完全ワイヤレスイヤホンに高音質時代をもたらした伝説的機種がまた生まれ変わって帰ってきました。「SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3 (MTW3)」が正式発表されました。5/20発売予定です。
この記事では大注目のMTW3の海外レビューをまとめて紹介します。
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3の特徴
- 【aptX-Adaptive でサウンドをさらに贅沢に】
96/24bitのハイレゾ音源対応で、さらなる高い次元の音質を実現。
一つ一つの音がよりしっかりとした輪郭を描き、レンジも広がりゼンハイザーのサウンドがもう一段階上へ。さらに低遅延、人混みなどで音が途切れてしまうようなストレスからも解放。シンプルに贅沢にハイレゾ相当のサウンドであらゆる音に浸ることができます。 - 【静寂のコントロールはおまかせ】
周囲の騒音レベルに合わせてノイズキャンセルの度合いを自動で調整するアダプティブノイズキャンセリングとハイブリッド型のノイキャンで確かな効果を発揮し、さらに便利に。
DSPチップ(NC制御+DAC機能)と、ゼンハイザー独自のアルゴリズム、自社開発の超高性能トランスデューサーにより上質な音質とノイズキャンセリングの融合を達成。
確かな効果とともに、音質を活かすためのゼンハイザーのノイズキャンセリングでもう一段上のリスニング体験をお届けします。 - 【外の世界とつながる外音取り込みモード】
周囲の音を取り込むレベルをSmart Control(スマートコントロール)アプリで好みに合わせて調節可能。駅で、カフェで、コンビニで、日常の中のあらゆるちょっとした瞬間にイヤホンを外す必要はありません。指一本の操作で瞬時に外界とつながることができます。 - 【届ける音も高いクオリティ:通話音声】
一つのイヤホンに3基のマイク、合計6基を搭載。2基(左右合わせて4基)のビームフォーミングマイクにより自身の声を集音し、さらにノズル内に設置したイヤーチャンネルマイクで低域を拾い、耳管や骨を通して体の中で響く音を集音。これにより、周囲の騒音が大きくても自身の声に焦点を当て、より正確でクリアな音声を実現。
電話、オンライン会議などのあらゆる用途に、あらゆるシーンで、伝えたい声を伝えたい人に。Siri, Googleアシスタントにも指一本で瞬時につながる。 - 【先進的なミニマルデザイン】
- イヤホンは前モデルよりも16%コンパクトになり、より多くの人にフィットする心地良い装着感。
- このフィット感をさらに向上させる新採用のシリコンフィン。3サイズから選べるフィンによるグリップでしっかりとホールドし、移動から運動まであらゆるシーンの傍らに。
- イヤーピースも4サイズ
- 【上質な音のためにすべてが進化】
- IPX4の防滴仕様でちょっとした雨や汗に濡れても大丈夫。
- バッテリーライフはイヤホン単体で最大7時間、充電ケース併用で最大28時間。Qiワイヤレス充電にも対応。
- Bluetooth 5.2 Class 1出力対応、LDSアンテナ、True Wireless Mirroringも搭載で途切れにくい。人込みの中でもストレスを感じることなく音楽を堪能。
- 長時間通話に重宝する片耳使い。片方を使いながらもう片方は充電できるから、バッテリー効率も抜群。
Inspired by music 「一度聴いたら、もう戻れない」
MTW3が実現したのはワイヤレスイヤホンの常識を超える高音質。そのサウンドは、マイクからイヤホン・ヘッドホンの音の全てを知り尽くしたブランドの積み重ねてきた歴史とノウハウ、そして技術の賜物です。ワイヤレスイヤホンの新たなスタンダードを打ち立てたと数多くの評価を受けた傑作である前モデルを再定義し、そして進化させてMOMENTUM True Wireless 3が登場します。
2022 Red Dotデザイン賞受賞 先進的でミニマルなデザイン
SENNHEISER Momentum True Wireless 3は前モデル同様のファブリックなデザインを継承しつつ、CXなどで実現したコンパクトボディを継承してリデザインされています。MTWシリーズはその音質が評価される一方、装着感に不満を覚えるユーザーがいましたが、SENNHEISERは最近のモデルで実現した快適な装着性をこのフラッグシップに導入しました。
MTW3のイヤホンは前モデルよりも16%コンパクトになり、より多くの人にフィットする心地良い装着感を実現しています。このフィット感をさらに向上させる新採用のシリコンフィンにも注目してください。3サイズから選べるフィンによるグリップでしっかりとホールドし、移動から運動まであらゆるシーンに対応します。イヤーピースも4サイズ用意されています。
海外レビューの紹介
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全体として、発売時にマルチポイントBluetoothが搭載されていないことを除けば、特に大きな不満はありません。CX Plus True Wirelessの方が安価なので、音質が大きく向上しているとは思えませんが、Sennheiser Momentum True Wireless 3のデザインの方がスマートでコンパクトなので、より多くの耳に快適にフィットするイヤホンであるはずです。ゼンハイザーのイヤホンは、通話にも適しており、ノイズキャンセリングも優れているようです。
