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【中華イヤホン FAudio Passion レビュー】メタリックな輝きを出しつつ、爽やかな清潔感と艶やかさもある中高域と、温かみのある低域が魅力。音場も広い。おすすめ

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FAudio Passion

FAudio Passion

FAudio Passion FA-2323 ダイナミック型イヤホン

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「軽量で付け心地は安定している」

おすすめ度*1

FAudio Passion

ASIN
B07M8W4ZT3
スペック・評価
再生周波数帯域 15~22000Hz
インピーダンス 16Ω
感度 110dB
ドライバー

ダイナミックドライバー(9mm メディカル・ファイバー素材)

音質傾向

音場が広い、緻密、金属的、艶やか、ハスキー、子音が尖る、爽やか、立体感がある、繊細、アコースティックギターがきれい

 内側は少しノズル周りが出っ張ったデザインで、装着感は良好です。アルミニウム製で軽量で付け心地も軽いです。遮音性も悪くありません。

 

テスト環境 

 今回のテストはFiiO M15Cayin N6II/E01Galaxy A30ONKYO GRANBEATHiby R6 Proで行っています。ゲイン設定は基本的に「低」設定です。

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【2】外観・インターフェース・付属品「ビルドクオリティは高く、付属品も揃っている」

 付属品はイヤーピースの替え、3.5mm→6.3mm変換アダプタ、クリーニングクロス、クリーニングブラシ、キャリイングケース、ポーチなどです。イヤピは3種類付属し、FA VocalとFA Instrumentと低反発フォームタイプが付属します。

 

FAudio PassionFAudio Passion
FAudio PassionFAudio Passion

 

【3】音質「中高域偏重ですが、低域は温かみがありギスギスしません」

周波数特性イメージ(試験運用中)

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※周波数特性イメージはあくまでレビューの便宜上、個人的に周波数分布のだいたいのイメージを掴むための参考情報で、測定方法も測定されたデータも非常にアバウトで厳密な信頼性や正確性に欠けます*2

 

ファーストインプレッション

 今回は標準イヤピの中で、FA InstrumentのLサイズを使ってレビューします。

 FA VocalとFA Instrumentの違いは、前者がより高域を強調し、後者がより低域に注力するという点です。FA Instrumentを選んだのは、元々私自身が低域ジャンキーに近いので低域を好む傾向にあるのと、実はこのイヤホンは高域が暴れやすいところもあり、FA Instrumentのほうがより一般的に使われるのではないかと判断したためです。

 このイヤホンは高域で金属的になりやすいところがあり、FA Vocalだとボーカルが前面に出てきてくれるのはいいのですが、ツ音が尖りやすくなり、シャリ感も出やすくなります。

FA VocalFA Instrument

 このイヤホンのインピーダンスは16Ωで、一般的なスマホで鳴らすのに困難はありません。実際Galaxy A30で聴いても不足を感じません。

 

 では早速、メインのテスト機のGRANBEATにつないで音を聴いてみます。すぐ気づくのは、スネアのアタックの良さ、中高域の硬いカリッとした印象、金属的な輝き感です。ボーカルは前傾しながらしっかり前面に伸びながら聞こえ、音場に奥行き感があります。少し上でカサカサする感じがありますが、ボーカルは伸びやかで、中域でボディが少し少ない気もするものの、低域とのつながりがよく、とげとげしい感じはそれほど目立ちません。それでも高い女声ボーカルは少し息を強調し、シャリシャリする感じがありますから、ハスキーな声色が苦手な人にはスーハーしすぎていると感じられるかも知れません。少し上で細く伸びる感じはあります。

 アコースティックギターはかなりカリカリしやすいところがあるので、安月名莉子「rise」のような曲だと、アコースティックギターの刻みがかなり前面に出てきます。ややパチパチ弾けるくらいに感じられるので好みを分けるかも知れませんが、繊細でメタリックな音が好きな人には堪らないかもしれません。この曲の場合、弦楽も前面に出てきやすく、ややボーカルにかかる雰囲気があるのも好き嫌いが分かれるかも知れません。弦楽のゆらめきといっしょにボーカルを味わいたい人にはいいですが、弦楽にもう少し奥ゆかしさがあったほうが、音楽全体に品が出ていいという人もいるでしょう。低域は適度に温かみがありつつも、ぼやけた感じがなく、ドラムは調和的にボンという弾力を感じさせながらも、角が立っていて、手応えがしっかりとあります。やや刻みが強くカリカリですが、この曲の艶やかな感じは手がかりも多めによく出してくれます。

rise

rise

 

