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【ワイヤレスヘッドホン JLab Rewind クイックレビュー】軽量で快適。楽しいドンシャリサウンドを奏でる廉価なワイヤレスヘッドホン。イコライザー搭載で音質調整可能。おすすめ

ヘッドライン

JLab Rewind

JLab Rewind

JLab オーディオ巻き戻しワイヤレスレトロヘッドホン |ブルートゥース 4.2 |12時間プレイタイム |カスタムEq3サウンド |音楽コントロール |ノイズアイソレーション |マイク付き |スローバック 80S 90S デザイン | ブラック

 

この製品のポイント
  • 軽量で装着感が優しく快適
  • イコライザーを搭載しており、音質を好みに合わせて変更可能
  • 遮音性は若干低く、少し音漏れは目立ちやすいかも知れない

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「快適な装着感」

おすすめ度*1

ASIN
B07BTL786T

 プラスチッキーで安っぽい感じはありますが、装着感は悪くありません。このヘッドホンと似たような機種でKOSS Porta Proというのを使ってたことがありますが、あれより装着感は良いかも知れません。

 遮音性は少し不足気味で、音漏れは少し目立つかも知れません。

 

 通信品質は比較的悪くない気がします。新型コロナウィルスの流行で人混みを避けているため、混雑時の通信品質はわかりませんが、家庭内では5m~10m離れてもシームレスに繋がっています。

 接続の途絶もなく、スマホに繋いでプライムビデオで「かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~」を見ましたが、遅延は感じられませんでした。

 

テスト環境

 今回のテストはFiiO M15Galaxy A30ONKYO GRANBEATShanling M6FiiO M11 Pro SSで行っています。

www.ear-phone-review.com

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装着サンプル

JLab RewindJLab RewindJLab Rewind

 

【2】外観・インターフェース・付属品「外観はチープです」

 付属品は充電用USBケーブル(Micro-B)、説明書です。操作部分はプラスチッキーで安っぽく、反応は悪くありませんが、良くもなく、耐久性は高そうではありません。

 

 

JLab RewindJLab Rewind

 

スペック情報
  • Bluetoothバージョン:5.0
  • 対応コーデック:SBCのみ
  • 連続再生時間/最大再生時間:12時間/-
  • 防水性能:IP55

 

【3】音質「低域の重みが強調され、中域上部から中高域にかけて強調されるドンシャリ系サウンド」

レコーディングシグネチャー(試験運用中)

 レコーディングシグネチャーはバイノーラル録音されていますが、品質は良くありません。人工的に外耳道に近い環境を作って録音していますので、それなりに自然に近い音になっているとは思いますが、聴いたそのままの音質とは異なりますので、あくまで参考情報ということでお願いします。

 

 レコーディングシグネチャーで使用している楽曲は私も大好きなゲームメーカー日本ファルコム様のものを使用させて頂いております。

www.falcom.co.jp

 

原曲①

www.youtube.com

ギンノイシ Silver Will / 空の軌跡ざんまい / Copyright © Nihon Falcom Corporation

anchor.fm

 

原曲②

www.youtube.com

淡い恋~Too full with love~ / Ys HEALING / Copyright © Nihon Falcom Corporation

anchor.fm

 

原曲③

www.youtube.com

花と風のうた / Zwei!! Super Arrange Version / Copyright © Nihon Falcom Corporation

anchor.fm

 

イコライザーとホワイトノイズ

 人によっては背景にホワイトノイズが少し乗って聞こえるのが気になるかもしれませんが、私は一部の動画や音楽以外では気になりませんでした。イコライザーは3種類用意されており、標準の1はJLabチューニング(V字型ドンシャリ)、2はフラットバランス、3はバスブースト(低域強調)となっています。今回は1のJLabチューニングでテストしています。

 

音域印象
音質のヒント

重量がある、量感がある、艶やか、ボーカルフォーカスが良い、マイルド

 

