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【完全ワイヤレスイヤホン Mpow M20 レビュー】ボリューミーな温もり感があるサウンドでまろやかに聴かせる安定感のあるサウンド。それでいて中高域は充分に鮮やか。おすすめ

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Mpow M20

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Mpow M20 ワイヤレスイヤホン IPX7完全防水 AAC+APT-X高音質コーデック対応 本体6H+100時間再生 タッチ式ボタン ブルートゥース イヤホン モバイルバッテリー+スマホホルダー CVC8.0通話ノイズキャンセリング Bluetooth 5.0 siri/音声アシスタント対応 自動ペアリング 自動ON/OFF 技適認証/MSDS/PSE認証済 18ヶ月間保証 ブラック

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は良い。通信品質は安定している」

おすすめ度*1

Mpow M20

ASIN

B07XD88L92

スペック・評価
連続再生時間/最大再生時間

6h/106h

Bluetoothバージョン 5.0
対応ワイヤレスコーデック aptX/AAC/SBC
防水性能

IPX7

音質傾向

低域重視、濃厚、豊か、豊満、充実感がある、密度感がある、ボンボン

 丸みを帯びたわずかに大きめのハウジングデザインで筐体が耳から少し出っ張るとは思いますが、装着感は悪くありません。軽量です。遮音性もそこそこです。

 

 通信チップはQCC3020です。対応コーデックはaptX/AAC/SBC。ONKYO GRANBEATHiby R6 Proにつなぎ、関東某ターミナル駅周辺でテストしました。

 基本的には安定度が高く、改札やバスロータリーなどの通信が途切れやすいところ以外では安定しています。街中で街路を歩いている間も安定しています。家庭内ではまず途切れることはないでしょう。

 通信品質的にはこの価格帯ではかなり優秀な方であると考えられます。またQCC3020独特の接続が荒れる感じもほとんどありません。

 

テスト環境

 今回のテストはONKYO GRANBEAT、Hiby R6 Pro、Astell&Kern KANNで行っています。

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【2】外観・インターフェース・付属品「充電コネクタはMicro-B。モバイルバッテリー機能付き」

 借り物なので正確には分かりませんが、おそらく付属品はイヤーピースの換え、充電用USBケーブル(Micro-B)、充電ケース、説明書です。

 

 スマホスタンドとしても使えるという専用充電ケースは少し大きめです。

 

Mpow M20Mpow M20

 

【3】音質「豊満な低域を持つ濃厚系の音」

 今回は標準イヤピの中で、Lサイズを使ってレビューします。

 一聴して気づくことは、やや豊満気味に聞こえてくる中域下の中低域です。人によってはボワつく印象があるかも知れない感じではありますが、どんな曲でも中域を支えて充実感を出してくれるので、音に安定感のある形で聴き心地良くしてくれます。この厚みは深い中低域の熱量を中域に滲ませてしまうところもあり、低域を濁らせてしまっている感覚もありますが、音楽全体に調和的で温和な味わいを加えてくれます。そしてその中域の暖かみのあるほんわかした雰囲気の中で、適度に強調された中高域が色づきよく表現される、聴き心地の良い感じがこのイヤホンの美点です。

 そこで個別に音域を確認してきますと、まず低域ですが、すでに述べたように基本的にはやや厚みを重視した温和な雰囲気を持っています。そのためドラム音やベース音は少し膨らんだ感じになりやすく、いわゆるボワつく感じは出やすいです。ベースは厚みを出してブンブン言う感じが強めで、バスドラキックもノシッとした重みを出しつつドカッとした感じで出ます。熱気が強めで中域付近まで暖かみが上昇する感じがあるので、人によっては篭もっていると感じる可能性はありますが、ライブ感は強い音です。低域弦楽は濃厚で重みもあり、ボーン、ドーンとした肉厚な音を響かせて床面を豊かに支えてくれるでしょう。低域は中域に接近しており、立体感の上ではやや甘い印象を受けるかも知れませんが、空間にしっかりと濃厚感を出してくれます。