 ざっと全体の印象を確認したところで、各音域を確認していきたいと思います。低域は見通しが良いですが、起伏の少ない、平坦な印象を受けます。ベースラインはほどよく暖かく、しかし黒みは強くなく、深い感じはありません。バスドラキックも適度に重いですが、適度にパワフルといった感じで、全体の中で強すぎたり、深みを出す感じはなく、適度に広がりを出しつつ、リズムコントロールに配慮してやりすぎない感じに聞こえます。ドラムには胴鳴り感も適度にありますが、やはり膨らむと言うほどくどさはなく、どちらかというとまっすぐ鼓面から下に響いている印象を受けます。低域弦楽は少しボーンとした雰囲気の強い厚みを感じる音ですが、重みもそこそこあります。浮き上がりがよいところがあるので、躍動感はそれなりに出ます。

 中域は適度に低域からの暖かみを受けてウォーム感がありつつ、前傾しているので、艶やかに色づいていく感じが充分にあります。女声ボーカルはのびやか雰囲気で前に出てくれるのでフォーカス感は良いと思いますが、少しハスキーに聞こえるかも知れません。アタック感が良く、立体感もあるので、低域の暖かみをうまく残しつつ、空間にそれが充満して音が埋もれないように調整されています。音の実体感をうまく維持しつつ、現代的な立体感が感じられるようになっており、センスが感じられます。

 中高域から高域の下部にかけてはかなり押し出されるので、音の一番ギラつくあたりが前面に出てくる感じはあり、スネアはかなり主張が強くなります。低域から中域にかけての暖かみを維持する調整がうまく利いているので、ボディの実体感は正直よく維持されていると言えますが、それでも曲によってはボーカルがギシギシ気味に聞こえ、曲によってはギャンギャンして聞こえるかも知れず、ガチャガチャした音にボーカルが突っ込んでうまく聞こえないと思う可能性はあります。高域の高い部分はゆるやかに後退しており、サ行の刺さりをうまく抑えているので、ギラつく感じのわりに尖っては聞こえないはずです。ただし、そのせいで抜けはわずかに悪くなっているところもあり、ツ音やギラつく輝きが少し目立ちやすくなっていて、人によってはガチャガチャとした音楽に聞こえやすいところもあります。

 

 総合すると、このイヤホンは比較的硬い高域を持っており、金属的なところを強調しますが、一方で低域で暖かみも出していて、刺々しさを緩和しています。ボーカルはわずかにボディが足りないかも知れませんが、充分にフォーカスされ、のびやかです。中域で奥行き感があり、左右も頭外に出るほどで、音場は広いと思いますが、高域の高さは充分ですが、本当に高いところはそれほど開放的でないかもしれません。また低域も適度に深いですが、本当に深く重い音ではなく、どちらかといえば中域を暖める穏和な性格を感じます。

 おそらく一般的にはドンシャリと評価される傾向の音だと思われますが、低域と中域の調整がうまくいっているので、ボーカルは豊かとは言えませんが、埋没感はありません。ややドライで少しだけ細く枯れた感じがあるものの、ディテール感は良く、解像感は高めの印象を受けるでしょう。

 

音質因子評価
音質因子 評価
鮮やかさ
(鮮やか/色味が薄い)

鮮やか。メタリックでギラつく感じになりやすいが、艶やかな部分を前に出して派手に聴かせてくれる。

鋭さ

(鋭い/鈍い)

やや鋭い。音が細く感じられないよううまく調整されているが、エッジは少し強調される。
明るさ
(明るい/暗い)
やや明るい。基本的に中高域の明るさが強調されやすい。
派手さ
(派手/地味)
派手。カリカリチャリチャリキラキラした感じが強い。
硬さ
(硬い/柔らかい)
やや硬い。低域と中域がうまく調整しているので、曲によっては露骨に感じないが、基本的に硬い系統の音。
尖り
(尖っている/丸みがある)
やや尖っている。基本的にエッジが立つ。ボーカルも子音が尖る。
穏やかさ
(穏やか/騒々しい)
やや騒々しい。立体感を出したり、低域の暖かみでうまく調整してはいるが、少しガチャリやすい。
力強さ
(力強い/嫋やか)
力強い。低域のパンチ、スネアのアタックは強調されるので、リズムに力強さがある。
豊かさ
(豊か/貧弱)

