすさで、それ以外あまりよいところがない。個人的には結構愛用してるけど、なんで愛用してるのか自分でも謎。気に入ってる割におすすめする気にもならないので、いまだにレビューしてすらいないという。

 ちなみにこの機種はAstell&Kernの技術を凝縮した一体型モジュール
「TERATON」を採用した第1弾モデルとのことだったが、第2弾以降出てない気がする。私が知らないだけでどっかで出ているのかも知れないけど。

 

iBasso DX120

 

iBasso DX120

iBasso DX120
  • 高音 6/10
  • 中音 7/10
  • 低音 7/10
  • 音場 7/10
  • 情報量 7/10
  • 音の傾向 すっきり系
  • アプリ対応力 1/10
  • 通信対応力 0/10
  • 対応コーデック なし
  • 拡張性 0GB (+512GB)
  • DAC AK4495
  • ハイレゾ 384khz/32bit DSD128
  • バランス接続 2.5mm
  • 実売価格 4万円前後
おすすめポイント&解説

 この機種はコンセプト的にエントリークラスというよりミドルレンジDAP的な発想で作られているので、ここで紹介している機種の中では異色。私個人の意見としても、入門機としてこれを紹介するのは違う気がするが、iBasso最低価格モデルとして紹介する。

 音質は低域をしっかり出しつつ、中高域を見通しよくすっきり聴かせるタイプで価格以上の底力が感じられるうえに、5種類のサウンドモード切り替えが可能であり、音質だけ見ればコスパは良好。

 しかし、この機種はエントリークラスとしては使い勝手がよくないので、その点ですでにおすすめしない。音質は良いが、ほとんどそれだけでアピールポイントが少ない。店頭試聴機を使った感じでは、かなり使い勝手に難を感じたので、個人的には完全スルーした。そもそもワイヤレスオーディオに対応していないし。

 

COWON PLENUE V

 

COWON PLENUE V

COWON PLENUE V
  • 高音 6/10
  • 中音 5/10
  • 低音 5/10
  • 音場 5/10
  • 情報量 5/10
  • 音の傾向 くっきり系
  • アプリ対応力 1/10
  • 通信対応力 0/10
  • 対応コーデック なし
  • 拡張性 64GB (+128GB)
  • DAC CS43131
  • ハイレゾ 192khz/24bit DSD128
  • バランス接続 なし
  • 実売価格 3万円前後
おすすめポイント&解説

 有線接続専用。ワイヤレスオーディオ機能一切なし。最大再生時間41時間という長さが魅力で、薄型コンパクトで持ち運びやすいのは良いが、ほぼあらゆる点でSONY NW-A55に劣る。COWONのJetEffectを使って多彩なイコライザーが楽しめるのだけが利点で、JetEffect目的で買うくらいしか理由が見つからない。あとはストレージ容量が64GBと多めなのが魅力かも。

 音質はディテール感重視で演出は少なく、くっきりと音をフラットで中庸に聴かせることに主眼が置かれているようだ。むしろJetEffectで自分好みの音に色づけして楽しむ感じで、デフォルトの音は極力脚色を抑え、素体として汎用性を考慮してして調整されているように思われる。イコライザーをちょっと変えると、途端に色づくといった感じの音だ。

 この機種は海外のレビューなどを見ると評価は悪くないようだが、あまり売れている気配がない。UIを含めた全体の設計がSONY製DAP以上に前時代的なため、NW-A55に完全に食われている印象がある。

 

Hiby R3

Hiby R3

Hiby R3
  • 高音 6/10
  • 中音 6/10
  • 低音 6/10
  • 音場 6/10
  • 情報量 6/10
  • 音の傾向 はっきり系
  • アプリ対応力 3/10
  • 通信対応力 9/10
  • 対応コーデック SBC / aptX / LDAC
  • 拡張性 0GB (+2TB)
  • DAC ES9028Q2M
  • ハイレゾ 384khz/32bit DSD256
  • バランス接続 2.5mm
  • 実売価格 2万円前後
おすすめポイント&解説

 エントリークラスDAPとしては恐るべきコスパを誇るとして話題となったHibyの入門機。OSは中華製DAPに多いHiby OSで完全Androidではないが、ワイヤレスオーディオへの対応状況は良い。

 何より小型で胸ポケットに入るサイズで、USB-DAC機能やワイヤレスレシーバー機能を持っており、DLNAやAirPlayにすら対応するなど、これでもかと機能がてんこ盛り。

 音質も2万円クラスでは最上位クラスで、解像度が高く、高域の見通しが良い上に、パワフルで厚みも感じられる音。真の意味でのSONY NW-A55キラーとして登場した機種。しかし知名度が低く、あまり認知されていないのが最大の欠点。あとは超小型DAPあるあるで、操作性やアルバルアートの見栄えに難を感じるのが欠点といえば欠点。

 

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