 中域の下側はすでに述べたように低域の熱気が滲み出しており、空間は透明ではなく、少しもやもやしています。低域でドラムや弦楽が強い曲ではややボーカル付近まで低域音が押し上がる印象があり、少し埋没する印象を受けるかも知れません。ボーカルは低域音よりは少し後退しており、中域も奥行きでやや平坦な印象を受けるので、最前列にボーカルが位置するという感じではなく、楽器音の厚みが強いと少しフォーカスが甘い印象を受けるでしょう。

 中高域は艶やかに濃い色味で音像がしっかり押し出されてきます。ピアノ音は少し硬く光沢感を出しつつも沈み込みも良いので、まろやかさのある感じで聞こえてきます。ギターはエッジが少し伸びますが、横幅を意識して頭を囲い込み、黒みもあります。アタックを出し過ぎずに中高域を丁寧に聴かせる穏やかな調整を感じます。高域の高い辺りは透明にされているので、抜けはマイルドにされており、高域方向での開放感はあまりなく、中域の濃厚感を大切にした音響になっていることがわかります。

 

 総合すると、中低域の厚みが支える濃厚で艶やかな中高域が色づく中域を豊かに聴かせるイヤホンです。高域の開放感が足りず、低域もやや厚みがせり上がって聞こえやすいので、人によっては篭もっていると判断されやすいところはありますが、暖かみがあって調和的な雰囲気があります。一般にボーカルフォーカスはそれほど悪くなく、男声ボーカルは大抵前列に位置してくれるはずですが、女声ボーカルは曲によってフォーカスが甘くなって楽器音に埋没する印象を受けるかも知れません。聴き疲れはしにくい音です。

 

 私がこのイヤホンで聞くのが好きな曲は下のような曲です。豊満な低域が音にまろ味と温かみのある感じを出してくれます。低域弦楽の豊かな味付けやポンポコ優しいドラムが好きならおすすめです。

Harvest Moon Night

Harvest Moon Night

ささやかな祝祭

ささやかな祝祭

Magic Parade

Magic Parade

 

音質因子評価
音質因子 評価
鮮やかさ
(鮮やか/色味が薄い)
やや鮮やか。中高域は鮮やかで、全体的に色味も濃い。

鋭さ

(鋭い/鈍い)

やや鈍い。エッジ感は穏やかでアタック感もほとんど強調されない。
明るさ
(明るい/暗い)

やや明るい。音場は中高域の明かりが照らす、自然光より少し明るい印象くらい。

派手さ
(派手/地味)
普通。中高域は適度に手がかりが多いが、全体像は温和で派手さを強く出す感じではない。
硬さ
(硬い/柔らかい)
柔らかい。中高域で若干手がかりは多くなるが、基本的に音は丸く滑らか。
尖り
(尖っている/丸みがある)
丸みがある。中低域が充分に膨らんで中域を下から包み込んでいる。
穏やかさ
(穏やか/騒々しい)
普通。適度に音数があり、空間は透明ではないので、静寂ではない。しかし雰囲気は温和。
力強さ
(力強い/嫋やか)
やや力強い。中低域のパンチが床面を力強く押し出してくれる。
豊かさ
(豊か/貧弱)

豊か。中域に豊満な充実感が感じられて、音に包まれている感覚が出る。

太さ
(太い/細い)

太い。音は太い。

手触り
(ざらざら/滑らか)
滑らか。基本的に尖る感じはなく、音は充分にまろみを持って聞こえる。
粒感
(きめの細かい/粗い)
やや粗い。中高域で少し粒立ちが強調される感じがあるが、基本的には太い音で濃厚に聴かせる。
清潔感
(澄んだ/濁った)