普通。低域の厚みもほどほどあるが、全体を見ると豊満な感じではなく、中肉といったところ。

太さ
(太い/細い)
普通。もしかすると普通よりは少し細いくらいかもしれない。
手触り
(ざらざら/滑らか)
ざらざら。ドライでザラザラしている。
粒感
(きめの細かい/粗い)
ややきめの細かい。ハイハットの穂先は清潔でシルキーに聞こえる。
清潔感
(澄んだ/濁った)

やや濁った。基本的に高域は閉鎖的で空間は熱気とともに閉じている印象があるだろう。

潤い
(潤いのある/乾いた)
乾いた。基本的にドライ。
重さ
(重い/軽い)
普通。浮揚感があるので、重心は真ん中よりはわずかに上に浮き上がっているかも知れないが、低域の床面を結構感じるのでふわふわした感じはない。

 

ボーカル因子評価
ボーカル因子 男声 女声
澄んでいるか
(澄んでいる/濁っている)
やや澄んでいる

やや澄んでいる

明るいか

(明るい/暗い)

やや明るい やや明るい

伸びやかか

(伸びる、突き抜ける/天井感がある)

ややのびやか

ややのびやか

潤っているか

(しっとりしている/乾いている)

乾いている 乾いている

太いか

(太い/細い)

やや細い やや細い

濃いか

(濃い/薄い)

普通 やや薄い

子音が強調されるか

(目立つ/目立たない)

少し目立つ 目立つ

 

空間因子評価
空間因子 評価
主に中域の密度
(ぎっしり/スカスカ)
普通
主に高域の高さ
(抜けが良い/天井感がある)
やや抜けが良い
主に低域の深さ
(深掘り感がある/浮き上がりがよい)
やや浮き上がりが良い
主に中域の奥行き感
(前進的/後傾的/前傾的/後退的)
前傾的
主に低域と中域の横幅
(広い/狭い)
広い
定位感
(頭内的/頭外的)
やや頭外的
分離感
(拡散的/密集的)
やや拡散的

 

美点
  1. 分解能が良い
  2. シャープでクリア
  3. 適度に温かみがあって聴き心地も安定している
  4. ディテール感に優れる
  5. パワフル
  6. 音場が広い
  7. 立体感がある
  8. 音が艶やか
  9. アコースティックギターがきれい
  10. アタック感がある
欠点
  1. ボーカルがハスキー気味でギスギスしやすい
  2. 音が金属的で硬い
  3. 少しガチャガチャしやすい

 

[高音]:高域は金属的な質感を持っており、高さもそれなりにあるが、本当に高いところは閉じていて、キラ味を強調する。そのため曲によっては本来もう少し背景にいて欲しい弦楽やシンバルが前に出てきて聞こえるかも知れない。アコースティックギターのジャリジャリチャリチャリしたメタリックな光沢感はよくフォーカスされ、少しくどいくらい艶やかに聞こえるので、色づきはきれいに思えるだろう。その色づきは輝きの強い白金色といった具合なのは中域の後退のためだろう(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域は中高域よりは後退しており、豊満さには欠けるので、甘味はちょっとさっぱりで、かさかさした乾いた感じがあるかも知れない。少し薄味で透明な雰囲気があり、温かみはあるので聴き心地は安定しているが、ボーカルは子音と息遣いが少し目立ち、ハスキーに聞こえやすい。楽器音も中域はわずかにスカスカしている印象を受けるくらい。ただし奥行き感があり、立体感が感じられる。

