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元記事
FiiO M3 Pro vs Hidiz AP80 Pro:エントリーレベルDAPバトル
あなたは次のことを疑問に思うかもしれません。2020年にもなって、なんでだれも彼も自分用のDAP(デジタルオーディオプレーヤー)を購入して使用したいと思っているのでしょうか、と。
だって、もう2020年ですよ?誰でもスマートフォンを持って(それで音楽を楽しんで)います。 そうですよね?
この質問に具体的に回答することを目的とした記事を以前に作成しました。お読みになりたい場合は、こちらからどうぞ。
記事の要約としてDAPを使うべき最も重要な10の理由を挙げましょう!
- 多くの人は、音楽を聴くためだけに専用のデバイスを用意したいと考えています
- 通常、ほとんどのDAPは専用のDAC/アンプチップを使用しているため、はるかに優れた音質とダイナミクスを提供します
- はるかに強力な出力パワー
- バランス出力
- ほとんどのDAPで長いバッテリ駆動時間
- スマートフォンのバッテリー駆動時間を延ばすため
- はるかに優れたEQ
- Androidのリサンプリングを回避するため
- 残念ながら、ますます多くのスマートフォンメーカーが長年使われてきた3.5mmジャックを搭載しなくなっています
- ドングルの使用を避けたい人もいます
DAPにはさまざまな形状とサイズがありますが、非常にパワフルになってきているため、据え置き機とポータブルデバイスの境界が曖昧になりつつあります。FiiO M15はそのようなデバイスの1つです。
この記事では、2つの非常に人気のあるエントリーレベルのDAPを比較することを目指しています。
ただし、以下に示すように、これらのデバイスはどちらも対応能力が高いため、初心者向けという言葉に惑わされないでください。
FiiO M3 Pro vs Hidiz AP80 Pro
共通点
- どちらも同じ効率的なIngenic X1000Eプロセッサを使用しています。 優れたバッテリー駆動時間を保証します
- どちらも同じES9218P Soc DACチップを使用しています
- どちらのデバイスにもHD IPSタッチスクリーンがあります
- どちらもType-C USB2.0を利用しています
- どちらのデバイスもUSB DACとして使用できます
- どちらも高出力を提供することが可能です
- どちらのデバイスも優れた音質を提供します
- どちらにも1つのMicroSDカードスロットがあります
- どちらもUSBオーディオ出力をサポートしています
- どちらもバッテリー駆動時間が長いです
- 別売の専用ケースがたくさん揃っています
デザインとビルドクオリティ
美的感覚が非常に主観的なものであることは事実ですが、私たちの見たところ、両方のデバイスが驚くほど美しく見えることは否定できません。
FiiO M3 Proは、小さくて薄くて軽い金属の長方形の本体を持っています。フロント画面は高解像度340×800 IPSカラーディスプレイです。
シャーシはアルミ製ですが、重さはわずか70gと軽量で手になじみます。これにより、非常にポータブルで持ち運びが簡単になります。
FiiO M3 Proの色はブラックのみです。
Hidiz AP80 Proも小型でポータブルです。しかし、ユニークな正方形の形をしています。 前面には、2.45インチのSamsung IPS HD解像度のディスプレイと、側面に日本のALPS製ボリュームノブがあります。背面は透明な立体視ガラスで覆われています。
AP80 Proには、ブラック、ブルー、レッド、グレーの4色があります。
オペレーティングシステム(OS)
M3 Proは、FiiOが開発したカスタマイズされたLinux派生ユーザーインターフェイスを使用します。 非常に手触りが滑らかでとても軽量です。
FiiOは常にファームウェアのアップグレードを提供することで知られています。
AP80 ProはHiBy OS 3.0を使用しています。 多くの多様なカスタマイズオプションを備えた、非常に成熟した安定したOSです。
8つのデジタルフィルター間の変更をサポートします。
2つのゲイン設定があります(低と高)。
カスタムEQプロファイルを作成する機能とともに、8つのEQエフェクトが含まれています。
入力とボタンインターフェース
どちらのデバイスにも、側面にIPSタッチスクリーンとボタンが装備されています。
AP80 Proは、ボリュームを正確に変更するための独自の日本ALPS製ボリュームホイールを提供します。
フォーマットサポート
どちらのデバイスも、最大32bit/384kHzのPCMをサポートしています。DSDの場合、M3 ProがデコードできるのはDSD128までです。一方、A80 Proはネイティブで最大DSD256までサポートします。
通信性能
どちらのデバイスも有線モードでの使用に最適です。AP80 Proは、APT-X、LDAC、およびHiBy UATをサポートする双方向Bluetoothを提供しており、優位性があります。
それだけでなく、HiBy Linkを利用した遠隔操作にも対応しています。
電源出力
どちらのデバイスも、シングルエンドモードでほぼ同じレベルのパフォーマンスを提供します。(約≥75mW(32Ω/ THD + N <1%)。
これは、ほとんどのIEMを駆動するのに十分な電力ですが、AP80 Proは、約190mW @32Ωを供給できる2.5mmバランス出力を提供することにより、さらに一歩進んでいます。
したがって、DAPでバランス接続できるヘッドホンを使用したい場合や、駆動力を要求する(Tin P1のような)IEMを所有している場合、AP80 Proを選ぶのが良いでしょう。
ストレージ拡張
M3 Proは、最大2TB(理論上)の容量のMicroSDをサポートします。
AP80 Proは、最大容量512GのMicroSDをサポートしています。
追加機能
どちらのデバイスにも、ユーザーによっては便利な小さな追加機能がいくつかあります。
M3 Proには、音声録音、時計のサポート、電子書籍ファイル読み込みのサポート、画像のプレビュー機能があります。
AP80 Proは、FMラジオと高精度の歩数計機能を備えています。
価格
どちらも非常に予算にやさしいDAPですが、M3 proは2つのうちではより手頃な価格設定になっています。
結論
それでどちらを手に入れるべきでしょうか?
――答えは、場合によります。
それはあなたの趣味、嗜好、特定の機能の使用に大きく依存します。
オプションによっては、選択が簡単になる場合があります。 Bluetooth、ラジオ、バランス出力デバイスが必要な場合は選択は明白です。AP80Proがあなたが頼りとすべき製品です。
簡単に操作しやすいものを探しているなら、見た目が良く、どこにでも持ち運べるほど便利な携行性を実現しており、より予算にやさしいものを選びたいなら、M3 Proは優れた選択肢です。
まだ迷っていますか?これらの各デバイスについて詳細を確認したい場合は、こちらとこちらをご覧ください。
- 元記事の公開日:2020/05/28
- 著者:HiFiGO
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