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【セミオープン型ヘッドホン beyerdynamic T1 レビュー】開放的な音場の中に中高域中心に音をまぶす、適度な静寂感を備えた音像重視の少しノリの良いモニター的サウンド。おすすめ

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beyerdynamic T1

beyerdynamic T1

【国内正規品】beyerdynamic セミオープン型オーバーヘッドヘッドホン テスラテクノロジー採用 T 1

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「わずかに重い気もするけど、基本的には装着感は安定している」

おすすめ度*1

beyerdynamic T1

ASIN

B0030LJYGM

スペック・評価
再生周波数帯域 5hz~50000hz
インピーダンス 600Ω
感度 102dB
ドライバー

ダイナミック型

音質傾向

フラット、開放的、中高域重視、女声ボーカルへのフォーカス、甘い、ウォーム、煌びやか、つややか

 装着感は安定しています。ヘッドバンドは側圧がわずかに強い印象はありますが、イヤーマフは充分にクッションになっていて、装着感がきつい感じはないと思われます。金属筐体の割に軽量な作りですが、ハウジング部分でやや重量が多い感じがあるので、女性だと少し負担感を感じるかも知れません。

 セミオープン型で遮音性はほぼありません。

 

テスト環境

 今回のテストはCayin N6II/A01 + xDuoo XD-05 PlusAstell&Kern KANN CUBEで行っています。またゲイン設定は高設定です。

www.ear-phone-review.com

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【2】外観・インターフェース・付属品「割愛」

 ONZOのサブスク版なので付属品は割愛します。ONZOのサービスについて興味がある方は以下を確認下さい。

www.phileweb.com

www.onzo.co.jp

 

beyerdynamic T1beyerdynamic T1



【3】音質「中域上から中高域に強調点があって中域楽器のグルーヴ感を出してノリを少し良くしているようだが、基本的には正統派モニターで清潔系フラットサウンド」

 音質的には半開放型らしい広く清潔感のある音場に、楽器音も基本的に清潔系で聞こえてくる、音像重視のモニター系サウンドになっています。しかし、中域上から中高域で楽器音が少し艶やかに前進してくるようになっていて、音楽に適度な中心点が生まれるようになっており、楽器の上辺にのびやかなグルーヴ感が出るように配慮されています。そのため、基本的にはモニター的で全音域から音が響いてくるように聞こえつつも、女声ボーカルのサビでののびやかな突き抜けと、ギターやドラム上辺、弦楽のアタックが感じられるようになっており、ノリはよくリスニング用途の聴き心地も良いです。金物は緻密に少し目立って聞こえるでしょう。

 高域は基本的に清潔系でシンバルの空気感もシルキーな感じで浮き上がりますが、中高域の派手さがわずかに勝るので、高さやシャープネスは強く強調されず、基本的にはマイルドに高く抜けていく感じに聞こえます。中高域はT1の音楽空間全体の中で最も色づきがよくなるよう配慮されている感じなので、花が開くような艶やかな鮮やかさが強調されるところはあり、やや光沢が強いところは感じられます。女声ボーカルも少し媚びて上に伸びるくらいの味付けがあり、中庸なバランスではありませんが、清潔感を乱す感じではなく、多くの人が適度に甘美な味を感じつつ、ディテールはよく澱みなく抜けていくと思うと思います。ただ基本的にはモニター的な抑揚を抑え気味の声色ではあるので、人によってはまだ甘さが足りず無愛想に思うかも知れません。歌詞は明瞭に聴き取れます。

 中域は中高域に向かってわずかに前傾しており、奥行き感を出しつつも前進的でボーカルがよくフォーカスされ、ギターや弦楽は上に向かって伸びる上昇感があります。そのため、ボーカルは男女同等ではなく、男声よりはわずかに女声のほうが前進して聞こえます。