[低音]:100hz~40hzまで、ブーッという輪郭はよい暖かみも感じられる振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。エレキベースはそこそこ暖かみもあるが、やや明るめの印象で、バスドラキックも深いところまで押し込まない、ボスボスボンボンした感じに聞こえる。胴鳴り感も適度に強調されるくらいで、暖かみに寄せたバランスの良い低域と言え、ややブーミーに寄っているが見通し勘が悪くない、といった感じ。低域弦楽は少し太くボーンと重みを出してくれるが、やはり深くなく、躍動感が適度にある活きの良い印象を受ける(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:少し頭外に出るくらいの横幅とそこそこの深さと高さのある縦軸、やや遠いくらいの奥行きを持っている。立体感が適度にあり、アタックもよく出るので、ノリは良い(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:スネアはアタック感があり、鼓面の上で少しパシパシするが、胴の鳴りもあるので、少し粘りも感じられる。激しいロックではバスドラキックはやや薄味で、パッツンパッツンよりはパッチンパッチン、パッスンパッスンに近いくらいに聞こえる。スピード感はよく、もしかすると少し速いくらいかもしれない。ハイハットは輝きを少し多めに出しつつ、シャリシャリ白く少し派手目に聞こえやすい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男女ともに子音と息感に少し強調があり、上で細い感じがあるかも知れない。少しボディが足りない感じがあるので、なんとなくかすれがちな、ハスキーな印象で聞こえやすい。曲によってはガチャガチャした中高域に突っ込んで、ややフォーカスが甘く感じられるかも知れないが、基本的にはよくフォーカスされて埋没感はない。スーハーした感じは強いが、サ行が刺さるほど高く出し過ぎないようになっており、刺々しさはあるが、痛々しくはないと思われる。ただそのせいで、こちら側に息を吐きかけているような感じが若干出るので、それが苦手な人はいるかも知れない。

 

【4】官能性「シャリシャリしたメタリックな輝きのある、ドライな爽やかサウンドを聴かせる」

Seraphim「KEEP ON DREAMING」(vs Fender NINE 1)

KEEP ON DREAMING

KEEP ON DREAMING

【FiiO M15(Pure Music Mode)で鑑賞】ドラムに少しの膨らみと温かみがあるので、この曲で低域に力強さを感じながら楽しめます。しかし、ボーカルは少し薄いかなと思えるところがあり、のびやかではありますが、少し清潔でスーハー感が強く、声量が足りない感じがあります。あと意外と抜けの高さが出ない感じがあるので、少し透明感は出ますが、ボーカルも楽器も突き抜け感が足りない気がします。音場は広いです。

 

 最近ちょっと安売りしてましたが、元値はほぼ同じくらいのFender NINE 1と聞き比べてみます。Fender NINE 1は1基のダイナミックドライバーと1基のバランスドアーマチュアドライバーを組み合わせたハイブリッドです。

 さて、Fender NINE 1のほうが低域はタイトで、少し手応えを強調しています。ボーカルはPassionに比べて濃く、サビでの突き抜けで下からしっかりと伸びる感じがあり、おそらく伸びの高さ自体はPassionと大差がないかも知れませんが、より躍動的なボーカル表現に思えます。一方で音場はPassionに比べると窮屈で、Passionよりはボーカル周りに音が集まっていますが、Fenderらしく後半に登場するエレキギターの味わいが良好です。Passionはエッジだけ目立って聞こえる浮かれた感じがあるのに対し、NINE 1のエレキは黒いボディが目立ち、エッジの立ちはわずかにPassionに負けてるかも知れませんが、ハードロック風のドライなギラつきがあります。

 

 好みはあると思いますが、個人的にはこの曲はNINE 1のほうがより目鼻立ちが良く、楽しめる印象です。

 


熱血最強ゴウザウラー 主題歌 KEEP ON DREAMING

 

Endorfin.「Horizon Note」(vs IMR Acoustics R1[黒ノズル])

Horizon Note

Horizon Note

【Cayin N6II/E01(A)で鑑賞】爽快感と清涼感があるこの曲の場合、電子音の緻密さをうまく出しつつ、少しドライにシャキシャキ乾いた感じで聴かせます。このイヤホンはボーカルが少し薄いので、この曲の場合、楽器音に突っ込んで途切れ途切れに聞こえるところはありますが、手がかりは多く、緻密でしかもちょっとメタリックなデジタル感が味わえるので、個人的には好きな雰囲気です。音場が広いので、うるさい感じはあまりありません。しかし高いところの開放感はわずかに足りないかも知れません。

 

