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【完全ワイヤレスイヤホン Mpow M5 レビュー】良いところはそのままに、単純にスペックアップしたMpow T5。ロックやダンスで力強い床面を感じながら聞きたい人におすすめ。

Mpow M5

Mpow M5

【T5進化版】Mpow M5 Bluetooth ワイヤレス イヤホン AAC&APT-X 高音質 レザー調 6時間再生 IPX7防水規格

 

 

【1】装着感/遮音性/通信品質「装着感は軽め。通信品質は標準クラス」

おすすめ度*1

Mpow M5

ASIN

B07TWDH7RR

スペック・評価
連続再生時間/最大再生時間 6h/42h
 Bluetoothバージョン 5.0
対応ワイヤレスコーデック aptX/AAC/SBC
防水性能

IPX7

音質傾向

ドンシャリ、パンチがある、ガツガツしている、色味が濃い、太い、密度感がある、没入感がある、パワフル

 小型で耳に良く収まる。遮音性はそこそこ高め。

 

 対応コーデックはAAC/SBC。ONKYO GRANBEATHiby R6 Proで交互に繋ぎながら接続品質をみた。箱開け後、接続当初は大幅な通信の乱れが見られたが、使っているうちに十数分程度で安定した。それ以降は基本的に安定した通信品質で、ターミナル駅の改札付近やコンコースくらいでしか途切れを感じない。ただし、まれに通信がわずかに乱れるときがある。しかし、しっかり確認したわけではないが、これはもしかすると親機を切り替えているので一瞬途切れるのではないかとも思っている。

 少なくとも同時にテストしたNexAudio Q65よりは通信安定性は高く、SONY WF-1000XM3と比べてもわずかに安定性が高い気がする。

 

テスト環境

 今回のテストはSONY NW-A55、Hiby R6 ProとONKYO GRANBEATで行っている。

www.ear-phone-review.com

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【2】外観・インターフェース・付属品「操作インターフェースはタッチ式」

 付属品はイヤーピースの替え、充電ケーブル(Micro-B)、専用充電ケース、説明書。インターフェースが物理ボタン式。反応は普通で、ワンテンポの遅れがある。

 

Mpow T5との違い

 Mpow T5とは外観上の差は全くない。音質や通信性能的な差があるかを確認するために、T5とM5をそれぞれNW-A55に接続し、同じ音量で同じ曲を何曲か聞き比べてみたが、感覚的に若干M5のほうが音場が整理されて個々の音の音像がきれいに聞こえるような気がするけど、実質的な音質差はないと考えて良いと思う。

 通信品質的にもわずかにM5のほうが接続が早くなった感覚があるが、タイミング差もあるかもしれず、これも確実な差とは言えない気がする。通信安定性はどちらも同じくらいに高い。

 したがって実質上はM5はT5からケーススペックが向上しただけと思われる。

付箋が付いている方がM5

付箋が付いている方がM5

 

Mpow M5Mpow M5

 

【3】音質「デジタル的な質感でぎっしり近く音を聴かせる密度感重視のサウンド」

 音質的にはT5の特徴をほぼそのまま引き継いでいて、AVIOT TE-D01dと同じような中高域と中低域に強調があるようなぎっしり系のドンシャリ。T5の時にも述べたように、TE-D01dに比べると低域の張り出しが強く、よりズドンズドンという重量感を強調する音響になっている。

 音が太く近いので、音場は少し狭く感じるが、奥行き感はほどほどあり、音が前屈みに聞こえてくるため、没入感は高い。アニソンやロック、ポップスを力強く聴かせてくれる。ボーカルは若干楽器に近いが、それなりによくフォーカスされている。

 

  サウンドイメージ的には下の曲みたいな感じかな。2曲目は最近妙にハマってるドイツのフォークロックバンド。

 

美点
  1. 低域にしっかりした濃さと厚みがある。
  2. 全体的にコントラストが高く、音がはっきりしている。
  3. 音の輪郭もわかりやすい。
  4. ギターが黒くかっこいい
  5. 中域でのボーカルフォーカスがよい
欠点
  1. わかりやすいドンシャリで独自性を感じない。
  2. 全体的に音がややデジタル的で音圧重視。
  3. なんていうか、音の出し方が直情的で、ちょっと雑。ボーカルとか結構ギャンギャンしやすい。

 

[高音]:高域についてはぶっちゃけTE-D01dの方が抜けが良く、「お、なるほどJapanチューニングってこんなんね」ってのが逆算して分かる。中高域から高域にかけての立体感はTE-D01dのほうが優れていて、同じ曲でも音が伸びて抜ける感じや、奥行き感がよく感じられる。T5の音は全体的に音を近く聴かせる傾向があるが、高域でも押し出しが強い感じがあって、音の煌めき感や色味は分かりやすいが、平面的で抜けはあんまり良い印象を受けない(秦基博「水彩の月」、井口裕香「Hey World」、菅野よう子「Power Of the Light」でテスト)

[中音]:中域でも高域と同様のことがいえ、少なくとも奥行き感は抑えめ。左右もちょっと狭く、音が全て前屈みである。中域は低域と高域の押し出しが強いので引っ込んでいる感じではあるが、全体的に音が近いので、あんまり奥行きを出す感じがなく、なんだかんだいって押し出し強め。相対的に弱いだけで、結構音圧しっかり前に出てくる。そういう意味で音がぎっしりしている。