 低域は透明感があって重低音付近までスコンと落ちてくれるような清潔感がありますが、ややウォームでドラム音やベースに膨らみが持たせられており、ディテールはわずかに抑えられて中域へ意識を向けるとともに、ライブ感も感じられるバランスになっています。

 全体の音響はモニターライクでフラットな全音域が聞こえやすい基本デザインの上に、わずかに女声ボーカルとギター付近に照準が合いやすいよう調整されており、音楽の中心点が定まることによる組み立ての安定感・それに伴う聴き心地の安定・そして適度なグルーヴ感を出し、少しリスニングに寄せられています。

 

音質因子評価
音質因子 評価
鮮やかさ
(鮮やか/色味が薄い)
やや鮮やか。音の派手さは抑え気味だが、中高域で色づきが感じられるようになっている。

鋭さ

(鋭い/鈍い)

普通。全体的に滑らかで尖る感じは抑えられている。
明るさ
(明るい/暗い)
やや明るい。中高域に強調点があり、やや明るい色づきを感じる。
派手さ
(派手/地味)
やや派手。全体的に清潔で透明な中、中高域は少し目立つ。
硬さ
(硬い/柔らかい)
やや柔らかい。中高域はわずかに硬めに感じるが、一方で低域は柔らかめで、全体的にマイルドに調整されている。
尖り
(尖っている/丸みがある)
普通。全体的に音は丸みがあるが、金物はやや派手になりやすい。
穏やかさ
(穏やか/騒々しい)
やや騒々しい。全体が清潔な中で意外と中高域で艶やかになるので、アニソンなんかは少しガチャガチャして感じられやすい。
力強さ
(力強い/嫋やか)
やや力強い。低域はかなりパワフルである。
豊かさ
(豊か/貧弱)

豊か。低域に抱擁感もあり、空間も音の広がりが豊かで中高域の艶やかさも充分と、味わいポイントは多め。音の太さも充分にある。

太さ
(太い/細い)
普通。低域はやや太く、中高域でやや細く感じるが、全体的にはバランスが良い。
手触り
(ざらざら/滑らか)
やや滑らか。全体像は滑らかな中に、中高域で少し硬さを出すといった感じ。
粒感
(きめの細かい/粗い)
細かい。中高域での音の粒立ち感は明瞭。
清潔感
(澄んだ/濁った)
やや澄んでいる。ウォームでやや温度感があってもやっとした空気感みたいなものは感じられるが、空間は基本的に清潔。
潤い
(潤いのある/乾いた)
やや乾いている。音はややドライに感じられる。
重さ
(重い/軽い)
やや重い。低域の存在感はやや強い。

 

ボーカル因子評価
ボーカル因子 男声 女声
澄んでいるか
(澄んでいる/濁っている)
やや澄んでいる やや澄んでいる

明るいか

(明るい/暗い)

やや明るい やや明るい

伸びやかか

(伸びる、突き抜ける/天井感がある)

やや伸びやか

やや伸びやか

潤っているか

(しっとりしている/乾いている)

やや乾いている やや乾いている

太いか

(太い/細い)

普通 普通

濃いか

(濃い/薄い)

普通 普通

子音が強調されるか

(目立つ/目立たない)

普通 普通

 

空間因子評価
空間因子 評価
主に中域の密度
(ぎっしり/スカスカ)
ややぎっしり
主に高域の高さ
(抜けが良い/天井感がある)
やや抜けが良い
主に低域の深さ
(深掘り感がある/浮き上がりがよい)
やや深掘り感がある
主に低域と中域の横幅
(広い/狭い)
広い
主に中域の奥行き感
(奥まる/前屈み)
やや前屈み

 

美点
  1. 沈み込みも良く、重みと膨らみもあるナチュラルな温かみのある低域
  2. モニター的で丁寧に聴かせる分析的なサウンド
  3. 中域の奥行き感と広さに優れ、オーケストラも充分楽しめる
  4. 中高域で自然とディテールが集中する音響的な組み立てがされている
  5. 音の立ち上がりが良く、定位感に優れる
  6. 中高域が鮮やかでノリがよい
  7. ボーカルに少し媚びた味わいがある
欠点
  1. 中高域が派手で、ややガチャガチャする
  2. ボーカルは少し媚びる感じはあるが基本的にはモニター的でやや無愛想
  3. 低域はややディテールが落ちる

