M-SOUNDS 完全ワイヤレスイヤフォン MS-TW11シリーズ Cobalt Blue MS-TW11BL
こんな人におすすめ
- EDMやボカロ曲が好き
- モニター的で緻密なサウンドを楽しみたい
- コントラストの高いサウンドを楽しみたい
- 連続再生時間にこだわる
- aptX対応の機種が欲しい
- コンパクトで上質なデザインのイヤホンが欲しい
M-SOUNDS MS-TW11の概要
「アウトラインレビュー」は製品の概要を簡潔に紹介するレビューシリーズです。今回取り上げる製品は「M-SOUNDS MS-TW11」です。
M-SOUNDS MS-TW11の完全なレビューはこちらにあります。
基本スペック
- 連続/最大再生時間:11h/30h
- 防水性能:IP54
- 対応コーデック:aptX/AAC/SBC
- 技適番号:204-B00312
M-SOUNDSについて
M-SOUNDSは株式会社エム・エス・シー(メディア・セル・コーポレーション)の音響ブランドで、完全ワイヤレスイヤホンを出している日本企業としては実は老舗です。エム・エス・シーと聞いて「どこ?」と思う人でも、スイスの大手PC周辺機器メーカーLogitechの製品を「ロジクール」ブランドで国内展開していると言えば、かなり親近感が湧くのではないでしょうか。
M-SOUNDSのMはMirai(ミライ)を表し新しいミライのミュージックライフを提供するブランドです。「音楽をより快適に、 より身近に」をコンセプトとし、音だけでなく使い勝手の部分にもこだわった製品を提供します。
audio-sound @ hatenaはこの機種を「audio-sound @ hatena Highly Recommended」として、大多数の人にとって満足度が高いオーディオ製品であると推奨します。
M-SOUNDS MS-TW11の特徴
スリムボディに表現豊かな低音をプラス
連続11時間再生のスタミナモデル
日本のユーザーの嗜好やニーズに応えるため「MS-TW11」シリーズは、デザインや音質チューニング、アフターサポートに至るまで、日本人のデザイナー・エンジニアらの手によって行われています。
存在感のある低音。最大ボリュームを10dBアップ
コンパクトなイヤホン&充電ケース
高性能SoCと高感度アンテナ搭載
2種類のイヤーピース付属
- ショートタイプ
芯材に硬度の異なる二層シリコンを採用する「dual-core」仕様。ノイズレスでクリアな音質を実現します。 - ロングタイプ
ショートタイプより長い芯材を採用。芯部分が耳の奥までしっかりと入るので装着感と遮音性能に優れています。
ワイドイヤーピースホール採用
パッケージ
M-SOUNDS MS-TW11のパッケージは決して豪華ではありませんが、機能的でPC周辺機器のようなパッケージに入っています。
付属品も個別にわかりやすく袋分けされており、製品が輸送や販売店での展示で痛まないよう適切に梱包されています。PC周辺機器の取り扱いに長けたブランドらしい心配りの効いたデザインになっています。
ビルドクオリティ
ビルドクオリティはなかなか良好です。充電ケースの蓋もぐらぐらしません。全体的に高級感が感じられ、おしゃれです。
手触りは滑らかでポケットから取り出すのもスムーズでしょう。
装着感
耳が小さい人でも問題なく装着できそうです。収まりもよいでしょう。
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ベストセラーモデルがさらに進化
⼈気モデル「Soundcore Liberty Air 2」の音質・機能性をさらにアップグレードした上位モデル。Anker独自の「ウルトラノイズキャンセリング」を搭載。イヤホンの外側と内側に配置した2つのマイクで周囲の音を検知し雑音を除去することで、聴きたい音楽をクリアに届けます。また、あなたが今いる環境をアプリ上で選ぶだけで、そのシーンに最適なノイズキャンセリングを起動させることができます。
HearID 2.0
従来のHearing Profileの自動作成に加えて、ロックやポップ等の音楽ジャンルを掛け合わせて設定することが可能になり、より自分の好みにあったサウンドをお楽しみいただけます。
外音取り込み機能
音楽を聴いていても、イヤホンを付けたまま会話や公共施設のアナウンス等の外音を取り込んで聴くことがきます。(※本機能はアプリでの設定が必要です)
直感的なタッチ操作
イヤホンのタッチパッドを操作するだけで、着信への応答や音楽の再生、停止、曲送りが可能なほか、ノイズキャンセリングや外音取り込み機能の切り替えができます。
音質
音質総評
- 原音忠実度:C+
- おすすめ度:A-
- 個人的な好み:A+
M-SOUNDS MS-TW11はMS-TW21を再構成した低域モデルのようです。もともとの素性が良いので、重低域を盛ったバランスのMS-TW11もわりとバランスが良く聞こえます。
高いコントラスト感が期待できるので、とくに色づきを重視するリスナーにとって、価格以上の価値が如実に味わえるでしょう。
個人的にはEDMを楽しむのに最適なように思えますが、低域のピークが少し高いので、本当の低域の底が味わえるというイヤホンではありません。この点はSOUNDPEATS T2が勝ります。
音質的な特徴
美点
- 低域ジャンキーをかなり満足させる重低音
- コントラスト感が高い
- ディテールとグルーヴのある高域
- 比較的バランスが良い
- 比較的良好なボーカルフォーカス
- 良好なステージング
- 重厚で安定感のあるサウンド
- 映像観賞に向く
欠点
- 人によって強すぎる低域
- 存在感のわりに深くない低域
総評
M-SOUNDS MS-TW11は黒みのある重低域により音楽全体に引き締まった高いコントラストをもたらしてくれるイヤホンです。それはより深いローエンドのランブルやサンプを強く引き出しすぎないので、重度の低域ジャンキー向きではありませんが、それ以外の多くの人にとってうるさすぎない低域バランスを保っており、比較的万人向きです。競合相手としてはSONY WF-XB700が想定されますが、ライバルよりメリハリの効いたサウンドが期待でき、価格も安く手に入るため、WF-XB700を検討している場合は、MS-TW11も聴いてみることをお勧めします。
M-SOUNDS 完全ワイヤレスイヤフォン MS-TW11シリーズ Cobalt Blue MS-TW11BL
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