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【特集】デジタルオーディオプレーヤー最新おすすめ機種紹介[Cayin N6II/Hiby R6 PRO/ONKYO GRANBEAT/iBasso DX220]

Cayin N6ii

Cayin N6ii

 

 

【1】DAPにも変革の時代!音楽シーンの変化が来ている

 今回の特集はデジタルオーディオプレーヤーを扱います。この記事では私が個人的観点で選んだおすすめ機種を紹介しますが、しかし、その前にどういう選好で私が今回の特集記事のDAPを選んだかを説明することは有益であるように思われますので、しばし説明させていただきたく思います。

 

 オーディオは大きく言えば音楽鑑賞の手段であるために、音楽の楽しみ方の変化と切り離せません。デジタルオーディオプレーヤーはあくまでプレーヤーであり、それだけでは完結しておらず、データとなる音源と出力機器を媒介するものです。そのため、この2つの変化に影響を受けないわけにはいきません。そして音源と出力機器であるイヤホンはここ数年で大きく環境変化を迎えました。

 

完全ワイヤレスイヤホンの登場

 2018年は完全ワイヤレスイヤホンにとって躍進の年になりました。これまであまり主流とは言えなかった完全ワイヤレスイヤホンですが、音質や通信品質、バッテリー性能が急速に向上しており、音響機器としての実用性が急速に高まりました。有名メーカーもこぞって完全ワイヤレスイヤホンに参入したことで、選択肢も増えており、今後この分野はオーディオの主流となる可能性すら出てきています。

 一方で完全ワイヤレスイヤホンは有線のイヤホンとは違い、いくつか固有の特徴を持っています。

  1. ワイヤレスであるために通信品質に依存する
  2. 音質の一部は通信コーデックに依存する
  3. 専用アプリによって機能性を高めている機種もある

 1.は根本的に重要なところで、どんだけ音質が良くても通信品質が悪ければ、音が途切れ途切れになってまともに使えないということがあります。通信品質には相性問題があるので、できれば通信チップは最新のものが良いのですが、これまでデジタルオーディオプレーヤーはあまり通信チップにこだわってきませんでした。

 そのため、2.の問題にも絡みますが、有線イヤホン向けの音質は良くても、ワイヤレスでは通信コーデックの対応状況が悪かったりといった機種があります。完全ワイヤレスイヤホンをメインで現在使っている人には通信面で充実していない機種は選択肢に入らないでしょうし、これからますます完全ワイヤレスイヤホンが主流になっていくとすると、通信面で貧弱な機種はそれほど長く使えないかもしれません。

 また、完全ワイヤレスイヤホンの高級機種は専用アプリを提供してプラスアルファの機能を提供しているものがあります。ファームウェアアップデートなどをアプリを通して行う機種もあります。そのため、アプリをインストールできるAndroidやIOSのスマホに近い仕様のデジタルオーディオプレーヤーのほうが相性が良いと言えます。

 

ミュージックサブスクリプション時代の到来

 Spotify、apple music、amazon musicなどの音楽サブスクリプションの利用者は年々増えています。TIDALのような高音質サービスも始まっており、今後ますます音楽サブスクリプションが多様化し、音源ファイルを直接買わずにサブスクリプションで音楽を楽しむ人が増えてくるでしょう。5G時代が来ればなおさら音楽のネット化は進むと思われます。

 したがって、これからのデジタルオーディオプレーヤーはサブスクリプションとも親和的であるほうが便利でしょう。独自OSのデジタルオーディオプレーヤーはメーカーが対応させないと、こうしたサブスクリプションの幅が狭まる可能性があります。現在の趨勢を考えると、AndroidやiOSタイプのほうが将来性はあるように思えます。

 

求められるDAP像

 こうした趨勢を踏まえて、今後も便利に使えるデジタルオーディオプレーヤーはどんなものか考えてみると以下のようにまとめることが出来ます。

  1. OSはAndroidかiOSもしくはそれらと互換性が高いものがよい
  2. ワイヤレスの対応コーデックは多い方が良い
  3. ネット接続対応であった方が良い
  4. 動画が扱えたほうがよい

 5G時代が来れば、サブスクで音質も映像も高品質なミュージックビデオで音楽を楽しむことも多くなるかもしれませんし、完全ワイヤレスイヤホンとの相性も考えると、スマホアプリが完全に使える環境のあるデジタルオーディオプレーヤーのほうが汎用性が高いです。

 

【2】とくにおすすめするDAP

 そういうわけで、今回はこうした汎用性を考えて、とくにおすすめする機種を選り抜きました。

 

Cayin N6II

Cayin N6II

Cayin N6II
  • 高音 8/10
  • 中音 9/10
  • 低音 7/10
  • 音場 8/10
  • 情報量 8/10
  • 音の傾向 濃厚系
  • アプリ対応力 9/10
  • 通信対応力 9/10
  • 対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC
  • 拡張性 64GB (+512GB)
  • DAC AK4497EQ
  • ハイレゾ 384khz/32bit DSD256
  • バランス接続 4.4mm
  • 実売価格 13万円前後
おすすめポイント&解説

 オーディオマザーボードシステムを搭載し、基幹部分であるDACとアンプを交換可能というDAP。記事執筆時点では交換用オーディオマザーボードはまだ発表されていないが、それによって1台にしてさまざまな音質を楽しむことが出来る。