低域「重量感、タイト、量感」

 低域は重量感の強調があります。ポップスやロックを聴くと顕著ですが、深さは強くないものの、ドカッと重みを出すドラムキックが音場をよく引き締めてくれます。床鳴り感はあまりないので、リアルな音ではありませんが、重量感はしっかり出るので、低域の存在感は充分です。エレキベースも一定の黒みと輪郭があり、比較的くっきりしていますが、温かみは中庸くらいのバランスでそれほど強くありません。パンチの利きは悪くなく、タイトに打ち込みがはっきり聞こえますが、この付近ではやや軽い印象を受けます。

  低域弦楽も同様に、表面はやや透明で、下の方でコクや重みを出して聞こえます。そのため、濃厚感よりは重量感という音になっています。弦の躍動感は輪郭があるので悪くない気がします。

 ドライバーの口径が小さいために、クリア感やパワフルさはそれなりのところがありますが、重量感が充分にあるので音楽全体に充実感が出ます。

 

中域「透明、明るい、開放的」

 中域は前傾しており、2khz付近が目立つように味付けされています。私は比較的こういう味付けを好み、この味付けによって女声ボーカルや男声ボーカルはより艶やかにサビでセクシーに感じられます。ボディは少し不足しているように思われ、ボーカルは音楽全体の中で柱となることはできず、とくにサビ前ではところどころで奥から聞こえます。潤い感の面でも不足が感じられカサカサしていますが、息遣いや媚びた感じはよく出ていて、活き活きしています。ボディは不足しているものの、ギラつきも強くないので、子音は少し明瞭ですが、尖って耳に痛くなる場面は、おそらくそれほど多くありません。私がこのヘッドホンで子音の尖りを露骨に感じるのは、たとえば三月のパンタシア「三月がずっと続けばいい」のような少しシャウトの強い曲です。

 中域下部の清潔さが低域との分離を明瞭にしていますが、一方で低域の重みの確かな存在感は中域の浮き上がりをそれほど目立たせません。

 

高域「ベルベット、厚み、艶やかさ」

 少なくとも設定1では、高域はあまり開放的ではありません。中高域付近で艶やかさやガラス質の光沢感をやや濃いめに聴かせた後、高域はロールオフが早いという感じではありませんが、きらめきや金属光沢感などを抑えてあまり派手になりすぎないように調整されて聞こえます。

 中域の甘味という点では、見た目の濃さほど強調が感じられないので、高域は実際のところあまり閉じていないと思われますが、かといって開放的な雰囲気もあまり感じられません。おそらく「ベルベットなサウンド」と言われる、ちょっと濃いめの深い光沢感がある高域になります。もちろん私自身がベルベットサウンドについて深く理解しているとは言えないので、これが本当にそう呼べるものかどうかについては疑問の余地があるでしょう。中域に親和的です。

 

ボーカル「ドライ、媚び、上昇的な雰囲気」

 ボディの不足がボーカルに上昇的な雰囲気とドライな感じを与えています。ハスキーさは若干強調されますし、曲によっては息継ぎが目立って溺れているように歌っている雰囲気が出ます。またボーカルの位置は少し高いかも知れません。ボディの不足にも関わらず、重低音の重みがボーカルをよく支えており、安定感があります。中高域の連携も良く、また域の伸びはあまり高く感じられないので、濃く媚びたコケティッシュな雰囲気が感じられ、少し大人びた雰囲気もあります。

 安月名莉子「Glow at the Velocity of Light」のような曲を聴くときは賛否両論があるかも知れません。スムーズで少しシャープでドライな声色で、子音の尖りはあまり気にならないものの、息継ぎに少し過剰感が感じられます。元々そういう味付けの曲ですが、このヘッドホンの設定1では少し息苦しい感じがするかもしれません。曲の主題からそのほうがふさわしく切迫感があるという意見も当然成り立ちますが、個人的にはイコライザー設定2のバランスに変更した方がボーカル曲に対してはより万能に楽しめると思います。設定3では低域にやや埋もれがちになるのが好みを分けます。

