- 【1】装着感/遮音性/通信品質「小型で付け心地が良い」
- 【2】外観・インターフェース・付属品「ビルドクオリティは高く、付属品も豪華」
- 【3】音質「温かみのある音です」
- 【4】官能性「ややパノラマ感のある音場にパワフルに響く、暖かいサウンド」
- 【5】総評「聴き心地が安定した、パワフルで暖かく、でもちょっと尖った隠し味もあるイヤホンです」
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【1】装着感/遮音性/通信品質「小型で付け心地が良い」
おすすめ度*1 | |
---|---|
ASIN | |
B0832Y6LL1 | |
スペック・評価 | |
再生周波数帯域 | 20~20000Hz |
インピーダンス | 36Ω |
感度 | 104dB |
ドライバー |
ダイナミックドライバー(テスラドライバー) |
音質傾向 |
ウォーム、パワフル、パノラマ的、温厚、ナチュラル、聞き疲れしにくい、バランスの取れた音、丁寧な高域表現 |
滑らかな付け心地で耳への収まりも良く、遮音性もそこそこ良いです。
テスト環境
今回のテストはFiiO M15、Cayin N6II/E01、Galaxy A30、ONKYO GRANBEAT、Hiby R6 Proで行っています。ゲイン設定は基本的に「高」設定です。
【2】外観・インターフェース・付属品「ビルドクオリティは高く、付属品も豪華」
付属品はイヤーピースの替え、キャリイングケースです。イヤピは3種類付属し、低反発フォーム1セット、傘が薄いシリコンのものが3セット、傘が厚いシリコンのものが3セット付属します。
【3】音質「温かみのある音です」
周波数特性イメージ(試験運用中)
※周波数特性イメージはあくまでレビューの便宜上、個人的に周波数分布のだいたいのイメージを掴むための参考情報で、測定方法も測定されたデータも非常にアバウトで厳密な信頼性や正確性に欠けます*2。
ファーストインプレッション
今回は標準イヤピの中で、薄皮タイプのLサイズを使ってレビューします。
このイヤホンのインピーダンスは36Ωで、一般的なスマホで鳴らすのはやや難しいはずですが、おそらくスマホで鳴らしても目立った曇りは出ない気がします。実際Galaxy A30で聴いても不足を感じませんが、低域がわずかにゆるやかに思えるかもしれません。
では早速、メインのテスト機のGRANBEATにつないで音出ししてみます。すぐ気づくのは、横幅の広さと適度な温かみのあるサウンド感覚です。T-oneの中域は低域とつながりがよく、安定的な雰囲気があり、空間は色づいています。曲によっては暖かみが強く、少しぼんやりするように感じるかも知れません。たとえばKOKIA「たった1つの想い」のような曲では低域の暖かみが中域に滲み出して、人によっては清潔感が足りないように思うかも知れません。スネアに少し強調点が出ますが、基本的に音は丸みを帯びて聞こえやすく、滑らかな広がりのある音を聴かせてくれます。高域は適度にディテールを出しますが、基本的には暖かい中域よりは前面に出てきません。
ヨルシカ「パレード」のような曲とは相性が良く思えます。ドラムやベースラインは深すぎず、重量感を出しながらも甘味のある暖かみがあり、ボーカルもほっこりと人肌より少し温度感のある声色で、ノスタルジックに聞こえます。ピアノも角が丸くて優しく、ギターも黒く横に広がりつつ、エッジには濃い潤い感があります。シンバルもみずみずしく、沁み渡るような、どこか懐かしい音がします。
第一印象を軽く確認したところで、各音域を仔細に見ていきます。まず低域ですが、まずエレキベースは少し濃い黒みを出し、非常に暖かく聞こえます。ブンブンというよりはボンボンに近い人によってはブーミー感を感じる音ですが、音のまとまりは悪くなく、バスドラキックもドシドシと重みを黒く聴かせて、ベースラインとの描き分けがしっかり感じられます。胴鳴りは深く、膨らむというよりはずっしりした感じで、厚みよりは重みを感じさせます。暖かく、甘い感じがありますが、しかし一方で男らしいマッチョさも感じさせる力強い地熱のある音です。パワフルでありながら適度にジェントルなところもあり、穏やかでありながら芯の太さも感じさせる懐のある音です。スピード感の遅れは感じません。低域弦楽はドーンというかボーンというか、適度に厚みを出しながらも重く沈みこんで聞こえます。暖かみがあり、穏和でありながら、胴はしっかりしており、底で黒く力強さを感じさせます。床にしっかりと響いている感覚があるでしょう。