 OSはAndroidでGoogle Playストアも搭載しており、機能性・拡張性が高く、スマホの延長線上に使える使い勝手の良さも魅力。完全ワイヤレスイヤホンのアプリやサブスクリプションアプリも使えるほか、動画鑑賞やネットサーフィンも出来る。

 現在のオーディオマザーボードA01を搭載している状態だと、音質は中域でやや厚みを強調し、音の広がりを重視したボリューム感のある没入感重視のサウンドで、どちらかというとアナログ的なサウンドと相性が良かったりする。クラシックやJAZZ、民族音楽なんかに強みを感じる。

 個人的には10万円台で選ぶなら、現状で最も完成度が高い。

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Hiby R6 PRO

Hiby R6 PRO

Hiby R6 PRO
  • 高音 8/10
  • 中音 8/10
  • 低音 8/10
  • 音場 8/10
  • 情報量 8/10
  • 音の傾向 すっきり系
  • アプリ対応力 9/10
  • 通信対応力 9/10
  • 対応コーデック SBC / AAC / aptX / aptX HD / LDAC
  • 拡張性 32GB (+512GB)
  • DAC ES9028Q2M×2
  • ハイレゾ 384khz/32bit DSD256
  • バランス接続 4.4mm
  • 実売価格 11万円前後
おすすめポイント&解説

 Cayin N6IIの基幹部分を受託しているだろうHiby musicのDAP。そのため基本的な使い勝手はほぼN6IIと変わらない。ただし、ホールドモードがないなど、細かな使い勝手でN6IIのほうが若干上。

 N6IIと同じく、OSはAndroidでGoogle Playストアも搭載しており、機能性・拡張性が高く、スマホの延長線上に使える使い勝手の良さも魅力。完全ワイヤレスイヤホンのアプリやサブスクリプションアプリも使えるほか、動画鑑賞やネットサーフィンも出来る。

 ぶっちゃけこの機種の音は恐ろしく私の好み。DACは解像度で定評のあるESS系のES9028Q2Mを使用しているが、ESS系のDACにありがちなやや無機質な音の感じはほとんどない。おそらくアンプに使っているMUSES 8920のせいだろうが、ESS系らしいすっきりした見通し感がありながら、個々の音にはナチュラルな太さがあり、温度感もある。音質だけなら現状のA01のN6IIはやや音が濃すぎる印象があるので、こちらのほうが万能に楽しめる気がするくらい。

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ONKYO GRANBEAT DP-CMX1

ONKYO GRANBEAT DP-CMX1

ONKYO GRANBEAT DP-CMX1
  • 高音 7/10
  • 中音 7/10
  • 低音 6/10
  • 音場 7/10
  • 情報量 7/10
  • 音の傾向 すっきり系
  • アプリ対応力 10/10
  • 通信対応力 8/10
  • 対応コーデック SBC / aptX / aptX HD
  • 拡張性 128GB (+256GB)
  • DAC ES9018C2M×2
  • ハイレゾ 384khz/24bit DSD256
  • バランス接続 2.5mm
  • 実売価格 5万円前後
おすすめポイント&解説

 この機種はDAPというよりスマホ。そのためほぼ完全にスマホアプリに対応しているのと、DAPとしては非常に高精細なディスプレイを持っていること、標準のストレージ容量に優れていることが美点として挙げられる。ただし、Androidのバージョンは古いので最新のアプリに対応できなくなってきているのは欠点になる。

 ONKYO系DAPは通信的な相性も多いが、その欠点も引きずってしまっている。完全ワイヤレスイヤホンの一部とはまともに通信できないこともある。

 音質はESS系らしく、解像度感重視ですっきりしたサウンド。ほぼほぼフラットでクセがない上に、HF Playerにカスタマイズが加えられた専用プレーヤーアプリはイコライザー機能が優秀で、プリセットを使えばどんなジャンルでも万能に味わえる。このイコライザーはワイヤレスオーディオにも適用される。

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iBasso DX220

iBasso DX220

iBasso DX220
  • 高音 8/10
  • 中音 8/10
  • 低音 8/10
  • 音場 8/10
  • 情報量 8/10
  • 音の傾向 くっきり系
  • アプリ対応力 7/10
  • 通信対応力 8/10
  • 対応コーデック SBC / aptX / LDAC
  • 拡張性 64GB (+512GB)
  • DAC ES9028PRO×2
  • ハイレゾ 384khz/32bit DSD512
  • バランス接続 2.5mm
  • 実売価格 12万円前後
おすすめポイント&解説

 Androidと独自OSのMANGOを切り替えて使うことができるDAP。Playストアには対応しないが、apkインストールでアプリを使うことは可能。

 さらにアンプ部分を交換して音質を変えることができる。

 使い勝手は少しクセがある感じだが、サウンドは非常にくっきりとした輪郭もよい音で音の一つ一つを分離して聞かせてくれる。力強さも充分にあり、密度感にも優れている。

 ぶっちゃけこの機種とN6IIどっちを買うか結構迷ったが、KANN CUBEと音質傾向がやや被るという点や完全Androidではないというあたりで見送った。しかし、10万円台前半で解像度重視で選ぶなら、この機種は外せないと思われる。

 

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