濁っている。空間は基本的にもやもやしている感じがあり、暖かみがある。

潤い
(潤いのある/乾いた)
やや乾いた。やや低域の熱気が強く、そのドライな感じが支配的になりやすい。
重さ
(重い/軽い)
やや重い。豊満系で少し重量がある。

 

ボーカル因子評価
ボーカル因子 男声 女声
澄んでいるか
(澄んでいる/濁っている)
濁っている 濁っている

明るいか

(明るい/暗い)

やや暗い やや暗い

伸びやかか

(伸びる、突き抜ける/天井感がある)

やや天井感がある やや天井感がある

潤っているか

(しっとりしている/乾いている)

やや乾いている やや乾いている

太いか

(太い/細い)

太い 太い

濃いか

(濃い/薄い)

濃い やや濃い

子音が強調されるか

(目立つ/目立たない)

目立たない 目立たない

 

空間因子評価
空間因子 評価
主に中域の密度
(ぎっしり/スカスカ)
ぎっしり
主に高域の高さ
(抜けが良い/天井感がある)
天井感がある
主に低域の深さ
(深掘り感がある/浮き上がりがよい)
普通
主に中域の奥行き感
(前進的/後傾的/前傾的/後退的)
前進的
主に低域と中域の横幅
(広い/狭い)
やや狭い
定位感
(頭内的/頭外的)
やや頭内的
分離感
(拡散的/密集的)
密集的

 

美点
  1. 温かみがあり、温和な音場
  2. 濃厚感がある
  3. 厚みのある中低域
  4. 色味が濃い
  5. 適度に鮮やか
  6. 密度感が高い
欠点
  1. 清潔感に欠け、篭もって聞こえやすい
  2. 音場が狭く聞こえやすい
  3. もっさりしやすい

 

[高音]:高域の高いところは透明で、マイルドな抜けを感じる程度で空気感は強調されない。中高域はアタックを抑えつつも艶やかに聞こえるようになっており、とくにアコースティックギターは手がかり多めに濃く浮き上がって聞こえ、シンバルもチリチリしたあたりからすこし高いシャンとしたところまで立体的に聞こえる。アタックは強くないので、中域からわずかに前傾したあたりのほぼまっすぐ上くらいに聞こえる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、菅野よう子「Power Of the Light」でテスト)

[中音]:中域は背景に低域の熱気感があり、低域の具合にもよるが基本的に透明ではない。音は根立ち良く低域からつながっている印象があり、充実感がある。中域も充分に前進しているが、中高域に向かってはあまり前傾していないので、女声ボーカルのサビでは少し遠ざかっていく感じがあり、ドラムや低域弦楽が強い曲では女声ボーカルが少し埋もれがちになるかも知れない。楽器音は中域で横の広がりもよく、頭を包み込んでくれる。

[低音]:100hz~40hzまで厚みのあるやや輪郭の甘いボーッとした振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。ベースはボディの厚みが出るので、少しのそっとした重たい感じで聞こえやすく、ブンブン感もある。どちらかというとベースラインの下にボンボンとした鳴動が付いてくる印象で温かみが強め。バスドラキックも重く、若干鈍い感じに黒くドスドスドコドコした感じになる。低域弦楽はボーンという広がりを出しつつもドーンという重みも感じられる濃厚系の音。躍動感は抑えめで安定感がある。低域の全体像としては豊満で豊かに聞こえるが、若干支配的になりやすく、人によってはボワつく感じに聞こえやすいだろう(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:基本的には低域から高域に向かってなだらかに後退していく三角形の構造に思える。高域は高さをあまり強調しないので中域に濃厚感があり、音場は頭を囲ってくるように表現される(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:ドラムはボディの膨らみが強く、スネアの鼓面を叩く音が豊満なボディに響く感じで、ドスンドスンしている。バスドラキックは少し鈍い感じもあり、スピード感は少しゆったり気味。重めのバズンバズン。ハイハットはスネアの鼓面よりは少し離れてチリチリしたところから少し高いシャンシャンまでそれなりに立体的に聞こえるが、ドラムに比べるとおとなしい(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:ボーカルはコクがあってボディも充分なので子音が強調される感じはない。息感はわずかに伸びるようでサ行は少しだけ強調があるが、基本的にマイルド。男声ボーカルは基本的に全面で良く聞こえるが、女声ボーカルは上でやや遠ざかっていく感じがある。まったりとした甘味が出やすい成熟した声色で聞こえる。