やはり、かなり高価です。しかし、iOSとAndroidの両方のユーザーにとって優れたイヤホンであり、ファームウェアのアップグレードで少し改善されることを期待します。この価格帯のプレミアムイヤホンには、200ドルのBeats Fit Proをはじめ、印象的なサウンドと優れた性能を備えたものがいくつかあります。そして、今年の後半には、サウンドをアップグレードした新しいAirPods Pro 2が登場するかもしれません。しかし、現時点では、私のお気に入りの新しいイヤホンの1つであることは間違いなく、特に価格が少し下がるのを見たら、強く検討する価値があるものです。
長所:
- 優れたサウンド
- 少し小さく、より洗練されたデザイン
- ノイズキャンセリング性能と音声通話性能を向上
- ゴム製の小さなフィンがしっかりフィットします。
- ワイヤレス充電ケース
短所:
- Bluetoothのマルチポイントペアリングは発売当初は未対応
- 耳の小さい方には合わない場合があります
https://www.cnet.com/tech/mobile/sennheiser-momentum-true-wireless-3-review/
Sennheiserの249ドルのMomentum TrueWireless 3イヤホンは、ほとんどの機能を正しく備えています。使いやすく、優れたオーディオを生成し、確実なアクティブノイズキャンセルを実現します。 ただし、最高の音質とノイズキャンセルを実現するために、引き続き279ドルのSony WF-1000XM4をお勧めします。 そして、最も深い低域をキャンセルすることに関しては、279ドルのBose QuietComfort Eabudsを打ち負かすことはできません。 一方、支出を抑えたい場合は、199ドルのJabra Elite 7 Proと179ドルのJabra Elite 7 Activeが強力なオプションであり、完全防水設計も備えています。 しかし、Momentum True Wireless 3に関する何かが、これらの他のどのイヤホンよりも魅力的である場合、失望することはありません。
長所:
- 豊かな低音と緻密な高音による優れたオーディオ性能
- アクティブノイズキャンセリング機能
- アプリでEQの調整、コントロールのカスタマイズが可能
- ワイヤレス充電に対応したケース
短所:
- デフォルトのサウンドシグネチャーが複雑
- EQの設定に制限がある
https://www.pcmag.com/reviews/sennheiser-momentum-true-wireless-3
Sennheiser Momentum TrueWireless 3は、第2世代のイヤホンで気に入った点をすべて維持しながら、多くの貴重な改善を加えています。 そして今ではより手頃な価格になっています。 苦手なところはどこでしょう?
純粋な音質という点では、Master&Dynamic MW08をお勧めします。これは、わずかにリッチで豊かな音色ですが、一般的に、Momentum TrueWireless3は最高のパフォーマンスを発揮します。
より良いANCと外音取り込み機能をお探しの場合は、Sony WF-1000XM4またはBose QuietComfort EarBudsをお勧めします。
また、通話品質が非常に重要な場合、Jabra Elite 7 Proが素晴らしく、MTW3では不可能なBluetoothマルチポイントを介してコンピューターと電話に同時に接続できます。
長所:
- 素晴らしいサウンド
- 快適で安全なフィット
- ワイヤレス充電
- 装着感検出センサー
- カスタマイズ可能なコントロール
- IPX4耐水性
短所:
- Bluetoothマルチポイントなし
- 通話のサイドトーン/透明性はありません
- ANCはあまり効果的ではありません
- 平凡な通話品質
https://www.digitaltrends.com/home-theater/sennheiser-momentum-true-wireless-3-review/
まとめ
SENNHEISER MOMENTUM True Wireless 3はMTWシリーズの順当な進化として受け止められているようです。少なくとも音質面では多くのレビューがそれを称賛しています。また装着感の改善効果は大きいでしょう。
一方で、アクティブノイズキャンセリングの性能やアプリの使い勝手は前世代からイマイチとの評価でしたが、今回も同様の評価が多いようです。そして、マルチポイントに対応していないのは、やはりこの価格帯のイヤホンとしては少し残念でしょう。
また為替による海外との価格感覚の差を考える必要があります。海外ではSONY WF-1000XM4とほぼ同じ価格の製品ですが、国内価格は1万円ほど高い値段になります。ここまで差があるとコスパの点で厳しく思えてきます。日本ではJabraのElite 7シリーズなどがかなり安く手に入ることを考えると、競合に対して価格面で劣勢であることは否めないでしょう。つまり海外のレビューは日本よりも相対的に安めの価格でのものですが、それでもずば抜けた評価がないという点には留意が必要かもしれません。
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