[低音]:100hz~40hzまでややぼーっとした振動。30hzで沈み、20hzでほぼ無音。色味の違いは若干感じるが、NT01AXやTE-D01d、TE-D01gとよく似ている。低域はかなり押し出しが強く、音は濃い。厚みはそこそこある(分島花音「killy killy JOKER」、UVERWorld「CORE PRIDE」、重低音音源動画でテスト)

[解像度・立体感]:密度感は高めで、低域がやや強めに音場を囲むくらいに聞こえる。TE-D01dなどに比べると音の重心が少し低く、色味も濃く、暗めに聞こえるかもしれない(petit milady「azurite」、分島花音「world's end, girl's londo」でテスト)

[パーカッション・リズム]:パーカッションもなんかTE-D01dあたりと似ていて、タムの鼓面がちょっとパリパリしている感じ、バスドラに膨らみが少しあって柔らかみがある感じ、地熱は意外と少なめな感じと共通な印象が多い。TE-D01dはタムのほうが目立ったが、こちらは低域が重いバツンバツン系。ハイハットは意外と発色抑えめで少しなめらかに空気感を出す(東京カランコロン「スパイス」、nano.RIPE「ツマビクヒトリ」、JOY「アイオライト」でテスト)

[ボーカル傾向]:低域に濃さがあるので、男声ボーカルは意外と濃いめでしっかり聴ける。むしろ高域が少し暗く、明るい女声ボーカル曲では少し重たさを感じるかも知れない。全体的に少し太め。

 

【4】官能性「重厚でややどっしりしたドンシャリ」

DOES「曇天」

【ONKYO GRANBEATで鑑賞】低域は意外と明るめで黒く渋い感じというよりは、ややポジティブな色合いを持っているが、ドラムにパンチ力がしっかりあって、ベースも分離されてしっかり聞こえるので、組み立てはしっかり。ボーカル周りに楽器がかなり近づいて聞こえるので、とくにサビでボーカルが少し埋もれる感じがあるが、基本的にフォーカスは悪くない。ギターの黒みのあるエッジを丁寧に聞かせてくれるので、基本的にこういう曲には説得力がある。

 


曇天

 

シギ「輝いた」

【ONKYO GRANBEATで鑑賞】「曇天」と案外変わらないバランスだと思ったんだけど、この曲はどうも中高域あたりの発色が足りないのか、もっさりして感じられた。「あれ、これこんな重めの曲だったっけ?」と思ってNT01AXで聞き直してみたけど、そっちだとちゃんとサビで伸びてる。やっぱりギターのディストーションとかピアノの光沢とかが足りなくて、下に寄りすぎているような聞こえ方になっているようだ。全体としては重厚で悪くない気もするけど、サビでの明るさと開放感が足りなくて、少しもさっとしてしまっているところがある。

 


輝いた

 

 Void_Chords feat. LIO「FLARE」

【Hiby R6 Proで鑑賞】どちらかというと低域に重みを付けて聞かせる感じになり、高域方向の華やかさはかなり抑えられているので、少し熱気のある若干もっさりした感じに聴かせる。中低域のパンチが利いていて、床面は決まっていてかなり満足できるけど、それでも少し派手さに欠けて開放感や躍動感に物足りなさがあり、暗い印象が強いかも知れない。渋い感じでかっこよくはある。

 


TVアニメ『ありふれた職業で世界最強』OP主題歌「FLARE」

 

angela「ANGEL」


【Hiby R6 Proで鑑賞】この曲はかなり迫力を出し、照準も適切で一番良いところに陣取って聞かせてくれている感じがある。全体的に少し黒みの強い中域と、パンチの乗った中低域がこの曲の圧倒的世界観で頭を囲い込むように、没入させて聞かせてくれる。

 


ANGEL/遠くまで

 

【5】総評「充分に密度感があり重厚なサウンドと安定感のある通信品質。ロックにおすすめ」

 T5のパワーアップ版なので、結論もT5と変わらない。QCC3020を搭載して通信品質的にはかなり安定が見られるし、バッテリー的にも1日充分使える使用時間を実現し、音質的にも10000円台機種にも引けを取らないとなれば、まあコスパは良いとしかいいようがない。高域の明るさが足りない感じはあるので、明るいアニソンなんかは少し抜けが足りない感じがあるけど、JAZZや重厚系のロックなんかは逆にしっかり聴ける印象。アニソン・EDM的な音作りのAVIOT TE-D01dやgに比べて、よりロックしてるイヤホンなので、ロックやJAZZ好きなら個人的にはこっちをおすすめする。

 

Mpow M5

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*1:おすすめ度とは、あくまで主観的に「ここが面白い!ここが味わい深い!」と思ったポイントです。たとえば低域が「5」だからといって低音が支配的で低域重視で鳴りますというわけではなく、「低域の表現が丁寧でうまいなぁ」とか「これはちょっと他では味わえないかも」といった特徴的な音、魅力的な音がポイント高めになります。そのイヤホンの販売価格帯も考慮した主観的な評価です。