中域は低域に暖められて色づいていますが、一方で中高域で適度なアタックもあり、スネアに手がかりが感じられたりもするので、メリハリが聴いていないわけでもありませんが、基本的にはボディのある充実したやや丸くて太い音になります。しかし奥行き感はそれほど優れてはいない気がしますが、平面駆動型のように左右の広がりは適度に広く、耳よりは少し頭外に出ている感触があります。ボーカルに何もかもが集まっているという感じではなく、適度に整理されて定位を感じさせてくれます。音が太く輪郭も滑らかな感じがあるので、やや面として楽器音が感じられやすいところはあります。ボーカル周りには音が適度に存在していますが、基本的にフォーカスはよく感じられます。
高域は手がかりを感じさせるために少し強調が加えられてはいて、ツヤ感が適度に出て、ボーカルやスネアに張りを感じますが、そこからはマイルドになっていて、基本的には透明で穏やかで、閉じています。そのため風通しのよい感じはなく、意識を充分に中域に没入させることができますが、高さのある音を好む人には、抜けが少し足りない、少し厚ぼったい全体像で音楽を聴かせているように思えるかも知れません。
音場は横幅は適度に広く、深さも適度にあります。奥行きは少しありますが、基本的には前に出てくる頭内的な感覚の強い音場表現になると思います。高域は閉じていて、天井が近い感じがあると思われるので、横長のパノラマ的なサウンドに聞こえると思います。
総合すると、幅はあって音場が適度に広い中で、暖かく充実したサウンドを聴かせてくれます。安定感のある音楽なので、基本的に聴き心地はよく、聞き疲れる感じはないでしょう。音は太めですが、適度な横幅があって密度感も強すぎず、圧迫感はありません。
音質因子評価
音質因子 | 評価 |
鮮やかさ (鮮やか/色味が薄い) |
普通。中庸くらいのナチュラルなサウンド。 |
鋭さ (鋭い/鈍い) |
やや鈍い。基本的にエッジは強調されない。 |
明るさ (明るい/暗い) |
普通。自然光かそれよりは少し明るい雰囲気くらい。 |
派手さ (派手/地味) |
やや地味。基本的にマイルドで暖かみがあり、ギラつかない。 |
硬さ (硬い/柔らかい) |
やや柔らかい。基本的にマイルド。 |
尖り (尖っている/丸みがある) |
やや丸みのある。基本的にマイルド。 |
穏やかさ (穏やか/騒々しい) |
やや穏やか。音は太いが、音場に適度な幅があり、圧迫感はない。 |
力強さ (力強い/嫋やか) |
やや力強い。低域のパンチ、スネアのアタックは少し強調されるので、リズムに力強さがある。 |
豊かさ (豊か/貧弱) |
豊か。音は広がり、よく頭を囲んでくれる。それでいて音場も適度に広い。 |
太さ (太い/細い) |
太い。音は太め。 |
手触り (ざらざら/滑らか) |
やや滑らか。基本的に輪郭は滑らか。 |
粒感 (きめの細かい/粗い) |
やや粗い。高域でたとえばハイハットの穂先に少し粒立ちは細かい感じも出るが、基本的には音は太く、マイルド。 |
清潔感 (澄んだ/濁った) |
やや濁った。基本的に高域は閉鎖的で空間は熱気とともに閉じている印象があるだろう。 |
潤い (潤いのある/乾いた) |
やや潤っている。シンバルやピアノ音に滲み出るくらいの潤い感があり、ボーカルも少し湿っぽい。 |
重さ (重い/軽い) |
やや重い。安定的なサウンドに聞こえる。 |
ボーカル因子評価
ボーカル因子 | 男声 | 女声 |
澄んでいるか (澄んでいる/濁っている) |
やや濁っている |
普通 |
明るいか (明るい/暗い) |
やや暗い | やや暗い |
伸びやかか (伸びる、突き抜ける/天井感がある) |
やや天井感がある |
やや天井感がある |
潤っているか (しっとりしている/乾いている) |
ややしっとりしている | ややしっとりしている |
太いか (太い/細い) |
太い | 太い |
濃いか (濃い/薄い) |
濃い | やや濃い |
子音が強調されるか (目立つ/目立たない) |
やや目立たない | 普通 |
空間因子評価
空間因子 | 評価 |
主に中域の密度 (ぎっしり/スカスカ) |
普通 |
主に高域の高さ (抜けが良い/天井感がある) |
やや天井感がある |
主に低域の深さ (深掘り感がある/浮き上がりがよい) |
普通 |
主に中域の奥行き感 (前進的/後傾的/前傾的/後退的) |
前進的 |
主に低域と中域の横幅 (広い/狭い) |
やや広い |
定位感 (頭内的/頭外的) |
やや頭内的 |
分離感 (拡散的/密集的) |
普通 |
美点
- ナチュラル
- 温かみがある
- 中域が充実している
- 聴き心地が良く、聞き疲れしにくい
- 横幅のある音場
- パワフル
欠点
- 音場の開放感に欠ける
- 場合によってメリハリに欠ける
- シャープネスに欠ける