 

[高音]:高域はシンバルの空気感は少し高いところまであるが、中高域の光沢感のほうがフォーカスされやすいので、普通はシャープネスや高さは強調されすぎず、マイルドにやや高めなシルキーサウンドで抜けていく。中高域では艶やかさが少し強調され、金管に少しの華やかさ、ギターエッジに高く伸びる感じ、タムやスネアのアタック感に強調が感じられる(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、多田葵「灼け落ちない翼」でテスト)

[中音]:中域は充分に前進的でボーカルフォーカスもよい。やや中域上に力点が来るバランスになっており、抑揚は音が前傾して伸びてくる感じがある。この味付けによって、全くモニター的という冷静な音から離れて、もう少し情熱的な感じで音楽が聞こえ、グルーヴ感を感じさせてくれる。

[低音]:100hz~40hzまで生温かい感じのボーッとした振動音。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。低域は出張らず、基本的には温和で暖かみがある。ベースは厚みと黒みが強め。ドラムはフロアタムのパンチがやや膨らんで柔らかい床面を意識させ、キックはやや明るめにドスッドスッと少し浮き上がる感じがある。基本的には下に重い、透明度の高い低域だが、温度感が高いのでもやもやした感じがあり、中域にも、もやもやした空気感がわずかに出ている(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:基本的にはフラットでモニター的に全音域にディテールがまぶされている感じだが、低域はややディテール抑えめで、音楽の中心点は中域上から中高域に存在する(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:タムやスネアの上辺に明るい感じはあり、ややアタック感強めにバチバチと粘りの良い音を鳴らす。下方は少しもやっと暖かい感じがあり、ドラムの輪郭は少し膨らんで床面を作り、キックも重く入った後、すぐ浮き上がるような、柔らかい感じがある。やや柔らかいバツンバツンないしパツンパツン。ハイハットは金属光沢感も出すので少しチンチン濃いが、上はシルキーでやや高いくらいのチンシン系の音(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:男女ともに少し暖かみと甘味がある。男声に比べると女声のほうがフォーカス感が強い。その女声ボーカルは適度に媚びる感じがあり、わずかにコケティッシュだが、人によってはやや媚びが足らず、少し冷静でノリが悪いと感じる可能性はある。質感的にはややもちもちしたわずかに豊満なサウンドで、子音の強調感は抑えめ。しかし歌詞が明瞭なくらいには輪郭感がしっかりしている。

 

【4】官能性「ほどほどの温度感があり、音楽性もあり、モニター的な分析感もある。聴き心地と味わいをよく考慮した音質設計」

安月名莉子「Glow at the Velocity of Light」

Glow at the Velocity of Light

Glow at the Velocity of Light

【Cayin N6II/A01→xDuoo XD-05 Plusで鑑賞】この曲では低域はやや暖かく、もやもやとしていて、その湯気が中域を若干濃厚にして聴かせてくれます。それでも中高域付近で充分に光沢感が出て、高域では清潔なので、音場全体が熱帯夜のように熱くはありませんが、この曲は結構低域が強く出るのかやや温もり感は強いです。ボーカルも若干熱に浮かされて聞こえる感じがあります。この曲の特徴的なパリッとしたスネア表現はやや厚みを出して聞こえます。中高域の色づきが良いので、自然と光沢の一番きれいなあたりに音の中心ができ、ボーカルもそこに向かって伸びていくような中心点が定まった音楽の組み立てがあります。全体的にディテールがまぶされた感じがありながらも、モニター的な拡散された音場表現ではなく、消失点に向かって構築された音楽表現になっています。