 

音場「重み、奥行き、幅」

  音場は深みの点ではおそらく優れていません。重みが感じられるラインが強調され、中域との分離は良いので、下方向で窮屈ということはイコライザー設定3以外ではないと思いますが、かといって拡張性で優れている感じでもありません。設定1では奥行きは良好です。高域があまり開放的ではないために、幅はそれなりですが、押し出し感は強めで頭内的な印象は音場の割に強いかも知れません。

 

全体印象

 価格なりのサウンドクオリティ、ドライバー口径なりの解像度とパワフルさですが、チューニングによって、押し出し感を出し、低域の重みづけが強調されているので、スペックの割にダイナミックな音を鳴らしてくれます。開放感がある感じではありませんが、ボーカル付近と低域の重いところがよく押し出されて聞こえるので、安定感と外連味、そしてドライさが強調されて聞こえます。重いドンシャリという形容が似つかわしいのではないでしょうか。

 

美点
  1. ボーカルフォーカスが良い
  2. 重量感がある
  3. 艶やかなサウンド
  4. 音が濃い
  5. ドライ

 

欠点
  1. 価格なりの解像度
  2. 開放感に欠ける
  3. 平凡な音場

 

音質特性(サウンドシグネチャー)
[高域]
  • 抜けの高さ*2:B
  • 金属光沢感:B
  • クラッシュ:B
  • アタック:A
  • ツヤ:A
  • ディテール:B
Hint

 高域は中高域のあたりが主役になりやすく、やや深い光沢を感じさせます。

 

[中域]
  • 甘味:B
  • 広がり:B
  • 濃厚感:B
  • コク:B
  • 太さ:B
  • ディテール:B
Hint

 低域上部から中域下部までが比較的清潔にされており、中域は低域とは分離されていますが、一方で低域の重みも強いので安定感に欠ける感じはありません。音は実際には根立ちがあまりよくなく、浮き上がっていますが、低域の重みの感覚がそれを中和しています。

 

[低域]
  • 深さ:B
  • 重さ:A
  • パンチ:B
  • 厚み:B
  • 熱気:B
  • 鳴動:B
  • ディテール:B
Hint

 低域は重みを重視しており、重力の支配が感じられますが、より深い深淵に向かってはおらず、床鳴りのリアルさはありません。そのため重みがクリアに聞こえる感じで楽しめますが、響きが重い割に浅く、防音材の上で音楽を奏でているのかと感じるかも知れません。

 

[解像度・立体感]
  • 音場評価*3:B
  • 分解能*4:B
  • 音像明瞭性*5:B
  • 明るさ:B
  • 聴き心地:B
Hint

 音場は開放的ではなく、やや圧迫感があるために聴き疲れはしやすいかもしれません。

 

[パーカッション・リズム]
  • ドラムの雰囲気:キックの重みは強く出ており、鳴動感は良好です。ズドンズドンとした絨毯爆撃のような爆発力を下から感じることが出来ます。スネアも打ち込みが強く、力強さがあります。重めのバズンバズンといった感じです。
  • ハイハットの雰囲気:ハイハットはギラつきはそこそこありますが、クラッシュはそれほど派手ではありません。低域の重みに勝てるほど脆さを出すことはできておらず、浮揚感は強くないでしょう。
  • 弾け:B
  • 粘り:A
  • 重み:A
  • 濃さ:B
  • スピード感:B
Hint

 パーカッションはスピード感に遅れはないと思いますが、速くはありません。全体的に重みが重視されます。

 

[ボーカル傾向]
  • 甘味:B
  • 媚び:A
  • ボディ:B
  • コク:B
  • 息感*6:A
  • 子音*7:B
Hint

 ボーカルのボディは少し不足しがちで息やサ行、ツ音に露骨な強調があります。ただ媚びた甘味はやや濃くべったりするくらいに出ます。息の伸びが感じられるので、清潔感がないわけではありませんが、それほど清潔系のボーカル系でないことは確かでしょう。あと潤い感は不足しがちです。