[高音]:高域は5khz付近に強調があり、パーカッションに少しアタックが出て浮き上がったり、ハイハットの穂先が少し中域から抜けて聞こえるような適度な高さを感じる。しかし、基本的には透明で、閉じており、開放感を出さない。中高域は少し艶を出してくれるが、のびやかさは抑えめで、音が滞留して横に広がる感覚がある(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)
[中音]:中域は低域とともにこのイヤホンの主役になっている。音は太く、根立ちも良く実体感があって充実しているが、音場に横幅があって密度感が出過ぎない感覚がある。そのためボーカルは楽器と遠くないながらも、よく分離してフォーカスされ、充分に味わえる。低域も中域から遠すぎず、親密で、音場を良く温めてくれる。
[低音]:100hz~40hzまで、ブオーッという少しだけ輪郭にぼやけを感じる振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。エレキベースは暖かく黒みもあってボンボンと甘味を感じる。バスドラキックもドシッとした重みを出してベースラインとは分離されて聞こえる。低域弦楽は少し濃厚感を出しつつも重く沈む。躍動感はどちらかというと抑えめに聞こえる(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)
[解像度・立体感]:横幅のあるパノラマな音場を感じる。奥行きも少し、深さはやや多く、高さは少し少ない。ディテールを強調する分解能系という感じではなく、しっかり音を太く聴かせる太い解像度を出す系統である。基本的にボディの塗りで濃い油絵的な音で、輪郭は滑らかな傾向にある(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)
[パーカッション・リズム]:ドラムは重厚系で、基本的には重い。スネアの鼓面には一定の手応えがあるが、どちらかというと重く粘る感じで、革張り感がある。ボディの鳴りが重く、膨らみは抑えめなので、スピード感で劣る感じはないが、俊敏でもなく、中庸といった感じ。重めのバツンバツン。ハイハットは少し高さを出して若干輝いて白味を出し、やや刻む感じもあるが、シャリシャリよりはシンシンに近い(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)
[ボーカル傾向]:男女ともにボディがしっかりしており、太い傾向にある。中域はほぼ充実しているので、高域方向への軸も立っており、力強いまま、少し上にのびやかな感じもある。高い女声ボーカルでは息感や子音も少し強調を感じる。ただ基本的には安定的で中域で粘り腰のある声色。
【4】官能性「ややパノラマ感のある音場にパワフルに響く、暖かいサウンド」
大森靖子「流星ヘブン」(vs TriAudio Tri-i3)
【FiiO M15(Pure Music Mode)で鑑賞】ベースが暖かみを出しつつ、重く力強くて、正直言って最高にカッコイイです。黒みがありながら耳の少し外でノイジーに歪んでくれるエレキギターもギリギリ刺激的で味わい深く、しかもボーカルフォーカスはわりかし明確で、少し泣いているような潤い感を感じさせながら、しっかりと太く力強くまっすぐ聞こえてきます。そしてハイハットは輝きすぎないながらもしっかり刻みを聴かせ、スナッピーなスティック音もかなりはっきり聞こえるので、メリハリが足りない感じもありません。ダークでありながら、暖かく、心地よい、なかなかの聴き応えを実現しつつ、しかも聴き心地が良いです。
TriAudio Tri-i3と聞き比べてみます。横長な音場、高域の少し落ち着いた感じなど、雰囲気は結構似ていますが、Tri-i3のほうが低域が抑制的で暖かみが抑えられており、シックです。ボーカルフォーカスもT-oneよりは少し甘く、楽器音にもうちょっと埋もれて聞こえます。音の根立ちや輪郭はTri-i3のほうがしっかりしている感じで、解像感で言うとおそらく優れていると評価されると思われます。ハイハットはT-oneのほうが強調されて聞こえ、Tri-i3に比べると外連味が強い感じがあります。左右のギターもT-oneのほうが攻撃的でガリガリ貪欲ですが、Tri-i3はもう少し滑らかです。
聞き比べてみると案外T-oneが攻撃的なところもあって、外連味を出しているということに気づかされました。似たような雰囲気と思ってたんですが、この曲の場合、Tri-i3のほうが穏やかで、低域にせよ高域にせよ、T-oneのほうにより尖った味付けを感じました。
Chiho feat. majiko「エガオノカナタ」(vs SIMGOT EM2)