 ただし人によってはやや温度感高めで少し豊満なサウンドに聞こえて、わずかに締まりが悪い気がするかも知れません。ライブ感はあります。

 


TVアニメ 「 彼方のアストラ 」 エンディングテーマ 「 Glow at the Velocity of Light 」

 

スピッツ「ロビンソン」

ロビンソン

ロビンソン

【Cayin N6II/A01→xDuoo XD-05 Plusで鑑賞】音場が完全に透明ではない、ほのかに暖かい適度な温度感があり、ノスタルジックな懐かしさが感じられる空間に感じます。低域のディテールは抑えられており、ドラムも輪郭優しめに音場を支えるので、自然とギターとタム、スネア、シンバルのディテールの集中する中域以上に意識が向きます。ボーカルはそのやや下くらいからふっくらとした甘味を出しつつ、サビでは伸びてきます。媚びを強調しないので、情感を適度に出しつつもボーカル表現に少し冷静な感じがあり、やや憂いを帯びたような感じがあります。

 この曲でほのかに桜色の混じったような、セピアの情景を味わいたいならなかなか好ましく思えるでしょう。シンバルは結構キレて聞こえてくるので、ときどきハッと覚醒させられるような刺激もあって、楽しみもあります。

 


CYCLE HIT 1991-1997 Spitz Complete Single Collection(通常盤)

 

富田美憂「Present Moment」

Present Moment

Present Moment

【KANN CUBEで鑑賞】KANN CUBEはややモニター的に聴かせるところがあるので、xDuoo XD-05 Plusでこの曲を聴いたときに感じられたもやもやした熱気みたいなものはかなり晴れて聞こえます。その分、ボーカルがやや上で媚びる感じが強くなっていて、わずかにツ音に尖りが見られる他、シンバルのカンカンした感じが強めに硬く感じられるように聞こえます。それでも、やや柔らかい温かみのある土壌と、陽だまりのような空間、元気に輝いて鮮やかに伸びる中高域というキャラクターが感じられ、中高域に自然と焦点ができ、ボーカルと楽器音がその中心的に向かって整理されて聞こえるので、ボーカルの歌詞を追っていれば、音楽が楽しめるようになっています。

 低域には適度なライブ感があって、ドラムのアタックやギター、弦楽の伸びもしっかり前傾してダイナミックに聞こえ、なによりボーカルがサビで最も鮮やかに突き抜けてくれるので、非常に気持ち良く聞けます。この曲は元々グルーヴ感強めですが、かなり外連味を出してノリノリに聴かせてくれて楽しいながら、くどさがありません。

 


【Amazon.co.jp限定】Present Moment【初回限定盤】(デカジャケ付)

 

【5】総評「温かみのあるナチュラル感を出しつつ、広大な音場にモニター的に音を散りばめ、しかもリスニング的な音楽構造の組み立てもされている。beyerdynamicの面目躍如」

 全体的に音像を際立たせるモニター的なところがありつつ、ほどよくディテール差が設けられており、中高域の女声ボーカル付近に自然と中心点が出来る、わかりやすい音楽構造がしっかり組み立てられて聞こえます。そのためリスナーはボーカルラインを追っていけば普通に音楽を楽しめる構造になっており、ノリノリな明るいアニソンやアイドルソングから、ロック、バラードまでかなりバランス良く聴かせてくれます。中高域がわずかにガチャガチャ派手になりやすい欠点があり、また低域のディテールが少し明確ではありませんが、開放的でほどよく色づきの良いサウンドを楽しめます。

 

  • モニター的な全音域への配慮を見せながら、中高域にしっかり中心点を置き、グルーヴ感のある音楽的な構造をしっかり構築している
  • 開放的でありながら、ほどよい温かみがあり清潔すぎない空間表現
  • 曲によっては低域の暖かみが中域に滲み出す感じが気になる

 

beyerdynamic T1

beyerdynamic T1

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。

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