 

【4】官能性「温和な濃厚感はポップス、JAZZなんかいいかも」

鹿乃「光の道標」(vs Mpow M7)

光の道標

光の道標

【GRANBEATで鑑賞】豊満で豊かな中低域音が音場をしっかり支え、低域の地熱が中域まで充分に温めている温和な雰囲気でこの曲を楽しめます。中域で濃厚感があり、ボンボンした豊かに膨らむ低域が充分に包み込んで落ち着かせている中で音楽が聞こえます。人によってはボワつきがうるさいくらいのバランスで好みを分けそうなところはありますが、この暖かく厚みのある低域のおかげでピアノ音にも豊かなボディがあり、色づきもよい感じで、音が低域としっかり繋がっている安定した充実感があります。ベース音は下でややぼんやりした感じで出るので、中域のほんわかした感じを邪魔しませんし、同様に高域も落ち着いているので、その空気感が逃げていく感じもありません。ボーカルは暖かみを充分に出しながら、息は声の伸びの頂点に対して、少しだけ高く抜けます。全体的に温和で浸れる雰囲気で聴けます。

 

 さて、同じMpow M7と聞き比べてみます。聴き始めてすぐに気づくのは中域の透明感の違いです。M7は低域のより深いところが重視されていて、床鳴り感が強い感じになっているので、暖かみはそれほどなく、中域の印象はクリアでM20に比べて曇りが取れている印象があります。シンバルの粒立ち感や弦楽の筋立ち感などがよりはっきりと聞こえ、ボーカルも前面に出てくる感じがあるでしょう。一方で濃厚感は減っており、ライブ感はわずかに劣ります。

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 最近の流行は中域が透明な感じが好まれる傾向にあるので、おそらく多くの人に好まれるのはM7のほうの気がします。少なくともM20よりM7のほうが篭もりが少ない感じがすることは事実です。M20と比べて、M7もほとんど同じくらい温和で、清潔感が増しています。私もこの曲の場合、メリハリ感を考えて、どちらかというとM7かなといった印象です。

 


【Amazon.co.jp限定】(初回盤)光の道標(特典:オリジナルデカジャケット)

 

Uru「Scenery」(vs Anker Soundcore Liberty 2 Pro)

Scenery

Scenery

【KANNで鑑賞】ピアノ音に温もり感があり、まろみが強く聞こえます。ボーカルも温かみがあって生々しい人肌感があります。高域のチャリチャリした音は適度に落ち着いていて、高域が少し暗い中で丁寧に音像が聞こえる感じがあり、中低域に支えられて濃厚な雰囲気のまま、ボーカルがしっかりこちらに押し込まれてきます。

 

 さて、この曲を同じように低域が少しドシッとしているAnker Soundcore Liberty 2 Proと聞き比べてみます。Liberty 2 proはイコライザーがありますが、今回はデフォルトです。Liberty 2 proの音を聴くとすぐに気づくのは高域方向が開放的で、中域に清潔感があり、ボーカルの子音が少し尖って息感を強調して聴かせることです。そのため、中域はM20のような濃厚感はなく、また中高域付近の粒立ちが強調される感じがあって、たとえば弦楽は少し筋立って聞こえますし、シンバルのチャリチャリ感が強く、またピアノはキンキンではありませんが、硬い感じでコンコンくらいに明るく聞こえます。

 また低域ですが、Liberty 2 proの低域はあまり厚みがなく、どちらかというとドカッと下で重い感じがあるので、あまり暖かみが強くなく、濃厚感も出ませんので、この曲の豊かに下支えする感じはやや弱くなる印象を受けると思います。