【Cayin N6II/E01(A)で鑑賞】この曲も個人的には好きな感じで聴けます。ボーカルは前面に出てきてくれ、吐息に暖かみがあり、しかも潤い感もあって生々しい生気感があります。楽器音とボーカルの距離感も付かず離れずで、どちらかというと親密なのも、充実感があって良いです。高域は適度にマイルドながら、ハイハットは結構色味は薄いものの、少し輝いてシャリ感をわずかに感じさせ、ボーカルの息もスーハー感がほんの少し出ていて、抜けがわずかに感じられます。中域の濃密感を大事にしながらも、目立たないながら高域のディテールも出されていて、メリハリが思った以上に感じられます。
さて、SIMGOT EM2です。皆さんお気づきかも知れませんが、この価格帯では私のお気に入りのイヤホンの一つで、それはボーカル表現が美しいからに他なりません。ぶっちゃけこの曲でも、ツヤのある艶めかしい歌声を聞かせてくれ、明らかにT-oneより色気があります。同様に弦楽も春めいてツヤツヤした華やかな音を聴かせて、盛り上げます。そしてEM2の比較的浮き上がりの良いドラムが音場をやや腰高な感じに持ち上げてくれるので、サビではなおさら上に向かって音が伸びていく雰囲気があります。高域方向の抜けもEM2のほうが自然に高くなっており、エネルギーがまっすぐ上昇気流に乗っていく、音楽構造がわかりやすく、この曲をサビで自然にボーカルが華やぐ理解しやすい展開で聴くことが出来ます。音場はT-oneよりは狭いです。
個人的にはなんだかんだいって、こういう艶やかな女声ボーカル曲はSIMGOT EM2に押しきられてしまうところがあります。女声ボーカル表現はうまいです。
大橋彩香「ダイスキ。」(vs Fender NINE)
【Hiby R6 Pro SSで鑑賞】こういう明るい曲を聴いてみると、T-oneが意外に粒立ちを丁寧に出してくれることに気づくことが出来ます。適度な暖かみとボディのしっかりした中域からボーカルは力強く伸びてくれます。この曲の場合抜けの不足は感じられず、むしろギラつく感じが輝きすぎないように調整されつつ、丁寧に再現する感じがあります。中高域のエッジ感を大事にしつつ、音楽に暖かみを加えてくれるうえに、左右は適度に広いので、うるさくなりやすいこの曲も聴き心地よく、しかも外連味を忘れずに聴かせてくれます。ドラムも力強いです。
最近少し安くなっていますが、同じ価格くらいのFender NINEと聞き比べてみます。Fender NINEはT-oneよりはもう少し高域が伸びていて、ボーカルの息感の伸びにそれが感じられます。私の印象ではFender NINEは結構尖った音の印象を持っていたんですが、むしろこの曲の場合、T-oneのほうが音の輝きがわずかに強く尖って感じられるくらいで、金属的な光沢感は強い気がしますが、煌めきを出しながらも解像感を忘れていない丁寧な仕事ぶりで、音場も開放的に気持ち良く聴かせてくれます。
なんだかんだ言って、Fender NINEは明るい曲やロックを聴くなら、コスパいいですね。ディテールも素晴らしく、好きです、NINE。
TVアニメ『可愛ければ変態でも好きになってくれますか?』OP主題歌「ダイスキ。」(小春盤)
【5】総評「聴き心地が安定した、パワフルで暖かく、でもちょっと尖った隠し味もあるイヤホンです」
パワフルな低域と、温かみのある中域で充実したサウンドを聴けます。しかし、高域も閉じているようで、適度なディテールがあり、明るい曲では意外としっかり輝きを出してくれたりもします。非常にバランス感覚が良く、聴き心地も安定している印象を受けますが、解像度が高いとは言えず、ナチュラルな音の分だけ強みも分かりづらいところがあるのも事実です。個人的には結構気に入ってますが、それでもTri-i3なんかに比べると個性が足りない気がします。しかし、決して悪くない感じで、Tri-i3よりは楽しげな感じで、JAZZなんかも結構活き活きと聴けますし、おすすめできると思います。
- パワフルで温かみがある
- 高域が目立たないようで丁寧
- 解像度が高い感じでもなく、強みがわかりづらい
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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。
*2:音量による変化、各イヤホンの特性を考慮した補正などを行っておらず、測定環境もスマホマイクで集音しているので非常にアバウトで厳密ではありません。レビュー執筆の参考に使っていたものの、これまでは公表してきませんでしたが、これまでサンプルを取って聴感上の印象と照合してきた感じ、それなりに参考にはなりそうなので、試験的に公開していきたいと思います。いずれ勉強を深めて信頼性を高めていきたいとは思いますが、本ブログは周波数特性の測定をメインとしていませんので、期待しないで下さい。私自身も聴感上の音像印象の解釈の補助として利用しているだけで、この周波数特性イメージを全面的に信頼し、依拠しているわけではありません。