 

【4】官能性「やや濃い目のベルベットサウンド」

777☆SISTERS「ハルカゼ~You were here~」

ハルカゼ~You were here~

ハルカゼ~You were here~

【FiiO M11 SS(Pure Music Mode)で鑑賞】ピアノや弦楽がドライで、ボーカルも乾燥気味に聞こえます。息継ぎ、媚びの艶味などのディテールは良好な方で、低域に重みがあり、ウォームな感じもあって全体的な聴き心地は悪くありません。ただ設定2のほうが全体的に潤い感が出るので、こういう曲は設定2か3のほうがいいでしょう。

 個人的には低域の暖かみと重みが増す設定3のほうが好きな気がします。

 


ハルカゼ~You were here~

 

今井麻美「朝焼けのスターマイン」

朝焼けのスターマイン

朝焼けのスターマイン

【Shanling M6(Prime Mode)で鑑賞】個人的な好みに比べると、だいぶボーカルとピアノが乾いて聞こえるので、ちょっとボサボサしている気がします。低域は重みが乗っており、ドラムサウンドは充分にランブルしてくれて楽しく、エレキベースも黒みがあって悪くありませんが、この曲の場合、設定1ですとボーカルが少しボディが足りず、奥に行って苦しい感じがありそうです。どちらかというと、設定2が良いでしょう。

 ギラつきは適度に抑えられつつ、チャイムやハイハットの手がかりもそれなりに出ているので悪くない気がしますが、エレキギターが意外と色気を出してくれない感じがあって、設定1ではこういう曲は意外と面白味がないかも知れません。個人的な印象では「あれぇ?」って感じです。ボーカルの輪郭や息継ぎ、媚びは感じられますが、やはり潤い感の不足がこの曲の場合、決定的かも知れません。

 


朝焼けのスターマイン

 

ORESAMA「ねぇ、神様?」

「ねぇ、神様?」

「ねぇ、神様?」

【FiiO M15(Pure Music Mode)で鑑賞】かなり低域が重い感じになりますが、ボーカルにドライでちょっと熱に浮かされた雰囲気がよく出る気がするので、こういう曲を聴くのは好きです。よく考えるとこの曲は結構ファンキーなんで、そこらへんが味の手がかりになりそうです。

 そういうわけで、こういう雰囲気だときっとファンクな傾向のあるヒップホップとかは楽しめるだろうと個人的には思います。実際、比較的ファンキーなNulbarich「Sweet and Sour」あたりを聴いてみると低域のドライな重み重視の雰囲気がなかなか良い印象を受けます。

 


「ねぇ、神様?」

 

【5】総評「なかなか遊べる楽しいヘッドホン」

 標準ではドンシャリですが、イコライザーで変更可能です。標準では潤い感が足りないと思いますが、バランスタイプにすればそれも多少改善され、価格が安い割に遊べるヘッドホンです。ビルドクオリティはチープですが、装着感は悪くなく、長時間使用しても耳が痛くなりません。また、接続品質はかなり良好に思えます。

 

  • 重みのある低域
  • イコライザーで設定可能
  • 装着感や接続品質が良い

 

JLab Rewind

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

*2:全般的に言えることですが、この評価は主観的であり、しかも音はバランスと好みが大事だということに留意して下さい。Aのほうがその分野では優れていると判断していますが、たとえばシャリ付きが苦手な人はクラッシュがAの評価のイヤホンは避けるべきです。あと稀にSが出てくると思いますが、Sは「やりすぎ」という意味で、必ずしも良い評価とは限りません。ただしその音質特性が好きな人には良いでしょう。

*3:価格帯を考慮した相対評価です。

*4:価格帯を考慮した相対評価です。

*5:価格帯を考慮した相対評価です。

*6:主にサ行が刺さるかどうかです。スーハーしている感じが強いかです。

*7:主にツ音が尖るかどうかです。Aに行くほど尖ります。

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