 中高域で元気な感じはあり、ノリの良いチャカチャカした感じでグルーヴ感を出している気がしますが、この曲の場合、むしろゆったり、どっしりとした表現が欲しい気がします。

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 この曲に関する限り、やはり中域の濃厚感があった方が説得力を感じます。M20の音の方が私は好きです。Liberty 2 Proで気になったのは、やはりボーカルが少しハスキーにスーハーして聞こえる感じが強いことで、この曲の場合はもう少しどっしりと歌ってくれたほうが好みです。

 


願い (期間生産限定アニメ盤) (Blu-ray Disc付) (特典なし)

 

酸欠少女さユり「航海の唄」(vs 1More EHD9001TA)

航海の唄

航海の唄

【Hiby R6 Proで鑑賞】この曲をM20で聴くとかなり中域に音が集まってくる感じがあります。ボーカルのすぐ下くらいまでドラムサウンドが来て支える感じになっており、ギターは横に広がって黒い色で頭を囲い込みます。密度感が高いので、音は頭内定位的で音場は少し狭く感じられると思います。

 アタック感は抑えめなので、スネアもきつくなく適度な距離感を取って聴ける感覚があり、比較的ガチャガチャしやすいこの曲も、少し安定して聴きやすい感じで、集中力を要求される感じはなく、その意味で聞き疲れる感じはあまりありません。ただし密度感が高い分だけ音がまとまって一気に押し込まれてくる感じがあるので、圧迫感的な聞き疲れ感は出やすいところがあります。

 M20は低域の膨らみやすい感じがあるので、この曲のようなロックでは、小音量では地熱が利いてライブ感があるなといった感じですが、音量を上げるとドラムがせり上がってくる感じがあるので、人によってうるさげに感じる可能性はあります。

 

 少し値段差はありますが、低域が強い1More ANC TWS(EHD9001TA)と聞き比べてみます。同じく低域強めとはいっても、ANC TWSはどちらかというと正統派ドンシャリに近い感触に聞こえるサウンドなので、中域は清潔で、中高域はほどよくキレて聞こえてくる感じがあります。元々曲調でアタックの強調があるスネアは元気に聞こえ、ハイハットも少し派手めに輝きます。ボーカルはツ音を強調するエッジが立った表現になります。低域はドラムが床面に向かってまっすぐ踏み込みつつ、スピード感もある感じです。まあ価格差とか以前に、明らかにANC TWSのほうがロック向きな音がします。意外と分離も丁寧なのでガチャガチャ感もありません。何よりボーカル周りが清潔です。ギターのエッジも立っています。

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  そういうわけで、この比較で分かったことはまあ、あまりロック向きとは言えない気がしますし、やはり好き嫌いが分かれそうなところがあって、万人向きとは言い難く、かなり選り好みされる音かも知れないなということです。ボワつく感じがダメな人、清潔感のない音が好きでない人はM20の音を好きになれないかも知れません。音場重視の人にも向きません。

 


航海の唄 (初回生産限定盤) (DVD付) (特典なし)

 

【5】総評「濃厚感のある音が好きな人向け」

 中域下で音が膨らみ、厚みが出る感じが特徴的で、音量を上げるといわゆる「ボワつく」感じが出やすいのが好みを分けそうです。このボワつき感は小音量ではそれほど目立たないと思いますが、個人差もありそうです。濃厚感のある中域が好きな人にはおすすめできますが、最近は清潔系の音が比較的好まれる傾向にあるので、一般的には下位機種になりますが、まだMpow M7・Mpow M5のほうが万人向きかも知れません。

 通信品質やスペック的には充分満足して使えると思います。少なくとも使い勝手の面ではあまり不満が出ない機種であるはずなので、オススメできます。

 

まとめ
  • 濃厚感がある
  • 密度感がある
  • ボワつきやすい

 

Mpow M20

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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