 さて、聞き比べの相手はIMR Acoustics R1です。R1はノズルチェンジで音質を調整できるのですが、今回の黒ノズルは低域を2番目くらいに強化したノズルのはずです。しかし、R1はピエゾドライバーの恩恵もあるのか、黒ノズルをつけてさえ、中高域で非常に緻密で手がかりも多く、エッジを立てて攻撃的です。ボーカル周りにガチャガチャする感じはあり、より電子音のノイジーさが強いので、最初はちょっときついかと思いましたが、少し聞き慣れると、非常に緻密な音の感触があり、電子音がぐるぐる歪む感じがきしみまで非常に鮮やかに感じられて異様に楽しいです。解像感は明らかにR1がよく、低域ドラムはタイトで締りは良いですが、パンチは重量感はそれほど強くないので、力強さという点ではPassionに劣りますが、緻密さと艶やかさで勝り、音場の広さでもR1のほうが狭いと思いますが、メリハリ感に優れます。

 

 EDMトラックに関する限り、R1のほうが手がかりが多く、より緻密でメリハリ良く楽しめると思うので、Passionも悪くありませんが、比較対象が悪かった気がします。

 

 

富田美憂「Present Moment」(vs Atomic Floyd SuperDarts TITANIUM)

Present Moment

Present Moment

【Hiby R6 Pro SSで鑑賞】こういう感じの曲は比較的得意そうです。ボーカルは少し清潔で伸びやかで清純な味わいがありますが、ツ音は尖るので、この曲の場合歌詞にツ音が多いこともあり、ちょっとボーカルに尖った感じがあります。ハイハットは金属的な輝きを感じさせながらも清潔で爽やか、音場は奥行きがあり、左右も広く、少し明るく浮かれた、見通しが良い空間になっています。ベース音が少し聞こえづらい気もしますが、弦楽は前に出てきて伸びてくれますし、スネアはアタック充分でメリハリが利いています。

 

 さて、同じく輝きと爽やかさに長けるというか、むしろそこらへんにステータス全振りしたようなAtomicFloyd SuperDarts TITANIUM(SDT)と聞き比べてみます。まあSDTは明らかに音のヤバさが違うんで、中毒度にだいぶ差があります。一言で言うと、SuperDartsやべぇです(おい)。とにかくキレキレ、シャキシャキで、緻密で高解像度、爽快。ボーカルはツ音が露骨に尖りますが、抜けも良いので、ツスッと爽やかな後味があり、子音が少し痛い、それすら快感というアホな感覚になります。ただし刺さる音が嫌いな人には絶対に合いません。弦楽は倍音成分多めで高いところでギリギリ、リアルな音のきしみを感じさせてくれ、音場は広いという感じでは必ずしもありませんが、抜けが高いので、荒々しくドライで辛味と酸味が強いですが、後味でシュワッと弾けるような爽快感があります。

 

 個人的にはSuperDartsの音がやばすぎですが、普通に万人向きに楽しめるのはPassionの方です。明らかにPassionのほうが良い音です。でもSuperDartsの音はやばすぎてクセになります。シャリ付きが強いので、聞き疲れしますが。

 


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【5】総評「音場は広く、金属光沢を楽しみつつも爽やかに聴きたいならおすすめできます」

 中高域から高域偏重気味ではありますが、低域の暖かみが中域の聴き心地を一定程度安定させており、ドンシャリな割にボーカルフォーカスもよいイヤホンです。やや声が涸れてハスキーになりやすいところがあり、子音や息感は目立ちますが、さわやかな声色でもあるので、聞き苦しさはありません。音場も広く、音が良く整理されて聞こえます。しかし、中高域でガチャリやすいところもあり、人によっては気になるかも知れませんし、充実感にはやはり少し欠けます。

 

  • 適度な温かみがあって聴き心地が安定している
  • 音場が広く、ディテール感に優れる
  • 音がメタリックかつドライでカサカサしがち

 

FAudio Passion

FAudio Passion

FAudio Passion FA-2323 ダイナミック型イヤホン

 

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

*2:音量による変化、各イヤホンの特性を考慮した補正などを行っておらず、測定環境もスマホマイクで集音しているので非常にアバウトで厳密ではありません。レビュー執筆の参考に使っていたものの、これまでは公表してきませんでしたが、これまでサンプルを取って聴感上の印象と照合してきた感じ、それなりに参考にはなりそうなので、試験的に公開していきたいと思います。いずれ勉強を深めて信頼性を高めていきたいとは思いますが、本ブログは周波数特性の測定をメインとしていませんので、期待しないで下さい。私自身も聴感上の音像印象の解釈の補助として利用しているだけで、この周波数特性イメージを全面的に信頼し、依拠しているわけではありません。

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